小石川さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

小石川

小石川

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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

4.0点なので、人生のベスト10に入れてもよいかもしれないという作品。
衣装の美しさ、色の使い方、街の撮り方、本当にセットの使い方が鮮やか。
紫煙、鏡、人々の動きと関係性、街灯と雨と道、雑踏の中へ消え
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REDLINE(2010年製作の映画)

3.7

こんなに良質なアメコミ調和製アニメあったの!?という驚きが先行して、終始ニヤリとしながら観れた。声優も豪華だし、キャラクターの動きが吹っ切れていていい。中身がないと言われればそれまでだけど、そういう勢>>続きを読む

キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)

3.2

あんまりちゃんと結末を覚えていないのだけれど、たしか誰かが総取りしたんだったかな。
途中のダレ、粗がけっこうあって、進行もそれに引っ張られてとっつきにくくて印象が薄くなった。
老人が苦手という人は観な
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

思い出補正もあって楽しく観れた。取り上げられているメアリー・シェリーが天才であることは間違いないし、彼女が置かれた苦境はよくわかっていたつもりだっただけに、物語調にまとめられるとなんとなく冗長に感じら>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

触れ込みのホラーとしてはイマイチだった気がするけれど、緊張感のある作品だった。いろんなモチーフが使われていて、監督のリスペクトを感じる部分も多かった。カメラの使い方が(二重の意味で)好きだった作品。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.7

静かに、でも力強く「知の砦」の存在を知らせる作品だった。長く、淡々と、しかしその目的をしっかりと知らせるつくりをしていて、ふとしたセリフやシーンがきちんと目に留まる作品だった。知識や知恵について、その>>続きを読む

デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.6

デイヴ・フランコのジャック・ワイルダーが好きなので観てみようと思ったのがきっかけで、ジェイミー・フォックスはこの作品で好きになったと思います。ぐちぐち言いながら仕事をこなす彼の役どころは結構好きです。>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

うまく書けないけれど、この映画はとても好きですね。いろんなシーンが僕の好きないろんな作品を思い出させる感じがします。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.5

結末を忘れてしまったのだけれど、途中までモンスターのギミックに全く気づかなかったので、わかった瞬間に「はぁ!?」と叫んでしまったことは覚えている。僕が鈍すぎるのかもしれないけれど。わかってしまえば…と>>続きを読む

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.7

ジョニー・デップが主演しているのにシネコンに流れなかった作品ということがきっかけで調べ、あらすじを読んで面白そうだったので映画館に行った。
重たくも、スリルのある内容にフィクションをクロスさせる手法で
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女優霊(1995年製作の映画)

3.4

怖い怖いとよく言われるけど怖くはなかった。ドキドキするシーンが何度かあって、「気付くと怖さの渦中にいる」感じだった。あるアニメのオープニングのパロディにこのあとすぐ出てきて驚いた。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.7

演出はちょっと大袈裟だし古めの作品なので既視感はあるけれど、舞台装置が面白かった。日本映画で似たような設定があったような気がするけれど、ここまでしっかりはっきりした装置は描かれてなかったと思う。「頭の>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.3

ご都合主義かな。設定が面白かったけれど物語の進み方がそれについていかなかった感じがした。

リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.4

途中までは良かったんだけど、最後のほうの追い込みが良くなかったように思う。でも、最後までグレーに進む展開は好きだった。

悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

ヤクザやギャングものが好きなので、これも多分に漏れずよかった。盃を交わすときの描写が好き。マ・ドンソクがかっこよすぎる。

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.9

圧巻のストーリーテリングで、実に魅せる作品だった。各キャラクターの葛藤、性格の描き込み、そしてなんと言ってもブラックを象徴するラップによる感情の爆発。観るべき作品だと思う。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

楽しんで観れた。ライアン・ゴズリングは寡黙だけれど仕事に忠実で時に情熱的、という役どころが似合う。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.8

かなり好きな作品。ディカプリオとクリストフ・ヴァルツが好き。

呪詛(2022年製作の映画)

3.7

本当にこういうタイプの作品は苦手。いい意味で悪質なホラー。何回観ても子供の黄色い叫び声とかいろんな人の笑顔が張り付いた顔とか嫌な動きにぞわぞわする。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

文章を書く人は情熱でいつか作家になる。でもたいてい、その才能と作品の乖離に葛藤したり、自分を認めたくなくて他人の声を聞けなくなったりする。考えすぎて衝動的になり、衝動的な自分を冷静になったときに見つけ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

人間の根源的な狂気と、それを引き起こす自然の静かな牙が恐ろしくなる作品だった。
降り続ける雨の音、打ち付け続ける波の破裂、ただそこにいるだけの海鳥、絶海の孤島という圧倒的な孤独、完璧な静寂。
それらに
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

アダム・ドライバーってなんでこんなに寡黙で実直で少しズレてる、でも最後にはちゃんと全てを回収する役が似合うんだろうかって思わされる。大好きな役者が素晴らしいストーリーラインに沿って動いてくれた作品。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とのつながりがよかったけど、他は特にワクワクする部分もなかった。敵の掘り下げが浅く、戦闘シーンが安っぽかった。カーネイジをもっとヴェノムの脅威として描く必要があ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.6

いいところもあったけど、特段すばらしいという感じでもなかった。ジェームズ・ガンがやりたいことを全力でやっている感じがした。
ハーレイ・クインが大統領を撃ち抜くシーンが圧巻だったな。「ジョーカーらしさ」
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.6

今後の導入としてはわかりやすかった。これからの展開にエターナルズがどう関わっていくのか、新しい仲間がアベンジャーズにどう関わっていくのか、を注視していきたい。

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.7

アニメを一周して「いい作品だったな〜」と思っていたのがもう一年くらい前、という状態で観ましたが、個人的にはちゃんと楽しめました。そういう層が楽しめるつくりになってるんじゃないかな?と感じたりもしました>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.1

それなりの期待をして臨んだけど、予想よりよくなかった。
そろそろヒーロー映画はもう少し魅力的にヒーローなりヴィランなりのイントロダクションをできるように作品作りを改めるべきなのではないかと感じる。
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

次の「バットマン」にふさわしい力作だった。大満足。

ストーリーテリングがまずよくて、示唆的で直接的でない、とにかく大雑把な画でヒーローの活躍を魅せていくヒーロー映画からはかけ離れていて、それこそがバ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

シニカルな笑いが多くて個人的にはかなりよかった。アダム・ドライバーの渡した車の鍵にスターウォーズのキーホルダーがついてるのが最高だった。

どこかで冷静にゾンビたちを眺めていて、対処も淡々と行われて、
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