幕のリアさんの映画レビュー・感想・評価

幕のリア

幕のリア

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.8

完全無欠のスコアと様々な人生が交差する脚本。
夏の陽光が燦々と照りつける屋外ロケでのミュージカルシーンは全て至極。
観るならスクリーンとこれまで未見で取っておいた価値があった。

さり気ない人生の悲哀
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.8

人生はいつも雨降り。
雨傘ではしのぎきれない土砂降りもあり得る。
それでも人生はいつもカラフル。
悲嘆にくれず、過去に縛られ過ぎず、ささやかな幸せを噛み締めよう。

過去と未来を思い、エンドルールで思
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.8

夏帆目当てでじっくり見たいのに、早速渡辺大知がノイズになって困る。

ロードムービー、つったら聞こえはいいが、主演二人にカメラ持たせて、旅バラエティ撮らせた方が百倍面白そうとも思うが、人生見つめ直し物
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.7

序盤の不穏バイブスから練られた脚本の妙に移行。
ただ、殺す側の描き方が甘いのとヘレン・ハントがどうにも。

〜〜

今日の一曲

原題は"I See You"

The Byrds - I See
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.1

新撰組作品は小説から映像作品まで大体網羅している。
"関ヶ原"ではうまくいかなかった事が巧みにEDITされていたとは思う。
原田眞人らしいトンチキ演出はメンヘラ慶喜くらいでキャスティングがハマってない
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オールド(2021年製作の映画)

2.7

ビーチで異変。
"LOST"を思い出させるバイブスは序盤のワクワクはあるものの、群像劇として深く掘り下げられるべきプロットはテレビドラマ向きか。
日系の登場人物は確か”LOST”でも見た顔だが、そこは
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トップガン(1986年製作の映画)

3.4

MIまでトムクルーズが苦手で「ハスラー2」以外全てスルーしていた。
本作も過去何度かレンタルやテレビ放映にトライするもまともに完走したことは一度も無し。

マーベリックの後に見てみれば、36年かけた前
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

カーボーイのプライドとロマン。

前作未だに完走したことないってのに、なんやこれ、最高。

見終えて数時間経って一番良かったシーンは、ビーチアメフトを笑顔で見つめるトム。
あそこに世界中がかつて憧れた
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あばよダチ公(1974年製作の映画)

3.0

浦安駅に降り立つ優作。
「すっかり変わっちまったぜ」
ニ年ほど住んでたこともあるので、わが意を得たり。
真夏だというのにモヘア混片畦編みタートルニットで汗だくで実家に戻る優作。
ムショ帰りだから季節外
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.0

PS発売当初、"アクアノートの休日"にハマった。
当時特にクリア概念やイベントの無い自由なゲームは画期的で自由に海中を回遊しながら様々なサウンドを集めて音楽作成も出来た。

この監督がこのゲームを知っ
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整形水(2020年製作の映画)

2.4

ホラーアニメなのにCGというのは致命的で見せるべきおどろおどろしさが不足。
と言いつつ、藤子Aやハッピーピープルからいつの時代も絶えないこの手の下卑た話はついつい面白がってしまうし、コントラストの効い
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地獄(1999年製作の映画)

3.0

「狗王」、「トップガン」をスルーして、リニューアルした新文芸坐へのご祝儀として"丹波哲郎生誕百年祭"へ。
同時上映の「ポルノ時代劇忘八武士道」目当てのつもりが前に見ていた事をすっかり失念。
中川信夫版
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ロッキーVI(1986年製作の映画)

2.0

カウリスマキのパロディというには素人映画並みのしようもなさ。

〜〜

今日の一曲

ロッキー役がジム・カー似
80年代の英国ミュージシャンはジャケットの袖をまくりがち

Simple Minds -
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黒線地帯(1960年製作の映画)

3.0

地下に潜った売春組織が麻薬と結びつき暴力で女を縛る様相を黒線と呼んでいるが造語かな。

この時代にはまだ石井輝男節とも言えるトンチキ要素やエログロ要素は見当たらず、ヒップなヌーベルヴァーグ的クライムサ
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さがす(2022年製作の映画)

3.2

丁寧なロケハン、美しい撮影、伊東蒼の完全無欠の演技力。

メジャー商業作故に、どうしてもイヤミスの枠に収まるオリジナル脚本は好みでは無いし、どうにも合点がいかないことは多いが、エンディングは色んな種明
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

キャリーマリガンの夜の薄汚さと昼の可愛らしさのギャップが凄まじい。
特に昼のワードローブは目に鮮やか。
花柄のニットとかオリジナルなんだろうか。

終盤に見たいホッと一息つくシークエンスが中盤に来ちゃ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.6

久しぶりの鑑賞。

微笑みデブ暴走まで約45分息つく暇無し。

後半ベトナムパートはほぼ記憶に無く蛇足のようにも思える。
戦場の苛烈な日常はキューブリックをしてもドラマ性を加味することから逃れられなか
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

ひっさしぶりに見てみたら、記憶以上に全編最高なんだが、すっかり忘れていた最後の晩餐で昇天。
夢オチにしては不穏を煽るヘリの音に痺れた。

映画では本作が優作ベストアクトだと再認識。
糞垂れ流し事件の話
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日本統一45(2021年製作の映画)

3.0

寺田農、川野太郎、極楽山本、そんな初登場脇役はどうでもよろし。
いや宮地真緒は感慨深いか。
そんなことより、初期統一名脇役の一人、斉藤の出所に歓喜。

本作は再び広島のいざこざ勃発。
関東での権謀術数
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

キリ番2100レビューは、
故郷京都への出張ついでに中高当時よく通った新京極三条下ル元SY松竹で中高の旧友と「シン・ウルトラマン」とイベ性てんこ盛りにしてみました。

結果、1/3は寝てた。
序盤のウ
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乱世備忘 僕らの雨傘運動(2016年製作の映画)

3.0

正しい未来のための備忘録となるはずだったろう雨傘運動の映像記録。

コロナ禍を境として、香港的民主自治へ軌道修正させる流れは完全に霧散した。
本国では、今更のタイミングでロックダウンを断行し、当局は市
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市民K(2019年製作の映画)

3.1

ソビエト連邦崩壊からロシア式資本主義の稚拙な勃興とオリガルヒの台頭。
恣意的な見せ方とは言え、プーチンが着実に権力を磨く中で、この変化と堕落を苦々しく見ていたのは間違いない。

オリガルヒの雄ホドルコ
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オリバー・ストーン オン プーチン(2017年製作の映画)

4.0

ゼレンスキーのアジテーションよりも遥かに聡明で理知的なウラジミール・プーチンの弁と表情に驚かされる。
オリバーストーンの追求を軽くいなし、自論を無理なく展開する様に呆気に取られるが、映像化の条件として
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.3

家族の通訳として生きる。
彼女は、翻訳だけでない他者の感情をも揺さぶる表現手段を天賦の才としていて宿していた。
その才は、その環境ゆえ自ら認識することはなかったが、ひとたび認識されればより外に向けて発
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

個人的には最近地雷でしかないA24だが、マイク・ミルズとあらば観るしかない。

子供に向けたインタビュー。
あにはからんや。
彼らの言葉は、雄弁に的確に、現在に未来に向けられる。
こんな時代だから〜
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アメリカが最も恐れた男 "プーチン"(2018年製作の映画)

3.1

KGBで諜報員としてのキャリアを順調に積んでいたわけではなかった。
37歳当時、ベリリンの壁が崩れる中、東ドイツで社会主義崩壊の危機にさらされ、更にゴルバチョフのペレストロイカで、公安官僚としての職を
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

2.8

現在の業務でSDGs的、ホワイト労務管理的な建前を前提に、昨今の世界的な燃料高や円安から来る猛烈なコスト高に唯一対抗し得るスキームを成功させるべく、同業競合他社との話し合いを半年ほど前から始め、いよい>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

4.8

リアルタイムスクリーン以来の心臓急停止。
昨年公開のリマスター版でスクリーンで再会としなかったのは、かなりの後悔。

まずキャノンフイルムズ作品だった事に驚く。
ダイナーの女の子が、リッジモンドハイの
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.0

ホーガン、MR.T、かつての盟友アポロとの新ユニット。

400万ドルを稼いだという第一回レッスルマニアよりも以前に撮られた本作。
オールスター興行をスクリーンで演出したスタローンの先見の明を見るよう
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超擬態人間(2018年製作の映画)

2.4

世界三大ファンタスティック映画祭の1つ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭アジア部門において、日本人初のグランプリを受賞。
らしい。
伊藤晴雨を使い縦書き横スクロールのエンドロールで盛り返した感
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ジュニア(2011年製作の映画)

3.1

先日TITANEを見てジュリア・デュクルノー監督の初期短編を。
ジュニアこと主演の女の子の目と眉に既視感あり。
RAWの主演の子でした。

初期作品から基本プロットはなんも変わってないことに良い意味で
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

幼き頃に受けたチタンのイニシエーション。
"RAW"から変わらぬメタモルフォーゼがテーマと思いきや‥
鉄男ならぬ鉄娘か、ビデオドロームならぬモータードロームか。
そんな想像がシーンごとに裏切られる先の
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コントロール(2007年製作の映画)

4.0

本作監督アントン・コービンがオランダのロックフォトグラファーなんだとは知らなかった。
調べてみたら見覚えのあるフォトグラフが多数。

長らく見たかった作品であり、ジャケットから中身を想像することは出来
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ホワイト・ストーム(2019年製作の映画)

2.9

奇才ハーマンヤオの新作、アマプラで発見。
これは有難い。
吹替版をクリックしたものの違和感拭えず広東語版で再スタート。

麻薬は、なんのメタファーか。
麻薬問題に対峙するフィリピンまで、わざわざ出して
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義兄弟(2021年製作の映画)

1.3

日本統一の流れでアマプラに推薦された本作。
舞台は統一の流れなのか、横浜。

横浜のスカイスパは好きなサウナ施設の一つ。
バスターミナルYCATが乗り入れするビルの上階にある。
気合いの入ったアウフグ
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日本統一44(2021年製作の映画)

2.5

前作から実に半年ぶりの無料開放。
いつも以上に丁寧な6分にも及ぶこれまでの粗筋紹介がありがたい。

前作に引き続き、敵対する組織に属するツレ三人の青い話は下らないし、氷室と田村の下は山崎JR以外ショボ
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