Yokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

Yoko

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切腹(1962年製作の映画)

4.5

 時は徳川幕府の治世により戦もない太平の世。
 幕府によるお家取り潰しで職を失った浪人の中には、諸藩の屋敷に赴きその庭で切腹をしたいという申し出をする者が増えていた。
というのも、その心意気を買って藩
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

 ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキで働いている5人のタクシードライバーと乗客のやり取りを切り取ったオムニバス作品。

 各地のドライバーのキャラクターが短時間で把握しやすい演出が盛
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.7

 検索エンジンを運用するIT会社(Google的な?)に勤めている”ケイレブ”は社内抽選によって社長である”ネイサン”の別荘に招待された。
悠然な大自然の中に位置している社長の別荘は、高級感あふれなが
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.3

 2009年1月15日。航空機パイロットである”サリー”は、鳥の衝突により全エンジンがストップした状況下でハドソン川への緊急不時着を成功。
乗務員を含めた155名全員が救われたこの出来事は「ハドソン川
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.0

 フロリダ州に住む高校生”ジェイク”は幼少期より祖父”エイブ”から、とある島に住む奇妙な子どもたちの話を聞かされて育った。
 ジェイクがバイトを終えたある日、エイブは謎の巨大な怪物に襲われる…。

 
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.4

 パリで貧乏学生をしている男”ミシェル”には、「類まれなる才能を持つ人間であれば法に背いた行動も致し方ない」という持論がある。
仕事もしていない彼は、競馬場で婦人のカバンから現金を盗むことに成功してし
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

 ニューヨークで競馬やポーカー等で暮らしているハンガリー人の男”ウィリー”のもとに、いとこの”エヴァが”やってくる。
ニューヨークから600㎞以上離れた極寒のオハイオ州クリーブランドの叔母のもとに向か
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アナザー プラネット(2011年製作の映画)

3.9

 17歳でマサチューセッツ工科大学に飛び級で合格した天才少女。ある日、運転中ふと見上げえた夜空には地球にどこか似ている青い星、まるで「第2の地球」と例えることが出来るような星を目にする…。

 SFを
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.4

 死体の首にX字の傷をつける得体の知れない連続殺人事件を担当する刑事と、記憶障害を患っている男との邂逅の物語。

 filmarksでは今作のジャンルを「サスペンス」と表記していますが、ネット上で転が
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

2.9

 保健会社に勤めているアパート暮らしの男性は上司のために夜な夜な自分の部屋を貸出して昇進を狙っている。夜に部屋が使えないために自分の恋愛なんて夢のまた夢である彼は、密かに恋をしているエレベーターガール>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.6

 メキシコの麻薬カルテルを撲滅すべく派遣されたFBI捜査官。彼女と手を組むCIA、そして謎のコロンビア人検察官らの超法規的行動は、彼女が持っていた倫理や正義感を大きく揺さぶることになる…。

 麻薬、
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.3

前作『ビフォア・サンセット』が魅せた、あの幸せが滲んで染み込んでいくような結末が素晴らしく何より好きだったので、この続編をみることが、というより今作『ビフォア・ミッドナイト』が存在すること自体がもう嫌>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

 耳鳴りが止まない障害を持ちながらも抜群のドライビングテクニックを持つドライバー”ベイビー”が披露する、ipodから流れる音楽に乗せた痛快カーチェイスアクションムービー。

 まず言いたいこととしては
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.1

 フランスはパリのセーヌ川に架かるポンヌフ橋に住んでいる恋を知らないホームレスの青年アレックスと、目の疾患による失明の恐怖と失恋に苦しむ画描きの女性ミシェルは橋の上でともに生活を始めることになる…。>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.1

 1920年代のハリウッド。
無名のスタントマンから名俳優に登りつめた”ドン”はサイレント映画のトップスター。
しかし、トーキー映画の嚆矢『ジャズ・シンガー』が大ヒットを受け、ハリウッド界、またドンや
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告白(2010年製作の映画)

3.5

 終業式の日、娘が生徒に殺されたという教師の告白を生徒たちは耳にする。生徒、保護者、新たな担任は教師が残した告白に翻弄される…。

 探偵もののミステリーでお馴染みの「とある楽しみ」を大胆に省略してし
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

 仙台の大学入学のために引っ越してきた青年とアパートの隣室に住む謎の男。二丁のモデルガンを手にした男は広辞苑を盗む計画を奇妙な語り口で青年に語る…。

 物語を内面化し体現したドラマチックな人間のヘヴ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.2

 高級レストランのシェフが店のオーナーとメニューのことで争いクビに。料理批評を行う有名ブロガーとの対立により炎上し就業先も見つからない彼は息子と元部下と共にキューバサンドを売りにしたフードトラックを開>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

1.3

 離婚した元妻との間の女子高生の娘が突如失踪。
家庭を全く省みることが無かった元刑事の男は、娘を捜索するうちに彼女の秘密に気づくことになる…。

 鑑賞後に余韻がまったく残らなかった映画。端的に言って
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

4.1

 出稼ぎの中国人労働者の斡旋を生業とする男が、かつて自分を捨てた母親と再会する物語。

 「北九州サーガ」という青山監督が手掛ける一連のシリーズものの一部であることをまったく知らずに見てしまい登場人物
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.4

 卒業を間近に控えた英文学専攻の女子大生と20代の若きCEOが紡ぐ性愛の物語。

 中身のない女性向けのポルノムービーかと思いきや、女と男の性愛を抜きにした主導権の駆け引きも楽しめる作品。
中盤、とあ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

 パプに入り浸りの男性二人組が街に現れたゾンビに襲われる話。

 爽快なアクションと音楽の軽さが絶妙に合っており、これらの組み合わせが非常に上手い。
連続ショットの使い方も作品のスピード感を助長し、コ
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.6

 化石燃料が枯渇した近未来。
月に新たなエネルギーを発見し、地球へ輸送することで業績を上げるルナ社の作業員の契約期間も間近に迫り、彼の地球への帰還は間もなくであった…。

 100分を切る短い作品の割
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.9

 16年連れ添った”恋人”の死に苦しむ日々、如何にして悲しみを乗り越えるか模索する中年の大学教授の一日を切り取った物語。

 暗くざらついた悲嘆なトーンで占められた画面で進むうちに、ふと”生”や”欲望
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

 前作の出会いから9年後。
二人が出会った日の出来事を本に仕上げ世界的なベストセラー作家となった男性が宣伝のために訪れたパリで女性と偶然再会する。

主演ジュリー・デルピーによるOP「An Ocean
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.2

 人体の肌よりも頑丈で、質感も人のそれと変わりない人工的な皮膚の精製に成功した外科医による禁断の愛の物語。

 とてもスキャンダラスな作品。
しかし、この刺激的で醜い内容と対照的に、”女”の美しい肌の
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.5

 一時的な記憶喪失に悩まされた青年が、幼少期から書いてきた日記を読見返しタイムリープの能力を得る物語。

 時間モノとして発想は非常に面白いものの、ドラマチック性は薄くドライな映画。

ロープ(1948年製作の映画)

3.6

 スリルを味わいたい一心の殺人狂が、死体を収めた箱をダイニングテーブル代わりにしたパーティーを催す話。

 ヒッチコックによる映像実験を楽しむ作品。
ロケーションが変わらず地味なので万人受けはしないと
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アイランド(2005年製作の映画)

3.3

 全世界が汚染された近未来、清潔なコロニーで生活する人々は夢の島”アイランド”行きのチケットが当選することを心待ちにしている…。

 マイケル・ベイがSFをどう捉えるか気になり鑑賞。
セオリー通りのS
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

1.5

 米軍軍曹の男性と考古学者の女性が、現代に蘇えった古代エジプトの女王と対決するお話し。

 無秩序極まりない脚本。本当に驚かされる。
名作『ユージュアル・サスペクツ』を生み出したクリストファー・マッカ
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汚れた血(1986年製作の映画)

3.6

 心を通わすことのない性交渉をすると死に至る奇病が蔓延した時代に、血清の強奪を企む首謀者の恋人と、その犯罪に加担する青年の物語。

 主題の掴みやすさについては前作『ボーイ・ミーツ・ガール』より難解さ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.6

 列車で乗り合わせた若い男女がウィーンで一夜の恋愛模様を繰り広げる話。

 ウィーンの幻想的な舞台がロケーションとして素晴らしい。
二人が見聞きする夜のウィーン、そして夜が明け魔法が解けてしまい現実に
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

 幼いころから父が話してくれた面白い作り話で構成されるファンタジー。

 ティムバートンのギミックあふれる作風と今回の話がベストマッチしている。荒唐無稽、だけど面白味があり美しいイメージの世界をたっぷ
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

4.0

 恋人と別れたばかりの二人の若い男女が運命的に出会いただただ語り合う物語。

 モノローグとモノローグ風会話(みんな、まともに話なんかしちゃいない!)で構成されている自己中心的なキャラクターで埋め尽く
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.6

 ニューヨークとヨーロッパを行き来する客船のピアノの上に置き去りにされた赤ん坊が船上でピアニストとして活躍する物語。

トルナトーレ作品ということで泣ける作品であり良作と言っても過言ではないが、自分
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めまい(1958年製作の映画)

4.8

 「不可思議な行動をとる妻の調査をしてほしい」と旧友から頼まれた元刑事の物語。

 『めまい』という平仮名三文字の邦題がダサすぎるという、観終わってみるとなんとも馬鹿馬鹿しい先入観のために、この作品を
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