放課後の女子中学生さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.5

風車が立ち並ぶ中でヘリ同士がバトルする発想に感服
前半の良さばかりが目立つ印象

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

2.6

スローモーションは説明的・誇張的な演出なのでカー&バイクアクション(特に爆発するところ)やラストの銃を蹴り上げるところはハマってたが、それ以外は全て失敗していた。
特に室内の乱戦ガンアクションの醍醐味
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ペンデュラム/悪魔のふりこ(1991年製作の映画)

3.0

スチュアート・ゴードンにしてはおふざけなしの真面目な映画だったような気もする。殺陣のゆるさはご愛嬌

ちんぽ勃たないのを魔女の妖術のせいにする大審問クズすぎて笑った。性欲に真っ直ぐなキャラが物語を掻き
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ジャックポット(1974年製作の映画)

3.0

ギャンブルに大勝ちしたあとの夢から醒めたような消失感が切ない

カップルズ(1996年製作の映画)

4.5

【キスは不吉】というジンクスを吹き飛ばすようなラストカットが最高。貪るような熱いキスに泣ける

今作の照明効果に影響を受けまくってるであろう『台北暮色』にクー・ユールンが出演するのは激アツすぎる

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.5

アルトマンお得意の(無駄に視点の多い)群像劇とサスペンスが上手く機能してて最高!
しかし、真面目にみてきた観客を嘲笑うかのように物語は収束せず拡散し続けて終わるから許せねえ…
殺人者・犯罪者は罰せられ
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キャッスル・フリーク(1995年製作の映画)

4.0

親父が怪物(なんと異母兄弟!)と屋上でチェーンデスマッチするところ激アツ!!!家族への償い方は最適解だと思うがやはり切ない…
怪物との追いかけっこシーンのさりげない恐怖演出はトビー・フーパーに匹敵する
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まーごめ180キロ(2023年製作の映画)

3.3

陰と陽(キルアとゴン)の話だった…
ドキュメンタリーとしての編集と構成が普通に見やすくて好印象。
バラエティ番組よろしく、ガヤ・ツッコミのあるドキュメンタリー映画ってのも新しい方法論で良いと思った
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海を待ちながら(2012年製作の映画)

2.9

フドイナザーロフの持ち味はシリアスの中にも芽生えるユーモアだと思ってたので、ここまでじめっとした話だと流石に辛くなってくる…。安定した画面が常時続くのがせめてもの救いか?それでも『ルナ・パパ』の車上ダ>>続きを読む

スーツ(2003年製作の映画)

3.8

夜の港で船から花火が上がるショットがベスト。『魚影の群れ』級。
フドイナザーロフは荒唐無稽でセンス系の監督と思われてそうだが、奥から手前まで船が来て花火を上げるまでを1カットで捌いているのだから知略的
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少年、機関車に乗る 2Kレストア版(1991年製作の映画)

3.5

機関車が巻き上げる砂埃や水飛沫の撮り方が秀逸。
あとは機関車が通るルートや湖などのロケーションも興味深い(煙を上げながら低い桟橋を通過するところが特に良い。機関車と民家の距離の近さ!)
ロケーション力
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ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.8

冒頭で乗り物が暴れまくる映画と思っていたら人も走る!列車から人が突き落とされるし、空から牛が降ってくるし、最後は空を飛ぶ痛快さ!サイコー

悪い冗談のような話のラストが神話的になると文句つけられなくて
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コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って 4Kレストア版(1993年製作の映画)

4.5

これがフドイナザーロフのベストかな?戦時下というシリアスな世界で芽生える小さな笑いの数々に眼福。
空中に浮かぶゴンドラ内だけは不可侵領域として機能している映画。ゴンドラ内でのビール強奪シーンもいいが、
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.0

五条悟並の味方チートキャラが実はメンタル最弱みたいな展開すきすぎる

陽炎座(1981年製作の映画)

3.0

陽炎座崩壊のスローモーションがヤバすぎる。女の魂が溢れ出るとこも最高。「男の魂はいらぬ!」

それにしてもこの時期の清順はつくづく肌に合わないなぁ…

怪物(2023年製作の映画)

3.0

小学生と学校側に貶められ散々な目に遭う瑛太がかわいそすぎて泣いた

三幕構成はふつーに失敗してるのが悲しい。同じシーンを別角度で3回見せられるのは苦痛
黒川想矢の隣の席の女の子がBLマンガ読んでるのは
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ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

4.5

異常なまでに面白い…走行するトラックの下にしがみつくカートラッセル!
迫り来るトラックの恐怖を克明に撮り続け、ラストはキチンと高所から落とす丁寧さ。しかもキャスリーン・クインランの手で落として死体蹴り
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

4.0

冒頭の編集のキレが良すぎて何が起きてるかわからない!

ルーニー・マーラの元へ車を走らせ後方の車からハイビームで煽られるあたりから、裏でかかっているカントリーミュージックが徐々に緊迫した音楽に侵略され
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連鎖(2018年製作の映画)

3.0

キム・デミョンの演技が良い…
父親のネグレクトを匂わせておきながら最後まで核心に触れないのは脚本としてそれで良いのか???

カットを繋ぐタイミングは上手いがスローへの切り替えはあざとすぎてキツい

贅沢は素敵だ(1952年製作の映画)

3.0

ただのラブコメではなく急に緊張感ある画が差し込まれる。作家性を楽しめる佳作

三姉妹(2020年製作の映画)

3.6

三女の家庭が可愛く見えるくらい他姉妹の家庭が絶望的。モノクロからカラーに切り替えるタイミングも良い
妻から多額の援助を受けている上に大学生の教え子と浮気した旦那が離婚を申し出る図太さには笑った

幼少
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.0

スッキリした構成で見やすかった。ニューヨークを静かな街として描いているのが面白い

退職する決意を1カットのみで体現してこそ映画だよなぁと妙に感心した

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

ヘリコプター内の格闘シーンを描いた功績はデカい。あそこまで狭い空間でのアクションはアニメならではの魅せ方ができていてカッコよかった

渋谷爆破を阻止するところはシナリオ的に地味になるのは仕方ないが、サ
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恋する幼虫(2003年製作の映画)

3.0

カット繋ぎの未熟さや不快になるショット(グロ描写のことではない)は多々あれど、不思議と尻上がりに画が良くなっていく。順撮りではないらしいので不思議だ…
特殊メイクもかなり良い。

うまく歩けない/走れ
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

TL作品みたいなロマンスになると思いきやグロ展開になっていく!!30〜40代程の女性の必死さがキツいのだが、それでも青年と過ごしてるときは若返ってるように見えるので、常に若い子と関わるのは大切なのであ>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

水が滴るガラス越しから撮られる幻想的な情事のショットがたまらぬ。ラストのシャワー越しのところも鳥肌もの。『三人の女』のときより好きかも。
『三人の女』では絶対見れないようなクローズアップ+カメラPAN
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モガンボ(1953年製作の映画)

3.5

序盤から終盤まで順調に不倫が進みまくっててビビる
クラーク・ゲイブルがグレース・ケリーを部屋まで見送ったあと、タバコを吸ってるエヴァ・ガードナーに切り返すところが最高。(雨が降ってて尚良い)
白い服を
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とつぜん!猫の国 バニパルウィット(1995年製作の映画)

4.0

大感動。人間界では坂を下り登校するシーンが目立つが、終盤はとにかく上に上にと上昇し続ける!

鉄腕ジム(1942年製作の映画)

3.8

水上のボクシングシーンがやばい。次々と水に落ちていく群衆!

ずーっと騒々しい映画なのかと思いきや、ラストの元チャンプからベルトを受け取るとこは超静謐。と思ったらまた喧嘩が勃発する。テンションの落差に
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三人の女(1977年製作の映画)

4.0

怪作。ずーっと薄気味悪い画面が続く映画。ゆるいズームイン・アウトでここまで面白いホラー映画が撮れるのか…
事故後に人格が変わってしまったシシー・スペイセクが急に色っぽい顔つきになるのが本当に不思議で、
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毎日が夏休み(1994年製作の映画)

4.0

話が死ぬほど良い…「人生は意外と何回もやり直しが効くゲームなんだ」ってセリフが響く

個人的には佐野史郎のベストアクト!ロボみたいな口調だが根底には不完全な人間臭さと愛嬌があり萌える。佐伯日菜子と自転
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ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

4.0

平然と前カットで鳴っていた音や声を次カットに継続させたり、唐突に音楽を断絶させたり音響に関してはやりたい放題だが、映像は全カットふつくしい…

所詮は人が神の親にはなれないのだけど、子どもが生まれてか
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マジェスティック(1974年製作の映画)

4.0

序盤の乱戦のカット割も見事だし、後半のカーチェイスも熱い。ブロンソンの表情が唯一崩れるのがスイカを破茶滅茶に荒らされたときなのは正直笑った

てっきりブロンソンが籠城して戦うと思いきや、いつの間にかア
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