マオニーさんの映画レビュー・感想・評価

マオニー

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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

今後結婚して子供が欲しい人に絶対観てほしい映画かも。一度壊れた家族はもう元には戻れないという現実がハッキリ描かれてる。
夫婦のうち、どっちか又はどっちもダメ人間みたいなパターンではなく、これはどちらも
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.9

ジョンバリモア、色気あるなぁ。とてもこうはなれないけど、男として憧れる。彼の気遣いや優しさも手伝って、後ろ姿だけでもシビれてしまった。悪人になりきれない悪人、結局は悪人なのにどこか惹かれるよね。
グレ
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ミスタア・ロバーツ(1955年製作の映画)

4.1

ヘンリーフォンダ、カッコいいなぁ。
上司に立ち向かう部下想いな男が似合ってる。また役だけでなく、ジョンフォード監督ともゴタゴタがあったそうで、今作で喧嘩別れしてしまったそうな。うーん、なんか悲しいな。
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.8

ドタバタスクリューボールコメディ!
普通に観てるとキャサリンヘプバーン演じるスーザンにイライラしてくるんだけどさ、途中から諦めがつくのね。
普段は頭が固いからこそ、"こりゃ馬鹿馬鹿しい"と笑えるのかも
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ハッピー・ロブスター(1959年製作の映画)

4.2

まず冒頭のドリスデイのファッションが超好き。赤いギンガムチェックのシャツにロールアップしたデニム、そして足元はネイビーのデッキシューズ。まさに東海岸のアメリカ伝統的スタイルで、彼女のはつらつとした役が>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.8

大作には"INTERMISSION"が付きものなのか。またまた良い映画だった。
オードリーヘプバーンがこんなに歌上手いとは思わなかった。そして何より美しい。正直こういうレディに生まれ変わる系のなかでは
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有名になる方法教えます(1954年製作の映画)

4.2

ジャックレモン久々に見れた〜良かった〜!
「アパートの鍵貸します」観てから絶対俺好みだと思っていたんだけどそれぶり。今作も好きな彼で居てくれた。ウディアレンを彷彿とさせる(ウディアレンが影響受けたのか
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アダム氏とマダム(1949年製作の映画)

4.0

カップルとしても有名だったスペンサートレイシーとキャサリンヘプバーンの名コンビっぷりがこれでもかと発揮されてた。
もうさ、演技っていうか、まるっきり夫婦の会話なのよ笑
それぐらい息が合ってるな〜と感じ
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.8

ジョージキューカー監督サスペンスも撮るんだなぁと意外に思った。
ストーリー的には王道で先が何となく想像出来ちゃうんだけど、それでもちゃんと楽しめるあたりは流石監督。イングリッドバーグマンの衰弱しきって
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スタア誕生(1954年製作の映画)

4.3

すげえ大作観れたな。時間154分てなってるけど実際180分コース。これまでで初めて"INTERMISSION(休憩時間)"て間に流れて、映画的にも合うし素敵〜とか思っちゃった笑
スタア誕生っていうから
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奥様は顔が二つ(1941年製作の映画)

3.7

グレタガルボ遺作。35歳にして引退を決意した最後の作品はどんなものかと。
いやはや、バリバリ現役過ぎるなぁ、もったいない。しかも引退作っぽくない笑
ゲレンデで出会ったリッチマンと速攻結婚しちゃったスキ
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フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

3.6

キャサリンヘプバーン演じる御令嬢トレイシーを中心に巻き起こる三角?四角?関係ラブコメディ。(なんとも言えんし、多分合ってない笑)
最終的に元の鞘に戻る感じなんだけど、デクスターがトレイシーを、リズがコ
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椿姫(1937年製作の映画)

4.4

おいおいおい、こりゃ驚いた。
理想と現実がこんなに綺麗に描かれた作品ってなかなかないんじゃないかな。愛する人の幸せの為に自分は身を引く。こりゃあね、俺は無理よ笑
ジョージキューカー監督の強みがこれでも
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素晴らしき休日(1938年製作の映画)

4.1

ジョージキューカー監督、美しい女性を手掛けさせるなら彼だと言わせるだけある。繊細な心を描き出す技術が凄い。この時代にこういった作品を作れる人がいるのかぁとただただ感心した。
ケーリーグラントは私生活に
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風雲のチャイナ(1933年製作の映画)

3.0

イェン将軍の目元とか髪型なんか変だなと思ったら、演じてたニルスアスターがスウェーデンの俳優なのだと。吊り目で一重で眉毛の書き方、怪しげな雰囲気漂う喋り方も含めて、当時の中国の将軍という感じがした。実際>>続きを読む

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

4.2

ケイリーグラントってこういう演技出来る人なのね!スター俳優のイメージが強かったけど、コメディな演技が多くて驚いたなぁ。調べたら、ケイリーは貧しい生まれから周りを惹きつける為にこうした演技を身に付けたと>>続きを読む

群衆(1941年製作の映画)

4.2

これまでの描き方である、"主人公が根っからのヒーローで大衆の味方になり、権力者に裏切られ大衆の敵になり最後に逆転勝利"という流れではなく、"体たらくな主人公が金目当てでデッチ上げられた役を演じたら大衆>>続きを読む

失はれた地平線(1937年製作の映画)

3.6

この映画、一見訳分からん。けどこういうことを伝えたかったのかなと思うところも。
理想郷シャングリラでは争いがない。"自分と親友がもし同じ女性を好きになったら、親友の幸せを思って譲りましょう。"とか、こ
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一日だけの淑女(1933年製作の映画)

4.0

人々の善性を信じたフランクキャプラ監督らしい素敵な作品。
そんなことある?みたいな斜に構えた見方をしちゃうのは、俺が歪んでるのか、はたまた情報社会に踊らされて現実的に物事を見ちゃうようになっちゃったか
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奇蹟の処女(1931年製作の映画)

4.0

全く関係ないけど「我が谷は緑なりき」って映画を観て、信仰とは何のためにするのか。ってことを考えさせられたのを思い出しちゃったなぁ。形式だけの信仰ってのが風刺される作品が多いのは、そういった人が多かった>>続きを読む

狂乱のアメリカ(1932年製作の映画)

4.0

"素晴らしき哉、人生"に通ずるものあるねぇしっかりと。やっぱフランクキャプラ監督は人の善性を信じたいんだろなぁ。
振り返るとこういう作品を作り続けて上記の名作が生まれたんだと思うと納得できる。
社長(
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オペラハット(1936年製作の映画)

4.0

この頃のフランクキャプラ監督作品はどれもなんかやっぱ似てるなぁ笑
基本さ、"自分はどういう考え方でどういう人間でありたいか"ってのを徹底した主人公が多いような気がする。今作のゲイリークーパーも正にそれ
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軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

3.9

戦争物って、その最中を描いた物や、英雄の話が多い気がするんだけど、これは戦死した夫が国に弔われなかった奥さんの悲しい話。家族が亡くなった事自体が悲しいってか生きていけないぐらいなのにさ、弔われないって>>続きを読む

我が家の楽園(1938年製作の映画)

3.8

安定のハッピーエンド、フランクキャプラ監督作品。
幸せとは何かを考えさせられる作品で、お金よりも友情や愛、自分にとっての幸せを大切に。って内容で、終戦前でこういう考え方を打ち出すものがあったことには驚
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.8

この時代の映画特有なのかな、というかこういった労働者が多く居て不思議なことじゃなかったのか、かなり苦しい出来事が淡々と描かれていく感じがある。一見サラッと放った一言がどれも力強くて重い。
だってさ、何
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.7

ビングクロスビーが歌上手いし柔和で大人でヒーロー過ぎる笑
しかし老神父役のバーリフィッツジェラルドもアカデミー賞の主演・助演男優賞にどちらもノミネートされるという演技の素晴らしさもある。彼の存在があっ
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

やっぱコメディ系めっちゃ好きだわ笑
面白い主人公が優しいやつだと、周りのクズたちのクズっぷりが際立つのかしら、最後まで悶々とさせられたよ〜ほんとに。
ジャックレモン好きになったわ。色んな作品観ようと思
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.0

なんか大人になるとさ、仕事とか人間関係とか色々な忙しさに追われて、感情が純粋なものじゃなくなってたりするのかなぁと思わされたな〜...
ジョッシュとビリーが余計なこと一切考えず、何事にも全力で心から楽
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紳士協定(1947年製作の映画)

4.5

ユダヤ人差別を題材に記事を書く人の話。
斬新な切り口を求めて、自分がユダヤ人であると偽って生活を送るんだけど、自分に対しては勿論、家族や周りも苦しめる。
自分はどうありたいか、そしてどう行動するのか、
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スティング(1973年製作の映画)

4.0

無心で楽しめる映画。ストーリー展開も王道で、常によい緊張感があり最後まで飽きずに観られた。若きロバートレッドフォードもカッコいいし、ポールニューマンの飾らない着こなしは個人的にグッときた。コンフィデン>>続きを読む

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.2

1930年公開。トーキー映画が大衆向けに初めて作られたのが1927年のことだそう。そしてまだ第二次世界大戦(1939年)を控えたこの時期に作られた反戦映画ってかなり貴重なんじゃないかな。
当時の人々の
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駅馬車(1939年製作の映画)

3.5

なんだかあまりパッとしない感じだったけど、脚色が凝り過ぎてなくて逆にリンゴキッド役のジョンウェインの渋さが際立ってた感じがする。さり気ない気遣いや静かな物言いが、高倉健さんを思わせるような感じがしてカ>>続きを読む

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.0

家族のことを考える機会が増えたタイミングで見られてとても良かった。人生楽しいこと悲しいこと色々あるけど、その傍らには家族や友達がいて、その時その時のみんなに感謝したいし誇りに思いたい。

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