まさすさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

AWAKE(2019年製作の映画)

4.0

歴史的な一つの進歩が真に地道な歩みから生まれていることに気付かされる
将棋の原初的な喜びとAIへの潜在的な恐怖がバランスよく映画に仕上げられている

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

個人の心情や過去が隠れていて真相を掴めない感じが実際の事件ともかぶる
演技力一点突破感

オールド(2021年製作の映画)

4.0

シンプルで分かりやすくおもしろい
設定落ちしてないところがいい

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

2049の前日譚3作も合わせて前作へのリスペクトを随所に感じる。
目新しさに欠ける点や美しく退屈なシーンの連続に名作の続編を作ることの苦悩を感じた

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

普遍的なAIの主題を扱いながら、要素を徹底的に削ぎ落とした作品
美しい建築と自然を背景にすることで絵力のある作品に仕上げている

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

ふんだんなレトリックと感情の抑圧による独特の空気感
本当にドライブをしているような心地よさすら感じる
脚本の熱量がすごい

ペルセポリス(2007年製作の映画)

4.0

ところどころ漫画を読んでないと理解しづらいところもあったけど、映画ゆえの魅力も多くあった

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

狂人の描き方があまいせいで病気に感情移入してしまう
題材として不快さと不謹慎さを覚える

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.8

問題の所在が複雑でどうしようもない現状に各々の叫びが悲痛でささる
ドキュメンタリーのように見入ってしまうこともあって演出としてのあまりに被害者的な映し方が気になった

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

4.5

見やすいアニメーションでありながら、とても雄弁な作品
文化への理解が乏しいので間違った理解には危険さもあるが、あまりに過酷な社会をみた
普段は縁遠い存在だがイスラム文化圏のことを学んでいきたい

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.5

シェルターを舞台にした半密室サスペンス もうちょっと深みが欲しい

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.5

思ったよりハートフル
舞台が十分におもしろいこともあって、筋書きはわかりやすくし渋滞を防いでた

楽園(2019年製作の映画)

4.2

集落の体質や連帯感をうまく捉えてるし、それが自然に気持ち悪くて良い
タイトルが如実に気持ち悪さを表してる

台風家族(2019年製作の映画)

3.5

コメディとシリアスを行き来する感じに独特の雰囲気があった

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

役者の演技に見入る
前作から引き継ぎすぎないことで2作目としての魅力を打ち出してた

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.2

眼福の作画
意味ありげな間の長さがキツいところもあるけど、見返したくなる世界観

ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

4.8

音楽の喜びから無力さまで世界中の音楽家を通して語られる言葉が深い
理屈なしで演奏に感動するし、ヨーヨーマがかわいい

あの頃。(2021年製作の映画)

3.8

馬鹿やって楽しい日々は尊い
ドルオタを主役に持ってきたのがいい

es [エス](2001年製作の映画)

3.8

過剰な演出が気になったけど、ペルソナの実験例として恐怖する

東京裁判(1983年製作の映画)

4.8

誇りと矛盾に満ちた映画
裁判の限界と人間の本質を垣間見る

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

メキシコの伝統と死生観を色鮮やかなファンタジーで構築してるとこがすごい

GO(2001年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃにいいテーマだった
くさいけどバチバチにかっこいい
ジョンイルが好き

怒り(2016年製作の映画)

4.5

全く異なる世界を一つ事件によってパラレルにうつしだす劇的な進行
演技もすごい