自ら進んで監獄への出戻りを繰り返している姉御肌な女囚(アンナ・マニャーニ)が監獄内ですら孤独を感じはじめるネオリアリズモ。街にでても孤独であり、監獄に戻っても孤独という逃げ場のないオチにも絶望。子供を>>続きを読む
終盤のキメセク描写が怖すぎる。ドラッグの経験がある当事者が撮ってると思うと更にゾッとする…
保守派がリベラルを恐れて発砲するラストが切ねえ…『アウト・オブ・ブルー』にも当てはまるがトラックが不吉や死>>続きを読む
イタリア公開版,DC版,フランス公開版を鑑賞。
フランス版は『美女と野獣』的なオチに帰結する。夫の職場に現れる妻と子供のショットにウルッときた…。夫婦一緒のベッドで寝るとこのラブコメ加減はエレイン・メ>>続きを読む
なんてチャーミングで汚れのない映画なんだ…。人見知りながらもお互いの読んでいる本を盗み見る1カットの微笑ましさよ
薬を取りに教会から山小屋への往復をわざわざ撮る姿勢にもグッとくる
ロベルト・セヴェー>>続きを読む
ジブラルタルに生息する霊長類同士の争いを収めたドキュメンタリー。
編集がめちゃくちゃうますぎてドキュメンタリーの枠を飛び出して劇映画になってて笑ってしまう(編集:ニーナ・ラック)
冒頭の徐々に揺れる>>続きを読む
殺人マシーン発明家の少年と黒人ヌンチャク使いの女が仲間になるところ激アツ!3人が横並びで車に乗るカットにもほっこり
シリーズを追うごとにB級感が増して面白くなってる気がする…
終盤のアクションのアイデアなどは面白かったが…前半が怠すぎる
これも90分以内に収められそうな映画だった。東映まんが祭り的な映画になってほしかったなー
映画としての区切り所もふわふわしてる。擬似家族が>>続きを読む
精二がCGアニメ監督として開花した傑作
このレビューはネタバレを含みます
仕事欲しさに机の上でタップダンスをするウーゴ・トニャッツィの滑稽さに泣ける。トニャッツィの主観カットを挟むあたり抜け目ない。
庶民の男からはチヤホヤされるが芸能界では見向きもされないステファニア・サ>>続きを読む
つくづくアララギくんは少年漫画の主人公だな…
羽川とススキ畑で語らうシーンが映画用にブラッシュアップされていたのは嬉しい。
映画化に際しての良改変だなぁと思ったのは、冷血編ではラストバトルに挿入され>>続きを読む
極限状態のなかで夫婦間に亀裂が入る展開はあれど、女性同士には目立った確執が生まれたりはしないのかとガッカリしてしまった。ただ馬車大破するところはめちゃ良かった
あとは言葉の通じないネイティブアメリカ>>続きを読む
おっさん2人からは出し辛い役者の身体性を犬に背負わせている。おっさん2人のローキーな会話を邪魔せず、犬がまったく吠えない貢献っぷりも良い。
車からひょっこり顔を出す芝居もかわいい。
綺麗な放射線を描>>続きを読む
1作目に比べてだいぶ分かりやすいホラー映画になってて良き。
開始5分で窓ガラスをぶち破り家を爆破し、その5分後にホームセンターで新武器の開発するダイジェスト感にアガる。
シルバー・スフィアのトンデモ>>続きを読む
if世界線のパートが異様にうまかった。作監力を感じる
咲太が消灯する学校を見守るショットが青ブタ映画シリーズで1番痺れる。ごく普遍的であたりまえな光景を劇的に撮れるかが映画の醍醐味
続編予告の映像が>>続きを読む
結構流れの早い川の飛び石を笠智衆が渡るシーンの異様さに震える。子供二人組は「おじさんがんばれ!」としか言わなし、途中リタイアしてからは田中絹代がおんぶして残りを渡り切る。ここでも子供は「おばさんがんば>>続きを読む
ラストで花井蘭子が母親と再会し、言葉を交わさずに去るところが良い。人力車に乗る花井蘭子の表情をこれでもかというくらい見せまくる。そして最後はうっすらと笑みを浮かべて幕を閉じる。
ラストカットは移動撮>>続きを読む
活弁や演奏なしの上映で見たがそれでも傑作。洗練されたショットの連続に唸る
特に終盤の大島の港ではアイレベルを高く設定し、海や船に焦点をあてていたのが印象的だった
原作通りかは知らないが、終始口にもの>>続きを読む
役者に対してトラックアップをしたかと思えば字幕にもトラックアップする激情っぷり
電話番号を書いた紙をなくして映画館の前で待ち続けるユッシ・バタネンが健気だし、犬と戯れてるときは満面の笑顔を浮かべるアルマ・ポウスティに萌える
ラストでユッシとアルマが同じ青い上着を羽織って歩く姿に>>続きを読む
ダン・デュリエが改心する描写(とまではいかなくとも心が揺れる瞬間)がキチンと描かれていないのが不満だが名作
ラストの階段落ちが見事!
頑固な親父が序盤でバースデーソング歌いながらケーキもってくるところで不覚にも泣きそうになった。
室内で揉み合いになった際、卓上のランプが唐突に点く大胆さにも唸る。若手ならではの力技って感じがする
誕>>続きを読む
ラストのシャッター切るところは流石にあざとすぎて笑ってしまった
車の爆発を撮るショットでカットを割らずに合成で乗り切る剛腕さには唸った。
シナリオ(というよりプロットか?)は実に見事である
幼少期の光源氏が下手へ走るカットの桜吹雪がとにかくよかった。ラストの吹雪もだけど撮影台での撮影は、文字通り本物を映し出しフィルムに焼き付ける
演出は意味不明
基本的に80年代のトレンディ×実験映像なので退屈させられるが、ラストの主観バイクシーンは最強。あのシーンがフェリーニの『悪魔の首飾り』なのは誰の目にも明らかだが、終盤には色をも置き去りにする手法には脱>>続きを読む
最初の30分はゲロ吐きそうなほどつまらなかったけど、ライブ始まってからラストまでは最高の時間だった…
黒人ブルース歌手の歌う「hoochie coochie man」を次々にカバーしていく白人歌手が>>続きを読む
役になりきれずとも演じ続けるというテーマにはかなりグッときたが、それ以外はとことんハマらず…
美術が全カット最強なのは今更語るまでもないが、作画的にはベッドに運ばれた兵藤まこが根津甚八の服を掴み、その手をゆっくりと解くカットがあまりにも良すぎる。演出に呼応するかのような繊細な芝居に涙
卵とい>>続きを読む
暗殺部隊の指をテープで自身の指に移植するデタラメさがB級感満載で楽しい。アクションだけでなく、死んでいった姉妹の関係とか性癖が徐々に紐解かれる。
現代の技術だけに頼らず、役者の演技力もフル活用しまくっ>>続きを読む
パニック映画も許されるクレしん映画の懐の深さ
アメリカンホラーに振り切れてなくて残念。バカ映画度も『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』に軍配があがる
どちらも電車の車内から物語がはじまるのは熱い