MakotoUkaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.2

戦闘ゲームぽい展開。
世界を変えることを深く考え出すまもなく終わる。考えさせないで発散する感じのストーリーなのかも。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.6

しっかりと目に焼き付けておきたい映画だった。

これまでを知らなくとも楽しめるが、やはり、ヴァイオレットの心の変化の瞬間を美しく捉えている一つ一つのエピソードの意味を確かめながら、このフィナーレを観る
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.5

フィナーレの劇場版観る準備のためにtvシリーズ、外伝を一気に。
心のうちを掬い取るためには、掬う人に覚悟がなくてはならない。
ドールが紡ぎ出す人々の健気なストーリーにココロ動かされた。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.4

原題の意味を噛みしめつつ観る。
生身の人間として向き合うことって、人の痛みや悲しみ、過ちに向き合うことなんだな。
そうすると初めて、まっさらな心でお互いを認め合える。自分のために気を使う、至らなさ。自
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シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

3.5

演劇の雰囲気がプンプンする作りだった。時代が遡ってポツンと山奥に現れたシーサイドモーテルと、個性派俳優揃い踏み。
ペラペラな軽薄さも味のうちだなと思える進行で面白かった。
山田孝之と温水洋一の絡みは面
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ビートルズの曲がなかったら人生はまた違ったものになっていたかも知れない。
改めて彼らが出会い、走り抜けた時代があったことの人類史における重みを感じる映画だった。
と振りかぶってみたけど、実はそんなでも
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.0

5分間の特殊能力。じわっと実社会に紛れている感じがなくて、ド派手に能力同士が激突するのが残念かな。

ミロクローゼ(2012年製作の映画)

3.3

山田孝之が演じるキャラクターとキッチュな色彩を楽しむ映画なのかな。ストーリーははちゃめちゃだけど、チャーリーとチョコレート工場ぽいスタイリッシュと狂気が同居する感じがあった。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

ベタなんだけど、昭和の時代感がべっとりと染みついていて、それでいて人の心が純で、泣かせる。引き込まれる。
続編もとても楽しみになってきた!

サケボム(2013年製作の映画)

3.5

今週末の映画の学校の予習として、改めて見直してみる。
アメリカでのBLMの運動が続く中で、この映画が切り取っている日常風景が意味をもって見えてきた。

今もここにある差別について考えるきっかけになる映
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.2

本当のことは誰も言わない。
誰にも分からないのかもしれない。

しかし、人として人に向き合うこと、コミュニケーションを取ること、分かり合うこと、違いも含めて敬意を持って議論すること、どこかで思考停止し
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

Filmarksも出資している映画!面白い映画だった。
今年のアカデミー作品賞受賞の後だけに満席の映画館で鑑賞。
「外国語」映画が受賞という感覚よりもアカデミー会員の多様化と韓国という国の急速な欧米化
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.3

奥さん役の高畑充希が可愛い!
安藤サクラの死神なら黄泉の国に行くのもちょっと面白いかもと思ってしまう。
音楽もセリフまわしもザ・ファンタジーという感じで楽しめた。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

シンギュラリティ目前の2041年が舞台。ストーリーはいたってシンプルだけど80年代へのオマージュがふんだんに散りばめられていて、その時代をリアルな少年時代として過ごした者にとってとても楽しい映画だった>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

ラストの解釈が分かれる映画。
私はモヤモヤしたものが残っている。
新聞記者や官僚が「職務」を全うしようとすると人生を崩してしまう、それを美化した犠牲として良いのだろうかと思う。
もっとわがままでいい。
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

4.0

最貧困から抜け出すためにいろんなレイヤーがあると思うけど、突破してその先に何があるか?それは引き継いでいけるものなのか?と自問していくと「どうにもならない」構造に巻き取られていくことに呆然とする。でも>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.5

心をギュッと掴まれる感覚が何度もあった。
どうしようもなく会いたいという気持ちって人を強くする。帆高と陽菜、悩みながらもこんなにも純粋に生きることに熱中している2人はほんと、眩しい!

新海誠監督の言
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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

3.3

ファッション業界という切り口で、地球に対するインパクトを淡々と見せてくれている。

ショッキングではある。ただ、全てをそのまま受け止めるものではない気がする。

いろんな角度から見た見え方があるだろう
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.4

久しぶりにエンドロールで、Spike Lee joint の文字を観た!
今流行りの平成振り返りでいうと、Do the right thingから始まって、この映画で終わるわたしの平成映画遍歴。なんか
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.3

児童虐待などのさまざまな理由で親から離れて暮らさざるを得なくなった子どもたちがある期間を過ごす施設、Short term 12。
どこまでも優しいが故に、心傷つき、それでも、心寄せられることによって癒
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

2.8

ストーリーはいいんだけど、音楽が微妙なんだなぁ。
チャットモンチーのエンディングはよかったのに。

人生にスパイスは必要だけど、あまり遠回りなのはめんどくさいな。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

リアルタイムで触れたQueenは、ほんとに僅かでも大好きな曲がたっぷりの彼らの、そしてフレディーの映画というだけでかなり入り込んでしまった。
声をあげたくなる瞬間が何度もあって、やはりできれば応援上映
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旅するダンボール(2018年製作の映画)

4.4

まっすぐな人が素直に偏愛を貫くと、こんな風に物語が生まれるんだなぁ。

今、SDGsに関係する仕事をしているんだけれど、自分の柔らかいところに自然と浸透するような、そんなGood willのススメにな
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

温泉宿の若おかみが小学生という時点で、いろんな先入観が湧いてくるけれど、そんな不純な想像を綺麗に流し去ってくれる映画でした。
今をしっかりと生きなければと思います。
泣けます。

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.3

人物関係図が最初にあって、後からそれを証明していく順番でフィクションとして作られた物語という感じがして。
「負のスパイラルから抜け出せるポイントあるんじゃない?」と懐疑的に観てしまった。
でも、それぞ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

ついに観た。なんだろう。モヤモヤ。
いい映画なんだけど。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

親の知らないところで、妄想や現実の狭間で子供は成長していくんだろうな。
イマイチ、共感できなかったのはパパ目線がステレオタイプのおどおど感だったからかな。。。

山下達郎の歌は素晴らしかったw

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前半のなんとも言えない期待はずれ感と見せかけての伏線オンパレード。
後半のリズム感が最高に楽しい!
作ることの理想と現実、忘れてはいけない魂の部分を思い起こさせてくれる。俺たち、あの頃みたいにやってや
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father〜神父ゴッちゃん最後の旅〜(2016年製作の映画)

4.0

数日前の朝日新聞のひと欄でなんか惹きつけられて、久々に吉祥寺まで。やっぱりミニシアター文化といえば私の記憶の中では、吉祥寺だなぁ。

自らの過酷な生と死に関わる境遇と、偶然とで流れ流れてカンボジア
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

ひさびさにピクサーにどっぷり。
娘を持つ父親は、油断しなくても涙腺緩みます。
吹き替えの歌もストーリーの中に収まると、いい具合でした!雪の六本木、4DMXにて鑑賞(笑)
アナ雪の新作もたっぷりめで満足
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

押さえつけても何にも解決しないんだという視点から人に接すること、これを自然にできたらそりゃ理想だなぁ。
アン・ハサウェイみたいな人が近くにいたら勘違いしそうだけど、そういうのも含めていいかな。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

冷めた現実と内に秘めた悶々と、自分が2つに分かれそうになっていた頃、パチンってはまった映画だったなぁ。
疾走、泥濘、天国、地獄。本当の意味での純粋さは汚泥の中の清らかな露だってイキっていたあの頃。帰り
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