テヘランからかなり離れた、クルド人が暮らす山間の村。
茶色く乾いた、かなり起伏のある広大な大地の奥にある。
文明とは切り離されたような場所。質素だけど、何不自由なく暮らしている。
自然の岩を利用した>>続きを読む
“自由か死か”
日本人には馴染みが薄い“ハリエット”という人物だけど、アフリカ系アメリカ人で初めて紙幣の肖像に採用されたという。アメリカではかなりの偉人であり英雄だ。
なんておぞましい奴隷制度。>>続きを読む
なんともクレージーな“キングリチャード”
すごいと言えばすごいけど、狂ってると言えば狂ってる。
ルイジアナで白人至上主義者に囲まれて育ち、悪名高き(?)カリフォルニア州コンプトン、自ら“ゲットー”と>>続きを読む
ドキュメンタリーだからの迫真さが際立つ。
表情や空気感が、演技とはこれほどまでに違うのかと思い知らされた。
盗まれた絵画の作者バルボラと、盗んだ本人カールが対面する。
それだけでも信じ難いことだ>>続きを読む
コテコテの恋愛もんじゃん。
人間とAIという事を除けばね
自分のことを人間だと思っていた人造人間ことシンセが、その開発者と恋に落ちるというお話。
シンセのレア・セドゥと、開発者ユアン・マクレガー、>>続きを読む
舞台はハンガリー。
ホロコーストを生き抜いた少女と男性医師の物語。
家族の中で唯一生き残った16才の少女クララは尖っている。頭もよく知識も豊富だけど、この世のもの全てに反発している。
大叔母も手を>>続きを読む
実話ベースなんですね。
サッカーをしながら英語を覚えていく授業は、楽しそうで身になりそう。
ただ、コッホが生徒に本当に教えたかったのは、サッカーの技術よりも、フェアプレーや人間性を身につけることだ>>続きを読む
サスペンスかと思ったら、まさかの社会派。
アメリカで実際にあった400人ものの患者を薬の投与によって殺害したナースの物語。
そこにはアメリカの闇が見えてくる。
各地を転々とし、犯行を重ねるナース。>>続きを読む
誰もが絶賛し、アカデミーも取ったった。これはもう間違いない映画でしょう。
期待度がMAXなのと、「エール」を3ヶ月前に見たばっかりで、ストーリーは全て知っている、という状況での鑑賞となってしまったの>>続きを読む
チャンシルさんには福が多いね…なんてヘンテコなタイトル…
だけど見終わってみると、どこかしっくりする。
でも、チャンシルさんは悩める40才。映画のプロデューサーをしていたものの、映画監督の急死によっ>>続きを読む
なんて緻密な脚本なんだろうか。
こんなミステリアスなストーリーを紐解く鍵が、至る所に散りばめられていて、見終わったあとも考えがグルグルと巡る。
もうここまで来ると考察と言うより妄想の域に達する。>>続きを読む
シャイア・ラブーフ脚本の自伝的映画。自身の父親をシァイアが演じる。とても良い映画でした。
エンタメ性は一切なく、ドキュメンタリー的な要素も感じた。ドキュメンタリーを撮っていた監督だからかな。
下手に>>続きを読む
あの夜、1964年2月25日、
黒人解放運動活動家のマルコムX、
プロボクサーのカシアス・クレイ(のちのモハメド・アリ)、アメフト選手のジム・ブラウン、ミュージシャンのサム・クック。
実在の超有名>>続きを読む
いやぁ〜ヨーロッパのサッカー愛は、日本人には到底及ばないな~
フランス北部の田舎町、クルリエール。名門サッカーチームで、出場停止になった男どもに代わって、チームを救うべく女子メンバーが招集される。>>続きを読む
人間の価値って、学歴や職業じゃないんだなぁ〜
そうは言っても、主人公ダヴィッドはダメダメ中年。
単純な仕事も満足にこなせず、多額の借金を抱え、美人のガールフレンドもないがしろにして、世界一無責任な>>続きを読む
こんなもん見せられたら、自分がいかに偽善者か思い知らされる。
子供たちも支援者たちもまさにスペシャル。
ケア施設で働く二人の男がかっこいい。
自閉症児をケアするブリュノの「正義の声」と、ドロップア>>続きを読む
もっとポップで楽しい映画かと思った。
83歳で初めての山登り!?
無理でしょう~
なんて非現実的な?!
まあ映画なので、年齢に関係なくポジティブに生きようってメッセージが込められた、ある種ファンタ>>続きを読む
洞窟に取り残された、サッカーチームのコーチと少年合わせて13人を救うため、タイ国内のみならず世界各国から救援に訪れ、叡智を絞り、協力して行われた救出作戦。
当時、私達もテレビを通じて見守っていた。洞>>続きを読む
仏で実際に起きた未解決事件。
疾走した妻の殺害容疑をかけられた大学教授の夫。
一審では無罪となった控訴審がこの映画の舞台。
マスコミが騒ぎ立て、10年にも及び人々の関心を集めていた。
無罪を信じ>>続きを読む
フランクおじさんの生きづらい時代。
1970年頃のサウスカロライナ。
家族と過ごしていても、疎外感を感じるってのは辛い。
田舎の長閑な町で、フランクおじさんは何処か浮いている。
都会のインテリって感じ>>続きを読む
ユージーンの撮る写真に魂が宿る。“写真の力”が描かれる。
写真は撮る側の魂をも奪うという。全身全霊で被写体に向き合うからだろう。
日本人なら誰もが知りうる水俣病。教科書には出てくるし、原因も知って>>続きを読む
1958年、若きドイツ人は「アウシュヴィッツ」を知らなかった。
主人公は「評決のとき」のマシュー・マコノヒーを彷彿させる、若きイケメン検事官ヨハン。
正義感の塊のような人物だ。
ジャーナリストのグ>>続きを読む
これは短なる法廷サスペンスでは終わらない。
トルコ系ドイツ人の新米弁護士ライネン。夢と希望に満ち、正義感に溢れている。
国選弁護人に任命され、初めての被告人は67才のイタリア移民のドイツ人コリーニ>>続きを読む
第二次世界大戦末期、ドイツ兵としてイギリスで捕虜となったトラウトマン。
収容所でサッカーをしていたところ、地元サッカーチームの監督に見出される。
芸は身を助くとばかりに、敵国の元兵士がチームに貢献し>>続きを読む
フランス人はニューヨークでも奔放です。
どうやらこの映画は3部作の最終章だったようで(知らなかった~)1部のスペイン、2部のロシアに次いで、今回の舞台は人種と文化のるつぼニューヨーク。
セントラル>>続きを読む
統合失調症という病。
幻覚や幻聴が現れる様を、分かりやすく可視化してくれている。
ちょっとした視線、微かな雑音、心のどよめきによって、現れる幻の人たち。怒り、緊張、ときめきなどシチュエーションによっ>>続きを読む
二兎を追う者は二兎をも得よ!
アニメーターを夢見るナタリー。
夢と希望に溢れた大学の卒業式の夜、体調不良になり妊娠検査薬を試してみる。
妊娠した人生と、妊娠してない人生が同時に描かれていくというパ>>続きを読む
バーの名前は「ディケンズ」
バーを侮るなかれ。
文学に精通していながら、大学にも行けず、地元でバーを経営している主人公の少年の叔父、ベン・アフレックが良い。
父親代わり、いやそれ以上の関係だ。
少年>>続きを読む
1970年代、北アイルランドのベルファストパンクのゴッドファーザーと呼ばれた、テリー・フーリーの物語。
紛争真っ只中のベルファストに、レコード店を開き、パンクに刺激されレーベルまで作ってしまった人物>>続きを読む
人生に有終の美を飾ったバート・レイノルズ。
バート・レイノルズ最後の主演作。
ちょっと世代じゃないので、あまり親近感がないのだけれど、マッチョでタフガイでセックスシンボルの、まさにアメリカンムービー>>続きを読む
配信だからこそ出来た映画。
とても静かなモノクロ作品。
ほぼふたりだけの会話で成り立っている。
高校時代のカップル、ジムとアマンダが20年振りの故郷で偶然再開する。
ふたりとも故郷を離れていたけれ>>続きを読む
公務員ってそんなにおいしい職業なの?
子供の頃の夢って、サッカー選手や宇宙飛行士とか言いそうだけど、安定と優遇の公務員になるのが夢だったケッコ・ザローネ。
もうそこから笑える。
そして夢叶って花>>続きを読む
ビリー・クリスタルおじいちゃんになったなぁ。
ビリー・クリスタル製作、監督、脚本、主演。人生の集大成として作った映画なのかな。
だからちょっぴり寂しい。
ビリー・クリスタルがベテランコメディ作家チ>>続きを読む
“ノーベル文学賞”受賞者 故郷に凱旋。
40年も前にアルゼンチンの故郷を離れ、スペインで優雅に暮らすマントバーニ。
故郷に「名誉市民」として迎えられるが、あまりにお粗末な歓迎ぶりに笑うに笑えず。>>続きを読む
これだからフランス映画が好き。
2組のカップルの、レストランでのなんて事のない会話が延々と続く。
デザートを頼むかどうかで、あーでもないこーでもないと……
この他愛のない会話の中にそれぞれのキャラ>>続きを読む
「アイ・ラブ・ルーシー」はよく知らない。
でも、思い入れが無いのでかえって見やすかった。
1950年代の赤狩りなどのアメリカの世相や、テレビ全盛期のショービジネスの世界を垣間見る。
シチュエーショ>>続きを読む