Makoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Mako

Mako

映画(560)
ドラマ(18)
アニメ(0)

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.8

宅配の仕事ではストップウォッチで管理し、有限な時間と戦っていた。
いつものように配達をしていた矢先、飛行機が不時着し、時間は無限になった。

無人島は作られた孤独でなく、物理的に人間がいなければ動物も
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.6

この映画を見るとバイデンがトランプに勝ったことがいかに重要な事実かということがわかる。
去年世界中で注目されたBlackLivesMatter運動だけど、アメリカを始めとして世界中で分断が深刻になって
>>続きを読む

ステップ・アップ(2006年製作の映画)

4.5

ダンスを本気でやるっていう人生もありだったな。

高校生のとき、勉強なんてどうせ中途半端なんだから、ダンスに全てを捧げてみるのもありだったなと。キレとしなやかさを貪欲に突き詰めてみたかった。

なんて
>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.4

生まれからお金持ちは、冷酷で狂気じみたものを持っていない。
どんな良いことも悪いことも、すべてお金で解決できてしまうから。

"お金がある"は、必ずしも幸せなことではない。

最高な想像力とポジティブ
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.5

娘や息子への愛情や仲間との強い絆など、感情豊かな流れなのに、話の全体からは温度を一切感じることができなくて、いわゆる"正解"を個人の感覚に委ねているようだった。

イタリアの街で、一つ一つ自分の犯した
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.4

表面的な感情で訴えようとしない作品が見たくて、まだPart2を見てないことを思い出した。

見るときの気分によって、同じ作品でも違うように見えるとよく言うけど、3年前に前作を見て漠然と感じた印象とは明
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

キングスマンはスマートで思いやりがあってお洒落なスパイ。

最初から大きなサプライズがあって、誰が味方で、誰が敵なのかミステリアスなまま話が進むから、最後までわくわくドキドキ。

前作同様、殺し合いが
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

グロいシーンをあえてハッピーな曲にして誰でも見やすくしてあるのが良くも悪くも現代っぽい。

アクションのクオリティが高いから、長編でもサクッと見れる。

少年がスパイ組織であるキングスマンになるまでの
>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.8

勝つ為なら手段を選ばないっていうのがアメリカらしい。

1人の男がマーケットに勝つために危険を犯していくたしか実話を元にした話だけど、たぶんそんな人はたくさんいて、リーマンショックはこの内部事情を知っ
>>続きを読む

ある日どこかで(1980年製作の映画)

4.4

恋愛はトリッキーな現代物より、クラシックな方が好き。

ラフマニノフ『パガニーニの主題による狂詩曲』の華やかで切ない旋律の助けもあって、物語が何倍にも印象深いものになった。

見知らぬ老婦人に懐中時計
>>続きを読む

静かなる男(1952年製作の映画)

4.0

村上春樹の本によく出てくるから気になって。

"「わしゃ、水を飲みたいときには、水だけを飲む。ウィスキーを飲みたいときにはウィスキーだけを飲む」と答えるなかなかチャーミングな場面があったけれど、実際に
>>続きを読む

アンダー・ハー・マウス(2016年製作の映画)

3.5

I have too much imagination to be just one gender.

そう語るのは、ダラス役のエリカ。

見覚えあるトロントの街並みで、本当に彼女たちが暮らしているん
>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

4.1

自由になりたい人は、誰かの自由を奪っている。

頼りたいと思っても、ほっといてくれと言われたら、頼りたいと思う気持ちを拒否してることになる。

だから愛は必要なんだろうな。

犠牲を払ってでも手に入れ
>>続きを読む

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.9

尋問される彼女が妖艶で、食い入るように見てしまった。

誰かが死ななければ売れないわ、そう断言する彼女が本を出版するたびに、全く同じ殺人が起きる。

彼女が事件を起こしていたとしたら、その本がアリバイ
>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.3

旅行では絶対に感じられない、香港の夢と貧しさが混在する熱っぽい空気を存分に味わえた気がした。

自由に旅ができない今だからこそ、異国を感じられるこの作品は貴重だなと。

真ん中が筒抜けのぐるぐる回るよ
>>続きを読む

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

ゾンビ系の映画って似たような内容多くてあまり好きじゃなかったんだけど、これは別格。笑

グロいのに気持ち悪いっていうよりカッコいい!!てほうが大きくて清々しい。

あとは女優さんのチョイスが最高。ナイ
>>続きを読む

哀愁(1940年製作の映画)

4.1

バッドエンドでも、悲劇でも、不幸でもなく、哀愁という言葉で収めたこの邦題が好き。

ただ悲しいという言葉で終わらせてほしくない。この結末には、女のプライドがあり、家族を想う気持ちがあり、愛する人に幸せ
>>続きを読む

ホワイト・ガール(2016年製作の映画)

3.7

最近遊んでないから、気分だけでも味わいたくて選んだら、想像通りの作品で、それがすごく嬉しかった。

内容は皆さんがレビューしてる通り、女の子がドラッグと夜遊びで、ただただやらかす映画。

でもそんなこ
>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.5

ロマンスはトリッキーな現代物より、物理的な距離がそのまま恋の距離に繋がってしまう一昔前の方が好みだなと改めて思った。

距離とタイミングが全てを左右するからこそ、気持ちを伝えなければならない瞬間が明確
>>続きを読む

プラスチックの海/プラスチック・オーシャン(2016年製作の映画)

4.2

正確なデータや専門的な内容も含まれてるけど、教材みたいな構成でないから全く眠くならない。

大袈裟にドラマティックにしたり、悲観的に述べたりはしてなくて、細かい数字も出てくるし、視覚的にも情報量が豊富
>>続きを読む

ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男(2012年製作の映画)

3.1

アメリカ人にとって、金融界は神。
そして金がすべて。

よくある空売りを仕掛けて買収を狙うハゲタカの話。金融用語の解説があるわけでもなく、お金の動きの背景も詳しく描かれてないので、ファイナンスに興味な
>>続きを読む

幽幻道士(キョンシーズ)2(1987年製作の映画)

4.2

唯一無二。世界中に溢れるほど映画はあるのに、どの作品とも少しもかぶってないってほんと凄い。笑

全てが私にとって新しい映像で、想像つかない展開が続いて楽しかった。面白おかしく描いてる感じもしないし、ふ
>>続きを読む

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

3.3

よくあるロマンスだと思ってたけど、可愛いだけのお話ではなくて、離婚や再婚による新しい家族で苦戦する様子を描いたヒューマンドラマに近いのかな。

作品としての特別感や、細部まで工夫された脚本というわけで
>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.9

心を強く持って現実から逃げないスカーレットが、恋には盲目になってしまう姿が、少女のようで愛らしい。

幻想を愛し、現実を生きる。

幻想の恋愛を心の拠り所にし、敗戦という現実を受け入れて絶望から這い上
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

去年とても話題になったから期待してたのもあるけど、思ってたより内容が薄い。
ジョーカーの狂気さもあまり感じられなかった。

人々の偏見や先入観を差別される側から描いてる作品は意外と多いし、有名でなくて
>>続きを読む

マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.6

切なくて、苦しくて、温かい。
余韻に残るのは優しい気持ち。

子供の頃の、感情の絡んだ思い出は誰もが通ってきた道だから、どこか懐かしくて、温かい気持ちになれるんだと思う。

泣ける映画だと思ってなくて
>>続きを読む

バンカー77(原題)(2016年製作の映画)

3.3

誰かになろうと思ったとき、自分を失って生きる意味がわからなくなった。

バンカーは誰の生き方も真似しない。全てにオリジナリティを取り入れ、イメージ通りの特別な自分を演じ切る。

一方で、海をこよなく愛
>>続きを読む

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.1

長いし、長いなと思うけど、ちょうどいい長さ。

細かい心境の変化だったり、真剣にダンスに取り組む姿だったり、丁寧に描かれているから、終わったときに見てよかったとほっこり幸せな気持ちになる。

この作品
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.0

原作知ってる人にオススメ。

なんで評価されてるのか分からなくて解説を見たけど、原作知らない人には感動が伝わらない気がする。

多くを語らないのはカッコいいし、夜の街のネオンや自然とエレクトロの融合は
>>続きを読む

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.4

途中まで少し下品なところが苦手だなって思ってたけど、最後の最後はまさかの展開になってハッピーエンドで清々しい気持ちになった。
少年とガールフレンド(笑)との友情は素敵だったな!

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

ユダヤ人虐殺のなか、逃げ回り、奇跡的に生き延びた一人のピアニスト。

作品の軸はナチによる大量虐殺。言うまでもないが、身を潜めて過ごす彼にピアノを弾く余裕はない。

痩せ細り、疲れ果て、歩くのもやっと
>>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

3.8

リーマンショックで空売りを仕掛けたトレーダーを描いたマネーショートに対し、空売りを仕掛けられた銀行側に焦点を当てた作品。

リスク管理が追いつかないほどMBS(不動産担保証券)の人気が凄まじく、気づい
>>続きを読む

Guava Island(2019年製作の映画)

3.7

ストーリー付きのMVみたい!
グアバアイランドで働き続ける島民のために、毎日ラジオで音楽を届ける。

"自由とは。幸せとは。"
ストーリーの軸はとてもわかりやすい。

エキゾチックでカラフルな島が可愛
>>続きを読む

インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.7

米国の金融危機(主にリーマンショック)を実際に関与した人物のインタビューを踏まえて、金融界と政界の利害関係に着目したドキュメンタリー。

マネーショートを見たあとだったから理解できたけど専門的な金融用
>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

リーマンショックの実相を描く痛快ノンフィクション。

儲かり続ける市場なんてないのに、目先の利益に囚われて価値のない住宅ローンを売り続けたいわゆる"みんなで渡れば怖くない"が招いた悲劇。

金融機関が
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

最新鋭技術を駆使した未来都市空間。ポケモンに詳しくなくても、見慣れた景色に溶け込むポケモンを見たら胸が高鳴るはず。

人間が人間以外と共存する未来があってもいいな。

最近、私の中で技術革新の記事を見
>>続きを読む