“ボーイ・ミーツ・ガール”
恋愛映画の方程式はもう古い?
目の見えない少年レオと幼なじみの少女ジョヴァンナ。
学校でもプライベートでもかなり親密。お互いの夢や悩みを相談出来る唯一の存在。
そこに転>>続きを読む
靴ひもって、子供なら何歳くらいで結べるようになるんだろうか?
意識したことは無かったけど、子供の成長の目安にもなるようだ。
発達障害のある30台半ばのガディにとって、靴ひもを結べるかいなかは、人生>>続きを読む
ジェーン・オースティンのおとぎ話のような映画。
とにかくドレスがお洒落で可愛い。古典的でもありモダンでもあり、印象的な色使いと斬新なデザイン。
ずっと見ていたいと思っている間に、また次のドレス、そし>>続きを読む
旅立つんだ今夜
逃げるんじゃ無い
飛び立つんだ♪
もうズルいですこの歌は……
やられました。
途中まで主人公ポーラが、ほんとにしっかり歌うシーンが無く、学園祭のシーンですらほぼ無音だったのに。>>続きを読む
失ったものは取り戻せない。
それでも受け入れることは出来る。
解決するのは耳ではなく心。
ルーベンとルー。キャンピングカーで共に生活し、全米各地を巡りヘビメタバンドで活動する。
ふたりは4年前か>>続きを読む
ペトルーニャは
“わきまえていない女”
と森喜朗元オリパラ組織委員会会長なら言うだろう。
北マケドニアの小さな町の、男ばかりが参加する伝統儀式。司祭が川に投げた十字架を、手に入れたものは幸せが訪れる>>続きを読む
超アナログなタイムトラベル。
映画のような広大なセットで、客が望む時代を再現する、体験型エンターテインメント。「時の旅人」という会社のタイムトラベルサービス。
古き良き時代に思いを馳せる、初老の男>>続きを読む
アネット・ベニングとビル・ナイの夫婦、そして息子に今注目(私だけ?)のジョシュ・オコナー。
ロケーションが良い。
“Hope Gap”と呼ばれるイギリス南部の海辺の町。
断崖絶壁の荘厳さに白く荒い岩>>続きを読む
完全なるネタバレの邦題!!
自閉症スペクトラムの青年と、父親の愛溢れる物語。
お互い無くてはならない存在。
父親アハロンは有名なグラフィックデザイナーだか、息子のウリの面倒を見るために仕事も引退。>>続きを読む
「Never Rarely Sometimes Always」(一度も、稀に、ときどき、いつも)
これが映画の原題。
クリニックでの質問に答える4つの選択肢。
そこから映画の本質が見えてくる。
望>>続きを読む
ゴッホの目を通した世界が、画面いっぱいに広がる。
あまりに有名なゴッホの話。
ストーリーには特別なものは無いものの、観客がゴッホの世界に入り込むことが出来る。
画法は人それぞれ個性がある。
でもそ>>続きを読む
みんな見えない糸で繋がってる。
LGBTQを扱いながら、家族愛や爽やかな青春ものでもある。
目を覆いたくなるようなニュースが日々流れる中、こんな愛情に溢れた映画を欲していたんだなぁと実感。
主人>>続きを読む
“フレッド・ロジャース”
子供向け番組の名司会者らしい。
知っていたら映画がもっと楽しめたんだろうな。
子どもと向き合う姿が素晴らしい。子どもの潜在能力を最大限に引き出すことができる人。
それは大>>続きを読む
「ファーザー」と同じ戯曲からの映画化という事で、当たり前だけど共通点も多いです。
アンソニー・ホプキンス持つ威厳とか厳格さはなく、フランス版の父はメイドを困らせるために、ワザと転んだ振りをしたり、エ>>続きを読む
不思議なタイトルに翻弄される。逃げた女は誰のこと?何から逃げた?何処から逃げた?
でも至ってシンプルなストーリー。食べては話し、話しては食べるだけの映画と言ってもいいくらい。
主人公ガミは夫の出張>>続きを読む
完璧な家族には秘密があった。
ジュリアン・ムーア演じるテレサはやり手だ、計画通りに事を運ぶ。
会社を築き発展させ、夫に愛され、子供たちからも慕われる。
インドから呼び寄せたミシェル・ウィリアムズ演>>続きを読む
“悪意がないという罪”
被害者と加害者との間に隔たる大きな壁。
そして、この映画を見た男と女の微妙な温度差。
なんとも切なくも虚しい。
痛快さ爽快感と、悲しみが同時に襲ってくるラストに涙する。
い>>続きを読む
静かなる衝撃に襲われる、死刑執行者の話。
処刑される人、またはその家族の話ではない。
死刑囚の罪も人物も一切描かれない。
死刑制度について、今までとは全く別の視点から訴え、考えさせられる良作。
4>>続きを読む
アンモナイトのように、長い年月眠っていた感情が目覚める。
なんとも地味な題材なだけに、この人物メアリー・アニングは実在の人物なのか?このストーリーは事実から着想を得たのか、全くの想像なのか?とても気>>続きを読む
映画監督スレイマンのフィルターを通して見た世界が描かれる。
オープニングから不思議すぎる。
なんじゃぁこの映画は……となる。
そしてスレイマンの故郷のパレスチナのナザレ、パリ、ニューヨークと場面が変>>続きを読む
マルセイユの小さな港町が舞台。
静かで穏やかで、ひっそりとした町に、時折通り過ぎる列車が印象的。
かつては賑わった町も、今ではすっかり高齢化や過疎化や老朽化に悩まされている。
景観のいい町に目を>>続きを読む
「断捨離」
捨てるべき物。捨てられない物。捨ててはならない物。
「バッド・ジーニアス」に次ぐ、タイ映画2作目の鑑賞。なかなかの秀作でした。
北欧でミニマルなライフスタイルを学んだジーンは帰国後、実>>続きを読む
どんなカップルにも別れが来る。
コリン・ファースとスタンリー・トゥッチが20年来のカップルを演じる。
スタンリー・トゥッチ演じるタスカーは認知症を発症している。
長閑な田舎の風景をキャンピングカ>>続きを読む
「生々しい性描写」
男と男の恋愛もの。もうブロークバック・マウンテンの時代では無い。
どんよりとした風景に閉塞感が漂う。
舞台はイギリス・ヨークシャー地方。
主人公ジョニーは、祖母と体が不自由な父>>続きを読む
意義のある戦争なんてない。
戦死した者も、その遺族も、生き残った者も、とてつもなく大きな傷を負っている。
ベトナム戦争で、ピッツェンバーガーという空軍の衛生兵に助けられた帰還兵たちが、兵士の最高の>>続きを読む
なかなかお目にかかれないブラジル映画。
勝手に大味の映画を想像してしまったけど、とっても繊細でじわじわくる映画でした。
主人公はおじいさん。そこに現れる若い女性。ユニセックスな感じのサバサバした娘だ>>続きを読む
「死の選択」
安楽死を選択した女性と家族の物語を、豪華キャストで送る。
安楽死には反対ではない。
重いテーマをあえて軽快に描いているのだろうけど、何故かとても綺麗事のようで、違和感を感じてしまった>>続きを読む
「善き人のためのソナタ」この曲を真剣に聴くと悪人になれない。
監視国家だった旧東ドイツ、日本ではバブル期前夜の華やいだ時代。
監視国家の中核を担ったシュタージ(国家保安省)
泣く子も黙る組織だ。>>続きを読む
ラテンが熱い!
ドミニカ・ハイチ・メキシコ・キューバの血が唸る。
ラテンの人達だけを描いた映画。
NYの片隅の移民の街「ワシントン・ハイツ」
ここに暮らす若者たちの、夢を追い求める姿を描くミュージ>>続きを読む
ブルース・ダーン演じる70才のクロードは、妻を亡くした一人暮らしの元演劇評論家。
ある日、かつての恋人で舞台俳優のリリィが、アルツハイマー病を患い、施設に入所したことを知る。
このじぃさん、親友の>>続きを読む
「中年の危機」
私は自他ともに認める酒飲みだ。高熱でも出さない限り、ほぼ毎日酒を飲む。
血中アルコール濃度が0.05%、ワイン2杯くらいがちょうどリラックスし、集中力を高めると言うのはよく分かる。>>続きを読む
FBI長官フーバーはその存在を許さなかった。
キング牧師やマルコムXが暗殺されていた時代、黒人解放運動ブラックパンサー党シカゴ支部のカリスマ、フレッド・ハンプトン。
ブラックパンサー党と言えば過激>>続きを読む
1933年ヨーロッパ、嵐の予感。
ドイツの総選挙でナチス党が第一党に。
主人公アンナの父は、ナチスを痛烈に非難してきた批評家で、なおかつユダヤ人。
ナチスの台頭で粛清に合う可能性があり、ドイツにはも>>続きを読む
人生楽しんだもん勝ち!
ゲイのアマチュア水球チーム「シャイニー・シュリンプス」
え〜実在するの〜!
元メダリストでイケメンマッチョのマチアスは、インタビュアーにゲイを揶揄する暴言を吐き、世界水泳>>続きを読む
お、まさかのファンタジー。
最近注目の、フランソワ・シビル目当ての鑑賞。なかなかの好演、色んな表情を見せてくれました。
高校時代に一目惚れし、結婚したフランソワ演じるラファエルとオリヴィア。
幸せ>>続きを読む
え〜そういうことなの〜
実力派俳優たち勢揃いの、7人しか出てこないワンシチュエーションの密室劇。
まるで舞台劇のよう。
モノクロ映像が美しい。
クリスティン・スコット・トーマス演じるジャネットの>>続きを読む