冥土ゆきさんの映画レビュー・感想・評価

冥土ゆき

冥土ゆき

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

私は先にドラマ版だけ観てる異常者なので、映画版の要素が散りばめられているということに今更気がついた。

有能で正義感が強い女性警官、欲深い男、やべえ殺し屋、鬼のように寒いミネソタ・・・

息子の部屋の
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ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

4.0

男子と二人でレコード聴くシーンの良さ。
女子がノリノリだったのに、歌詞と自分の人生をリンクしちゃって「ん…」となってる辺りでようやく男子がイェーイ!となるとこ、可愛すぎかって。こういう時間、あったな。
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プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初っ端からバケモン家族のヒューマンドラマを見せつけられて泣けた。兄貴…!

プレデター自身が主人公で成立するのか?と疑問だったが、戦闘狂ならではの強引な展開で私もニッコリ。爆破でラスボス誘導や!は笑っ
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ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

5.0

映画館で観られて本当に良かった。100万点です。

カーチェイスが生々しくて事故シーンが痛い。銃撃もめちゃめちゃ怖い。初っ端から追われる者の最悪な気持ちを追体験できる。
大丈夫。うちらの視点はまあまあ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

問答無用の名作。

スカーレット・ヨハンソンが、自らの政治思想と母親としての自分をしっかり切り分けてジョジョへ愛情を注いでいる姿が美しい。

どうやら不死身のデブが良すぎる。うっかりが過ぎるぜ。

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Mr.ノーバディ2(2025年製作の映画)

5.0

🫰最悪ウォータースライダーに乗り遅れるな🫰

雪崩式に暴力の渦に巻き込まれるのが最高。
もちろんジジイは猛者やし、兄弟は黒人の侍だ!

ミラーハウスのシーンで「ジョンウィックみたいやな」と思ったけど、
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タグ(2018年製作の映画)

5.0

おっさん達がキャッキャしながら鬼ごっこしてるの可愛すぎる。
これが実話っていうの夢ありすぎやろ。
ラストで実在の本人映像もありでアツい。世界の優しい部分に触れられた気がする。

FARGOシーズン5で
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

1.0

マーゴットロビーのイメージビデオ。
美人だし、サイコな笑顔が最高なのはハーレクインと一緒なんだが退屈だった。

ネオンサインが映える演出はかっこいい。劇伴でもっと盛り上げてくれれば長いMVとして見れた
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M3GAN/ミーガン 2.0(2025年製作の映画)

4.0

日本版タイトル「沈黙のミーガン」で良かったやろ。

これを現代版ターミネーター!というにはアホ過ぎる。色んなオマージュ多いから結果なんも残らん気もする。

予告編で期待してたバトルシーンは最高。これを
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.5

フィリップ・ラショーはマーベルとDCが本当に好きなんだな、と分かる微笑ましいオマージュ映画。
サムライミ版のスパイディオマージュも急に捩じ込んで来るところが最高。
バットマンのヌルっとした変態感をちゃ
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シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

3.5

フィリップ・ラショーが脇役だけど、いちいち華があるから印象に残りすぎる。

こういうベッタベタな平成っぽいギャグが沁みる夜があるってことを思い出せた。

アリバイ・ドット・コム 2 ウェディング・ミッション(2023年製作の映画)

5.0

場面展開がハチャメチャだった1作目と比べると落ち着いた雰囲気。

相変わらずのピタゴラ馬鹿スイッチが面白い。結果として犬に入れ歯が嵌まるシーンは不意打ちだった。

犬に食われた金玉を大切に酒漬けにして
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

5.0

君はフランスの実写版シティハンターを覚えているだろうか?
人種と国境を乗り越えて冴羽了を完全再現して下ネタを250%にブーストしてくれた男、それが今回の主役(と脚本監督)フィリップ・ラショーだ。

"
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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

5.0

From Dusk Till Dawn(1996)を観た時、シリアスな前半パートから急にモンスターパニック映画に切り替わる展開に釘付けになった。
あの時の感情を思い出す。

青春恋愛パートの見せ方が最
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

長い!二本分?

階段から転がり落ちるシーン、ジョンの受け身が手首を痛めそうなやり方だったのが気になった。

犬を大切にするジョン好き

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

5.0

非戦闘員だと思っていた兄貴分たちが暴れるシーンで「お前も戦れるんかい!」となった。全員タフガイ!

理髪店のルイス・クーが加藤茶と山田孝之を足して2で割ったようなかっこよさ。

九龍城砦のカオスな雰囲
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

サンティーノ(今回のラスボス)の髪型は「まんが道」のテラさんに似ている。皮肉屋なところも似ている。バカー!とは怒らない。ジョンは復讐バカなのに!

噴水シーンの演出は見事。この演出にビビッと来なければ
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バレリーナ:The World of John Wick(2025年製作の映画)

5.0

アクションが凄すぎてギャグ。途中から火力上がって能力者バトルみたいになってて最高。ターン制のお皿ファイト笑った。

思ったよりジョンウィックちゃんと出てた。わざわざ大事な局面で引退したがってる狂犬を送
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

5.0

無敵なマッチョじゃないスマートなイケメンが大暴れ!なのが良いんだよな。
とにかく画が良いシーンの連続。既視感しかないプロットでもここまで面白くなるのが凄い。
最後の「ステゴロでかかってこいや!」は格闘
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愛はステロイド(2024年製作の映画)

5.0

夏の終わりには、荒々しいラブロマンスがよく似合う。
⭕️ アホ筋肉演出が多くて、結果として筋肉は"全て"を解決している。
⭕️切ないラブストーリーと筋肉をしっかり融合した手腕に拍手!
⭕️ステロイドで
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

5.0

IMAXで観られて良かった!
初っ端から、起床してすぐデイトナ24時間レース!で掴まれる。花火がブチ上がる中、荒いレースで魅せてくれるブラピがイケメンすぎ!
F1の親会社がリバティメディアになってから
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VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.5

ナウシカみたいなポスト・アポカリプス世界観を楽しめる雰囲気映画。
生体部品で作られたドローン内部、鰓みたいで気色悪すぎる。
人工人類の首筋に攻殻機動隊みたいな接続口があって、これが生殖器みたいな雰囲気
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

5.0

高校での銃乱射事件モノ。
この手のフィクションを観たことが少ないけど(gleeの校内発砲事件回くらいか)、非常に良い!
とにかくリアルな作りで、フィクションで描かれがちな"オタク系の臭み"が非常に少な
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ゲットアウトがハマらなかったからスルーしてたけど、大画面で見てビビり散らしたかった。ホラーの概念を拡大し続けるジョーダン・ピールに拍手。
TWDのスティーヴン・ユァン、相変わらずバチバチにイケメン。
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今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる(2024年製作の映画)

4.0

昔からある環境保護ムービーって道徳っぽいダサいものが多かったけど、これはスタイリッシュで皮肉が効いてる。
Amazonやらadidas等の元社員からの告発映像で、自分たちの生活に地続きの問題であると認
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

映画館で観ればよかった…と後悔する、市街戦のヒリつく緊張感。
ほぼ説明なく"世界"に叩き込まれる感じが気持ち良い。
人間の嫌〜な部分と惨いショット、それを観たくなる感じがA24。
戦場カメラマン目線だ
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

4.0

可愛いおっさん二人がワチャワチャしてるのが最高。
ロボコップとフリーザを足して2で割ったようなロボが良すぎる。
キアヌリーブスの娘がキアヌに寄せて演技してるのが完璧すぎて「血」を感じた。
死神がベース
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

5.0

ジョニーデップのお嬢様が出演している"コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団"のラストのカナダ国家パンクverがめちゃめちゃ良いので常におすすめしている。本編はマジでメチャクチャなのも良い>>続きを読む

顔を捨てた男(2023年製作の映画)

4.0

とんでもない怪作。
"御伽話っぽい道徳の教科書"みたいな話だと思ってたけど、超えてきた。
顔面コンプレックスって自らを縛る呪いなんだよ。他人からの評価って簡単にひっくり返る。
私の心の天井に空いた穴は
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.4

コメディ…なのか?!これが?!?!
初めての感情に襲われる怪死事件を巡る詰めの甘いストーリー。
この人間の嫌〜な部分にスポットライトを当てる感じがA24なんだよな。
バンドの曲が90年代ガレージロック
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スーパーマン(2025年製作の映画)

5.0

ニコラスホルトって、最後に破滅する知的な悪役が似合うんよなあ!
クリプトがやんちゃな理由まで全部回収しちゃうバケモン脚本に圧倒された!
これが2025年のスーパーマンか!ダークな感じにも振らない気持ち
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.5

アンディがブルックリン99のジェイクそのままで最高。ジェイクペラルタにまた会いたいな。
"恋はデジャヴ"みたいなロマンティックコメディのタイムループ物。突き抜けた部分はなかった。
途中で「どうせループ
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劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

5.0

初っ端からスラップベースに合わせて無限城に一緒に落ちていける。このワクワク感よ。
童磨戦のしのぶさんが泣ける。悔しい。童磨みたいな上司おったなって思い出した。

ストレンジ・ダーリン(2023年製作の映画)

4.1

ロブゾンビの映画に近い、アメリカの乾いた土埃みたいな匂いがするシリアルキラー作品。
ただ、"殺しの美しさ"みたいなものは無かったかな。

章立てで順序シャッフルする意味がある。見事に裏切られた。
(6
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

失恋した時とか、落ち込んでいるタイミングで観るとピッタリなセラピーのような作品。

台詞は少ないけど、劇伴が心象風景を語ってくれる。
心が擦れる時に出るようなストリングスの危うい和音で物語に沈み込んで
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ブリック(2025年製作の映画)

3.5

マンション版のCUBE。
謎解き要素がそこまで楽しめなかったけど、人間関係ゴタゴタの醍醐味がある!
マティアスのドイツ人らしい生真面目さとトホホ感が共存してる雰囲気好き。ギーク系にしては体格が良過ぎる
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