まぬ子さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.5

ハメてたんだか、ハメられたんだか、

兎にも角にも、人をハメようとすると、ハメられるのは不可避ですよと思うわけです。


パナマのくだりは、広げなくても木を低く切ればいいんじゃない?と思ったのでした。
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.6

めちゃめちゃいいじゃないか!
UnderWorldの音楽が最高すぎて、ヘッドホンで見なかったことを猛省。

今まで、「シャブ中の辞めたいけど辞められないどうしようも無いクズどもを描いた映画なんだろうど
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.3

ワケワカメ映画。難解ではないけど、むずかしい。観客に媚びない映画だな。

やべー、さっぱり分からんどうしようと思いながらも最後まで観てしまった 笑
こんなに置き去りにしておきながらも、最後まで飽きさせ
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

タクシードライバーやキングオブコメディのクレイジーな役でばかり見てたけど、この渋いおっさんこそ、そもそも私の中にあったデニーロのイメージだ。

他のマフィア映画とはまた別の路線で、泥臭いかんじ。
裏切
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.6

あ〜!もうなんだいいいじゃないか!

なんだあのプロポーズは!
この手の映画に泣きそうになる日がくるなんて、わたしもヤキが回ったもんだな…

邦題のセンスは例の如く残念な感じだけど、内容としては、決し
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カレとカノジョ(2014年製作の映画)

4.6

泣いた。

一組のカップルを定点カメラで描いたショートフィルム。
初めは何をやっても一緒で幸せにそうな二人でも、時間が経つと一緒にいることが当たり前になり、やがて心に溝ができていく。
共に過ごす時間が
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.2

笑いもストーリーも先読みできてしまうし、テンプレートどおりで正直印象に残りにくい一本だなというのが率直な感想だけど、
その分見やすさでいうと、かなり見やすくて、流し見してても楽しめる程度にわかりやすい
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.8

🐻🌻🌸🌻🗻🌸🌼

鑑賞後2週間ほど、花やクマ、崖、最早ただ緑のものを見るだけで、ミッドサマーに脳内変換されるという奇病にかかってしまった。なんという祝祭に迷い込んでしまったんだ!
ちょうどどうぶつの森
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.8

観るタイミングが良すぎた。
もう天の思し召しとしか…

"みんな大好き"好感度バツグンの優等生映画なんだろうと思いclipすらしていなかったけれど、何気なく手に取ったら、刺さる刺さる…。顔中から色んな
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.8

どんな漫画にもコマの間に余白がある。
現実世界でも、ほとんどの瞬間が余白だったり行間だったり。
でも、行動を起こさないと、華やかな絵になるコマへは進めない。

「魔法にかけられて」がディズニーだとした
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.6

展開ももちろんいいけども、ビジュアルが圧倒的にカッコイイ!
資源が枯渇し、指導者イモータン・ジョーの独裁政権への決死の謀反!
国の女を連れ、緑の血を(楽園)へ向かう女軍人フュリオサと、妻を亡くし彷徨う
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グローリー(1989年製作の映画)

3.8

「ここにニガーはいない。ニガーはお前だけだ」

きっと白人から言われる「ニガー」という差別用語よりも、同じ黒人同士で言われるこのセリフの方が重い。モーガン・フリーマンの演技だけで泣けてくる。

肌の色
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.4

愛すべきバカ映画!
さすがエドガー・ライトだわ。もう大好き。

好きな女の子と付き合うためには、7人の元カレ達を倒さなければならない!

ギターからアルファベットが飛び出てきたり、唐突にサイキックバト
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.6

かなりドープでトチ狂った映像表現!
湯浅監督はまぎれもない天才だな。デビルマンも早く観なくちゃ。

たまらなく惹かれるキャクターデザイン!サブカルを通り越して幼児性すら感じる笑
芸人たちの写真加工が入
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.4

バグダッドに派遣されたある爆弾処理班を描く社会派映画。

タメのきついカメラ、役者のクローズショット、息を飲むようにBGMが消え…

なんて演出はない。音もなければ過剰な演出もない。
そう考えると、「
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

気持ちいいくらいの爽快感!!
そうだ私が求めてたのはコレだ!

「なんだよあいつ?ブギーマン(ヤバイ奴)か?」
「違う、ブギーマンをぶっ殺す(役割の)奴さ…」

犬を殺され、復讐に燃えるジョン・ウィッ
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

台風ハイに、箸が転んでも可笑しいお年頃の子供達。
遠くない過去にあった気がしたけど、思い返すと結構遠いわ笑
微妙な溝を感じながら鑑賞してたけど、体育館で踊るシーンで、はっきりと大人には踏み込めない領域
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(1963年製作の映画)

4.0

女優さんが可愛らしすぎる!
ゴシップガールで悪名高い令嬢が、ある仕返しをするため片田舎へ向かう。が、そこでは徐々に鳥が凶暴化していくのを目の当たりにする。設定がすでに素敵。

あら、誰かしら?のシーン
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.7

あ〜なんて獣実した映画なんだ!素敵すぎる!
猫派には悪役のシア・カーンですら可愛く見える。必死に木の隙間から這い出てきたり、落ちそうな木にしがみついたり。必死な顔があるある過ぎて笑う。猫も虎も同じだな
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.5

物量がすごい!
KAIJUにしろ、町にしろ、膨大な物量なのにすぐ死ぬし壊れる!なんてコスパ悪いんだ!(褒めてます)


# 105/2019

ルパン三世 GREEN vs RED(2008年製作の映画)

3.8

ルパン三世ってどんな人物なのか?

GREEN vs RED はタイトルで異なるルパンのジャケットの色のことで、過去のルパンシリーズではジャケットを始め、顔や流儀、美学など微妙に違う。世界各地からルパ
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.7

あるCIA捜査官がビン・ラディンを追い詰めるにいたるまで。

はじめは志望した上での配属じゃなくても、一筋の可能性を得た時、それは使命へ変わっていく。
ビン・ラディンを追い詰め始末することが、彼女の正
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

突如現れた巨大生物から逃げ惑う様子をハンディカムで記録。Youtubeの実況放送ってこういうかんじなのかな。
「クロニクル」や「サウルの息子」がこの作品に影響受けてないわけがないよね。
Youtube
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.5

思いのほか火曜サスペンス劇場みたいな内容だったな。

不倫の仲である社長夫人と部下の男が、女の夫を自殺にみせかけて、殺すことを企てる。
作戦実行中に、思わぬアクシンデントでエレベーターに閉じ込められた
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.5

ああ〜もう!これぞおとぎ話!!
美女と野獣に次ぐロマンチックなお話だなぁ!昔の2Dアニメ版でも観てみたい!

魔法の髪を生まれもったがために、18年間山奥の塔に幽閉された姫・ラプンツェルの解放の物語。
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波止場(1954年製作の映画)

3.5

生き物の世界ははどこまでいってもピラミッド構造なのか?

波止場での恐怖政治を描いたクラシック作品。
権力者である冷酷非道なジョニーと、彼に拾われ育てられた元ボクサーのテリー(マーロン・ブランド)。
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素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

3.4

淡々と進むのに、なんだか愛らしく感じるとあるブルジョワな一家の群像劇。

キャリアウーマンな母親、ずっと室内で汽車の模型で遊んでいる父、ホームレスと絡む息子、その息子が想いを寄せるカフェの看板娘とその
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.6

さすがに全部は追えないけれど、続編に備えてせめてもの予習。
子供の頃いくつか観てるはずだけど、残念ながら記憶は曖昧。なので、すなおに設定やゴジラの概念は楽しめた。

ハリウッド版ゴジラは首が太い!
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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.6

人間をミクロサイズに縮小し、体の中から病気を取り除く技術がもしあったなら。
昔ジャンプでこういうマンガあった気がする。

原子力によって動くミクロ潜水艦に乗って血液内を遊泳。
施術患者は重要人物で、そ
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.0

いまいち空気の読めない絵画の目利きが、高慢で嫌なやつ極まりない雇い主に、モネの贋作を売りつけ大金を騙し取ってやるぜというドタバタコメディ。

なんだかどのジョークも笑えなかったな。
序盤でスネイプ先生
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.4

「欲望という電車に乗って、墓地に乗り換え、エリジアンフィールド(極楽)で降りたいのだけど」

'欲望922号'に乗り、妹夫婦のところへ転がり込んできた挙動不審な姉。彼女に苛立ち過去を暴こうとする妹婿。
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

恋人を事故で失くした男の、自殺決行日の一日。

愛を感じられるまま死を迎えるのって、何よりも幸せなことだと思う。その反対が孤独死。
この男の場合、恋人を失くした喪失感と絶望に打ちひしがれ、思い残すこと
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

娘を持つ父親なら、きっとラストシーンはたまらないだろう。

イギリスの田舎町の階級差を超えたラブストーリー。
どのシーンも格式高くて美しかったけど、特にジャケットのシーンは格別!

気が強く皮肉屋の次
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モモ(1986年製作の映画)

3.9

不思議な女の子モモと、彼女の友達から時間を奪っていく灰色の男たち。

灰色の男たちが人生のあらゆる時間の内訳を説明し、人々を改心させようとするシーンは妙に説得力がある!笑

睡眠時間や労働時間だけでな
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.1

子供の頃のトラウマ映画

といっても、初めて観たのが子供の頃でもちろん理解できず、その上造形は不気味で気持ち悪い印象のまま大人になってしまった。大好きなルパンシリーズの中で唯一大嫌いな作品だった。
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ミッシング(1982年製作の映画)

3.6

ギリシャの社会派映画監督コスタ・ガヴラス。
ギリシャ出身の友人が猛烈にプッシュしてた監督なんだが、他の作品が全然流通してねぇ笑。そしてようやく見つけた一本。

チリで起きた軍事クーデターに巻き込まれ、
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