MamoruTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価

MamoruTakahashi

MamoruTakahashi

映画(347)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

ストーリーはかなり古典的で、
訳アリの男が見世物小屋に雇われて、
持ち前の才能で活躍して
そこであった女性と独立して
一時は成功するものの、
欲を出し過ぎて・・・といった感じ。

長いけど、このスト
>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.1

色んなSF作品の世界観に影響を与えたんだろうな、
と改めて思う、THE エポックメイキング作品。

人間に危害を加える人工人間(レプリカント)を処分するブレードランナー(賞金稼ぎ)が主役なわけだけど
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

和製(監督はヴィムヴェンダースだけど)
パターソンとも言うべき、一人の寡黙な男性の
日常を切り取ったチルなムービー。

とはいえ何にも不思議なことが起こらないと思うと
そうでもなくて結構あっと驚くよ
>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

4.2

相変わらず、冴えないおっさんと美女の夫婦の
W不倫モノを、
お洒落で華やかなイタリアの街とともに
シュールなコメディに仕上げたウディアレンの新作

その中に溢れ出る映画への愛情、
巨匠に対するこれで
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

シュールでグロテスクなSFでありながら、ラブコメ要素もあったり、人権、哲学、人間の成長、人は良くなれるのか?という問い、などなどを描いた様々な要素が、美しいヨーロッパの街並みと、これまた美しいエマスト>>続きを読む

ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

4.3

社会性のある題材とラブストーリー(家族愛、初恋)など色々やテーマが共存した新体験で、とても素敵な作品だった。

差別から来る孤独と貧困、片親の経済的自立の困難さとろくでもない男、双子の初恋、セックスワ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

原点回帰でありながら
現代社会にフィットしたゴジラ作品の傑作爆誕!

ストーリーは至ってシンプルで、
未知なる災いのメタファーであるゴジラに、
国家でなく、戦後武装解除された民間の人たちが
どう立ち
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

あんまり「こういう映画だ!」と断定したくないけど、
観た人が登場人物にそれぞれ自分を照らして、
恥ずかしくなったりグッときたり、
イライラしたり、あるあるしたり、
思春期の人が観たら、バイブルになるよ
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

設定的にクライムサスペンスかなと
勝手に想像してたらめっちゃコメディだった。

終始シュールな面白さがあるけど、
家族で集まったシーンの気まずさはしんどい。。

クリスティーナリッチがとにかく可愛くて
>>続きを読む

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.1

昔観た時は奥さんがとにかくヒステリックで怖い
記憶しかなかったからもう一度観たけど、
今観るとむしろ奥さんに同情してしまうな、、

17世紀の、それに本人の情報がほとんどない
(肖像画さえあやふやなも
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.2

ちょっと小洒落たラノベみたいな世界観が
ナイナイ過ぎて笑ってしまうけど、
小松菜奈ちゃんの破壊力(演技も良いんだな)と
大泉洋のハマりっぷりが映画作品として
成り立たせてくれている。

あと吉田羊の演
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.6

少年がひたすら可愛い映画
というだけでなく、
言葉ではひとつひとつうまく言い表せないけれど、
人生にとって何か
とても大切な事を教えてくれる映画だった

子どもの無垢な楽しみと
大人の間の非情な宗教的
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

この手のクライムサスペンスでは逆に新しい終わり方!笑
まさか、そういうオチとは、、
終盤の展開は逆に逆張りだね

数々の名曲に合わせて軽やかに、
かつわくわくするようなカーアクションは
エンタメとして
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

マーティンスコセッシのドキドキハラハラ最後にえー!!なサスペンスを期待していると、少し拍子抜けしてしまう面がある。

でも不思議と長尺を気にせずぐぐぐっと引き込まれて、あっという間でもあった…
ディカ
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.3

ガガ様の演技(と歌)が爆裂するガガのための映画

全体的にストーリーというよりは登場人物一人一人のキャラクター、演技が光る作品だった。

ガガに負けずにブラッドリークーパーも最高で、
使い古された展開
>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.9

フィンランドの曇り空、
ミニマルで洗練された空間、
フィルムっぽいセピアな空気感、
北欧映画の良さが堪能できる映画。
(それも多くの映画とそれと比べて重苦しくなく)

仕事一筋だったけど時代の変化につ
>>続きを読む

ルパン三世(2014年製作の映画)

3.0

渋すぎる浅野忠信とっつぁんも
(いや!これはこれで良いよ!?)
もはや峰不二子ではない美女黒木メイサも
(流石に誰がやっても不満はあるよな、、)
盗賊の組織??って設定も
吹き替えと日本語のハイブリッ
>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.2

ライ麦畑で捕まえて(原題はキャッチャーインザライ。「ライ麦畑で捕まえて」だと詩的ではあるけど、誰かが捕まえて欲しいの?もしくは捕まえて何するの?っていうミスリードがあるからあまり好きじゃない)の作者、>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

爽快どたばたクライムコメディで
日本人として色々ツッコミどころはあれど
エンタメとして楽しめた
一見バラバラな事情を持ったキャラたちが
ラストでぎゅっと繋がって
そーゆーこと!?ってなる伊坂節も健在
>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

基本は豪華俳優陣のファンムービーだし、
どうしても原作の設定をある程度踏襲する必要があるから
中途半端な設定、キャラのチープな感じは出て、
んん?と思ってしまうことも多かったけど、、、

視点を変えて
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.2

映像の綺麗さに振ったループもの
ストーリーは王道中の王道

止まっている時間と
主人公たちの
感情の変化の対比が面白い。

リゾート地の画はとにかくキレイだし、
サラがめちゃくちゃ可愛いくて、
ライト
>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.7

お洒落で可愛くてユーモアたっぷりな
ゴダール映画

テーマはなかなかシリアスだけど
ポップに軽快に、オチ含めて洒脱に仕上がってる

ゴダールってもっと即興的で
シュールな映画を勝手に想像してたから
>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.2

ウディアレンらしい、
ポップでしょうもなくて、
でも死生観とか教訓めいたことを
押し付けがましくなく教えてくれる素敵な物語。

不倫やら三角関係やら
絶望的なドロドロ群像劇が、
奇跡的に軽やかでポップ
>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.3

大スター2人の自由な演技と
ロケーションを楽しむ映画

脚本はいたってシンプルなので
設定聞いただけでも大枠の流れと結末は理解できる
たぶん邦画で同じことやったらしょうもない映画!
ってなりそう

>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

まずルーブルで撮影してんのがすごい
それだけで観る価値がある。

序盤は一生露伴(とヘブンズドアー)に違和感覚えたけど徐々に慣れる。

ストーリー含め漫画原作とは言え、実写映画にするにあたっては(珍し
>>続きを読む

次元大介(2023年製作の映画)

4.1

昭和のハードボイルドなVシネ的設定にハートウォーミングさが備わった最高の邦画。
流石にところどころツッコミどころはあるけれどそれを補って余りある玉鉄次元のカッコよさが堪らない!

無愛想な殺し屋×訳ア
>>続きを読む

ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.9

昔の映画だし原作がカオス過ぎるから
全く期待していなかったけど
全然面白かった。
みんな言ってるけど、
あそこまでカオスなストーリーを
わかりやすくしつつ、
でも陳腐な感じにもならないって本当にすごい
>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.2

エヴァンゲリヲンという神話を下地にした、
一人の少年の成長と純愛を描いた作品。
(呪術廻戦の映画ってよりもむしろ
こっちの方が個人的にはしっくり来る)

元々映画化意識してたのかな?と思うほど
一本の
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

待ってました!

豪華キャストに、
ウェスアンダーソンすぎるポップで
平面的でジオラマ的な世界観はやっぱり最高。
おまけに50sへのノスタルジーと愛に
満ち満ちた設定、ストーリーはテンション上がりまく
>>続きを読む

バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

4.0

清々しく振り切ったファンムービー。
歴代主人公たちが、ゲームでは交わらない角度でラップして、ならではな会話したり戦ったり助け合ったり、オマージュもてんこもりなご褒美作品。
歴代主人公を5人集めつつ、ゲ
>>続きを読む

>|