例えばいま、自分に知恵が100あるとする。
そのパワーをフルに使って生活しているだろうか。
この映画の対比は、賢いかバカか、金持ちか貧乏かだろうか。
例えば金持ちだけの人生か、両方を知るか、どれほどの>>続きを読む
満点にする勇気がなかった。
褒めるわけにはいかない事情がある。
わたしはひとりの障害者であり、生活保護受給者である。
わたしの今が描かれているかのように身につまされた。
根本的に、もともと日本とイギ>>続きを読む
久しぶりに書いてみる。
これは女性の映画だ。
ここに出てくる男たちはなんとつまらないことか。
生き生きとしているのは皆女性だった。
悪いことをしているからこうなる、ということだけではない、何かを確実>>続きを読む
虐待を受けた人をカウンセリングする人に言われたことがある。
「好き嫌いでなく、怖いという感情は別です。怖いと思う気持ちがあっても好きな人は好きなのです。だから辛いのです」
この言葉を思い出した。
人>>続きを読む
辻褄が合うことでホッとする思いというのがある。
わたしもかなり主人公のように考える方だと思うが、あれほどの経験をしたわけではない。
しかし、辻褄の合わないことばかりの人生だと、彼女の半生を見て思った>>続きを読む
いい映画。
余韻までいい感じではある。
ただ、男の映画でもある。
確かに主演のうちの1人は女性のFBI捜査官なのだが、どうにもこうにも男どもの映画という印象。
犯罪の種類としても、出演者の割合にしても>>続きを読む
なんだか辛い映画。
恋を失う時には、いろんな痛みがある。
隣にいた人がいない寂しい痛み。
そして、身体がもぎ取られたかのような、自分が壊れそうな痛み。
年齢にもよるのかもしれない。
出会った状況にもよ>>続きを読む
これはグロいコメディだと笑ってしまった。
ある意味人生はそうなのかもしれない。
神や聖という概念が人間の作り出したものであり、そんな価値観に歴史が長らくもたれるかのように続いてきた。
それに対して、今>>続きを読む
愛おしい映画。
生命力に満ち溢れている。
主人公ウォルターの妄想に付き合っているうちに、境目がわからないほどのドラマチックな現実に巻き込まれて行く。
今生きている現実がどんなにつまらなく思えていても>>続きを読む
ラストまで見て、なるほどと唸る映画ではない。
または、そうだったのかとほっとする類でもない。
悩ませる映画である。
ただ、一つ言わせていただくなら、邦題でネタバレはいかん。
この英語のタイトルは「ケヴ>>続きを読む
やはりこれもケイシー・アフレックである。
あの頼りないようなふわふわした雰囲気たるや、もう一つの芸だとわたしは思っている。
つまり、ストーリー上かなり正義感やら倫理観やらなんやら、いろんな身につまされ>>続きを読む
いやはやわかる。実によくわかる話だ。
記者マイケルが捏造した記事は、たしかに問題だがその根底には確固たる正義感があった。
いけないとわかっていたが、それより大きなダメなことがあるではないか、という気持>>続きを読む
これでもかというくらいに過酷な人生だ。
途中からひたすら「もうやめてあげて!」と心で叫んでいた。
ここまでいくと、単なる母は強いのねではない。
この監督はとにかく、とことんなんだなと思う。
「プリズ>>続きを読む
素晴らしい。スタンディングオベーションの気持ちがわかる。
ただ、この映画を身終えてすぐにそうなるわけではないけれど。
何より配役がもう、バッチリなのだ。
常々ケイシー・アフレックという人は、あの猫背と>>続きを読む
すごく好みの映画だった。
わかるわあと普段あまり出さないようにしているマイナスな感情が炸裂した。
少しわかりにくい、凝った場面展開が続くが、それを超えるストーリー。
何よりライアン・ゴズリングがいい。>>続きを読む
まずは女性の限りない強さ。
いい加減にそれを前提にすべき時代は来ているのかもしれない。
「怒り」というが、次々登場人物が怒るような話ではない。
まとめるなら疑い、後悔、つまり怒りは自らに向かう。
そ>>続きを読む
いかにもソフィア・コッポラ監督、美しい映画だ。
ただ、ストーリーは限りなくリアルで、現在でも起こりうる危険があちこちにあるだけに、やりきれない。
5人の美しい姉妹たち、自殺に至るまでの話である。
あく>>続きを読む
これを見た後、「手紙は憶えている」を見た。
どちらも「記憶」にまつわるところが大きいテーマだ。
こちらは、アルコールによる記憶の抜けっぷりがすごい女性が主人公。
起きれば怪我していたり、スマホで録画>>続きを読む
とにかく悲哀。
誰しもがいずれ出会う「老い」
そして失われていく「記憶」
絶対的に人間の悪の歴史である「ナチ憎悪の記録」
これらを辿るある種のロードムービー。
途中でふと、「ゆきゆきて神軍」を思い>>続きを読む
イギリスの定番とも言えるような脚本らしい。
それだけに、素晴らしい内容。
ハラハラが伝わったり、次は?次は?と目が離せない。
いわゆるワンシチュエーションもので、婚約の祝いをしている席にやって来る1人>>続きを読む
久しぶりにじわじわと感動した。
思えば「イントゥ・ザ・ワイルド」然り、わたしはまずこのような舞台が好きなのかしら?
でも強く響いたのは実はそこではなく、田舎の大家族、その閉塞感だ。
エリックの母がま>>続きを読む
現実に嫌気がするときに猛然と少女漫画を読む、それが何よりの気分転換、いや、現実逃避だと気づいた。
映画は、と言えば時間とストーリーを短縮するためか、ジェットコースターに乗っているかのような、ハラハラと>>続きを読む
「評決」のポール・ニューマン然り、この世代は実に渋い映画に出てる。
今回はショーン・コネリー。
いやいや引き受ける冤罪の死刑囚についての調査、弁護。
何度ひっくり返ることか。
さいきん、選んだつもりで>>続きを読む
これはストーリーには正直大した感想はない。
ただ、カラオケバーみたいなところで歌う人たちの物語であり、彼らがのちに勝ち抜いて全米カラオケ選手権みたいなところにまで登って行く話でもある。
ということで、>>続きを読む
なんとまあ。
しばらくして、話が違う!と思い始めた。
なんとなく、スタンドバイミーみたいな甘酸っぱいロードムービーだと思っていたのだ。
違う!
重い、暗い、暑苦しい。
暑い、ではなく、暑苦しい。
右を>>続きを読む
さいきん、あまり深く考えずに見た映画にハマってしまうことが多い。
これもその一つ。
じわじわくる薄気味悪さに、もしかしてこれもホラーだったか!ゴースト系か?とかハラハラしつつ見ていたが、どうやらホラー>>続きを読む
かなり、かなりすごい映画だ。
どんでん返しやらエンターテイメントに必要なものはみんな入れました、みたいな映画。
内容もスケールでかい。
ラッセル・クロウはこれまた何もここまでしなくても…なむさくるしさ>>続きを読む
安定の面白さだ。
今回は素晴らしいキャストにダスティン・ホフマンが加わった。
反則である。
ベテランが全てを放り投げて下ネタを言い、暴れ、喧嘩するコメディ。
デ・ニーロもやはり面白い。
今回も母親が無>>続きを読む
この手のアドベンチャーとファンタジーがある映画の中では、とても好きなタイプの映画だった。
以前からジョディ・フォスターはかなりコメディエンヌとして上手だと思っていたが、今回確信した。
登場人物は少ない>>続きを読む
悪い顔をしてる。
フィリップ・シーモア・ホフマン。
今度は何をするんだ?とつい思うなあ。
そして気の強い長男風を弟に吹かして吹かして。
父親だけ見れば真面目な爺さんの物語でちょっとハードボイルドなくら>>続きを読む
嘘みたいに楽しい映画だ。夢ならずっとこの映画に浸っていたい。
才能があるからにすぎないわけではなく、きっと出会いによって思いもよらない楽しいことが起こる気がする、そんな勇気をもらえるような映画。
だめ>>続きを読む
なんども言うが宮藤官九郎が好きだ。
そこに出る俳優さんたちは何度も出る人がいて、長瀬智也もそうだ。
わたしは長瀬智也という人の演じるバカな◯◯シリーズとでもいうべきドラマが好きで、今回もちょっとそんな>>続きを読む
どんでん返し返しで、つまり2回ある。
ハッカーものねえ、と時代的にもついていけないかと思ったが、何よりテンポがいい。
ビートの効いたBGMがまた調子よく、昔の人間としては今やテクノにこれだけの感情を>>続きを読む
コーエン兄弟作かと思った。
しかし、詐欺師というのは実際に会うとこれほど嫌なものはないが、映画ではとにかく面白い存在だ。
この映画のキャストや舞台、時代、ファッション、音楽、すべてが好みで外れるわけ>>続きを読む
バリはハマる島だ。
初めて行った時に出会ったイギリス人の女性は「パラダイスよね」と驚いていたので、確かにそうだとうなづいた。
BBCのドキュメンタリーかと思うくらいにスケールの大きいケチャや、ガムラン>>続きを読む
最近すっかり菅田将暉という俳優に魅せられている。
山のようにある作品の数々。
どれもが違うキャラクターである。
そしてこれは男子高校生。
見終わっていま、これって見た人が関西の人かどうかによって違うの>>続きを読む