あさおみさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

CURE キュア(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画。黒沢清の映像の快楽は、それこそウェス・アンダーソンみたいなレイアウトとは異なるもので、その感覚は濱口あたりに受け継がれているよな〜とか思った。言うまでもなく内容も素晴らしく、現代性をテーマにとっ>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

地下室の箱に閉じ込めてる様子がだんだんアイヌのイヨマンテみたいな神聖な儀式にすら見えてくる。母親と少女の幻想とか欲望が入り交じってどんどん歪になっていくなかで、食事の前には手を洗うことみたいなおままご>>続きを読む

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

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神の沈黙。構図の撮り方は抜群に良く、話はそこまですきくないというかハマれないがヨシ。縋ることの切実さみたいなのがわからないせい。

スロータージャップ(2017年製作の映画)

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顰蹙顰蹙!鴨川デルタと河川敷でベビーカー投げるとこ。なんか主人公がときどき挫・人間のボーカルに見える時がある。ナゴム的なものではあると思う。

どうにかなる日々(2020年製作の映画)

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原作で一番好きだった双子の話が無いのが残念だったけど志村貴子作品の映像化のなかでは良い方だったのでは

スローターハウス5(1972年製作の映画)

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原作大好きだった分あまり期待しないようにしてたけど思ってたよりずっと良かった。ドレスデン入った時に観光地のドキュメンタリーみたいにそこらじゅうの景色ばっか映してたところ以外。あてトラルファマドール星人>>続きを読む

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

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精神分析すぎるからストーリー自体に新鮮さとかはあまり感じないけどモチーフの選び方とか撮り方は好きが詰まってる。

CURED キュアード(2017年製作の映画)

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よかった。ゾンビと人間を対立的に捉えられなくなったら人は困る。なんていうか、近代化って周縁的なものを周縁的なままにさせておかずに取り込んで、しかも規範化したがる感じがあるよねっていうのがあって、この中>>続きを読む

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

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実央が帰ってきてすぐの駿がやたら無神経なの何?と思ってた。「気持ち悪いんだけど」(一回目)と「好きじゃなくていいから一緒にいてほしい」のところがよかったな。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

彼は疎外感から人間には本来のあるべき姿みたいなのがあって、自分はそれを失敗していて駄目、みたいなのを導き出してるんだけど、それがある種の共同幻想に過ぎないって言ってくれる人がどこにもいない。近代はじま>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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ニコニコ動画で音MAD動画を見て育ったから音ハメに弱い。おじさんが急に人情的になるところ最後まで疑ってしまって申し訳なかった。置かれた場所で咲きたくない。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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まなざしと関係性のこと。映画館で見たかった。描き手とモデルの間の能動受動の態がお互いの癖を明かし合うところで不明瞭になってくところが特によかった。ミューズじゃない。

はちどり(2018年製作の映画)

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両親が流血沙汰の喧嘩の次の日に仲良くテレビ観てる感じ。どうしてもひらいてとか少女邂逅が頭をよぎるけど、こっちの家父長制はステレオタイプな表現を経てるにしてもすごそうだな〜となった。なんか大学を何年も休>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

見終わってしばらくうずくまってた。鏡の効果。浴槽に2人が寄りかかってる所がよかった。アレクシアの行動力と思い切りの良さに終始びびるんだけど、追い詰められたら人間は大体そんな感じなのかも。最初はかなり衝>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作で地元に隕石ぶち込んで、この作品では東京を殺してるの誰もなしてないのではないか、という所ともうひとつ凄いところがあった。キモになってる部分というか、一番決定的なものとして、彼がセカイより君がいい、>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0

ふたりの部屋のドアにヴァージニアウルフの『わたし一人の部屋』をもじった張り紙があったりチママンダ・ンゴズィ・アディーチェなんかも出てくるから、少なからずそういう文脈を意識して見ることになる。なんかまる>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

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唇‼️アッシュリンクスの影を追う亡霊にとってもつかの間の居場所になった。可愛すぎるけど。美しさが主体性のなさというか無責任さを覆ってしまうのはウーーー

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

動かない長回しが好きだから、男が寝てる(?)シーンが気に入った。分からなさについては、ボーっとしてて逃したところがあるのかそもそもそうなのか判別できないから何とも言えません!UFOみたいなのにどうツッ>>続きを読む

Kiev Frescoes(英題)(2019年製作の映画)

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めちゃいい!平面構成!ウェス・アンダーソンもたぶん多少は影響下にあると思う。音楽も色彩もヨシ。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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映画ってこういうのでいいんだよーと思ったけど、ここまでしないとそう思えないんだと終わってからあれと思った。良かった。岡田将生はチェーホフの劇で銃を撃つが、西島秀俊は撃たない。そういうこと。埋没していた>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

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途中からおじさんが吉田鋼太郎にしか見えなくなった。いい映画だと思う。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介のホラー観というか不気味なもの観に共感。

2年近くたって観直し。恥ずかしながらずっと魅惑の男と言うか男の魅惑のことばかり考えている。どうしてもバクがすきで、この魅惑の男は空っぽなんかじゃない
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

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あーーーーーー成田

頭撫でてポテチ一緒に食べるところウーーーー

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっぱり劇団イヌカレーが良い。進撃からプペルにいたるまで、世界の本当の構造(外部)を発見する話って最近多いパターンのひとつだと思うけど、やるなら規模をでかくするだけでかくした方が面白いからこの感じが気>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

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リヴァー・フェニックスにアッシュ・リンクスの幻影を追うため、という下心でみたけど単純に良かった。家出してても実家が太いことが心理的な安心をもたらしてしまう……。

野のなななのか(2014年製作の映画)

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よかったような気がするけど手口としてはどこかで見たような感じで、アクチュアリティを担保するだけのものはあるけどなんか微妙だった。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

露悪的なものが聖性を宿す瞬間というものがあるよねというか。理性を高次なものと見なして、例えば高いところにある頭部を高尚として反対に足だとか下にあるものを文字通り下劣となす、だとかそれこそ天国と地獄みた>>続きを読む

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

傷つけてくれて本当にありがとう!!!!!!!!!!!!!!

にかいめみた。なながすき。庇護欲が歪な形で表出しているのが好みなのかも。みんな喋りすぎ!

アマプラに追加されてから毎日ずっと観てて、だん
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