みぃたむさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.4

初体験な手法のストップモーションアニメ。
映像の全てがアートな感じでした。

ヤンシュヴァンクマイエル監督作品を彷彿。
更に気味悪さをプラスして
更にくどくさせた印象ですね。

途中から胃もたれ
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

グレタガーヴィク゛監督最新作。
公開は早めに鑑賞しましたが
レビューをすっかり忘れてましたw

観賞当時のメモを見つつ…。

マテル社の事やアメリカの時代背景を
事前に知らないと置いてかれます
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

実はシリーズ未見で 今作が初鑑賞。

OPクレジットから格好良過ぎですね。
映像と音楽の融合美に圧倒され
既に心を奪われた感じです。

予告映像からヒロインに惹かれず
期待していなかったのですが
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.1

スロースタートな前半 朝一上映でも有り
若干寝落ち気味な時間…w

原作未見のまま 三作目まで鑑賞。
どんどんアクションが良くなりますね。
スピーディーで自然で迫力が有って
どれも目が釘付けになり
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

3.9

最初から最後まで辛いです。
これが現実に起こったとは…。

ご遺体に寄り添う西田敏行さん
穏やかな優しさに涙しました。

読経の途中で言葉に詰る住職。
このシーンにも号泣でした。



「温かいお茶
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

夢が無い辺りが リアルな感じ。
とにかく痛くて苦しいです。
現場と指揮の温度差も辛く。

ラストの展開にも驚きでした。

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.7

ヘレンミレン目的での鑑賞でしたが
ドナルドサザーランドも素晴らしく。

夫婦愛をあちこちに感じる作品は
二人の会話や仕草が素敵でした。

誰もが辿り着く「老い」について
当作は色んな選択肢を与
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裸足になって(2022年製作の映画)

3.0

「オートクチュール」「パピチャ」の
リナクードリちゃん目当で鑑賞。
冒頭のダンスシーンから綺麗です。

タイトルコール時のお祭り騒ぎが楽しく
チュチュで螺旋階段を下りる画は
まるでドガの絵
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

3.5

初のミッシェルオスロ作品を吹替で。

冒頭の背景画から心を掴まれ
終始 美しいアニメーションにウットリ。

三部作のどれも動きが独特で
特に三話目の侍女達の歩く姿が
真似したくなる位でしたw

三話目
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マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

3.3

宮殿や内装 ドレスに装飾品…。
とにかく眼福な時間でした。

宮殿内の回廊をレアセドゥが
走るシーンも素敵でしたね。

歴史を知らないと中途半端で
最後までモヤモヤしそうな作り。
アントワネット以
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ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.3

原題の方が良かったですね。
名前すら出て来ないヒトラーw

ホロコースト系作品は多々観ましたが
贋札作りは初めて知る事実で
流れがとても興味深かったです。

個人的に有り難かったのが
胸痛むシーンが比
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.0

正直 笑いのツボが合わずでしたが
主演お二人のダンスシーンは圧巻。

調べてみた所「アベル&ゴードン」で
活動されている 道化師のご夫婦。
息がピッタリなのは なるほどです。

全体的に色
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.4

独特なカット割りが ドキュメンタリー風で。

尊厳死。凄く深い題材ですね。
何が正義で 何が間違ってるのか。

「ブラックバード」もそうでしたが
鑑賞後に 考え込む時間が長く…。
心にズド
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single シングル(2005年製作の映画)

2.9

独特なカット割りと間と台詞は
ドキュメンタリー的に伝わりました。

ラストも「そこか」とw

台詞がボソボソ系だったので
日本語字幕が欲しかったです。

ボックストロール(2014年製作の映画)

3.5

声優が豪華で楽しいですね。

予備知識なしで鑑賞しましたが
冒頭から惹き込まれるクレイアニメは
地下世界の映像が凄く綺麗でした。

ラストシーンからのEDクレジットも見事で
ED前のオマケも笑わせて
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

4.1

素敵な台詞に沢山出逢えた作品。
「カリートの道」好きには刺さりそう。

冒頭の美しい構図から 相反して
ドアを叩き続ける力強いシーン。
ここからもう釘付けになりました。

ロボトミー手術を称賛する
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ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」
アートコレクター夫妻のドキュメンタリー続編。
前作のハイライトも入り 理解しやすいです。

ナショナルギャラリーから溢れるコレクション達を
50の
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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008年製作の映画)

4.0

現代アートを自分の足を使って集める
郵便局員ハーブと図書館司書ドロシーが
結婚してから集めた4782作品は
とても見応えが有りました。

飽くなき探求心や美への貪欲さが
お二人の若さの秘訣でしょう
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

3.6

電気も水道もない故郷の谷で
寝たきりの盲目の老母と暮らす
ヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性。

あらすじの冒頭から凄いですw

ドキュメンタリーで有りながらも
人としての生き方や在り方
自然との共
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.4

この作品から始まったのですね。
個々のカラーと内装や小物との調和
シュールな会話も 全てここから。

何だかもう…
甥の成長を見守る親戚気分ですw

配信で観れるウェス作品は これで完走。
新作も早く
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ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

3.5

「1秒先の彼女」の監督作品を
「1秒先の彼」鑑賞後に観たくなり。

冒頭はクセが強過ぎて難航しましたが
各人物を知る毎に許容出来。

ほんわかとシュールが程好く調合され
全員に共感し 応援したくなる作
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.6

台湾オリジナルが凄くハマったので
どうリメイクされたか興味津々で鑑賞。

オリジナルの壮大な感じや展開の強さ
引っ張る力はやや弱かったものの
京都を生かした流れで良かったです。

清原果耶ちゃんや
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.6

冒頭からロケーションや色彩が素敵。
やはりジュネ監督はウェス寄りですw

10歳の破天荒なロードムービーは
小さな出逢いが詰まっていて
登場人物全てが素敵でしたね。

TSが抱えた心の傷も最後は
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.3

自分の思春期と重ねてしまい
親への憎悪に共感しました。

愛されたい。愛したい。
愛されない。愛せない。

支配される事を拒む子供は
支配する事で責任を果たし
子供を愛する形とする親の
屈折した気持ち
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

3.5

邦題では汲み取れない展開とラスト。
その時間 生徒達に何が…。

日本では無さそうな日常。
でも 隠れて有りそうな日常。

個々の小さな問題。
でも 抱えきれぬ大きな問題。

目が離せない群像劇でした
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.9

美しいモノクロのOPクレジット。
象と泳ぐシーンは圧巻でした。

とにかく映像が美しいですね。
ロケ地が贅沢過ぎて驚きますw

お伽話系ファンタジーかと思いきや
後半はドラマで泣かせてくれ…。
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ランディ・ローズ(2022年製作の映画)

4.0

私の中でNo.1のギタリスト ランディ。
最初に聴いた時には既に他界され
事故の事も聞きかじった程度。

ランディの美しい外見はもとより
どこか物悲しくクラシカルなリフには
毎回心を鷲掴みにされ
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.3

久々にウェス作品を鑑賞。
初期な感じが漂ってましたね。

冒頭から画が素晴らしく綺麗で
色彩に目と心を奪われます。
同系色の中に 際立つ対象色とか
風景や内装に調和した衣装など。

正直。
ストーリー
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

3.9

ジャケと内容の違いに驚きました。
もっと明るいロードムービーかと。

理想の大人だと思われていたフランク。
知れば知るほど 色々悩んでいて。
ベスと同様 観る側もビックリですね。

何歳にな
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.3

三部作の中で 一番辛かったです。
「フレンチアルプスてせ起きたこと」を
観ている時と凄く似ている感情w

DVDの予告で嬉しくて泣きそうな
あの気持ちを返して下さいw

リンクレイター監督特有の 独
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アカーサ、僕たちの家(2019年製作の映画)

3.5

ドローンの映像に圧倒されるOP。
一本の川を隔てた街と自然は
その対比が興味深かったです。

親から与えられる物だけで
人生を左右される子供の時期。

善悪の判断が出来ない状況下。
全ては親にかかっ
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.6

「ショートターム」からの流れで鑑賞。

冒頭から哀しさと辛さが 全面に
拡がる流れで苦しくなりましたが
打ち解けてからの展開は素敵です。

子供ならではの性への興味や会話も
微笑ましくて良かったです。
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.1

「黒い司法」が素晴らしくて
同監督のコチラを予備知識なく鑑賞。

キャプテンマーベルが主人公で驚いてたら
フレディが新人で更に驚きましたw
ブリーラーソンは「ROOM」も最高です。

心や身体
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ハウリング(2013年製作の映画)

3.9

ドロステの原型的なショートムービー。
上田誠さんは天才過ぎますね。

2分のリープ。好きだなあw

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.4

原作未見・予備知識無しで鑑賞。

急にキレる中見君設定に早速苛々。
個人的嗜好ですが 奥平君にも
全く魅力を感じませんでした。
口呼吸が多い台詞も苦手な部類。

突拍子も無い台詞や展開も気になり
世界
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

前作よりも複雑で更にスピードアップ。
ちょっと色々追えませんでした。

冒頭からフルスロットルに美しい映像は
アメコミ感や芸術性に富みまくり。
若干 眼と脳が疲弊しました…w

前半の流れに乗れ
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