たまさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

たま

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アスファルト(2015年製作の映画)

3.5

なかなか不思議なそしてシュールな映画でした。
ありえないようなエピソードもありセリフも最低限という感じ。
それなのに余韻が残る映画。
孤独な6人のそれぞれの出会いを3つのエピソードで描かれている。
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.5

私もかねてから自身で食事や身の回りの事が出来なくなるまで生きたくないと思っていたので、マドレーヌの気持ちはとても理解ができる。また母親が自ら死を選ぶことに断固として反対する息子の気持ちも、自分で母の面>>続きを読む

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

4.5

少年の無垢で一途な思いが胸を打つ。
背が低く気弱な少年に寄り添う様に同じ目線で接する父親。父と少年の関係が素晴らしい。
始まりはコメディ映画なのかな?と思わせるが日系人に対する差別、原爆の投下、日本人
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ある戦争(2015年製作の映画)

4.5

デンマークがこんな骨太の映画を作っていたとは。構成も脚本も演出も演技も素晴らしい
前半はアフガニスタンとデンマークの家族の日常を交互に描き、後半は緊迫した法廷でのシーンと家族の葛藤が描かれている。
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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

2.5

良いワインは良い葡萄がなければ存在しない。葡萄農家の地道な努力が私たちがなかなか口に出来ないような高級で美味しいワインを世に送り出しているんですね。
お洒落にワインをテイスティングしていた主人公がいつ
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禁断のエチュード マルグリットとジュリアン(2015年製作の映画)

1.5

打算的な性格なので純愛というものに感情移入しずらかったですが、禁断の愛というテーマのおかげで(?)なんとか見れました。
時代背景をあえて分からなくしていますがいつの時代にもありうると言いたかったのでし
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君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)

2.5

重いテーマを爽やかな青春ものに描いている。きっとそこに至るまで本人も母も妻も悩み悲しみ決断した事であろうが、もうそこは描かず最後の毎年恒例の友人達との旅を描いたロードムービー。悩みを共有し弾けるときは>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

カズオ・イシグロの作品は日の名残りしかしらないが、まさかのSFでいきなり戸惑った。
とにかく暗く重い映画だった。
医療、科学の進歩により本来の人間の在り方が変わってしまうことに対する警鐘か。それとも決
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マザーズ・デイ(2016年製作の映画)

2.0

アメリカでは母の日がこれほどまで重要とは知らなかった。
監督も出演者もビッグネームだけど、それぞれのエピソードが奥が浅くて共感するまで行かなかった。
ジェニファー・アニストンの演技も大仰過ぎて見てられ
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フェンス(2016年製作の映画)

3.0

トロイは自分の話ばかりし人のことは全く顧みない。典型的な俺様タイプ。
ローズは裏切られても耐えるだけ。この時代の女性はこんな生き方しかできなかったんだろう。
家では責任があり心からくつろげなかったから
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

2.0

時は戦時下。時代に翻弄される男と女。もっと感情の起伏が表現されて欲しかった。
マリオン・コティヤールが素晴らしかった。

アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(2015年製作の映画)

2.5

フランス映画界の巨匠の作品だったのは知らなかったし聞いてもなんかピンとこなかった。アントワーヌがアンナと一緒にアンマに会いにいく旅に出るところで有り得ないでしょ!って感じに。
そーなることは誰でもわか
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ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

3.5

初めてブラジル映画を観賞。
タイトルとブラジルというだけで陽気な映画を想像したが、スラム街が舞台の暗く重苦しい画面とクラッシックの美しい音色という異色の取り合わせ。貧困と麻薬や犯罪が蔓延る街。子供たち
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キアヌ(2016年製作の映画)

2.0

罪です!可愛すぎて罪です!
キアヌ見たさだけで観賞。
普段は決して見ないタイプの映画だけど、キアヌのために普通の男達がはったりかまして薬の売人と張り合うのは笑えた。
犬好きのアメリカでも日本と同様に猫
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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(2015年製作の映画)

4.0

愛する人を守りたい。誰もが当たり前に思う事。ローレルはただそれだけを望んでいた。当たり前の権利が拒絶される同性愛者というだけで。
今から15年位前の話。
保身や無関心な人々の考えを変えたのはローレルの
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

2.5

私からするとハーディ教授も天才だけど、ラマヌジャンはその域をはるかに超えている人物なんですね。まるで空から降ってくるかのように数式が浮ぶのでしょうか。天才とは凡人には想像もつかないような存在です。
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JOY(2015年製作の映画)

2.5

いわゆるサクセスストーリーだけど劇的に描いていないところに好感が持てる。でも成功よりも周りの人間に振りまわされて大変な人生!って事ばかり印象に残ってしまったけど。
アイデア商品を創り出しても売るノウハ
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生きうつしのプリマ(2015年製作の映画)

2.0

ああ、なんともチープな映画でした。
ドイツからあっさりとニューヨークに行っちゃうし、言葉はどうするんだとかそんなに簡単に会えて話ができるわけないだろうとか、ツッコミどころ満載。おまけにいとも簡単に見知
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

2.0

毎日当たり前に飲んでるコーヒー、知らない事ばかりだった。生産者の顔と農園が印象に残る。もっとコーヒーを味わいたいと思った。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

なんなんだ!この映画は!
気になる女の子の気を引くためにとっさにバンドのPVに出て欲しいって言っていきなりそこからバンドを始めるという軽い青春映画と思いきや、とってもいい映画だったことに驚き!随所に感
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エル・クラン(2015年製作の映画)

3.5

いまだかつて多くの映画を見てきたけど、映画を見ながらこれほどまでに腹を立てたことがあるだろうかと思うくらいに父親が腹立たしかった。
自分が勝手に犯罪に手を染めるのは仕方がないかもしれないが、息子に強要
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ファミリー・マン ある父の決断/ヘッドハンター・コーリング(2016年製作の映画)

2.5

うん、ステレオタイプだよね。
ちょっと違うところは、夫は元々充分家庭的だと思うし、上司や同僚もとことん嫌な奴じゃないところ。まあ夫婦のどちらの主張も理解できる。
ありきたりなストーリーのなかでもジェラ
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.0

かなり前にウィル・スミス主演のエネミーオブアメリカという映画を見た。よく覚えていないがインターネット社会により、人々が国家に監視される日が来るのか…と恐怖を覚えたが、スノーデンのニュースを見た時この映>>続きを読む

ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.5

ジャーナリズムとは何か…と深く考えさせられた。真実を伝えようと奔走すれば人員も予算も膨大になるが、視聴者はもっと娯楽の要素が有るものを欲する。いくら良い番組を作ってもお金にならなければ会社は潰れてしま>>続きを読む

マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

4.0

子どもの頃から色んなことを共有してきた親友、お互いの良いところ悪い所すべて知り尽くしている、こんな親友がいない私にはただ羨ましいばかり。ガンを患ったミリーはそれまでは完璧とも言える人生。病魔に冒されて>>続きを読む

ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏(2015年製作の映画)

2.0

芸術監督が硫酸をかけられたのはニュースで見て驚いた覚えがあるけど、このドキュメンタリー映画がその事を中心に作られていたのがショックだった。純粋にバレエ団の裏側が見たかったのに。
バレエ団やロシア社会に
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ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

2.0

ほぼ実話と言うことに驚き。
ミスシェパードの秘めたる品格と音楽に対しての造詣の深さや流暢なフランス語を話す事など興味は尽きなかっただろうけど、とても寛容な人でなければ自宅の敷地内に車を停めさせるなんて
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

2.5

母の死に疑問を持つ兄と直視しようとしない妹。母が死んだ時5歳だった妹には感じなかった違和感が、10歳の兄にはトラウマの様に残っていたんだろう。自身の結婚や子供に対しても上手く対処できずセラピーまで受け>>続きを読む

テッド 2(2015年製作の映画)

3.0

とにかくテッドが可愛かった。
前作よりより動きがリアルになった?
オープニングのダンスからウキウキ、ワクワク。
前作よりお下劣度とお馬鹿ぶりが抑えられていたような気がしますね。その分見やすかった。
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.0

結末は知っている。だけど彼女の人生はよく知らない。ドキュメンタリーだから身近な人間の話が聞けるが、今はこの世にいないAMYの言葉は聞けない。でも彼女の残した曲の歌詞に彼女の内面が見える。

幼少の頃の
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

2.0

ジェームス・ブラウンのことはよく知らない。この映画を見れば知る事が出来るかなと思ったけど不作でした。あの時代に黒人が成功する為には、人並み外れた才能とカリスマ性あったはず、だけどそこがよく分からない。>>続きを読む

アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)

1.5

予備知識全く無しで鑑賞。ハンク・ウィリアムズも知らなければ、曲も全く知らない。これは興味がある人しか無理じゃないのかしらと思える。
ストーリーが平坦でエピソードがぶつ切れ。せっかくの歌のシーンも見せ方
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ニューヨーク、愛を探して(2016年製作の映画)

2.0

母と娘の物語。多くの登場人物がいるアンサンブル形式。それぞれの人生とそれぞれの母娘の関係がある。興味深いストーリーだけど、それぞれの話が浅いし着地点に無理矢理感がある。
普通見終わると自分の母の事を思
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.0

まるでおとぎ話のようなのに実際にあった出来事を題材にしているなんて。それも今でも現役女王がモデルとは、とても身近なお話なんですね。映画にワクワクしながら入り込んでいながらも、時々実際のエリザベス王女は>>続きを読む

或る終焉(2015年製作の映画)

2.5

何故デヴィッドは患者にそこまで献身的に介護をするのだろうか?
何故デヴィッドはただ黙々と走り続けるのだろうか?少ない情報の中から寡黙なデヴィッドの心情を思い巡らす。
私が観た映画の中で最も長いカメラの
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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常(2016年製作の映画)

2.5

里親の元を転々とする態度の悪い少女が、新しい里親の愛情で変わっていくというよくあるお話なので、どう心情が変化していくのかが焦点で見てました。優しくされることに慣れてない主人公は優しくされることに懐疑的>>続きを読む