まりぃくりすてぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

まりぃくりすてぃ

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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.9

すさまじい正しさを持つ映画。正しさ、とは、「人々の喜怒哀楽を揺さぶり、各人の生き方に好影響を与え、より良い未来到来に貢献するためにこそ、映画というものは存在するっ!」と証(あか)してる度合い。
パワー
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.3

実質的にフランス映画。性急なエロスは一切なかったが、アシュヴィン♂の目はほとんど全時間、ラトナ♀にベゼ(キス)してた。大人のベゼ映画だ。台詞に頼らず観客にわからせていくアートみが、人権意識みとともにま>>続きを読む

藍色少年少女~Indigo Children~(2015年製作の映画)

4.0

優しく丁寧な感じ。十カ所ぐらいで泣きそうになった。
泣くよりも私は死にたくなった。夏休みの子供、じゃない者として何となく。。
カラーの絵本画面と、8月30日に詰め込まれる “忙しさの可愛らしさ” は、
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ニノチカ(1939年製作の映画)

4.2

再見。

笑うまでの怖いガルボが好きすぎ。ガルボと一緒にゲラゲララッ。そして笑った後は、、ガルボもただの女性だった。
ソ連に戻ってからの狭っ苦しい住処の描写が、重だるい夢みたいで印象深い。しかし映画と
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イヴの総て(1950年製作の映画)

2.3

★褒めどころ★
❶ 主演ベティ・デイヴィスの演技は、何よりも誰よりも段違いに観客を味方につけるパワーを最キープ。いつもながら彼女こそ、女優の中の女優!
❷ プラチナブロンド短髪の演出家夫人カレン役のセ
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失われた週末(1945年製作の映画)

4.0

ユーモアありそく始まった気がしたが、かなり本気でアル中の悲劇を直視してる映画だった。タイプライター持ってった贖罪日(ヨナ・キプル)のところが興味深い流れだった。
人生諦めかけてる人の心に響くのかな? 
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青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

2.9

「ルビッチにしては冴えてない」というべきか、「ワイルダーにしては中だるみが目立つ」というべきか。
何カ所かで笑えて、特に冒頭のパジャマ買うところは引力大だったんだけど、、、投資家や侯爵の話だと判明して
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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.7

ディック・パウエル&エレン・ドリュー、適役!!

コーヒー会社からの「貴方の応募した広告文が、採用されました」の電報んとこから盛り上がった。そこからずーっと面白かった。
途中で、結末が100%予想つい
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ブレス あの波の向こうへ(2017年製作の映画)

2.1

錦糸町の波友♀と二人で。
私「駄作酔いした感じ。ドラマパートつまんなかったね」
友「ごめん(感想ない)、波しか見てなかったから」

オーストラリアで大ヒット、っていうのはいつもながらまったく信用できな
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生き人形マリア(2014年製作の映画)

4.0

『チャイルドプレイ2019』に圧勝してる内容。序盤の小学校 happy シークエンスがまず胸躍らせる。子供たち可愛くて! 主役のゴージャス大人女子、エロくて腹立つけど (英語だし) ハリウッド級の選ば>>続きを読む

キスは命がけ!(2016年製作の映画)

1.8

まあまあだった。かな。。「カレにキスしてもらいたくてしょうがない」vs「カノにキスしたら死んじゃう、唇アレルギー体質」、そんな初々しいカップルを考えついた時点でアドバンテージいっぱい得てたはずの映画。>>続きを読む

約束の時間(2018年製作の映画)

4.8

掘り出し物だ、おもしろぉーぉいっっ!!! 笑って泣いたよ! 強引な進め方だからどこかで話が破綻してくるかと思いきや、崩れず後半にわりと怒涛ぎみのエモーショナルが来て、大満足! 六人中、あえて演技面での>>続きを読む

ムアラフ 改心(2007年製作の映画)

2.9

濃いようで薄い。人と人とのやりとりが多めで、みんなそれぞれ切羽詰まってるけど、、物語そのものは薄い。
こんな時、同じアジアのエドワード・ヤンだったら、技法とセンスの示しにばかり注力した末にナイフで一刺
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グブラ(2005年製作の映画)

4.2

冒頭、食パンにバターとピーナッツクリーム、のとこから、ヤスミンの母性に早くもくるるんと包まれた。同性の私からすれば、小うるささっぽさもじつはある(笑)。

娼婦さんの悲劇はまあ、話に必要だったとして、
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細い目(2004年製作の映画)

4.4

『タレンタイム』をボヘミアンとするなら、本作はキラークイーンか。

私が予想してた以上にジェイソンの目はしょぼしょぼと小さかった。ぬいぐるみみたいでフンイキがいいんだ。早々に彼は上半身裸で踊り始め、妙
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ラブン(2003年製作の映画)

1.3

タイトルインの、謎のゲーム~謎の火星人ズ(&おじさん)の唄が上々だった。
以後、、、謎の薄味。初老“道化師”夫婦の明るくて暗い物語。乗ったことはないがマレーシア航空機内サービスの、スパイシーながらマイ
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ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

5.0

映画の真の天才が創った大傑作(のデジタルリマスター版)! 良質キチガイ映画! ガキっぽくない! これ観ずに映画を語るのはもう禁止だな。おもしろいキチガイ、もっと生まれていいんだよ。「つまんないキチガイ>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

5.0

マリ認定、2019年世界ナンバーワン映画っ!!!! 「巧さ」と「凄み」と「いつものやつ(作家性による個性、または遊び心)」と三拍子揃ってて、私は言葉もないよ。ボキャ貧ごめん。残りまだ数十分の段階で私、>>続きを読む

TOURISM(2018年製作の映画)

2.8

ギャルめな頃のあたし自身を懐かしませるぐらいにあたしをギシギシ圧迫してくれる二人なのかと期待してたのに、ニーナもスミレも攻めみなし。まるで横パスだらけで点取る気なさげ、な幼っぽさと普通さ。ただの妹たち>>続きを読む

五億円のじんせい(2019年製作の映画)

1.6

シナリオがつまんない。何の役にも立たない稚拙な話。たかが心臓移植で五億円もふんだくる外国の病院もおかしいけど。端数の24円どうした? 主演男優はべつに悪くない(良くもない)。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

映画史上最も哀しいこのラストショットに心震えない者は、人間じゃない。。。 途中までは主役ゼイン役の少年に格別さを感じなかった私は、むしろヨナス役の乳児の超絶的“演技力”(意思鮮明さの発露など?)のほう>>続きを読む

広告会社、男子寮のおかずくん(2019年製作の映画)

1.2

くだりゃんにゃー。ヘタの見本。


☆いいとこ☆

なし。麻璃つばの砂浜上の戯れ(&ラストの四人組の戯れ)は、やりようによってはホッコリピョン(なサービスカットの極み)になりえた。のに、自爆度キツイ。
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

大人向けの日本の商業アニメの美点と弱点が如実に出た、令和元年を象徴する佳作。私たちは本作を今の世の写し絵として受け止め、ほほえむもよし、苦虫をかみつぶすもよし。


◆美点◆

❶ ディテールが何から
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

2.2

◆マルな点◆
❶ 庶民的スタート~ヒューマンドラマ調、が惹きつける
❷ にえ2をさかんにオマジュってるほほえましさ
❸ 着ぐるみプシャーに拍手
❹ 担架の女から男へのお手々伸ばしのポップ感

◆バツな
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

5.0

ノーベル平和賞受賞確定作。異論ある人はあたしが殴り倒す(笑笑)。

万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)

1.0

露悪の、いちばん練れてない形。自然主義の、いちばん甘えてる過ち。イライラの、いちばんスヤスヤなやつ。え? 興味を持ってもらいたいの?

17歳のシンデレラ(2019年製作の映画)

-

こんな可愛い妹(川津明日香ちゃん)が欲しい! そしてこんな妹を癌で失いたい!(ウソ)
寺西優真くんもすごぉぉくカッコいい。
主演二人のビジュアルだけで90分持った感。

複数人物の立場を織り合わせてい
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スリーアウト! -プレイボール篇-(2019年製作の映画)

3.4

可愛い子たち好きには、これ期待通りに正解な宝だと思う。
映画ファンにとっては、意外な収穫。
野球を期待した人は、最終的に大不満だろう。。。

女子野球部ナイン(+他部員たち)+先生たち+他校女子野球部
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.2

まおも。  (まあまあおもしろ)

主演おばあちゃん、当然でしょ、っぽい最高演技。しかも肩にムダな力が入ってない。おばあちゃんだから当たり前か。。

だいたいみんな準A~A~超A級の演技なのに、犯人
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.1

なぜか世の中の多くを知っちゃってる私のような者からすると、この映画は、大した内容を持たない。興味を強く持続させないし、純粋に映像表現物としての巧さにも凄味にも欠ける。日本社会の改善にも多分つながらない>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

1.1

あんたのヴァカンスがどうなるかなんて、あたしの知ったこっちゃない。駄作。フランス映画史上最も有名な台詞は、ミア・ハンセン・ラヴの作品の中の「フランス映画は嫌いだ。繊細さが何だっていうんだ。どうでもいい>>続きを読む

夏物語(1996年製作の映画)

1.0

つまらない映画をつくるのはやめなさい。


[微妙に投げやりなアンスティチュ・フランセ、、、とか呟きつつ小雨の街をアイスクリーム食みつつ独り歩いてたら、「あのぉ、すいません」と二十歳ちょいすぎぐらいの
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.8

この前、亡き父が夢に出てきた。
こんな夢。二人で小さな中華料理屋に入った。四、五人掛けの丸テーブルが数個。あいていた真ん中らへんの席にわたしたちは着いた。いきなり、白い大きめの枕が二つほど飛んできて、
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ウーマンウーマンウーマン(2018年製作の映画)

4.8

面白かった! 今年これまで観た映画の中でいちばん笑えた! 私からも観客賞!

元々の好評短編『ウーマンウーマン』に、後編として “4メン” の話を追加。この後編が、秀逸。結果的に二話間のアンバランスが
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

1.0

全っ然つまんない。
愚かな邦題だとは誰もが思ってたはずだが、じつは内容も愚の骨頂。意訳して『この夏のしっぽり』がさらにお似合い。キスとセックス以外に何も描きたがらない、いわゆるフランス病の典型例。“意
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十代の夏/新学期(1956年製作の映画)

4.0

英語字幕読みに追われて前半は笑う余裕がなかった。後半は台詞が減ったのでノレた。
楽しんで作ってるなぁー、って。

[ちゅ]