maomeiさんの映画レビュー・感想・評価

maomei

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最愛の猫様2匹と珈琲があればたぶん生きていけます。英国系や香港系びいきなところがあります。

映画(315)
ドラマ(1)

母の残像(2015年製作の映画)

3.7

残された男たちと女の遺したもの。もうそこに居ないのに、居なくなって初めて触れられるものがあるというのは切ない。

ラースフォントリアーの甥っ子さんらしいけれど、個人的にはおじさんの作品よりも観やすいよ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

うわぁぁぁ…怖い。気づいたら怖い系のやつじゃないかこれ怖い。表向きには多機能死体のラドクリフ君としょんぼり系ポールダノが繰り広げるシュールコメディ、だけど結局アレがアレって気づいた時に怖くなって、悲し>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

キリアン力(ぢから)が最大瞬間風速を記録したあのショットにプラス0.5スコアを足しました。分かってる…よく分かってらっしゃる…。

ほぼ実話だし、脚色で尾鰭をつけようとせずにしっかり描こうとする姿勢に
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.8

ノオミラパス七姉妹vs未来の一人っ子政策。食糧難と多生児出生多発の近未来を舞台に、祖父に匿われ育てられた月曜〜日曜の七姉妹が生き残るためのサバイバル。そこはかとなく漂うB級感が逆に良い味出しているし、>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.2

ンンッ、ファッションモチーフのサスペンスだと思ったら違った。何ともオカルトな霊的サスペンス、のような気がする。気がする、というのも感想としては妙なんだが、疲れてた時に観たのがいけなかったのか、靄に包ま>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

転生を繰り返す犬生。そうであって欲しい、と我々人間が勝手に思ってるだけなんだろう。それでも思わずにいられない位、かけがえのない家族であることは間違いないんだ。だから長生きして欲しい、ずっと一緒にいて欲>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

ファミリー映画。下ネタグロスプラッタに目を奪われがちだけど、実に真っ直ぐな作品。…という訳で待望の続編、前作の秒でホレたオープニングシークエンスも、続編ということで(予算マシマシなせいか)悪ノリパワー>>続きを読む

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.3

猫様に話しかけるクリストファーウォーケン様が観られるよ。猫様の動きがちょっと強調されたCG的なのが残念。少しムスッとしたあのお顔が雰囲気たっぷりだったから、それだけでよかったのになぁ。中身がおっさんの>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.8

いい作品なだけに邦題サブタイトルが少々残念。ボストンマラソン爆破テロの被害者で、悲劇のヒーローに祀り上げられた男の姿。美論に傾倒せず、あくまで人間くさく等身大だからこそ心に響いてくるんだろう。自衛的で>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

人生のうちに巡り会えるか分からない、そんな大切な瞬間を、ひと夏の出来事として淡く切り取った物語。その立会人になれたような気がして嬉しかった。それは立ちはだかる現実の切なさと同時に、清々しく爽やかな余韻>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

やだこれ傑作!2017年のうちに観てたら間違いなくベスト入りでした。

ホラーの顔してサイコスリラー、実は序盤から伏線が巧妙に張られながら展開する、何とも不気味な物語。黒人の青年が彼女の家族に会いに行
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

何を言ってもネタバレ、かつ一見さんお断り状態になってしまってるので何を書こうか…。

MCU全作リアルタイムで追ってきた身としては、恐る恐る観たものの、個人的には思ったよりダメージが少なかったというか
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.8

最近マークウェブ作品が心にしみるようになってきた。恋愛モノよりも、人間模様を切り取るようなドラマの方が好き。

今にモヤモヤしてても踏み出せない、微妙な青年期の主人公に訪れた、とある家族にまつわる秘密
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

イザベル・ユペールすごいな…以外の感想をうまく述べられないんだけれど。だいぶエキセントリックなスリルサスペンス。性癖を形成する要素となったものは人それぞれだろうけど、それを笑うことなんて出来ないなぁ。>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.4

ある意味いちばん“らしい”のか。クストリッツァ好きだけど、これは頭の中そのまま蔵開きしちゃったんじゃねーかと思う位の混ぜすぎ危険感。なので万民にはオススメしません。

変わらず根底には戦争の非情さがあ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

2回目鑑賞。趣味悪いと言われるかもしれないが、個人的には展開も含め好きな作品。

あの素晴らしい愛をもう一度、的な結婚後の物語。痛々しくツラく、どこか滑稽なものがあるが、本作はカットでつなぐふたりの過
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.7

戦争が生む悲劇の形は複雑だ。収容所から脱し、元の顔を失っても、未だ自分を愛しているのか分からない夫の元へ帰る。愛を確かめようとする行為は愛なのか。ほのかにサスペンス要素を含みながら、描かれるのは戦争が>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.1

私のスコアはポン引きイーサンホークに捧げましたのであまり参考にしないで観ていただきたいのですが、その点に関しては最高に最高な熱量でお勧めします。

冒頭のスペースオデッセイや、懐かしいア○ターかな?な
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.6

おバカ映画のふりして、ホラー映画へのオマージュやアツイバディ要素も詰め込んだ切れ味良い不謹慎コメディスプラッタ仕立て。初見はツ○ヤの発掘良品だったと記憶しているけど、こういう埋もれがちだけどトガった作>>続きを読む

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.8

マイケル・B・ジョーダンに惹かれての2回目鑑賞(これからfilmarks未記録は再鑑賞したら記録していこうと思います)

冒頭の実際の映像にはいつみても心臓をギュッと掴まれるような衝撃があるし、その後
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.9

これ言うの何度目か分からんけど、Netflix限定にしとくの勿体ない作品ゴロゴロあるな? これもその一つ。TLでの評判よく、少々期待高めに観たけれど大変好みの一作だった。

皆が現代版西部劇、というの
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.8

ボストンマラソン爆弾事件の実話を基にした緊迫感。有名な事件の展開や結末は知っているが、それでもまるで爆破テロの最中に居合わせたかの様な緊迫感が、タイムラインに沿って終盤まで続く。そこが映画的な手腕だと>>続きを読む

オペレーション・クロマイト(2016年製作の映画)

3.8

リーアムさんがマッカーサーで、ジョンジェさんが共演なんて、私は夢でも見てんのか??と企画段階から楽しみにしていた本作。劇場公開が限定的すぎて涙をのんで見送ってのレンタル鑑賞となりました。

朝鮮戦争を
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

ワカンダ・フォーエバー!!! んんっこれは、これは素直に楽しかったぞ?!段々怖くなってきたMCUアベンジャーズ界隈において、素直にエンタメとして楽しめたので良かった。(個人的にはピコピコラグナロクから>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

兼ねてからずっと楽しみにしていたサリーホーキンスとイーサンホークの今作。無事に初日鑑賞できた感激のままに綴るとかなり偏った感想になりそうなんだけど、本当に二人の演技あってこその素晴らしき世界!

モー
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

前情報ほぼ無しで観たイーストウッド作品は、実話に基づくフィクションと実録ドキュメンタリーの間。実際の本人達が演じているから当然かもしれないが、映画の中にリアルが取り込まれる不思議な感覚にとらわれる。そ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

優しくてきれいめな方のギレルモデルトロだった。揺蕩う水の青、恋するドレスの赤。青みがかって少し沈んだ色彩の世界は、まるで海中のようで幻想的。『普通』ではない者へおくる賛歌というよりも、そのままを受け容>>続きを読む

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

3.7

テレンスマリック好きを自認する私でも、ちょっと難易度高いかな?と思ってしまうくらいには邦題から連想する物語とは違ったように思う。「聖杯たちの騎士」はタロットカードのカップのナイト、クリスチャン・ベール>>続きを読む

レジェンダリー(2017年製作の映画)

3.4

トムホくんにバーンサルさんにりちゃみ殿!と揃いながらほぼソフトスルーになってしまったのが解せなかったけれど…なるほど。私みたいなヲタは別として、世界史中世の宗教事情、とくに十字軍あたりが理解できてない>>続きを読む

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.6

新感染〜の前日譚として話題になったアニメ、ソフト化でようやく観賞。件の新感染〜は昨年のベスト入りでお気に入りの一作。元々アニメ出身の監督の世界を垣間見れた気もした。

ホームレスから感染拡大し、それを
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羊の木(2018年製作の映画)

3.8

いや〜久々きましたね!これぞ松田龍平!って感じで龍平さんファンとしては手に汗握るサスペンス。最近特にあるようで無かった役だなーとしみじみ。

刑務所あがりの6人を受け入れることになった地方自治体と、彼
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

3.4

90分フルでアミハマの瞳から鼻梁をじっくりじっくりどアップで堪能できるおまけ付き! 画家ジャコメッティ最後の肖像にまつわるエピソード。偏屈おじいちゃんを演じると右に出る者がいないのではと思わせる、ジェ>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.5

あの日見た、脚のない鳥を探しに。死ぬ迄に劇場のスクリーンで観たい映画がまた一つ叶った。VHSで初めて観た時の感情がリアルに蘇り、新たな記憶で上書きされる素晴らしい映画体験だった。

思えば王家衛の物語
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

とても、とても良く出来ている映画。偉そうに聞こえるかもしれないが、それ以外に表現する言葉が見つからないから許してほしい。自分自身は登場人物の誰にも激しく感情移入することなく、俯瞰的位置で淡々と冷静に物>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.1

観終わって映画館のトイレから出られないくらい泣き腫らした。天才児ゆえの孤独、親だからこその固執、なにものにも代え難い愛。こんなの出来過ぎじゃんと言われてもいい。終始気持ちよく泣けたし、終盤のとあるワン>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

3.7

妻が暴行された夫の犯人捜し、それは復讐なのだろうか? イスラームの家族観や男女観が垣間見える、多くを語らないながらもしっかりと考えさせるスリリングなドラマだった。だいぶ欧米的と言えるような要素を前提に>>続きを読む

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