marixxxさんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

タイトルとポスターを観て「わぁ!サスペンス?」と思い込みが少し入ってしまっていたけど、法廷映画だった。フランスの法廷ものは観たことなかったので新鮮。

父親の死が自殺か他殺か?妻は関与してるのか?
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[リミット](2010年製作の映画)

2.9

誘拐され棺に生き埋めにされた主人公のワンシチュエーションムービー。
つまりはずっと箱の中…震える。
さらに犯人からもスマホに電話がかかってきてこうしろと指示があったり…政府機関や会社からの頼りにならな
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

Filmarksの試写会にて鑑賞。
オリジナル版は観ずに挑みました。

ある一枚の印象的な絵のモデルだったミソ。
公募展で大賞に選ばれたその絵の作者ハウンの行方を巡るところから始まります。
大親友だっ
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.1

韓国と北朝鮮が睨み合う北緯38度の軍事境界線。
監視所に配置されているチョヌ兵士はひょんなことから6億円の当たりくじを手に入れてしまうが、ひょんなことからそれが風に流され、北朝鮮のヨンホ兵士に渡ってし
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

「赤ちゃんポスト」「人身売買」「里親」などなど、一般的には重いテーマになりがちだけど、良くも悪くもサクッと観れる作品だと思った。

子を捨てた母親、売ろうとする人たち、親に捨てられた子供…ひょんなこと
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

100年前に実在した、アメリカ・オクラハマの先住民族・オセージ族に起きた連続殺人事件をもとにした実話。

ロバート・デ・ニーロ×レオナルド・デカプリオ×マーティン・スコセッシ監督。おおよそ3時半という
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.0

人間 vs AI の戦い。
映像はめちゃくちゃ綺麗で壮大で良かったと思う…けど、自分にはハマらなかった。
手塚治虫さんが描いていたロボットとの共存の世界を彷彿とさせる世界観だけど、個人的には「ん?」と
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アアルト(2020年製作の映画)

3.7

フィンランド出身の建築家、アルヴァ・アアルト。彼の設計した建築の映像と共にその当時のエピソードを関係者や研究者が語ってくれるという構成のドキュメンタリー。

タイトルが「アアルト」だけになっているのは
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

超高齢社会の問題解決として75歳以上になったら自分の生死を選択出来るという世界線のお話。

正直自分としては初めは選択肢として「ありかも…」と安易に思ってたが、そんな簡単な話じゃないということを痛感し
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

人から語彙力を奪うようなとにかくすごい映画だった。

一人息子を愛するシングルマザー。
生徒思いな新任教師。
色々な悩みに直面している思春期の子供達。
学校を軸に3つの視点からとある出来事を描いている
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青の炎(2003年製作の映画)

-

他の方のタイムラインに上がってきてむかーーし、多分公開当初くらいに観たのを思い出した作品。
原作の貴志祐介さんに当時ハマっていて、まだジャニーズに対しての斜め目線だった頃、ニノの演技で見方が変わったの
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

二宮和也×Mrs.Green Apple
どちらも大好きな方々。内容云々というよりは推し活的に挑んだが、推しを差し引いたとしても、実話として伝承するべく生まれた意義ある映画だと思った。

日本の戦争映
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

5.0

「君が世界を美しくした」
ベネディクト・カンバーバッチ×猫×ヴィクトリア期のイギリス。予備知識なく、でも好きな要素が詰まってるー!くらいのテンションで望んだところ、刺さりまくって心を持っていかれました
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

圧倒的な映像美の美しい作品。雨の描写が綺麗だったなー。
震災で親を亡くした鈴芽が、閉じ師の青年草太と出逢い各所で発生する災いを未然に防ぎつつ、封印をしようとするロードムービー。
新海誠作品、自然災害を
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

壮大なアイスランドの田舎で子供を亡くした羊飼いの夫婦。
粛々と日々を過ごしていたある日、羊の出産に立ち会っていたところ、産まれたのは羊ではない何かだった。。

神話?寓話?みたいな雰囲気。
きっとテー
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

舞台はデンマーク。とある理由で現場を離れ、緊急通報司令室でオペレーターをしているアスガー。大概はしょうもない通報で辟易としていたところ、誘拐されたという女性からの電話が入る。なんとか救おうと奮闘するが>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.6

ファンの方には申し訳くらいの知識(漫画21巻分くらい)なのに、Mrs.Green Appleの大ファンなもんで参戦。

ミュージカル調だったらどうしよう…一抹の不安。だけど、ライヴ感が強めで圧巻でした
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オールド(2021年製作の映画)

3.9

穏便でない夫婦とその子供達がとあるビーチへバカンスへ。
特別なビーチへ招待を受け、同じホテルに泊まっていた他のお客さんと出かけて行く家族。その先には、衝撃な事件と不可解な事態。時間の流れがおかしいと気
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.0

戦争×ダークファンタジー。
ファンタジーが得意でなく、正直不愉快だったけど、最後まで見ちゃったなー。

「誰のためのファンタジーなんだ?」と考えてるうちは辛かったけど、「不愉快・気持ち悪さを味わえばい
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.9

10分のショート。
ふと起きたら急勾配の壁にいた。少しでも動ければ底なしの闇に落ちてしまう。。

絶望と恐怖を語るのに時間も言葉もいらないんだと痛感。
シンプルな画角だけど、印象的でトラウマになる残酷
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我らの罪を赦したまえ(2022年製作の映画)

3.5

14分のショート。
自国民であっても精神障害者や身体障害者は強制的な安楽死をさせるというナチスのT4作戦にフォーカスしている作品。
安楽死というと仕方なしみたいなニュアンスになるけど、ただの人間狩りの
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羅生門(1950年製作の映画)

3.8

ようやく観た名作。
「ラショーモン・アプローチ」という技法と呼ばれたほど、当時衝撃的なアプローチだったそうな。
クリストファー・ノーラン監督も「ダンケルク」インタビューで影響を明かしていて、今なおオマ
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最期の祈り(2016年製作の映画)

3.4

植物状態や自発的に呼吸が出来なくなったとき、その家族はどういう決断をするのだろうか?アメリカのショートドキュメンタリー映画。

自分と家族に関しては常日頃から、動けなくなったり意識がなくなったりしたら
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犬王(2021年製作の映画)

3.9

室町時代に実在した、能楽師・犬王(道阿弥)をモデルにしたお話。物語のなかでは異形の子として生まれた犬王と、とある呪いで盲目となってしまう琵琶法師・友魚がスターに成り上がっていく様が描かれている。

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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

グロ耐性ない方は、きゃーってなっちゃうかも。。羊たちの沈黙を彷彿させるような設定。阿部サダヲさんは言わずもがな、岡田健史さんの演技に飲まれた。

個人的には最後のオチは好きじゃなかったけど、鑑賞してか
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ダニエル(2019年製作の映画)

3.0

長かった。。前半は面白くなりそうな雰囲気だったんだけど…うーんでも後半もそれはそれであり?という展開でもあったんだけど…多分どっちにしても長すぎた。

とある銃乱射事件を目撃してしまってから、ダニエル
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.5

「人間は偶然には勝てない」

観たいなーと思った時には終わってたけど、キネカ大森の名座2本立て劇場で上映!最終日に駆け込んできました。

サスペンスのテンションで挑んでたら、あれよあれよと引き込まれて
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

面白かった。3時間が短く感じるくらいに。ただ好みでは無かった。余りに文学的・アーティスティックな環境に身を置いた登場人物の設定だからだろうか。

でも村上春樹さんの作品(3作品くらいしか読んだ事ないけ
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

「酷い」「エグい」が頭の中を駆け巡る。
実在したドイツの殺人鬼のお話。実話なので、当たり前っちゃ当たり前だけど、登場人物の誰もが好感度0%、寧ろマイナス。。不愉快極まりないけど、飽きる事なく見れちゃう
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

泣く。泣きました。
9.11で父親を亡くしたオスカー。1年は受け入れられなく、ただ悲しみにひしがれる日々。ある日父の戸棚から青い花瓶に隠された鍵を見つける。この鍵の扉の先に何があるのか、オスカーは鍵の
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

4.0

なにこれめっちゃ面白い!って始まって10分くらいで心掴まれました。複製画の裏の世界を想像しようとも思ってもみなかった。

中国の油絵村、ダーフェンで20年間ゴッホの複製画を描いているシャオヨンを追った
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