こういう映画はもっと撮られるべきだし、こういう映画をもっと観るために長生きしたい。
ヤクザ映画っぽい何か。ヤクザ映画ではないし、ドンパチ少なすぎて萎えた。血が煮えたぎる感じではなく、冷血って感じ。
ただ歩いて、写真撮って、たまに演技するだけなのに何でこんなに面白いのか。
みんなそれぞれキャラが立ってて素敵だったけど、やっぱり童貞大学生がいちばん輝いてた。気の抜けたフュージョン最高。
佐藤慶が唐突に登場して女を語り出すところ良かった。何言ってるか解らなかったけどグッときた。
極東で暮らす者として大航海時代の語り口の違和感は永遠に拭えないんだろうけど、それなりにロマン感じて面白かった。
悪趣味だけど台詞が所々ポエティックかつクリティカルではっとさせられた。殺しの場面も強烈だけど、面と向かって口臭いって連発するの残酷だと思った。
かかあ天下復讐もの。ダメンズ雷蔵で気楽に観れるけど、現代の女性が観たら、少しムッとするんじゃないかって思った。
仲代達矢を愛でる映画だし仲代さんの為に撮られた映画だったけど、黒木華も凄く良かった。あの不機嫌な感じドキドキする。
猫がびゅーんびゅーんって襲ってくるとこ和んだ。音楽がぶりぶりでカッコいいし、タイトルバックもおしゃれだったけど、期待を超える感じじゃあなかった。
虚と現を彷徨う安田顕にマジック起きてた。宇野さん、また本人役っぽいので出てる。
三浦透子の不思議な魅力。角度によってはユメカさんに見えるときがあって、ドキドキした。前田敦子は相変わらずの安定感抜群の演技で安心してみれる。
サガンはいいよなあ。あの時代、あんな扱いされてたのが不思議。あんまピンと来なかったけど、ラストの誰もいない喫茶店に流れるパッヘルベルのカノンがかっこよかった。