まりんさんの映画レビュー・感想・評価

まりん

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Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome 特別版(2023年製作の映画)

4.0

羽生くんのスケートは文句なしに最高!
映像やプロジェクションマッピングなども美しく、音楽もオーケストラの生演奏などで迫力があり、エンターテイメントとしては贅沢の極みだと思います。
ただ、モノローグ部分
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【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

4.0

美容室で「おすすめだけど何も喋れない。とにかくまず観て!」と力説しているお客さんがいて興味を持った。
実際に観て「なるほど」と思った。
思っていた内容とは全く違う。
最初から最後まで衝撃の展開が続くの
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.9

インドのことを知りたければ、まずこの映画を観ろと、数人に言われたので鑑賞。

これがインドのリアルなのか。
インドでは、観光客をターゲットにした詐欺や盗み、ぼったくりが横行しているとは聞いていたが、そ
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劇場(2020年製作の映画)

3.8

最初からずーっとイライラしっ放しだったけど、わりと好きな映画だった。自分の過去を思い出して、自分自身に腹が立っていたのかもしれない。同じような経験がある人は結構いるんじゃないかな。
客観的に見れば、永
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

震災と生活保護という重いテーマ。
ところどころツッコミどころはあるものの、考えさせられる内容だった。出演者がみな演技派で、全員に感情移入してしまう。

過去に生活保護のケースワーカーをしていた友人がい
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

正直もっと賞を受賞したり、評価されていい映画だと思うんだけどな。
何か忖度でもあるのだろうか。
とことん救われない話かと思っていたが、ラストには希望が感じられてホッとした。
人生一度負のスパイラルに陥
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.6

ある程度金融に関する知識がないと、理解が難しい映画かもしれない。
個人的には、リーマンショックの背景に興味があったので面白かったが、集中して観ておかないと話について行けなくなる。

投資に興味がある人
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

良くも悪くも村上春樹ワールド全開。この世界観が好きな人には堪らないけど、ハマらない人には良さが分からないかもしれない。
家族や恋人を亡くした経験があるかどうかでも、感じ方は変わると思う。

西島さんの
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

原作既読です。マンガの構図そのままのカットがあったり、セリフ回しや演出にも原作へのリスペクトが感じられ、違和感なく観れました。
永野芽郁ちゃんは、シイノ役には顔がかわい過ぎるけど、演技そのものは素晴ら
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

キャストが全員演技派で見応えあった。特にひかり役の蒔田さん、若いのにこんな難しい役になりきっていて凄い!
育てられない子どもを妊娠した少女と、子どもに恵まれない夫婦。
若くして出産しても、その後の人生
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.8

どこからが現実でどこまでがフィクションなのか、最後まで分からず翻弄されて、なかなか面白かった!!
黒木華さんと柄本佑さんは言うまでもなく演技派だけど、個人的には奈緒ちゃんがとても魅力的だった。こういう
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

怒涛の展開で、ハラハラしていたらアッという間に終わってしまった。面白かったけど、期待値が高過ぎたせいか、ちょっと強引に感じるシーンも多かった。
ただ、貧しい家族と裕福な家族、それぞれの立場での心理描写
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.6

女性ならばみな、登場人物誰かしらに共感できるのではないかと思われるお話。
自分は今は独身だけど、結婚も経験していて、1番共感したのは、一人で生きる覚悟がなければ、結婚しても同じという意味の主人公の母の
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.4

芳根京子の迫真の演技に度肝を抜かれ、前半は引き込まれたが、途中の由紀と迦集の回想シーンが長く、緊迫感が途切れてしまった。挿入歌も無駄にほっこりしてしまうので、ない方が好み。個人的には、もっと環菜の事件>>続きを読む

恋空(2007年製作の映画)

3.5

苦手なタイプの映画だと思い込み、今まで避けていたが、三浦春馬くんの一周忌ということで思い切って鑑賞。思っていたよりずっと良かった。
細かいことを言えば、突っ込みどころ満載だけど、これはファンタジーだと
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.3

最初から最後までハラハラしてアッという間だった。これが実話を元にした映画だということに恐怖を感じる。
どの国でも、自らの職業に誇りを持ち、命がけでその職務を全うしようとする人々がいることに感動する反面
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

表現者の苦悩と悦びを感じさせる映画
正解の分からない世界で常にプレッシャーに晒され、最高のパフォーマンスを求められることの苦しさと、納得のいく表現ができた時の悦びが伝わってくる。
後半の演奏シーンは迫
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.7

キャストはひたすら豪華だし、伝えたいテーマは分かるけど、ツッコミどころが満載すぎて、ストーリーに入り込めなかった。
いくら平和ボケしているといっても、爆破予告があり規制された場所に、あれだけの人が入れ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.2

内容的に全く受け付けない人もいるだろうが、個人的にはかなり好き。
成田凌くん、「愛がなんだ」とは立場が真逆。ひたむきで可憐。主演2人は本当に体当たり演技だと思う。
過去に大倉くんの役みたいな男性と付き
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

心ときめく人と、一緒にいて楽な人が違うのよく分かる。こじらせ女子には、多少強引でデリカシーに欠けていたとしても、ストレートに気持ちを表現してくれる人の方が相性がいいのも納得。
ラストはこちらもニヤニヤ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

ひとりで海外旅行も行けてしまうおひとりさまですが、1人って、慣れると自分の世界だけで成立するから意外と心地いいんだよね。
基本1人で何でもできちゃうけど、たまにできないこともあって、そういう時に誰かに
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

昔のフランス映画のような作品。
他の方のレビューで見たが、私もそう感じた。
好き嫌いは分かれるだろう。
濡れ場は生々しいが、
逆にいやらしさは感じなかった。
淡々としているが、役者2人の演技が自然なの
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

観る人の年齢や価値観によって、感じ方が変わる映画だと思う。どちらかというと、ある程度人生経験を積んだ大人向け。
私自身は共感する部分が多かった。
人生観、死生観、幸せとは何か。
気が付いたら主人公と共
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.6

友人に勧められて鑑賞。
思っていたより面白かった。
この映画のシチュエーションは現実離れしているけど、災害等で似たような状況になる可能性は誰にでもある。サバイバル生活をコミカルにポップに描いてはいるけ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

塞ぎかけていた傷に塩を塗られた感じ。
いるんだよね。こういう人種。
自分のことしか考えてなくて、
悪気なく相手を振り回す。
振り回される方も、ただの執着と気付いているのにやめられない。そもそも好きって
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

もっとサスペンスなストーリーかと思っていたのでちょっと拍子抜け。
わりと狭い世界のお話なのに、登場人物が多くて人間関係も複雑なので、ボーっと観てると途中でついていけなくなります。
役者さんが脇役に至る
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.3

アクション映画だと思って見れば、なかなか見応えがあった。役者さんたちは皆頑張っていた。
ストーリーはベタだし、ツッコミどころも満載。
CGもいかにもなので、細かいことが気になる人や、ストーリー重視の人
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キャッチ ア ウェーブ(2006年製作の映画)

3.4

三浦春馬くんを初めて知ったのはこの映画だった。公開当時、なんて魅力的な少年なんだろうと印象深く、その後ずっと気になる俳優さんの1人だった。
最近の彼を知ってから改めて観ると、まだ声も高いしこんなに幼な
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.7

沢尻エリカさんがほんとに綺麗。
そして女性なら、誰もが陥る可能性がある闇。堕ちていく主人公を笑えない。
美しい映像と世界観も楽しめる。
演技力のある役者さんばかりなので見応えはあるが、内容的に好き嫌い
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渇き。(2013年製作の映画)

3.4

狂気の世界。みんな狂ってる。
観てるこちらもおかしな気分になってくる。
悪い意味ではありません。
演技力がどうとかの話ではなく、
小松菜奈ちゃんの持つミステリアスな
雰囲気がこの役にハマり過ぎ。
万人
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愚行録(2017年製作の映画)

3.6

登場人物が全て善人という映画があるが、これはその逆。人の持つ闇の部分に焦点を当てた作品。観終わった後人間不信になる反面、妙なリアルさも感じてしまう。
そもそも人は、みな紙一重で愚かな生き物なのかもしれ
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.9

映像と世界観が好き。
ダメな人は全く受け付けないと思うので、好き嫌いは分かれるだろう。
この映画を撮ったとき、吉高由里子さんはまだ10代だったはず。彼女の瑞々しさと透明感がなければ、もっとチープで品の
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.7

「人に迷惑をかけないように」と思って生きてきたけど、迷惑かけられるのはお互い様。もっと人に頼ってもいいのかなと思えた映画。
鹿野さんの言葉に学ぶことが多かった。きっと実際のボランティアの方々も、鹿野さ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

面白かったが、期待値が高過ぎた。
前情報があったので前半は我慢。
一歩間違えば学芸会レベルになりそうな内容だが、テンポの良さとB級ならではの独特の空気感がいい味になっていて、後半は最後まで飽きずに観る
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

登場人物全員がどこか歪んでいる。
しかし、そもそも全く歪んでいない人間などいないのかもしれない。
だからこそ、真実は多面的に見ないと分からないという事実を思い知らされる。
後味悪くて観た後かなり引きず
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

家族って何だろう。
血が繋がっていれば家族と言えるのか?
淡々としたある一家の日常。
貧しいがそれなりに幸せそうにも見える。
でもその中に見え隠れする違和感。
もしかしたら、こんな家族が身近にいるのか
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