ぬるいねむりさんの映画レビュー・感想・評価

ぬるいねむり

ぬるいねむり

秒速5センチメートル(2025年製作の映画)

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私が感情移入するには難しいってわかってたけどやっぱり難しかった。連れはかなり感動していた。
最後に関しては振った女に懺悔してなにを悦に入ってんねんと思った。

松村北斗みたいなタイプの眼鏡男子が中2の
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KIDDO キドー(2023年製作の映画)

3.6

カリーナは自由で破天荒で、世界を楽しむ才能を持っているけど、その自由さは「母親としての責任」から逃げた故の自由で、どこか寂しさを伴ってるし、観ててすごく憤る。子どものほうが大人のふりをして生きている

愛されなくても別に(2025年製作の映画)

3.8

不幸せって人の数だけあって、推し量れるものじゃないよね。川上未映子の「黄色い家」途中まで読んでるけど似通った部分あるなと思いながら見てた

見はらし世代(2025年製作の映画)

3.6

いかにも近未来的なセンスに長けた現代人が作った作品といった感じ。
都市開発って誰の裁量で決まってるのだろうか。
誰のためを思っているのだろうか

宮下パーク行ったことないけど、「渋谷」「公園」というワ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

小学生以来に見た。松野大好き
思春期特有の未熟さみたいなの自意識のポケットひっくり返るからやめてほしい
リカコがずっとリカコすぎる
ラストでホームから動かないあたりもリカコ

8番出口(2025年製作の映画)

3.6

ニノじゃなかったら事故ってたと思う

「外からの脅威」によって与えるというより、構造そのものの反復によって喚起するタイプの不安はとても好みだった
自己同一性の揺らぎをテーマに組み込ませるのって現代の日
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劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

3.9

炭治郎って頭もキレるし戦いの中で理解と応用してるからいつもすごいなと思う。思考を放棄するなという心持ちは忘れたくない。
鬼たちが本当に勝ちたいのであれば、倒すべきは柱ではなく鴉かもしれない🐦‍⬛
下限
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.0

悪いとかで済まなくて笑う
クーラーの下で観ていても額に髪がへばりついたり背中に汗が流れてシャツがジトっとしたりするような不快感を思い出させるというか、
え?と言ったりフッと笑ったりした終盤それでも私は
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ルノワール(2025年製作の映画)

4.4

お引越しを彷彿とさせていい
ジタバタした大人の不完全さは滑稽で、卑しめの目で大人を見て、大人も大人の振りをしている、大人も大人になりたいんだと気づけて己も大人になっていく。ダイヤのクイーン

動物界(2023年製作の映画)

3.5

何を食べて何を話すかで人としての在り方が決まる。おっしゃるとおりで大変結構です

結局人は動物を下に見ているという事実が可視化された 
単に寝てたいだけの癖に猫になりたいとか日常的に言ってるやつに見せ
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.5

部屋の掃除をしながら四年ぶりに見ました
愉快の度合いがちょうどよい

ルーム(2015年製作の映画)

3.7

大人になると空も建物も、部屋もとても小さく見えて、目に止まっていたものが目に止まることもなくなり、自分の目が曇ってしまったのかと時々悲しくなるけど、知って知って試してみて自分で世界を広げていたという当>>続きを読む

若武者(2024年製作の映画)

3.8

捻くれ者が助かる系
これに腹を立てれることが大衆
個人的に光則が引き込まれる人間性だった
"お前名前なんだよ、顔覚えたからな"
"覚えとけよ"
に対して、"今どうにかしてみろよ"
はめちゃめちゃ的を得
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あみこ(2017年製作の映画)

4.5

なんでここにいるの?
あんな女大衆文化じゃん。ウケる
あたしたちのあれは魂の会話じゃなかったの?
あの女レディオヘッド聴くの?
そんな顔であたしを見んでよ
俺、サンボマスターが好きだよ

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.5

良いと言うことが良いとされすぎていて、
世間に一石投じてやるって思いで観に行ったらまんまと、どころか想像をかなり超えてきた

倫理も宗教も法律も届かない状態
地球の裏側で完全に油断している人間の状態が
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シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

4.0

映画は誰かの人生を傍観しているし
演劇は誰かの人生を体感している
私的に一種の現実逃避としての行動だと思っていたけど、結果的に自分自身と向き合ってる時間なんだと思えた。一見、外の世界に触れているようだ
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.7

世の中全員片思い
心って通じ合える方が稀だから面白いんじゃないのか
作品がどうとかいうより、杉咲花さんの義理の妹に対する嫌悪の目、あれ表現できるの流石に脱帽

ネムルバカ(2025年製作の映画)

3.9

終始ニマニマしながら観ておりました
お気に入りはダサイクルのくだりとロコディ兎さんです
世間が心の中で思っているけど口に出せないものを代弁してくれているコンテンツって今の日本に必要だよね、というか求め
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35年目のラブレター(2025年製作の映画)

3.6

穴のないドーナツを食べるときに
心がけるべきところは
穴があったことに感謝をすること

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.9

人にも土地にも執着がなくて潔く見えるけど
行動の根源が常に現状打破で、逃避しているから
主人公に憧れは抱くべきではないなと途中で思い直した(私もそう)
いつだって人は言葉足らずで
でも嘘はついてほしく
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

地球に取り残された宇宙人感
人間関係不得意
とてもわかるよ

ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.7

夫婦関係をやり直す解の描写が無いのは納得
魔法みたいな日々を過ごすことは容易だとして
魔法が溶けた後の心の持ちようは若すぎて知らない

お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.3

夢に見た大傑作を劇場で観れて心安らかなり
別なさと希望の塩梅が丁度いい

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

ロボットドリームズ先日見て、
ラストの落とし方
多分花束がやりたかったことじゃん と思った

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.5

着実にだれかのエキスで自分が形成されているということ

過去共に過ごしていた友人と久々に話して、口調や価値観が変わっていたりして、かつて噛み合っていたピースが微妙に噛み合わなくなってしまったことに気づ
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(2025年製作の映画)

4.1

敵は外からではなく、内側から来るもの
自己の中に常に存在するものだと思っている

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.8

悪くないなあの連続で形成される人生も、悪くないなあ

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

何かを好きでいてその何かを好きでいる自分を
好きでいるために他人と比較する必要がある構造
はまあ理解ができるけど
若気の至りという言葉じゃ収容できない程に主人公が痛い
"自分の話をする才能よりも他人の
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

3.7

全体的に自分と置き換えてしまう
日常で死のようなフワフワしていることを考えてしまうのは大いにわかる
決して死にたいと言っているわけではなく、死後と死が及ぼす快楽について考える

空を見る癖がある 雲の
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.9

雪国出身ならわかる息をするたび喉がキュンってなるあの感覚を思い出した
その後がどうであれ、尊い思い出はアーカイブにいれて見返したい。お日様みたいな暖かい記憶になると思う

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.6

MONDAYSもそうだけど、ループものの可能性をコメディで広げてきて最高
「次のターンで!」

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.4

社畜が唸ると言いながら自分も唸ってた
絶対にもう一回見る