みのまめさんの映画レビュー・感想・評価

みのまめ

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告白(2010年製作の映画)

4.5

どの登場人物にも同情し、憐れみの心をもってしまう。けれど、そういった感情さえもすべて森口の思惑通りの結果に思えてくるような、物語終盤にかけてのあの歯痒い感じ。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

いい意味で悪趣味な映画だな〜と思った。
けれども、心にグサッと刺さるシーンが多く、どのキャラクターも良い味が出ていた。よくある復讐劇には見られないようなポップさも、この作品の魅力のひとつである。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

2.5

表面的なキャラクター設定と没入感の薄い映像に、あまり感動を覚えることはなかった。

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

とにかくカメラワークがめちゃくちゃ好き。映像の切り取り方がこんなにも作品に奥行きをもたらすのかと、驚かされた。

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

2.6

原作を読んだ上で今作を鑑賞したが、正直余計な要素が多かったように感じた。小説版では絶妙な具合での伏線回収が楽しめた一方、今作での露骨なフラグとも言える伏線の張り方には興醒めせざるを得ない。

ただ、上
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余命10年(2022年製作の映画)

3.6

 主人公茉莉が残された人生をどう生きるべきか煩悶し続ける姿には、簡単に感情移入できないくらい彼女の複雑な心境が表れていた。一方で、和人の心持ちは至って単純。彼の発する言葉には彼のストレートな感情がひし>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.5

 全体的に平坦すぎる映画だった。展開は読みやすかったし、それでいて内容も濃くなかった。モンスターのビジュアルはもう見慣れて怖くなかったし、ハラハラドキドキを狙ったシーンもその展開の読みやすさで緊張感に>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

2.4

<良かったところ>
・VFXの技術
→合成と本物の境目が全くわからないくらいの映像技術だった。
・Dr.オクトパスとグリーンゴブリン
→そのビジュアル、スパイダーマンとの戦いぶり、内に秘める葛藤などな
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空白(2021年製作の映画)

4.1

 劇中、目もあてらないような重く深刻なシーンが多い。その辛さと言ったらシリアス感を売りにした他の映画とは比べものにならない。これはひとえに秀逸な脚本構成だけによるものではなく、俳優陣の迫真の演技によっ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

登場人物の複雑な感情をゆっくりと咀嚼しながら汲み取れるような日本映画の特徴が、この作品にはぎゅっと凝縮されていた。

死という事実そのものより、残された者たちがそれを事実として受け入れ生きていく方が辛
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