masahitoOKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.5

二回目鑑賞。
一回目よりも、さらに。
佐々木、イン、マイマイン。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

敵要塞に眠っていた初代ガンダムを鹵獲して搭乗、最新型キュベレイ3機に追われつつ、そのうち2機を撃墜して脱出する話。
そんなの無理って思うでしょ?
でもね、パイロットは年老いたアムロ・レイ。
若きハサウ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。
面白かったけれど、本当はもっと面白いはず。
過去作全部観て、もう一回観よう。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

「すばらしき世界」のタイトルは皮肉か否か。
ふと調べてみると、「皮肉」の対義語は「世辞」らしい。
どちらにしても救いがない。

決して、ハッピーエンドの物語ではない。
ただ、彼には亡くなったことを悲し
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

4.0

新ドラえもん映画の中で、一番好きかも。
原作を構成の柱にしつつ、確実に新たな息吹を吹き込んでいる。
アニメーションのダイナミズムも過去最高。
前半の現代シーンでキューとの関係性の構築をじっくり描いたの
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.8

最高オブ最高。
B級は極めると、A級をも超える。
終盤の花火シーンは、笑いを通り越して、感動すら覚えた。
もはやバックトゥザフューチャー級。
最大限の賛辞です。

追記:
鑑賞後調べると、製作・監督・
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.7

原作に本当に忠実。
ストーリー、キャラクター、セリフ、ほぼそのまんま。
一部、福田組ならではのアドリブ芸も挟まるが、本筋ではない。
原作の西森博之はセリフ回しと間が天才的にうまいマンガ家だと改めて感じ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.2

現時点での、日本のエンターテイメント映画の最高峰。
脚本、演出、役者、そしてお金のかけ方が完璧だと思う。
そして悲運の映画でもある。
コロナによる上映延期、東出のスキャンダル、そして三浦春馬の死。
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.1

観たあとに、何かをがんばりたくなる。そんな映画。
ただただ壁を登るひたむきさは周りの人々を魅了し、魅了された人々は自らの目の前の壁を登る。
背中に書かれた「近藤」の文字。
小寺さんを見つめていたままじ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

コロナ禍で久々の映画館での映画鑑賞。
一席ずつ間を空けた鑑賞は、個人的にはとても快適。
まだまだ埋まっている席はまばらなので、映画館の存続自体が心配になるけど。

さて、映画。
原作の小説も、そこから
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.1

右翼VS左翼という思想の対立は本質ではない。
世界・日本・社会・人間に真摯に向き合い常に考え続けているか、否か、が真の問題。
そういった意味で、三島も全共闘の学生も同志。
皮肉にも、彼らが本当に向き合
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

お涙頂戴感動押し付けムービーかと思って敬遠しちゃってたよ。
ごめんなさい。
すごく真摯でステキな映画でした。
オギーだけじゃなく、周囲の人々にも丁寧に寄り添っていて、誰もが誰かに感情移入できる構成にな
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.2

売春と結婚は何が違うのか。
金のためか、愛のためか。
本当に?
人と人の関係は移ろう。
愛が憎しみになり、憎しみが愛にもなる。
感情・関係性は刹那。
それに対し、どす黒く堆積した怨念は、時空を超えて連
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

アメリカのTV局で実際あった、セクハラ事件をもとにした映画、くらいの予備知識で鑑賞。
しかし、冒頭から登場人物が多く、顔と名前が一致しないまま、多視点でスピーディに展開するので、軽くパニックに。
アメ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

時代や場所、環境によって、善悪の基準、価値観は変わる。
この映画に、悪意を持った人物は登場しない。
価値観の違う善意が存在しただけだ。
主人公にとっては、ホルガの祝祭は救いとなったのか?

※上映中に
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.9

きたろう最高。
「間違うんだよ、人ってのは。」
そうそう。やっぱりピエール瀧は日本映画に必要だな。手錠がより似合うようになって帰ってきたし。
あ、途中で気づいたけど、高橋一生、ネバヤンと兄弟共演なんだ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

圧倒的没入感。
両手を強く握りしめたまま、2時間。
軽く筋肉痛。
メイキング、インタビュー等を見ると、1カット最大9分程度、とのことなので、実際に1カットで撮影したわけではない。
だが、どうやって撮っ
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.9

障害者をダシにした感動ポルノではなく、一人の女性の成長物語として、丁寧に人を描いている。
たった37秒の無呼吸が人生を分ける。
終盤の双子の対比が鮮やかで、物語の階層を一段上げたと思う。
でも、ワタシ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

重厚なミステリーであり、サスペンス要素も強い。
同時期に観た「ナイブズ・アウト」とつい比較してしまうが、こちらは終始シリアスで緊張感が漂う。
その分ユーモアさ、シニカルさはほとんど見当たらない。
時系
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

やられた!
どこか懐かしいのに、とても新鮮で刺激的。
計算されたミスリードの連続で、こちらの推理を次々と気持ちよく裏切ってくれる。
言葉ではなく、画で回収する伏線が鮮やか。
もう一度初めから見たくなる
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

ド迫力で、人の熱が伝わるレースシーンが素晴らしい。
車にはほとんど興味がないし、まともにカーレースを見たこともない。
でも、カーレースって面白いかも、と思える作品だった。
史実を知らなかったから、ケン
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

アクション/スペクタクル映画として、素晴らしい。
CGアニメーションの最先端を遺憾なく魅せてくれる。
ストーリーはベタ、というか、ここまでくると王道でしょう。
ファンタジーとして分かりやすく、ことごと
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

女々しくて、未練がましくて、気持ち悪くて、最高に岩井俊二だった。
映画は妄想の具現化。
この調子だと、歳をとるごとに加速しそう。
いいぞ、もっとやれ、56歳。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.1

期待値が高過ぎたのか、最後までノリきれなかった。
周りの高評価を見ると、映画は相性だな、とつくづく思わされる。

処刑された母親の足元だけの演出と、すがり付くジョジョ、ラストシーンのダンスの表現はとて
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音楽(2019年製作の映画)

4.8

音楽の初期衝動。
そして、アニメーションの初期衝動。
音が鳴るだけで楽しい。
絵が動くだけで楽しい。
制作過程の怨念のようなエネルギーが、映画自体の魅力に直結している、稀有な作品。

坂本慎太郎の声だ
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