Fishermanさんの映画レビュー・感想・評価

Fisherman

Fisherman

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.8

ブラジルにこんな凄い人がいるとは知らなかったし、見終わってジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描くには117分では入らない印象。

それに音楽映画はやっぱり劇場の大音量で見るべきだった。パソコンの
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ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001年製作の映画)

3.5

オープニングに"WE WILL ROCK YOU"とエンディングに"WE ARE THE CHAMPIONS"とクイーンが使われてる他にデビット・ボウイ、AC/DCなどの楽曲が使われて、中世とは違う変>>続きを読む

奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

3.8

オチには賛否両論あると思うが、イーストウッドの油の乗った頃の渋カッコいい映画。

「牛泥棒」同様、状況証拠だけで私刑にしてしまう、この映画の違いはそこから復讐の物語が始まると言うもの。
眩しそうな細い
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砂塵(1939年製作の映画)

3.7

銃を持たない保安官代理が雇われ、悪徳対峙する、その手段は頭の良さと話術。
もちろん、ジェームス・スチュワートなので女を落とすことで味方に付けると言う、カッコ良さ満載の映画。

街の権力者と甘い汁を吸う
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ラスト・ソルジャー(2010年製作の映画)

3.6

コミカルではあるけれどコメディではなく、平和を願う重みのある台詞など全体を通して見るとシリアスな映画。

春秋戦国時代、農民らしい夢と親父の願いを一心に梁を目指すジャッキーと、梁との戦いで待ち伏せに合
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ビッグ・ガン(1972年製作の映画)

3.6

フレンチノワールの秀作、イタリア、フランス合作。
アラン・ドロン演じる殺し屋トニーの悲哀、手違いとは言え組織に殺された妻子の復讐を進める中、ラストシーンの結末とトニーの驚いた顔が印象的。

雨や霧など
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アラン・ドロンのゾロ(1974年製作の映画)

3.5

ゾロ映画もたくさんあるし、売りたいから「アラン・ドロンの」と付けたくなる気持ちは分からんでもないが、配給会社の意向が強かったんだろう。

バンデラス版ゾロの方が後なので、見せ方が上手くなっている分面白
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.0

"人生わがままに生きた方が勝ち"では済まされない、後に残された者が苦労する。
若い人が見たら笑って見れるテーマだろうが、松重豊の立場になるとそんな簡単なものじゃない。

結婚、子育て、までは前向きにな
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イップ・マン 宗師(2019年製作の映画)

2.6

「九龍」と同じ年に主演も変えて本作「宗師」を出す意味があるのか?それも、内容はドニー兄貴の「序章」と同じ、それも薄っぺらい。

イップマンVS日本の武道家、裏で糸を操る悪徳日本人と言う構図も二番煎じ感
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イップ・マン 九龍(2019年製作の映画)

3.0

イップマンと名のつく映画が11作ある中、9作まで見て残りが気になったものの、評価も低いので期待してなかったが、77分じゃなくもう少し尺を足して、演出過剰を止めればもっと良くなった、勿体ない1本。

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日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)

3.4

狭客伝第二弾も大物俳優勢揃い。主役は健さんなんだろうが、誰がメインと言う訳でもないくらい一人ひとりにスポットが当たってる感じ。
男達の陰に咲く女の哀しい愛情も南田洋子、八千草薫の可愛らしさもあったし、
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.5

原作も原題も「三十九階段」なのに、どうしてわざわざ「三十九夜」に変えるのか?階段より夜が相応しいシーンがあるわけでもないのに??

陰の使い方や人間の足や腕など部分をアップする見せ方はヒッチコックらし
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.8

ここまでボケに振り切ってくれると清々しいし、シリアスとコメディの振り幅もツッパリと悪人の区分もメリハリがあって時間を忘れて見てしまった。

シリアスパートの柳楽優弥や鈴木伸之、磯村勇斗も良かったし、コ
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ドライブ・ハード(2014年製作の映画)

2.8

いろいろバラまいたのに風呂敷に包まずに終わった映画かと。唯一の見どころはジョン・キューザックの惚けた犯罪者の存在くらい。

元レーサー役のトーマス・ジェーンもその妻も、警察も誰も知らんし、カーアクショ
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南部に轟く太鼓(1951年製作の映画)

3.0

太鼓なんかどこにも出てこないのにこの邦題、原題の「Drum」を調べるとドラム缶のことも指すらしい、とすれば山に仕掛けた大量の爆薬の缶のことを言ってるのなら意味は通じるがドラム=太鼓に訳したんだろうなぁ>>続きを読む

ドント・サレンダー 進撃の要塞(2021年製作の映画)

1.8

B級なのは最初から覚悟していたがここまでとは🥲、支離滅裂だな。
ストーリー全体も部分も脚本が破綻しているのか編集が悪いのか、必要なところがカットされ、つながりも深みもない。
唐突だし、都合はいいし、行
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牛泥棒(1943年製作の映画)

4.0

1885年は南北戦争が終わって20年、西部開拓時代の終盤であり、無法から法の時代になりつつある時、と言うのがこの映画の背景。

当時の大人は無法時代を経験し、かつ学がない者が多い、判事はいたものの保安
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コロニア(2015年製作の映画)

3.2

これも実話か〜、重かったなぁ。エマ・ワトソンだけで選んで事前情報なしで見たらこんな話だったとは。

数百人も殺害され、40年でたったの5人しか脱出できなかったコロニア・ティグニダの実態が判明してもチリ
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

3.5

「Mr.Light」の方がいい。殺しの依頼人を殺すことが"正義"の殺し屋と言う変な設定から面白く、これまた変な男に惹かれるマーサとの相性も抜群。

軽いノリはサム・ロックウェルに合ってるし、元相棒のテ
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.6

どうせ外国人に武士道とか葉隠精神とかは理解されないんだろうと思っていたが。的外れではなくまともな理解とそれを表現しようとした努力は認める。

現代日本に生きる我々も葉隠に書かれた精神は全てを理解できる
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黒いチューリップ(1963年製作の映画)

3.4

アラン・ドロンのカッコ良さ満載の映画。貴族から金品を巻き上げる黒いチューリップと言う市民の英雄の行動がフランス革命の市民蜂起の引き金となるスッキリストーリーではあるものの、肝心の橋の爆破など夜のシーン>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.7

実話を元にしたフィクションと言うが、グローバル化と語学学校くらいは事実で高卒女子か団結して会社を守ったあたりはフィクションなんだろう。

女子社員が汚染水流出の隠蔽を正すと言う単純なものではなく、その
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.3

アニメも見てないのでこれだけでは良さが分からないのが実情。
昔のスポ根マンガと違って、努力とか汗とな仲間がテーマじゃなく天才の話なので熱くなれない薄〜い印象。

名前はみんな大袈裟だし、絵もイマイチ(
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.6

結局、撮り方が斬新だっただけ。"日常から一転"と言う点とリアル感と言う意味では今までにない表現の仕方だったし、パニックらしさの演出効果はあるが、それだけ。

あんな非常時にハンディカメラを回し続けるヤ
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水滸英雄伝(2018年製作の映画)

2.7

邦題の「水滸英雄伝」より原題の「豹子頭林冲」の方が内容に則って良いのでは?邦題だと林冲の梁山泊での活躍になってしまう、本作は林冲が梁山泊に行く前までの話、なんで余計なことするのかね。それなりに林冲って>>続きを読む

タイガーハンター 水滸外伝(2020年製作の映画)

3.2

武松がどうして悪を成敗するのか背景説明がないのでラストの三娘と別れるシーンに深みが出ない。

中国脚本あるある、①ツンデレ女は実は男に惚れていて後を追いかけ足手まといになる、②卑怯な坊っちゃんだが実は
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.2

いろんなMARVELと日本アニメが合体。スパイダーマンのオクトパス、マジンガーZ、アイアンマン、ゴレンジャー、それにあの輪っかはスターゲイトだな。
また、サンフランシスコと東京がミックスされた街に日本
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ゲッタウェイ スーパースネーク(2013年製作の映画)

3.4

映画としては不完全燃焼(続き物?)であるにしても、マスタングスーパースネークのパワーやシフトチェンジと加速感を含め、ほぼ爆走とクラッシュだけの映画。

一応、ストーリーも犯人と言うか声の主の目的があり
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デシベル(2022年製作の映画)

3.5

爆破事件と潜水艦事故が並行してストーリーが進む、両方に関係しているのはカン副長。爆破犯人の目的とその理由は?と言う話。

音に反応して時限装置の時間が半減していく、スタジアム観衆の歓声のハラハラは分か
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.7

最初こそVSになってたけど、ベースはルパン映画にキャッツ・アイが加わった話。
でも絵はどっちかと言うとキャッツ寄りでルパンメンバーの顔が違うのと全員が英語って言うのが違和感。

大人のルパンメンバーに
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ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

3.7

ショーン・ペン55才でも頑張った😉の巻。本人もゴリゴリなアクションは最後だと思っているのか、体作りから本気さが伝わる。

体は小さいし、目も鋭くないのでアクションスターのカリスマ性が出ないのが残念なと
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正直政治家 チュ・サンスク(2019年製作の映画)

3.4

"ウソをつく"と言うより"ごまかす"政治家が正直に答えてしまう政治家になって、てんやわんやと言う話。

兵役逃れや裏金作りに裏口入学、全部最近の韓国政治家の事件だったような。
優秀な秘書のドタバタも面
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ジャックポット!(2024年製作の映画)

2.9

ヒロインがこれじゃ感情移入できん。ジョン・シナは最近筋肉コメディに走っており、エンドロールを含めて安定の面白さはあったが、中国系とも韓国系とも分からない美人でもないヒロインではどうも、、、

ジョン・
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ミリオン・マイルズ・アウェイ 遠き宇宙への旅路(2023年製作の映画)

4.5

夢を実現させた実話と言うだけで胸熱🥹
それも好きな俳優マイケル・ペーニャだから余計に感情移入できた。

アメリカ移民労働者初の宇宙飛行士になったホセ・ヘルナンデスの子どもの頃の夢を妻、両親、先生などに
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シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険(2023年製作の映画)

3.1

好奇心旺盛で無邪気な妹に振り回される気弱な兄と言うあるあるのファンタジー。

"勇気"さえあったら"予言"通りサクサク進むストーリーは拍子抜け、それほど謎解きをすることもなく、小さな勇気で次のパートへ
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アルマゲドン2012(2010年製作の映画)

1.7

「アルマゲドン」と名の付く映画が何本あるか知らないが、元祖「アルマゲドン」しか見てないし、それで良いと思ってた。
ちょっと怖いもん見たさでチョイス。

結末だけの荒技で押し切った潔さだけ。俳優陣誰も知
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