MaikoOhyabuさんの映画レビュー・感想・評価

MaikoOhyabu

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出来の良い映画よりも、胸をえぐられる一瞬のカットがある作品に心ひかれます

映画(376)
ドラマ(0)

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

いろいろわざとらしいし(阿部サダヲの顔汚すぎる)、出てくる人間全員クソやし、なのにやっぱり号泣してしまった。タイトルに繋がる鮮やかなラストショット。泣かせにかかるあざとさにも、喜んで乗っかれる。ふと見>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

細部までこだわりぬいた美しいセットと映像、軽やかなテンポと、そこに見え隠れする戦争の不穏な足音と人生の哀しみ。スタイルだけでない美学に感動!

メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

熱量高めで手に大汗かく作品の多いヴィルヌーヴ監督。これは深くて大きなテーマを割とさらりと描いていて、観やすい。全く未知の言語でも何かしらのとっかかりがあれば解読できることや、概念の違いを想定に入れて質>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1991年製作の映画)

3.8

最新作公開の前にデビュー作再見。かっこいいOPから、突然血まみれのティム・ロスに切り替わり、強盗の犯行時描写はゼロ。ほぼワンシチュエーションの会話劇でこれだけハラハラできるのすごい。チャプター毎に時制>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.7

地に足ついたええ話である。工場のおばちゃんや、クラブの駐車場で女の子がラップしてるのがいい!

オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)

3.4

オーシャンズ11の元ネタ、シナトラ一家総出演のスリリングで小粋な犯罪劇 なんですが
あまりのテンポ感の違いに、まるでドリフを見ているかのような(昭和)ホッコリした気持ちに。
サミー・デイヴィスjrの
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

大変期待して観たけど、最後まで全く入り込めず。違和感バリバリなのはたどたどしすぎる大阪弁だけではなく。二人の心象風景以外にリアリティは必要ないかのような震災の描写、地獄に落ちる方を選んだのに、なぜかマ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

音楽の(というかjazzの)「あの領域」の描写、最後の5分間のカタルシスが全てを吹き飛ばす。音楽って、すごいな、と素直に思った。

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.7

面白かったけど、伏線が全くなく無理矢理どんでん返しを作った感じで、フェアじゃないきがする!
とってつけたようなラブロマンスも蛇足。

緑の光線(1985年製作の映画)

3.6

こじらせ系女子の孤独感はちょっと身につまされる。めんどくさいけどキュート。いい女友達もたくさんいて、バカンスに行く余裕もあって、何が不満か、とも思うけど。偶然を必然と思いたい気持ちを小さなおまじないに>>続きを読む

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.4

退屈とまではいかないけど、使い古された議論だな、と思うけれど1992年の作品であることを考えればフランスの民度の高さに納得。と同時に7つの偶然がなければ、という寓話にもなっていて、地味ながら不思議な余>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

-

テレビ版のショートバージョンを鑑賞。評価は劇場版を観てからにしますが、すでに傑作の予感。
村上春樹らしいメタファーが随所に散りばめられていて、ファンならずともニヤリとしてしまいそう。舞台を現代の韓国に
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

映画の日に、シネコン苦手でまだ観れてなかった万引き家族を。是枝作品の子役はいつも本当に素晴らしい。 そっと寄り添う細野晴臣の音楽、安藤サクラの涙にこちらも号泣。世間のルールに当てはめた途端に儚くもバラ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

王道のおとぎ話ではあるが、ほんのりほろ苦いので嫌いではないです。踊ってはいけないゲームが楽しそう。
おわりははじまりのはじまり

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.3

三谷幸喜の笑いが合わないので、あまり乗り切れなかった。同調圧力とか、陪審員制度の危うさとか、全然おもんないわけではないのですが、、登場人物にイライラしすぎて疲れる。元ネタを観ていたらもっと違うのかもし>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.3

全編を覆い尽くす強烈な違和感とディスコミュニケーション。色彩の使い方、カメラワーク(一瞬だけ手持ちカメラになるところ!)。散りばめられたメタファー。誰かわからないほど不気味な浅野忠信。ラストシーンの並>>続きを読む

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.6

複雑で繊細な心理、人によって解釈が変わるであろうラストシーンがオゾンぽい。アルモドバルが撮ったらどうなるかな、と思ったりした。
ダサいディスコでニューハーフが歌うショーのシーンと、「わたしはカリフラワ
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.7

いい話に着地しそうでしないリアルさがよいです。ダニーの娘さんが撮ってるポルノ映画に爆笑。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.7

カーチェイスよりもザクザク人が切り刻まれるシーンの方が多いのでは。眉毛と目の動きだけで演技するゴズりんにロマンチックで賞。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

今までいろんなことがあったねの最終地点がタイトルに凝縮されているのがいい。ありがちだがアイデアの勝利。町を疾走する女の子のお話は好き。

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.5

ジョージルーカスとジェームズキャメロンにあれだけ喋らせて、積極的フィルム派がノーランしか出てこないのって不公平。タラちゃん連れてこい!撮影方法は単なる手段で、それぞれの良さを生かして使い分ければいいの>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.7

初アピチャッポン。森の中でこことあちらは地続きで、それがなんとも言えず穏やかな気持ちにさせられる。全編を流れる森の音はずっと聴いていたかった。途中一瞬寝落ちしたけど、それすらも心地いい体験として。
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2/デュオ(1997年製作の映画)

3.9

たどたどしいセリフとは対照的に、淀みなく流れるようなカメラワークに、ドキュメンタリーではないことを思い出させる。鏡のシークエンス(ブティック/部屋の中)が特に素晴らしい。最初はこの胸くそを90分も観れ>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.0

眉全剃りのひかりちゃんが本当に綺麗。戸田恵梨香との絆(そして駆け込んだ本当の理由にも)に泣ける。四季折々の山寺の自然、障子や格子を透かす光の陰影、映像がとても美しい。重いテーマを大泉洋の軽妙さ、テンポ>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

3.9

浜村淳のラジオで始まるOPから、さすが大阪あるあるわかってます。団地という範囲も価値観も極小のコミュニティを通して、いつの間にか生命の神秘まで話の広がる驚きの展開。後半のSFにのれるかどうかで好き嫌い>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.6

絶賛インフルエンザ中。何も考えず観れそうなこれをチョイス。眼福。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

最後まで全くいいところなしのヒロインがむしろ新鮮。エミリー・ブラントは単なる目線で、主人公は人ではないのだなと思った。美しく飽きさせない画、緊張感が途切れない演出と最高にクールなベニチオ・デル・トロ様>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

3.8

点数はうまくつけられない。説明の多すぎるテロップ、自己陶酔と思えるような演出。が、あのシーンの映像の強度は。あの状況でカメラを回し続けたなんて、表現者の業だと最初思ったけれど、本当は「約束」だったのだ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

ノーランの頭の中どうなってんの?と毎回思うけど、これも発想がぶっとんでて面白かった!本棚の伏線は本当にファンタスティック。俺的物理ルールかなり強引やけど。あと全くいいとこなしのマット・デイモンの無駄使>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.7

コメディと思って観たが、どちらかというとホラーだった。ダメ男を好演、吹越満の色気を堪能。マヤちゃんとお母さんのメガネがエロい。若い女の子同士の友情て儚くて残酷やなー。少しずつ食い違う感情と会話の居ごこ>>続きを読む

パリ、夜は眠らない。(1990年製作の映画)

3.8

華やかなクラシックス定番ナンバーにのせて語られる、80年代NYゲイカルチャーのドキュメンタリー。黒人である上にゲイで、社会からも家族にも見捨てられた彼らがマザーを中心にハウスと呼ばれるコミュニティを作>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.8

クリスマスなので鑑賞。ルーニー・マーラの可憐さは最強。ケイト・ブランシェットの顔って割と男性的というかタカラヅカ的なことに気づく。間と目線の演技。エレガントな作法(見習いたい)。主演二人の恋愛もさるこ>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.9

昔観て好きだったな〜と思い再鑑賞。奥菜恵が小学生に見えないけど、このヒロインは彼女しかありえないし、中学生の話だとニュアンスが変わってしまう。それぞれの心に刻まれる眩しい幻のような、夏の思い出。

ヴィヴィアン・マイヤーを探して(2013年製作の映画)

3.9

ぎゅっとへの字に結んだ口元、深い孤独と闇。他人とうまく接することのできない彼女が、唯一他人と共鳴し合えるのはファインダー越しの一瞬だけだったのかな。それほどまでに彼女の写真は魅力的で、ユーモアと悲哀、>>続きを読む

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