小石川さんの映画レビュー・感想・評価

小石川

小石川

映画とは華です

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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.3

背景を知って観た方が楽しい作品。6割はスティーブン・キング・ファンのための映画でしょうか。今後「中間世界シリーズ」として小説をなぞるように続き、「スティーブン・キング・ユニバース」が多くの作品のリメイ>>続きを読む

Jの悲劇(2004年製作の映画)

3.9

悪魔の使いは予期せぬところから現れる、ということばかり考えた。気球に乗っていた少年はいったい何を考えていたのだろうか。全く描かれていない彼の情報が、狂わされていく、または初めから狂っている人々をより鮮>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

3.5

愛は魔物。信仰は針の筵。善よりも生。本当のモンスターは何なのか、考えながら観ていたけれど、信じるという行為に潜む何かがそれに該当するのではないかと思った。愛はその亜型で、信仰は純然たる魔物の表れで、善>>続きを読む

Bubble(2005年製作の映画)

3.8

「何もない、つまらなく淋しい街から始まる物語」というものが、年に数回、定期的に自分のところに舞い込んでくる。そしてその物語はたいてい、「そうして現れるべきだった」というタイミングできちんと現れてくれる>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.4

愛と呼べない二人の関係が僕にはよくわからなかった。どうしようもないものをどうしようもないままにズルズルと続けた結果として、失ってみてその大切さに気づき、自分の不正直を悔いたということだろうか。失う前に>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.8

好きって気持ちは、「どうしようもなさ」と「呪い」なんだろうな。それでもって、歌はいろいろなものをきれいに吸い込んでくれる「祈り」みたいなもので。ささやかだけれど二人に根を下ろしてたものが鮮やかで、でも>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

完璧に作り込まれた虚構は現実と区別がつかない、という一文に集約される作品だった。信頼や信用の難しさについて考えた。少し冗長だったかもしれない。

(2000年製作の映画)

3.5

いびつな愛の形と魚の死骸。友人愛、恋、隣人への慈しみ、家族愛、博愛などについて考えた。

BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリック(2005年製作の映画)

3.7

個人的にとても好みに合った作品でした。アメリカの高校生ってこんなにマセてるというか、こんな高校生いるの?という感じが拭えなかったけれど、それを抜きにして一匹狼の探偵モノとするならかなりの出来栄えだと思>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.1

ヒロインとサブヒロインの合わせて3人が奇妙な絆で繋がっているというのはわかるし、そのあたりの被せ方や三者三様の苦悩の描写は見事だったんだけれど、男側が最低だという事実を前提としても女側と3人とも自分勝>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.5

自分が大学生だった時の語り口を思い返してみて反省する描写が多数あって観ていて少し恥ずかしかった。音楽で繋がる青春というのは清々しくて、観ていてとても気分がよかった。もう少しオチや描写にひねりが欲しかっ>>続きを読む

地獄の逃避行(1973年製作の映画)

-

「悪人になってみたかっただけさ」というセリフが頭から離れない。それらしく生きることとその通りに生きることの対比について考えた。世界は想像以上に広く、難しく生きる必要性について、いろいろなことを頭の中が>>続きを読む

ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.3

ジャック・リーチャー、ジョン・ウィック、エージェント・ウルトラ、フリーファイヤーなどなど、無双(ガン)アクションの走りに思えた。なんども再生産されてるいわゆるドンパチモノなんだけど、キャスティングは豪>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.8

科学の話とかメイン・ウェポンの与える世界観への影響とか深掘りすればスゴそうだけど、マーベルの「細かい話は置いといて」となんやかんや楽しめる枠としてアントマンシリーズはとても素晴らしい作品だと思う。あと>>続きを読む

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.5

伝記映画ってどうしても退屈に感じてしまう部分がある。今回は脚色の力不足を感じた。内容、テーマ、登場人物やシーンの数々に重みはあるのだけれど、もう少しそれらに初めて触れる人たちへの導入があっても良かった>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

不覚にもYUIのfight!がかかったシーンで泣いてしまった。いろんなシーンで青春のフラッシュバックを感じることができる良作だった。音楽って素晴らしい。アニメーションも湯浅節炸裂といった感じで、新旧の>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

みてきた。一信九疑で行ったけど、とてもよかった。映画好きなら満足できると思います。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.7

失われたものの形が曖昧だから楽しめるのが新しい感覚だった。終末のかたちが何であれ、戦いを必要とする形ある最期になるよりは、こういう不定形の終わりが来る方がいいなと思った。

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.5

思想の違いと人間の根底が異なるのに、なぜ思想は人を囚えるのか考えた。生活していくため、成長するため、生きていくために不可欠なんだと思う。けれど、思想が元で多くの人が死に追いやられ、理不尽な目にあう。そ>>続きを読む

ソルト(2010年製作の映画)

3.2

可もなく不可もなし。続編ありそうな感じだったのにない。女性版『ジェイソン・ボーン』の失敗かな。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

環境は変えられないけれど人間は変われる、という力強さを感じる作品だった。皆それぞれに抱えているものがあり、表層からは見えない生活や感情の起伏がある。そして、それにいつか人は自然と気付く。そういう凝縮さ>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.1

終始画面が暗く、その割に話自体が暗澹として策謀渦巻くようなものでもなかったのが残念。男役の恐怖心や征服心があいまいでいったい何がどうなってそうなったの?という感情の動きが多い。足りない…というのが率直>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

眼福。全員ギラギラの化粧にドレスで並んだショットがあったらポスター欲しい。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

意味とか定義とか具体性のあるものとかになるだけが目的じゃないんだ、なんだって。

大事なものがわかるってのが生きていくときにいちばん最後に自分を救う方法だと思っていたけど形にならず、悶々としてたところ
>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

コメディアスでクールでちょっとだけ熱い、別の意味ではスーパーホットなヒーローなデッドプールが大好きです。もう本当に全部が最高だったので書ききれませんがとりあえずプロフェッサーの家のシーンが忘れられない>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.0

これぞコーエン・ブラザーズ・ムービー。人の愚かしさと転がり落ちる人生の快感とどストレートでシニカルな笑い。スーパー豪華なキャスティングなのに配役されたキャラクターがみんなちぐはぐなのも大好き。まさに「>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

世界の中心のような姉、その周辺だった妹、でも本当にみんなの話題に上がるのは妹だった、姉は早くに自分が退場することを知っていたし、世界でたった1人の理解者はちゃんと彼女を見つけたし、聡明さと素直さと正し>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

こんなに哀しい映画を僕はほかに知りません。誰が一体幸せになったのでしょうか?誰が一体満たされて、誰が一体空っぽになったのでしょうか?一人の人の良心と、一人の人の自尊心と、大勢の人の利己心がこれからなに>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.1

見たことあるかもしれないけれど、他のどれかとも明らかに異なるテイストを感じるとともに、確実にうねりのあるグロテスクと美しさが同居している、えもいわれぬ映画体験ができる作品。暴力はとにかく執拗で、時に哀>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

5.0

アンビリーバブル・エクセレント・ムービー!拍手にスタンディングオベーションしたくなるシーンがとてつもなく多い。同じくらい嬉しくて涙が出るシーンも多い。信じられないことに、ほんの少し前までなぜかルールで>>続きを読む

ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

3.8

ときに理不尽で、執拗で、不道徳で、ミスジャッジメンタルな情熱というものがあって、それが良きにせよ悪きにせよ、絶対的な価値をもたらすんだということを感じた。金と同じで、そこは何に代えても譲れない部分なん>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

巨大なサーガが好きなので、全作品を追っかけていくなかでそれら全てのピースがちゃんとはまる作品が出てきてくれてよかったと思う。何度もリブートされて再生産される中で名作と呼ばれ続ける作品が日本のエンタメに>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

原作がすばらしいから映画もそれなりに形になった、という域から出なかった

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