mgさんの映画レビュー・感想・評価

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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.8

終盤まで、素朴なコッペパンみたいな映画(いい意味)と思っていたが最後で意表をつかれた。
俺は好きだったけど、観る人によっては退屈極まりない映画なんだろうな。

プレイルーム(2018年製作の映画)

3.0

世にも奇妙な話をもっとアングラにした感じで深夜に流れてそう。

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

3.9

音楽があまりにカッコよくて、ミュージカル的なのがあまり好きではない自分でも楽しめた。
SUN RAほどセルフプロデュースの上手いアーティストは中々いないんじゃないだろうか。
ストーリーは結構掴みどころ
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.1

スナッフビデオを題材にしたらSFホラー。
クローネンバーグ節炸裂で面白かった。
B級ホラーのようでスプラッターで難解。
これぞカルト映画。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

舞台は精神病患者の収容所。
綿密なストーリーと伏線回収、こちらもネタバレ観ずに見れてよかったな、と。
普通に、そうくるか、、、と思わされました。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

ネタバレを見ずに観れてよかった。
古典的かもしれんが、所々の伏線回収、細やかな違和感を全て拭うラストは気持ちいい。

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

4.3

題材があまりに好みすぎる。
黒魔術、サスペンス、オカルト、密教をごった煮にしたストーリーにジャズやゴスペルが寄り添う。
不穏さや不気味さを増長させるコマ割りや小道具もいい。
ラスト、腑に落ちない人もい
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.6

終始緊張感高いサスペンスだが、オカルト味も強く、非常に好みの作品だった。
自分なりの考察と、考察サイトの見解を照らし合わせるのも一興、ガッツリホラーではないのにそのへんのホラー映画なんかより全然怖かっ
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バウンス ko GALS(1997年製作の映画)

4.0

90年代後半の日本の雰囲気を詰め込んだ内容でいい。援助交際をテーマにしながら爽快な青春映画。この作品に出ている演者をいま見ると大人になったなあと思う。タイトルで損をしている気がするけど。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.4

ホラーというよりはSFオカルト。
今見るとB級ホラーにも感じる演出がカルト味を出してていい。ラブクラフトリスペクト。
ストーリーも面白く、100分以内に纏め上げていることも良い。
カーペンターズは勘弁
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.8

一コマ一コマの映像が美しすぎて、どのカットを切り取ってもジャケットに採用できる。
音楽も至高のアンビエント。サントラが入手困難で高騰している理由もわかる。
ストーリー自体はシンプルだが、独特の世界観に
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.8

栄枯盛衰を描いたギャング映画の王道。
セットも豪華でストーリーも面白い。
薬の影響もあるのか、裏社会の頂点に上り詰めるほどの頭脳を感じないのが残念。
ミシェルファイファーが美しい。

コンジアム(2018年製作の映画)

3.2

序盤のハッピーな雰囲気からサイコスリラーに叩き落とす展開、生配信という設定の臨場感は良かった。
精神病院という設定を活かしたり、院長のサイコパスさをもっと克明に描いてくれたらなお良かったかもしれない。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

前作よりも緊張度が増した作品に。
そうさせているのは、上林、鈴木亮平の怪演だろう。
あまりの悪役の嵌り具合に全てを持っていった印象もあるが、3年を経て逞しさを増した松坂桃李の演技もよかった。相変わらず
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[Focus](1996年製作の映画)

3.6

生々しい撮り方と無線機の猥雑なノイズが心地いい擬似ドキュメンタリー。
70分と短い映画ながら急展開をみせ、ラストシーンが印象的。
真昼間に観てしまったが、深夜に観ると、より良いかもしれない。

メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

有り得ない話ながら、近所で起こった話かのような奇妙な感覚を覚える。
暗くなりすぎず、所々ユーモアを交えつつ進んでいくので、殺人やヤクザをテーマにしながら誰でも観れる作品だと思う。
役者の演技もよく、監
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.5

まずアンソニーポプキンスの怪演が凄まじい。犯人に対する追い詰め方のロジックも構築されていて、サスペンスといえば真っ先に挙がる作品なだけはある。
しかし、今見ると新鮮さは乏しく、驚くような展開があるとは
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.2

主人公の実直さとひたむきさに心打たれる。こういう系統の映画はあまり観ないが、観ると嬉しい気持ちになる。古い映画ではあるが、非常に良作。

ビジターQ(2000年製作の映画)

4.0

崩壊した家族の再生する姿を描く、と銘打ちながら、アンチモラルと不条理とタブーの連発。
ここまでぶっ飛んだ映画も少ないのでは。
ホームビデオ風の撮り方がアングラ感を際立たせて良い。出来れば一人で観たほう
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

様々な要素をぶち込んだ大胆な邦画。
観る人のカロリーを良い意味でガッツリ消費させるパワーのある作品で、ストーリーも良く、役者の演技力の高さがそれを引き立てる。
前半のテンポ感がかなり良く、時間の長さを
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女優霊(1995年製作の映画)

3.5

湿っぽい、不気味な感じを一貫して纏うジャパニーズホラー。
個人的にジャパニーズホラーを象徴する作品だと思うが、怖いと思う人と、怖くないと思う人で別れるかもしれない。

音楽も恐怖をより増長してほしかっ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.6

バブル絶頂期の日本をうまく映し出した映像や、キャストの豪華さ、アクションは良いが、ストーリーは可もなく不可もなく、といった印象。もう少し登場人物の背景まで追ってくれていたら良かったかもしれない。

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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.2

子供達の演技力も高く、70年代ブラジルの情景をうまく映し出している。
ストーリーもカメラワークもテンポが良く、演出も派手でわかりやすい。
重いテーマではあるが、一貫して軽やかなタッチで描かれている。音
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

沖縄の青い空と海、緊張から解き放たれたヤクザたちの穏やかな夏から、一気に死の匂いに充満する。音楽と映像も素晴らしく、終わった後に独特の陶酔感を残す映画。
ただ、若干夏休みのシーンが長いかな、と。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

アウトレイジに対する東映の回答、と銘打った今作。キャストの豪華さに負けず、ストーリー展開も秀逸。昭和の暑苦しさを感じさせる良きヤクザ映画。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.4

死刑制度のあり方を考えさせられる社会性を持ちながら、どんでん返しの展開を持たせる良作。
サスペンスやミステリー好きにオススメ。

ろくでなし(2017年製作の映画)

3.2

綺麗にまとまった今風のVシネマ、という印象。
どこまでも不器用な主人公の悲哀。
強烈な印象はないが良作。

黒い家(1999年製作の映画)

3.7

大竹しのぶの演技が強烈。
個人的には心霊より、ぶっ壊れたサイコパスのほうが恐怖を感じる。といっても終盤はスプラッター。
90年代っぽさ漂う映像感も○
それはないでしょ!みたいなツッコミも有

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