Risaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Risa

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ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)

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評価まではしません。
1888年、世界最古の映画。
僅か2.11秒の映画。
YouTubeにて。

割と良い風景ではあります。
一応、出演者がいて、監督がいて、フィルムで撮った映画です。
わざと人が動
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.0

多分、私はマリリンモンローじゃなくても充分に楽しめます。

が、可愛すぎるマリリンモンロー。
お馬鹿で、噂の足の裏にはスプリングでもついているような歩き方。

歌を歌うマリリンモンロー好きです。
ププ
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.8

単純に面白くってマリリンモンロー魅力的です。今まで観たことなかったの後悔しちゃいます。
ラフマニノフの使い方が雑になってくるというか、もう、癖になってきて、脚本も割と好みです。
1955年。そんな古く
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踊れトスカーナ!(1996年製作の映画)

3.7

こういうの嫌いじゃないので、たまに挟みたいです。

美しい女性が沢山出てくる割に男は貧弱そうなのばっかりだけれども、そのヘタレ具合がまた 何とも平和的なので微笑ましい。

あんなフラメンコ美女達を目の
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ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

3.8

淡々と始まり、淡々と終わってしまった。
このペースの感覚は割と好きです。
内容は暗いものですが、こういう静かな突きつけられ方は嫌いじゃないです。

プレッシャーが人に与えてしまうことの理解は浅め。
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.8

見てなかったので今更見ました。

ユペールが哲学の講師。似合います。

夫婦共に哲学の講師、家の壁は本棚で 大量の本が並んでいて、常に花を飾る心のゆとりを感じます。

順風満帆な人生を歩んできた彼女で
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愛の解体新書(2010年製作の映画)

2.0

もっと雰囲気がある知的な感じの美男美女やらで撮り直したらもう一度見たいと思えます。

医師でありながらチャーミングな男と少し根暗そうな女のカップルで、どうもこのカジュアル感がリアルすぎて 気持ち悪くな
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エレニの帰郷(2008年製作の映画)

4.5

明らかにいつもと違う映像を感じながら間違いなくアンゲロプロス。
はっきりとした映像は、時の流れを感じます。戦争自体は過去のものなのだと、何も告げられてなくとも感じてしまいます。
それでいて、取り残され
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エレニの旅(2004年製作の映画)

4.8

始まりのシーンから、堪らないです。
今までのアンゲロプロスの中で1番魅力的な映像が続き、脳裏に焼きつきます。

対岸から始まり、水に沈む村、エレニの白いドレス、汽車の音、音楽の旅芸人、イカダの上に佇む
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愛のめぐりあい(1995年製作の映画)

4.0

出てくる部屋や階段、道、エントランスは何気に素敵だし、風景も良し、音も良し。

ストーリーは切ないです。
いくつかの恋愛をオムニバスの様に撮ってあります。

マルコヴィッチが映画監督役で、旅をしながら
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立ち去った女(2016年製作の映画)

4.6

長いので、観るタイミングは慎重に選んだものの、最初と最後の30分程度を除けばあっという間に感じたのは、、他の人のレビューを覗くと、少数派なのかもしれない、、

心地の良い大きな雑音、長回し、シンプルで
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エンジェル(2007年製作の映画)

3.3

オゾン監督作品これで観るのは13作目。

エンジェルという新鮮なキャラクターに皆イライラするでしょう。
まるで 映画の中のプリンセス。
映画の中に生きているような子。
ですが、それで終わる訳のなかった
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聖なる飼育(2017年製作の映画)

2.8

怪しい邦題に観るのを躊躇っていましたがついつい。

洒落込んだオープニングとエンディングです。mvの様。

ネオヒッピーカルト映画とでも言いましょうか。
カルト映画というと語弊があります。
ちなみに、
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悪童日記(2013年製作の映画)

3.8

ハンガリー人の国民性 やっぱり興味深いです。妙に惹かれます。
精神的にストイックな面があり、暗く、重く、静か。諦めを感じ、美しさがあります。

本当は、戦争以外のハンガリー映画を色々見たいんです。
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ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)

3.5

離婚という答えがまず最初にあり、そこから 遡り 子供が生まれた時、結婚式を挙げた時、出会った時まで 遡っていきます。

とまぁ、邦題とパッケージの裏に書いてあるまんまなのですが、やっぱり オゾン監督の
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.8

痺れた、、

そういえば脂肪吸引後の顔しか知りませんでした。
イギリス出身だからこそのあの感じなのも映画見ながら合点がいき、深い満足感を得てます。

写真だけで見ていたあのショー達の全貌を映像で観れる
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コントロール(2007年製作の映画)

3.5

ジョイ・ディビジョンのボーカル、イアン・カーティスの半生、、

23歳で自殺をしてしまった彼。
不幸にも てんかんの為、危険な薬を沢山試さないといけない身。

映画だと、彼自身の子どもな部分が目立ちま
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ムースの隠遁(2009年製作の映画)

4.5

ヘロインの過剰摂取で昏睡状態になった女性のお腹には8週目の赤ちゃんが居ることが判明するところから話しは始まります。

オゾン監督ですがミステリーは無いです。
抵抗心が全く無く、起こることをそのまま受け
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ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.7

ルルドの泉
協会があるような観光地、長崎なんかでも土産屋なんかでルルドの水が売ってあったりするのを見たことありますが、まぁ 胡散臭い。
フランスのルルドとは スペイン寄りという程度の知識しか無いので
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王妃マルゴ(1994年製作の映画)

3.5

美しき王妃マルゴの周りで王族の兄弟やカトリックとプロテスタントの、大量の虐殺、暗殺が繰り広げられます。
死体の山ももはや圧巻。死体が広がる石畳通り、死体皆キリストの様に神々しく見えてきます。
アジャー
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靴に恋して(2002年製作の映画)

3.5

原題のpiedrasはスペイン語で石。
人生の足元に転がる障害物の事でしょう。
邦題を見て ただの恋愛映画かと思ってましたが、そうではありません。
スペインのドラマなので表現上恋愛が欠かせなかったとい
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.3

序盤から見終わっても涙が止まらないフランソワ・オゾンだなんて、ずるいです。

あまりにもザ・美男子が登場するので、婚約者の友人は婚約者の恋人ではないのか、などを想像してしまった序盤でしたが、真実が分か
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私の小さな楽園(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんて広い空、美しい田舎で壮大に浮気まみれとは、ハモンハモンをちょっと思い出したり。

子連れの混血女、美人とはとても言えない女です。男気溢れる経験豊富な年増です。
子連れ、人妻感で 周りをものにして
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

パッケージで、てっきり流行りもの現代レズ物語かと思って見てませんでした。

ナタリーポートマンの事ばかり書いてある模様ですが、妹役のリリーローズデップが超キュートです。

あの、目の下瞼にあるホクロ、
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

3.9

禿げたおっさんが、禿げたおっさんの 台所での行動を調査するという キッチン用品企画の為の台所調査。

他人に部屋の隅で自分の行動を無言で観察されると思うと おっさんは当然、ストレスを受けます。
プライ
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Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.5

久しぶりにオゾン。
これを先にみておけば、二重螺旋見たときにそれ程に驚かなかったのでしょう、、
団地の外観が妙なちょっと昔の現代建築的で、湖の向こうに出てくる建物群、青みがかった画面、出だし一気に惹き
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モロッコ(1930年製作の映画)

3.8

freaksより古い映画なんですね。
モロッコ やはり 自殺志望者や、何か失って欠けている人が集まるしかない模様。

悪くない。
魅力的な美男美女の恋愛。

『10年前に会いたかった。』トムはたしかに
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マルティナは海(2001年製作の映画)

3.8

さて、暗い映画から離れて美女と美女のナイスバディを眺めようと思い、『ハモンハモン』のビガス・ルナ。
う〜ん、結局、なかなか重い。
愛は重いです。ワニが怖いです。

ロマンティックで相性の良い貧乏な駄目
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愛おしき隣人(2007年製作の映画)

3.2

たしかに愛おしき隣人 。
どんな人も平凡な悩みに悩まされて 誰にも理解されないと呟いています。
夢で 凄いことがあったので 聞いてと話し出します。
安心します。シュールです。

ショートフィルム的な雰
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.8


ベルイマンなので、宗教との絡みを理解しないと、本格的な理解出来ないと腹をくくってみたものの、仮面、人物像としてのペルソナとして 解釈して良さそう、宗教が強くないと分かれば すっと入れるものでしたが、
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

安心さえ覚えるハネケ映画。
客観的に見せるなんて、色んな監督がしてる事ですが、見事に他人事の様に撮ってるように見えます。心が冷めていて、離れている様に。だから、間違っているところが誇張さえしてるカリカ
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野いちご(1957年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも暗い内容にプラスしてドライアイで半分あたりから 涙が止まらない私でした、熱のある込み上げてくる涙なんてものではないです。

車の中で 義娘が煙草を吸うと 老教授は嫌味たらしく 女性が煙草を吸
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蜂の旅人(1986年製作の映画)

4.7

印象的な長回しで すっと アンゲロプロスの空間へ入り、いつも通り 水辺や、雨や、海辺、溶け残った雪、葉の落ちた木、水分を含んだ空気感。
そんな中でも今回は 冷たい色味ですが 春の訪れを感じる 湿度。
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メリッサ・P 〜青い蕾〜(2005年製作の映画)

1.0

大失敗。私の苦手な、あどけない15歳の少女が 擦れて 一皮剥けるまでの痛い青春物語です。

ルカ・グァダニーノの初期作品なんですね。ルカ・グァダニーノは見たこと無いんです。評価の高い『君の名前で僕を呼
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.0

びっくりするくらいに ダサい邦題で見るの失せて見てなかったものです。
日本に入った時点でポスターやらがダサくなるのは承知してますが、全部まとめて 見る気が削がれてました。

準新作に降りてたので、やっ
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乙女たちの秘めごと(2017年製作の映画)

2.8

ヴィオレッタの絶世の美少女アナマリア・ヴァルトロメイちゃんが出ていたらしいですが、もしかして あの子かしら、すっかり大人になってしまって、内容とは関係なく儚いです。

さて、この映画、なんと、ナポレオ
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