父母ともに癌さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

父母ともに癌

父母ともに癌

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運が良けりゃ(1966年製作の映画)

4.2

ハナ肇の泥臭いコメディアンぶりの凄み。
演技が上手い上手い。

落語のエピソードを繋げたような筋。幕末太陽傳と通じるところもある。
こちらのほうが笑える。
長屋のセットも素晴らしい。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.3

特に好きな映画ではないし、感情というものの考え方に対して全く賛同はしないけど、設定を語っていく序盤の手つきは素晴らしいと思った。
ただ、感情にドラマが付随してくると粗が目立つ。

ただ、記憶、の取り扱
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

笑った。
シスターの団体芸が秀逸。
何度も笑う。
細かいことはどうでもよい。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

ミュージカルは現実感に即するとキチガイじみて見えるけれど、ミュージカルを受容するとこらから入ると、かなり気持ちのよい感情表現が可能になると思ったし、ミュージカルの無茶、みたいなところを現代的に強味にし>>続きを読む

日本一のホラ吹き男(1964年製作の映画)

4.0

現代と乖離すること甚だしい。
現代劇である故に落語ほど乖離を許容できない。
所謂モーレツ社員の出世物語。
植木等はさすがの軽さをみせている。
この軽さのまま、味わいを増して「乱」まで出演していくのだか
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

原田眞人感、みたいなものは随所にでていて、多分それはわかりやすさには寄与していないけど、面白さと緊張感には寄与してた。

所謂喜劇映画なのだけれど、喜劇俳優・コメディアンというようなタイプの俳優は出て
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徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

4.3

「その技はいずこの国じゃ?オランダか?」
「トルコでございます」
女が男のチンコをマッサージするシーンでこんなセリフがある時代劇。最高。
クリトリスの説明のシーンもよい。
とにかくセックスセックスセ
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ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

4.1

ヤクザ×野球。
時代設定は仁義なき戦いと同じくらい。

序盤、どうにもならない大人が野球に必死になっていく様が素晴らしい。
トラック襲撃オープニングからフランキー堺の「プレイボール!」タイトルバックど
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.1

テンポテンポテンポで展開する。
このテンポには岡田真澄が不器用ながら一役買っている。

フランキー堺の演技が映画を引っ張る。
特筆すべきは三枚起請のシーン。あの動きの面白さは会心。

コメディアンと
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映画「立候補」(2013年製作の映画)

5.0

「お父さんのバックドロップ」とこの映画は何度みてもラストで泣く。
「お父さんの〜」は父の背中に。
「立候補」は息子の背中に。
父と息子の愛を描いた作品は沢山あるけれど、この映画は有数でしょう。

勿論
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤の惹きつけ方が凄い。
唐突な始まり方、事故、不明死体、刑事の疑念。
物語のきっかけが出揃うテンポが素晴らしい。

役者はすごくよい。
三國連太郎の演技は二段構え三段構えになっていて鬼気迫る器用さで
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

2.5

資産家がファンドを作って資産を運用する話。
胸が熱くなる感じではなくて、それを期待していたので、残念。

ラストは結構すき。

花のお江戸の釣りバカ日誌(1998年製作の映画)

3.0

この映画はミッキーカーチスが面白いです。
松之助師が少しだけ出演している。

釣りバカ日誌9(1997年製作の映画)

3.1

仕事ができる浜ちゃんをみられるだけで価値がある。
小林稔侍が良い役。

釣りバカ日誌3(1990年製作の映画)

3.0

五月みどりの下手な釣り、TARAKOの怪演など見どころ多い。

釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.8

香川から浜ちゃんが転勤してきて、東京の人間をほっこりとさせて、香川へと帰っていくという。
言うならば裸の大将スタイル。

哀愁が良い風に作用している。

何にせよこの名コンビの出会いを描けるだけで勝
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四十七人の刺客(1994年製作の映画)

2.2

忠臣蔵は群像劇なんやけれど、群像劇のウキウキ感がない。
浪士たちのキャラクターが薄いのかしら。
主演が高倉健というのもあって、何を見つめて時間を過ごせばいいかわからない印象。
石倉三郎は良かった。
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君の名は。(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

特に感動もせず、泣きもせず。
SFとしてみる。
ただただ脚本の不審点ばかりが気になる。

こういった類のSFには、没入させるだけのディティールの完全無欠さを求めてしまう。
そうはならん、そんな風にはい
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恐喝こそわが人生(1968年製作の映画)

4.0

ダサい。とにかくダサい。
恐喝してセックスして恐喝してセックスするだけ。

多様されるストップモーション、フラッシュバック、全部がださい。

ヤクザ映画と一線を画すチームもの。
しかし洒脱なところなど
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映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

1.7

ドラマと比べてスピード感が失われていて残念。
眠たい映画。
エロかったけど。オナニーしたくなるだけ。

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.0

戦後の人間を描いていた。
アメリカの歴史文化に寄り添った映画だったけれど、シニカルで面白かった。

ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

3.5

出てくる人々の顔に多分地方のリアリティみたいなものが宿っていて、それだけで好感が持てる。

アメリカの童貞系ダメ男映画。

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

3.3

チープ感が全編を貫くが、僕の中では二箇所、そのチープ感が確変を起こしていた。

深谷市民の集いにおける、チープな市民に責められるチープな彼らのいたたまれなさ。
そしてラストのフリースタイル。

地方
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人生はマラソンだ!(2012年製作の映画)

4.0

最初のコーヒーを注ぐシーンが素晴らしい。
主人公たちのキャラクター性が一気にわかる。

外国映画によくある、ダメ男が奮起する系の話。
ラストは泣いた。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.3

イライラするタイプの迫力だ。
ハゲやデブや黒人が殺されていくのが悲しい。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

学術的知識が無ければ完全に理解することは難しいんだろうと思う。

みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

2.7

ゆうき哲也がエース級の活躍。

エピソードからエピソードに移る際の説明を馬鹿にしたように省略してくるのが気持ち良い。

たけしが登場した時心に湧き上がる「まってました感」

教祖誕生(1993年製作の映画)

4.2

とても面白い映画だと思う。
地味なんだけど。
新興宗教をテーマにしたコメディで、たけしの宗教観まで語られるんだからたまらない。
宗教の本拠地のボロさとか最高。

話の行き先は確かに予想はつくんだけど、
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スーパーの女(1996年製作の映画)

4.4

爽快な映画。
小学生の時に初めてみて、親に何度もレンタルをせがむ。

スーパーのサクセスストーリー。
組織の中の対立を描いていて、善玉の専務側に津川雅彦、宮本信子、原日出子、あき竹城、松本明子、三宅
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マルサの女2(1988年製作の映画)

4.8

新興宗教×ヤクザ×脱税、という癖のあり過ぎる題材。とにかく脇役の活躍が素晴らしい。

チビ政役の不破万作が最高。借地借家法の説明ゼリフ、エモーショナルと情報の両立具合が凄い。会社を任された時のはしゃぎ
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赤毛(1969年製作の映画)

4.2

ラストのええじゃないか乱舞で必ず泣いてしまうので定期的にみる。

伊藤雄之助の存在感が良く出ている作品。
怪優とはこの事だと思う。

用心棒(1961年製作の映画)

4.3

居酒屋主人の東野英治郎が良い。
藤原釜足の太鼓乱打が印象深い。

二つの勢力を行ったり来たり。その距離感が演劇っぽい。

三船敏郎の殺陣、異常にかっこいい。