makoさんの映画レビュー・感想・評価

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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.0

人物の描写とそれぞれの関わり方がとても巧みな作品だと思った。
作家である夫の前妻が発した言葉で夫の人となりが分かるし、またその感情を共有するかしないかで夫に対する気持ちも違ってくる。最初と最後に出てく
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

疾走感たっぷりのオープニングと迫力のあるパンクロック。
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督が好きなので特に内容も入れずに鑑賞。
SF要素とエルファニングのゲロに少し引きながらも、彼女が演じるザンと主人
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ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

3.5

定点のカメラがヴァンダの一日を追う。
もうすぐ取り壊される家のベッドの上で一日を過ごすヴァンダ。
ヘロインを打ち、ひどい咳をしながら吐しゃ物にまみれる彼女。工事の音がうるさいし咳の音も気に障る。日常の
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品。とても素敵な映画でした。愛のあふれるカップル。お互いに相手のことを思いやる優しい言葉たち。離れていても相手のことを考えずにはいられないその気持ちから奏でる美しい詩。それと音楽。ル>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.5

時計を逆回りさせるように、人生も逆回り出来たら・・なんて、そんなの大変な人生だ。
老人として生まれ、外見上はどんどん若返っていくベンジャミンの一生を描いた物語。彼の良き理解者だったデイジ-(ケイトブラ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.5

ケイト・ブランシェットは大好きな女優の一人で今作も彼女を目当てに鑑賞しましたが、素晴らしかったです。
セレブの時と落ちぶれてからとのギャップがすごい。
表情や歩き方。
物腰はエレガントなんだけど、中身
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

予備知識なしで鑑賞。
サイモンペグが出てるので面白いだろうなと。。
実際面白かったです。
サブタイトルからハングオーバー系かなと思いながら観ましたが、パラサイト系で結構グロテスクでした。
共演がマーテ
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そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)

4.0

あまり多くを語らない映画なのですが、静かな中に確かな親子愛を描いています。
例えば厳格な母が無鉄砲な娘のアパートに出向き、娘の意志を感じる場面。
また、インテリな息子が釣りから帰る父親を無邪気なまなざ
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晩春(1949年製作の映画)

5.0

娘を思う父、そして父を慕う娘の結婚までの日常を描いた作品ですが、美しい作品でした。
セリフ回しなどは、あけすけで面白いのですが、各シーンが観ていて心地よいです。
ちょっと椅子を置いていたり、ちょっと水
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5

冒頭からパリの美しい町並みに惹きこまれます。

婚約者と共に訪れた憧れの街パリ。
そこで主人公(ギル)は毎晩1920年代(黄金時代)にタイムスリップをする。
そこは夢のような世界!
いつしか婚約者と
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.5

エミリオ・エステベスはチャーリー・シーンのお兄さんという認識しか無く、監督業をされているのも知らなかったのですが
この作品は素晴らしかったです。

長い間音沙汰無しの息子の訃報を受け現地へ向かう父
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ニコール・キッドマンがものすごく綺麗。

その感想に尽きます。
もうそこにいるというのが大事な存在なのですね。

ストーリーとしては
モナコ大公と結婚したグレース・ケリーの後日譚で、
ヨーロッパの経
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.5

女好きのカウボーイ、ロンを演じたマシュー・マコノヘイがすごい。
HIV感染後に彼が受ける差別や患者としての扱われ方。また自分の命に対しての執着。
それら全てを消化してからのロンの行動力といったら。
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ブロークン(2012年製作の映画)

4.0

ルーファス・ノリス監督作品。
ティム・ロス、キリアン・マーフィー、エロイーズ・ローレンス出演。
87分と短めな作品。

11歳のスカンク(エロイーズ・ローレンス)。
父アーチー(ティム・ロス)と兄ジェ
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