だまさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

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アクションが楽しくてめっちゃテンション上がった。佐藤健と真剣佑の現実離れした美しさにずっと見惚れてた。物語が至ってシンプルなので楽しむことに集中できるのも良い。終盤の展開は定番だけど胸熱だし。あの人物>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

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すっごく楽しかった。周りが静かだったんで我慢したけども。思いきり声出して笑いたかった。徐々に重なり合っていく人の繋がり。全員なんだか愛しくって。何気ないやり取りが心地良い。ラストシーンがこれまた素敵で>>続きを読む

椿の庭(2020年製作の映画)

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穏やかで繊細で。切ないけれど心が温もりで満たされるのを感じた。じっくりと描かれる美しい庭。木々や花の匂い。風の心地良さ。太陽の温もり。それらを五感で感じ取ることができた。住む人の愛情が詰まった庭と家。>>続きを読む

しあわせのマスカット(2021年製作の映画)

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作品の出来としては正直あれだなと思う部分もあり。でもオール地元ロケってことで見慣れた風景満載なのと。福本莉子さんの初々しい可愛らしさとで楽しめました。あと竹中直人さんはやっぱり凄い。作品を底上げしてた>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

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途中からずっと大笑いしながら大泣きしてた。とっ散らかってて訳分からなくて。でもどうしてこんなに愛おしくて刺さりまくるんだろう。人生には納得いかない割り切れないことが多くある。でもみんな色んなことを呑み>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

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とても良かった。子どもたちの笑顔を見ているだけで涙が溢れた。なんて眩しくて貴いのだろう。幸せは本当に心の感じ方ひとつだなと思う。ルナナの暮らしは不便で大変そうに見える。でも日常のあれこれに喜び感謝する>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

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めっちゃ面白かったし。とにかくお洒落で格好良かった。大人の色気を存分に堪能した。二転三転する物語も良いけれど。個々のキャラが立ってて最高。特にコーチと教え子たち大好き。マフィアよりも有能なんではなかろ>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

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アンソニー・ホプキンスの凄まじい演技にただただ圧倒された。日常の中で度々起こる不可解な出来事。何が起こっているのか理解できない不安。長年培ってきた知性や誇りが失われていく恐怖。まさしくホラーだ。そんな>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

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14歳。少しだけ大人で。まだまだ子ども。でも色んなことを感じて考えて。確実に大人に近付いている。どこにでもいる中学2年生のどこにでもある日常。なのに深く引き込まれた。途中から涙が止まらなくて。エンドロ>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

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苦くて切ない。暴走する青春。軽いノリで始めた刺激的なゲーム。それが他者によって取り返しのつかない事態へと転がっていく。主人公はどんな気持ちで受け入れていたのか。彼の心に深い傷を残したであろう親友の強烈>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

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事故が起きてから一瞬も途切れぬ緊張感。格闘シーンの迫力と電車のシーンのど迫力。ラストで乗客たちが事件の影響で変化したのが分かるシーン素敵。いくら元警官でもこんな60歳いないだろうと思いながらも見惚れる>>続きを読む

天空の結婚式(2018年製作の映画)

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同性婚と両親へのカミングアウトというテーマをイタリアらしい陽気で大らかなユーモアで包んだ優しい作品。アントニオとパオロの微笑ましいやり取りにほっこり。主人公たちが霞むぐらい個性溢れる周囲も楽しい。元が>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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不幸の連続で理不尽に虐げられた人々の物語ではあるのだけれど。どこかユーモラスで力強いエネルギーが満ちている。どんなに苦しくても人は生きていく。守りたいものがあるから。互いを思う気持ちが支えになる。混在>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

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あまりのくだらなさに力抜けた。でもくだらないからこそ笑えた。永野芽郁はやっぱり可愛いし。広瀬アリスは格好良くていじらしいし。久しぶりに変態っぽいエンケンさんを見れて嬉しかったし。ヒロイン役の森崎ウィン>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

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日常と非日常が穏やかに混ざり合う不思議な世界。極上の映像体験。ずっとふわふわと夢見心地で思わずくすくすと笑みがこぼれた。時折チクリと刺さる痛みさえも心地良い。監督がこの作品に込めたであろう様々なメッセ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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心に深く響くバーンの歌声。シンプルで力強いバンドのアンサンブル。それらに呼応する観客の拍手と歓声。ステージ上には人種や性別、全ての差別が存在しない。そこに込められた様々なメッセージとアメリカの抱える問>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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見たことを後悔するぐらいの気持ち悪さと後味の悪さ。あの男性たちは決して特殊な嗜好の持ち主ではなく。自分に都合良く操り支配できる弱い存在を求めて行き着いたのが幼い少女たちという醜悪さ。予想を遥かに超える>>続きを読む

明日の食卓(2021年製作の映画)

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子ども達の心が傷付いて精神的に不安定になっていく様は演技と分かっていても見るのが辛い。その責任を母親に押し付ける周囲の様々な圧力も見ていて本当にしんどい。母親たちを追い詰めるのは周囲の無理解か。社会の>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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変わらぬ自然。変わりゆく街。そこに暮らす大家族の日常と美しい四季。特別な事件は起こらなくても。家族には大切な日々の積み重ね。何気ない家族のやり取りが非常にリアルで。これからの家族の営みが目に浮かぶ。ゆ>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

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理不尽な大人に対して闘う術を持たない無力な高校生。でも大切な人のため絶対に負けないヒーローでありたいと全力でもがく。どこまでも真っ直ぐな2人の痛みが胸を抉る。大人の清澄の行動はあの日の後悔の表れなのか>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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リアルに痛そうな前半も。何でもありに振り切れた後半も。アクションがとにかく最高。テンション上がってめちゃ楽しかったし。終盤の展開に興奮しすぎてニヤニヤが止まらない。無敵すぎない主人公の素朴な父親らしさ>>続きを読む

グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

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どこまでも追いかけてくる過去の過ち。どれだけ後悔しても過去は消せない。向き合って受け入れて己の一部として生きていくしかない。楽曲がどれも素晴らしい。心地良い歌声が心に響く。セリフ以上に主人公の複雑な感>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

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絢爛豪華な映像美。楊貴妃の美しさと幻術に惑わされて夢見心地。まさしく極楽の宴。その華麗さとは裏腹な美しく哀しい愛の物語が切ない。いつも冷静沈着で笑顔を絶やさぬ空海と、感情豊かですぐ熱くなる白楽天のコン>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

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目まぐるしい極彩色の映像。惑星ミュールの描写に一瞬で引き込まれ、宇宙ステーションアルファの存在に心が躍る。何してても絵になる主人公2人のツーショット。鮮やかで美しい映像を眺めてるだけで味わえる多幸感。>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

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作り込まれた架空のアフリカ。独特の風景。衣装。音楽。ど迫力のアクション。カッコいい女戦士達。魅力的な悪役。エンタメ作品として文句なしの面白さ。そしてストレートに響く社会派なメッセージ。従来のヒーロー作>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

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権力とジャーナリスト達の戦いがスリリングで見応えあり。でもそれ以上に女性が軽んじられていた時代に男社会で戦った女性の話として胸に迫るものがあった。全てを失うリスク。周囲の反対。そんな状況で信念を貫いた>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

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なんて力強い作品。どんな理不尽な目にあっても。人としての尊厳を踏みにじられても。マリーナの目は強い眼差しで前を見据えている。彼女の怒りや哀しみが胸に突き刺さる。見ているのが辛い場面も多い。でもマリーナ>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

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井戸に投げ入れられた死体を引き上げるためのロープ。戦場ではそれを手に入れる事さえ難しい。国際援助活動家たちの奮闘する姿がユーモアを交えて描かれる。決して重苦しくはない。でも戦争によって穏やかな日常を奪>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

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人魚の姉妹がとってもキュート。名前の通り対照的な魅力が溢れてた。造形がちょっとグロテスクなのも素敵。音楽が作品の雰囲気にぴったり。姉の澄んだ高音と妹の魅惑的な低音のハーモニーが素晴らしくいつまでも耳に>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

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視力の95%を失った青年が聴覚・嗅覚・触覚をフル活用し働く姿に感動。物凄い努力と熱意。その想いが周囲も動かす。彼を支える素敵な人達。特に親友との関係性が最高。バディ物としても凄く良かった。主人公目線の>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

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見事に騙された。登場人物の立場や力関係がどんどん入れ替わっていく様が見応えあって面白い。純粋なはずの愛がどんどん歪んでいく様が切ない。ミステリーとしての完成度も高いが。それぞれの愛と狂気を丁寧に繊細に>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

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なんと形容したらいいのか。美しくて力強く。繊細で激しく。純粋で艶めかしい。色んな要素が過剰なまでに詰め込まれてる。鑑賞後の余韻がいつまでも続く。戦争に呑み込まれていく日本で鮮烈に輝く若者たちの姿。大林>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

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“相手の為”を言い訳に暴走する愛は自分も相手も追い詰め破滅させる。陣治の行動も十和子の為でなく哀れな自分の為。自己愛の塊で最低の人間ばかり。でも否定できない。共感せずにいられない。自分の中にもある弱く>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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何でもない日常が掛け替えのない時間だと気付かされる。その大切な時間が一瞬にして奪われるテロ行為。人生に無駄な時間なんてない。上手く行かないことばかりの日々も。努力が実らず夢に挫折した経験も。全てがその>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

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1人の男によって女性達の閉ざされた平穏が狂わされる。和やかな雰囲気の中に垣間見える張り詰めた空気。女達が愚かなのか。男の愚かさが彼女達を追い詰めるのか。女達を惑わす魅力溢れるコリン・ファレルと艶やかな>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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全てが美しい作品。孤独な魂の寄り添う姿。ため息が出るほど美しい水中のラブシーン。大切なものを得て強く輝いていくイライザ。ゲイの隣人。同僚の黒人女性。抑圧された人々の物語。そして美しく愛おしい存在の“彼>>続きを読む