まぁさんの映画レビュー・感想・評価

まぁ

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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.5

アメリカンサクセスストーリだと思って見てたらうぉぉいってなった。ラベルのつけられない人と人の関係性を上手に表現するよなぁ。イーストウッドさんの映画に描かれる人間関係がいつも素敵。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

資本主義と富の分配みたいなテーマだと思うんだけど、オチに答えは特になくてモヤる。子供だけが最上部に行けたというのは未来への希望なのかな?

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すんばらしかった。劇場で観られて良かった。
日常の、生きるということの愛おしさをこうも上手に詰め込めるものだろうか。役所広司とヴィムヴェンダースの手腕だよなぁ。冒頭の10分くらい、一切セリフなしで見せ
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東京画(1985年製作の映画)

3.0

ナレーションも何もないパートもけっこう多くてたるくて辛かったけどとにかくヴィムヴェンダースは小津安二郎大好きなんだってことは十二分に伝わる。
自分が体験していないということもあるし、音楽の不気味さも相
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(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンタメに思いっきり振り切って、バランスもテンポもよくアクション、恋愛、笑いを詰め込んでて、あっという間の2時間。
各キャラクターがキャスティングにすごい合ってたし、アクションカッコいいし、荒木村重と
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

全てのシーンが雰囲気があるねぇ。あの間というか、閉じ込められた空気感が非常に良かった。最後のワンカット長回しがとても素敵。切なさと暖かさが残る作品。

ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.2

ショーシャンクと印象が被るがこちらの方が大分前の作品ね。色味がよかったかなー

青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

3.7

神保町シアターの企画にて、活動写真弁士の坂本頼光氏の語りと神崎えり氏のピアノ生演奏付きで鑑賞。とってもとっても良かった。
他の作品の片手間に撮ったとは思えない完成度。爽やかでちょっとほろ苦い青春のひと
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最後の初恋(2008年製作の映画)

3.3

爽やかな中年の恋愛映画だと思って見始めたら意外とヘビー。最近の自分の状況もあってちょっと重かった…海辺のホテルのデザインとシチュエーション、リチャードギア、ダイアンレインがとにかく素敵ねー

フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.5

美しくてチャーミングな映画。人と人の絆の物語。撮り方の感じも好み。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.0

まるで一緒に旅をしているかのような映像の美しさは良い。着眼はさすが暮しの手帖編集長で、生活感を感じられる切り取り方がよりリアルな旅の感覚を持たせてくれて良かった。もう少しコンパクトだとなお好みだったか>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.5

遠藤周作の原作をよくここまで忠実に映像化してくれた。日本にとってのキリスト教感、遠藤周作のキリスト教感を見事に映像表現に落としたスコセッシ監督すごい。映画オリジナルシーンも入ってたけどそれもまた理解を>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.4

ひたすら辛いので元気な時に見ないとダメ。覗き見てるようなカットが秀逸。

母性(2022年製作の映画)

3.1

芽郁ちゃんがひたすら陽のオーラで可愛くて。暗い話なのになんだなシリアスになりきれず。納豆食べてるとこすごい可愛かった。

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.2

胸が締め付けられるよう。お互いを理解する努力が肝要ですね。それはそうとアンソニーホプキンズがカッコ良すぎて…。

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.3

映画史のお勉強的に鑑賞。後世のいろんな作品に影響を与えてるのがよくわかる。シアターからひいてビルの上に映るなど演出は今見ても美しくてきれい。それでいてストーリーもわかりやすい。これが弱冠24歳の初監督>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

画面の情報量が多くて疲れたが、表現は次から次に良く思いつくなーと感服。
盛大な反抗期の親子喧嘩と仲直りでした。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

「グリーンブック」と対比で語られてるとのことなので、「グリーンブック」鑑賞の流れで。確かに比較するとグリーンブックはめちゃくちゃファンタジーな感じがしちゃうというのはわかる。
ドラマやコメディとして非
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

批判もあるみたいだけど、わたしは割と好きな映画だなと思った。トニー側だけじゃなくてドク側にも変化はあったし、ただの白人救世主•魔法の黒人映画ではないように思う。旅を通じて友情が育まれて、お互いに良い影>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.4

史実として知らなかったわけじゃないし、初めてみる話でもなんでもなかったとはいえ…「ジョニーは戦場に行った」とはベクトルが全然違うけど、「どんな穴よりも凹む」くらい気持ちが沈んだ。一緒に鑑賞した人と話し>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

くちゃくちゃの20ドル札を同じセリフでギャングに突き返すところ好き。前半と後半で全く違う映画のよう。
構図と色使いがすごいきれいで特に前半はセリフとかはちょっとたるいんだけど、画の美しさで見てられる。
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ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディタッチだけど、tech vs bizの攻防はドラマティックですごく引き込まれた。機内鑑賞だったので一番盛り上がりそうなiPhone登場あたりで中断してしまったのが残念すぎる…
早く日本公開して
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.2

役所広司さんの演技が光ってる。
花巻の宮沢賢治記念館に行った時に、この人移り気で周りはえらい大変だっただろうなと思ったけど、映像になるとその事を強く実感。お父さん大変すぎる。そして甘やかしすぎと思った
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

絵がとにかく美しくて音楽も素敵で見入っちゃう。話が進むと異なる視点で同じ時間軸を移すんだけど、同じ事象が視点によってこんなにも捉え方が変わるのかと考えさせられる。人は自分の見たいものしか見ない。
そし
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.0

007シリーズ初鑑賞。世界で愛されるジェームスボンドはちょっと抜けてて愛らしさがある。トンデモな日本描写はエンタメとして楽しむのが良。60年代、アジアの小国なんてまだまだミステリアスな国だったんだろう>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.4

色んな作品でリファレンスされる演出がたくさん。ヒッチコック作品はオープニングがめちゃくちゃおしゃれでサイコも漏れなくおしゃれ。

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.2

アイアンマンに比べると地味。ハルクの目がきれい。将軍が情緒不安定かってくらいコロコロ態度が変わってツッコミどころ満載。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.3

「兵器製造やめる!」って言ったのにバンバン敵を撃つあたりアメリカって感じ。
データ触る時のUIとかアイアンマンの飛ぶ姿とかいちいちカッコよく見せてたのが良かった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

幼馴染の友情が大人になっても続いてるって素敵よね。アメリカ的なヒロイズムはいなめないけどね。一番好きだったのは You Americans can’t take all the credits という>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

もうオープニングですでにちょっと涙目。あの青春のきらめきを切り取った絵の凄さはなんなんだろう。さすがの表現力。冒頭の久美子がユーフォ吹くための息吸うところも非常に良い。
久美子は人間としての成長著しい
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

黒澤明版ほどの聴き迫る感じと生きるぞってなった時の目の光の入り方がなくて少し物足りない感じだった。カラーのせいなのか演出なのか演技なのかわからないけど。
プロットやセリフはけっこう黒澤明版に沿って作っ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿のエンディングノートみたいな作品だったな。いろんな解釈があると思うけど、マヒトくんと大叔父さんの両方に宮崎駿が重なってて、あの塔は宮崎駿が創り上げたアニメーションの世界で、ペリカンやらインコやら>>続きを読む

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