MAMIさんの映画レビュー・感想・評価

MAMI

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

女王陛下はぽっかりと胸の中に穴があるようなさびしさにずっと打ちのめされてた。この頃のイングランドの王宮内での権力争いは、みんな腹に真っ黒なもの抱えてておもしろい。
衣装や建築、小物、お化粧など、こまご
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

オッペンハイマー役のキリアン・マーフィーの孤独と苦悩をにじませた青い目が印象的だった。
常に「オッペンハイマーが」という主語で物語が進む。たくさんいる登場人物の名前を覚えさせようとやたらに連呼しないし
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

-

コメディとしてみたらめっちゃ面白かった。コナー・マクレガーのキャラの引き立ち。

音楽がすごくいい。アメリカの生演奏バー行ってみたい。

ダルトンの肉体美。ところどころで三島由紀夫にみえた。

近松物語(1954年製作の映画)

4.2

昔の邦画観たいなと思って選んだ作品。全く知らずに観た。めっーーちゃよかった!!
京都弁が心地良い。
指先、身体のしならしかたまで、どうすれば自分と着物が美しくみせれるか、昔の俳優さんはよく心得ていたの
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

5.0

思春期の女の子同士の関係を映像で豊かに表現していた。最後のシーンめちゃくちゃ好き。男への映像表現笑ってしまう。
アデル・エネルいいな。燃ゆる女の肖像再鑑賞したくなった。

女の子同士の恋愛を、ごく自然
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バンディッツ(2001年製作の映画)

3.8

つっこみながら観れて、地味に音楽もよくて、派手なアクションシーンはあるのにB級感ただよう、映画の面白さがつまった映画やった。好き。
ケイト・ブランシェットいいな。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

胸熱くなる。大のまっすぐさに圧倒される、、。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

主人公がすごく美人というわけではない女性であることがすごく良かった。もしかしたら私の身にもこの物語が起こるのでは、と思わせてくれる。少女漫画的な手法というか。
随所にキングスマンぽさあって嬉しかった。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

「哀れなるものたち」がすごく良かったからこちらも。

映像は無機質で、音楽もないから、突然暴力的な描写あるとめっちゃ効くな。その高低差?からめっちゃ笑けてまう。うまいなー。
原題「DOGTOOTH」が
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

メッセージ性の強い衣装。
広角レンズが印象的なカメラワーク。
SFやホラー要素のある画面づくり。
それらは個性的で奇抜でさえあるのに、統一感が出ていてすごく良かった。めちゃくちゃ好みだった。

これは
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

-

期待してたのに……ストーリーそっちのけのアクションばかりだった(泣)

エコール(2004年製作の映画)

5.0

暗喩が散りばめられていておもしろかった。それぞれ鑑賞者の解釈でいいと思う。
これはさなぎから蝶へと変態していく少女たちの集められた学校。純白な制服を着て、バレエや規則を通して身体を縛る。身体は誰のもの
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

2.5

吉高由里子の登場シーンに心掴まれた。あの無垢な明るい雰囲気めちゃめちゃいいな。好きすぎる。
スタイリストさんの服のチョイスとか髪の毛の作り方が「この人物にぴったり!」のを選んできてた。
光の使い方もよ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

視覚的にいいなと思うシーンいくらか。
おもしろかった。最後の言葉、終わり方、すごくいい。ぐらぐらさせられた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

言葉は少なく、風景や光、表情、音楽を使って主に描いていた。音楽がドタイプだった。ドラン映画しかり音楽のチョイスがいい映画は好き。画面の抜き方?構図も好き。
役所広司演じる無口な平山の表情が印象的な映画
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フレンチ・キス(1995年製作の映画)

3.9

ジャケットからして好きやろな〜って観たらやっぱり好きやった。
開始10分くらいで全てストーリー分かるような可愛くて面白いラブコメディ好き。
旅先で恋愛する系めっちゃいい、、

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

5.0

19世紀後半、デンマークの小さな漁村での話。そこに住む初老を迎えるカトリック教徒の姉妹がフランスから亡命したバベットを家政婦として雇うことに。
慎ましく質素に暮らす姉妹の家計を助けるバベット。一方で、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

音楽の使い方も撮り方も圧倒的に強いデンゼル・ワシントンも全部かっこよかった。1.2とまた違う感じで、同じように面白かった。
シチリアの風景も楽しめる。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

めっちゃよかった。
階級の違う女の子の細微をすごくリアルに描いていた。最終的に助け合うのも女の子どおしで、シスターフッドいいな、、と思った。そして何度も泣きそうになった。
わたしが銀座の高級レストラン
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

久しぶりのウディ・アレン映画〜!
このウディ節の群像劇、好きやわ。街並みも、洋服もめちゃくちゃお洒落やし、今作が1番好みかも。

長女ハンナを含む三人姉妹とその旦那や恋人たちの群像劇。
ハンナの旦那が
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

役所広司の演技がめちゃくちゃ良すぎる。表情がすごくいい〜〜。
太賀、あんなひどいことゆうてたけど謝りもなしにまた家来るの一体何なん?って思ってしまった。
自分に嘘なくまっすぐに、正義感に忠実に、生きよ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

子どもの純粋さゆえに信じてしまう間違えた事実とか、空想の友だちと話すとか、愛情のめばえとか。それらの子どもの無垢な心があったことを思い出させてくれたな。
ナチス・ドイツの過去や反戦を子どもにも分かりや
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

5.0

3時間半の映画初めて観たかも。長い映画だけど、無駄なシーンは一切なかった。アーネストの心情を読み解き、人間の残酷な歴史の縮図という映画としてみたらすごく面白い。そしてちゃんと、オセージ族に敬意を払った>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

終始、ミュージカル調で話が進む。
特に、メイドのおばあちゃんの、母親の夢を継いできたけど、幸せだったのは本当は何だったんだろう?と、自分で問いかけるシーンが、特によかった。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.0

アガサがはぁはぁ言うてめっちゃ近い未来予知するとこツボやった。
もう終わりかな、と思ったとこからまだ続きあった。お金かけてるんやけど、B級みあった。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

ジャケットからして、全然期待してなかったけど、すごく良かった。
バーのひと席から語り口調で始まるやり方も、文学ぽくて好き。
卵が先が、鶏が先か。時間軸の必然性と偶然性について思った。

物事は起こるべ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

ナイキの靴欲しくなるな。
見やすくて、嫌味がなくていい。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

灼熱の魂がとても良くて、同じ監督の作品を。

印象的な沈黙、音楽、カメラワークや暗闇の効果をどう使えば緊迫した雰囲気を纏わせれるのか、よく知っているのだろうし、そのセンスがすごくよかった。
善と悪を考
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

ちょくちょくはいる小ボケが面白かった。トム・ハンクスの得意なタイプの役柄なのでは。ひさしぶりにフォレスト・ガンプ観たくなった。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

2.5

ひとつひとつのシーンがかっこ良い。洒落てる。
「夢をあきらめないで」という確固たるメッセージがある映画だった。特に最後の音楽とダンスシーンは胸熱くなる。ただ…オーディションうまくいかないし、素敵な恋人
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

元より、好きで聴いてたレディオヘッドがここまで染み渡る映画はない。
なんの予備知識もなく見始めた。「『灼熱の魂』なんてタイトル、仰々しいなぁ」くらいに思っていたけど、観終わって、このタイトル以上の当て
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

Aの正体意外すぎて笑った。
キャスティングが全体的にめっちゃいいな。コロッケ売るおっちゃん役岡野陽一やし。
レンタカー返す前のあの嫌な空気は一体なんやったん?笑

ランガスタラム(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「RRR」のラーマ役として、その存在を釘付けにしたラームチャランが主演の映画。日本でも上映されると聞きつけ、飛んで観に行った。「RRR」のラームチャランとまた違う弟の可愛い表情を観れて感無量。ラクシュ>>続きを読む

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

三人の感情が透明で美しくて、シンプルな映画だと思った。3人とも10代の登場人物だから「へ?」と思われる言動も受け入れて見続けられる。
レオナルドよりもジョヴァンナにすごく共感した。ジョヴァンナがレオナ
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