ダギリオダギレイさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ダギリオダギレイ

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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.6

エドガー・ライト最新作。
期待値下げて観たけどまあそれなりに。
編集力は流石エドガー・ライトだなーって観てて思えたしこれだけ技術が上がってもB級要素を意地でも取り入れる姿勢が好きだった。あとワンカット
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.7

なんか全体的にふわふわしてて微妙だった。お父さんのキャラクターが良い。

ストーカー(1979年製作の映画)

3.9

雲を目で追ってる感覚に近い映画だった。タルコフスキーだからそりゃそうなんだけど。後半場所が変わんないし引き延ばされてる感じがあって萎える瞬間は多いけど、序盤の移動撮影や全編で多用されてるズームがとても>>続きを読む

ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃいい話だった。
タイムトラベルものだがこの時代で作ったっていうのがそもそも偉業だし影響力はかなりある作品だと思う。
クライマックスへの切り替え方が好き。

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

珍しくレンタルショップでアジア映画のコーナー覗いて発見した作品。
現代アート見てる感覚に近かった。現代美術館に行って、展示されてる謎の写真やポエム、オブジェを眺めて「なんだこれ」と嘲笑し、しまいには空
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わが友イワン・ラプシン(1984年製作の映画)

4.1

話が脱線してる感じがあったし、アレクセイ・ゲルマン唯一のカラー作品って呼ばれていながらカラー映像のパートが少なかったので物足りなさはあるが、移動撮影がカッコよかったのでヨシ。毎回子役が一瞬しか映らない>>続きを読む

安藤昇のわが逃亡とSEXの記録(1976年製作の映画)

3.8

疾走感ある逃亡劇、というよりセックス劇。フラフープのシーンが印象的。音楽もイカすー。

(1951年製作の映画)

4.0

インドの要素も河の要素もそんなに無いけど民族音楽をバックに彩られていく風景がほんとに美しかった
それ以外にも編集がとんとん拍子だったので映像美ゴリ押しじゃなくて見やすいっていう気づきがあった
寝相のシ
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情事(1960年製作の映画)

3.5

初アントニオーニ。
人物が画面に入ってくる時の鮮やかさが凄かった。色々と計算されてる。でもクソ長かった。後半全然覚えてない。泣きそう。

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

3.7

初パゾリーニ。薔薇の葬列の元ネタ。逆光が凄い。
とはいえ赤子を連れて歩く序盤とラストの映像しか記憶に残らない作品だったので全体的にちょっと退屈した。なーんか説明的だし叫び声が続く割にはショッキングでも
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ケス(1969年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃ傑作じゃん!
この役者に寄り添うようなカメラワークを60年代で実現させてたのが凄い。
大人の圧力がこれまた酷いが、それに対して子供たちが絶望する、もしくは立ち向かう、そういうんじゃなくて受
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.0

ケネス・ブラナーの少年時代を反映させた自伝的作品ということで観てみたけど普通だった。ところどころROMAとかジョジョ・ラビットに似てる画作りが見られるもんだからもしや構想の段階からアカデミー賞狙ってた>>続きを読む

カナリア(2004年製作の映画)

3.9

谷村美月若い。序盤カッコいい。移動撮影もカッコいい。
レズカップルのシーンが強烈すぎてそれ以外の場面はあっさり系で退屈しちゃうのが残念。全体的に一貫性が無くていまいちピンとこない映画だった。
ラストは
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.1

ビンタが強烈。同じ事柄を二度見せるという演出がスタイリッシュ。

無言歌(2010年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーっぽい内容なのに、脚本がなんか、映画的だった(語彙力)
食う・死ぬの連続なので、壮絶な環境というよりかは生き物の在り方についての映画だと思った。カメラもあんま動いてくれないので棒立ちし
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.6

長回しが効果的になってる箇所や、先生を左に、少年を右にずっと配置させて撮ってた感じ、手持ち以外でもこだわりを持つようになってたし、ラスト含め距離感の描き方が素晴らしいのだけど、間延びしてるのが気に食わ>>続きを読む

イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.8

この兄弟は最後の最後で緊迫感を出すのが上手いようだけど、ストーリー自体起伏がないので、忍耐力が必要。
建築現場から去る場面で編集が凄いと思った。手持ちなのにあざとさを感じない撮影も凄い。経歴調べたら本
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.3

やる気上げるためにアルコール中毒になる中年の話。酔っ払いが題材となっているがそんなにぶっ飛んでるわけでもなくシリアスな内容だった。
未成年だからわかりませーんって済ませちゃうところあるけど序盤の飲酒で
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.9

ドッペルゲンガーの話。
100分もしないのにめちゃくちゃ長く感じたのは、没頭できたからか、退屈しちゃったからか、分からない。でも面白かった。
物語性は全然ないけれども、カメラワークはひたすら秀逸。人間
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.4

脚本は普通だが映像の勝利。ここまでゾクゾクさせられるとは思わなかった。でも初っ端からフラッシュバックやりすぎ。内容が濃くないぶん頭を使うことなく見れるのは良いものの、カットが多すぎて結局目の方が疲れて>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

1.8

面白くなかった。2人の狂ってる様を映したモノクロ映像をひたすら繋ぎ合わせた、だけの映画。撮影も録音も昔の映画の質感に限りなく近づけた、というので監督の意向は20世紀初頭の作品へのオマージュにあると分か>>続きを読む

召使(1963年製作の映画)

4.0

うわ、カルト映画じゃん!!!
恐怖の煽り方がとにかく上手くて、高低差ある構図も見応えあるし、ぐいぐい引き込まれる作品だった。
ダーク・ボガードが怖すぎる。
気まずさMAX。

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.1

リンチの作品、ぶっ飛んでるように見えて実は至って普通のテーマだっていうのが好き。銀行強盗のシーンがおきに

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.4

微妙。ロケーションは美しかったがガラケー時代の日本が懐かしいって思えるだけの映画だった。雰囲気だけってやつ。取ってつけたような観光映像。
病院のシーンが印象的。

お引越し(1993年製作の映画)

3.7

台風クラブから見に来たのでまた狂気じみた展開になるのかって身構えてたらやっぱり狂ってた。
お引越しってタイトルなのに主人公走りまくるし炎あがりまくるし全然先が見えない内容だったけど面白かった。なんとい
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.6

オシャレに見えて感性が爆発しまくってる映画だった。
映像と編集が神。とんとん拍子に進む話なので緊張感と同時に爽快感が味わえる。
ラストは視点を変えるとハッピーだったり切なかったりモヤモヤしたり、そうや
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.1

ジャック・タチの文明批判映画。ヘンテコリンで可愛らしい世界観がクセになる。50年代に作られたってのが信じられないくらいお洒落でスタイリッシュな作品だった。どのシーンも画作りが凄いのにペースが落ちること>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

1.4

なんかさ、全部がショボい
世界クソだクソだって言ってるだけじゃん
こんなのがキネマ1位だったなんて…頭悪くなりそう

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.1

ファスビンダー初鑑賞。ずーっと人物が語りまくる内容だけど、題材といいドア越しの構図といい、44年前とは思えないくらい先進的な映画だったと感じる。愛のむきだしの元ネタと言われる理由にも納得がいく。唐突な>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

濱口竜介監督の短篇集。どの話も好きになれた。ガラス越し・カメラ目線で語るカット・エスカレーターの交わし合いとか、巧妙な描写がアクセントあって、しかもロメールやホン・サンスへのいかにもって感じのリスペク>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

5.0

なんだこれは!すごい映画だったー。(語彙力)
監督とカメラと子供が一体になってんのかって思った。映画という概念を忘れるので汽車が画面から飛び出してきそうでビビった。まさに奇跡。全く色褪せてない。