ぽちさんの映画レビュー・感想・評価

ぽち

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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.6

自宅から半径90mの街の店や人々を撮っただけなのだが、びっくりするほど情緒があり心に残る作品。

普通だと私的要素が強くなり自己満足で終わってしまい、観ている方は眠気との戦いになることが多いが、今作は
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テス(1979年製作の映画)

3.4

ナスターシャありきで作られた作品。その使命は全うしていて、出ずっぱりのナスターシャはどのシーンでも素晴らしい輝きを魅せていて目が離せない。

もちろん監督の狙いも全てそこに集約されていて、いくらカッコ
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.9

バブルに向かう昭和のパワフルさが感じられる魅力的な作品。
脚本のアイディアが素晴らしく、また演じた沢田のカリスマ性もあり、この二つだけでも観る価値がある。

原爆製作過程やプルトニウム強奪等にツッコミ
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ナイト・オブ・シャドー 魔法拳(2019年製作の映画)

3.2

もうお腹いっぱいと言うほどいろんな要素を詰め込み、エンターテイメントに徹した造りは映画制作の一つのあり方として認めることが出来るが、まるで中国の「食べ残し文化」のようでもある。
瞬発力はあり一瞬楽しめ
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ファイナル・スコア(2018年製作の映画)

3.2

脚本チームのリンチ・ブラザースが「フットボールスタジアムを舞台にした『ダイ・ハード』」と言い切っていて、オリジナリティを放棄し「売るためには安全牌」という徹底した姿勢はある意味潔い。

オチまですぐに
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ザ・センダー/恐怖の幻想人間(1982年製作の映画)

2.9

シュールレアリズム系の「映像を優先した浮遊感」が、独特の雰囲気を出していて楽しめる。

ただそれ以外はストーリー、キャラの行動、設定などすべて破綻していて、ちょっとでも真面目に考察すると矛盾の嵐となる
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.4

10年に1本。今まで3本しか撮っていない寡作なエリセ監督の2作目。
前作は素晴らしかったが、今作はちょっとレベルダウンを感じてしまう。

と言っても静かに進む台詞の少ない作風だが、引き付ける力は凄く目
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モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.3

ヒットしたモスラと対決させるという無茶な企画のため、操演怪獣との戦いとなり、モスラのスピード感を出すために早回しなどを使ったため、ゴジラの重厚さは無くなってしまった。

またゴジラスーツが動きやすく作
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魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

2.6

1957「カビリアの夜」以降エンターテイメントを捨てて、シンボルだとか抽象的表現で自己満足の「芸術」に走り出した頃の作品。

なのだが、「初めてのカラー」と言うことで変にテンションが上がってしまったよ
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レッド・ホークス(2018年製作の映画)

1.0

ここまでストレートにプロパガンダしているとかえって潔い。

普通は観た後に「おや?これって意識操作をしようとしているプロパガンダ作品か?」と薄々気付くもので、この程度が一番効果的。

でも今作はスポコ
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.5

臨場感ある戦闘シーンやリアリティのあるストーリーは見所だが、それ以上に不勉強で知らなかったフィンランドの近代歴史を知ることが出来、そして現実において「大国」と呼ばれる国の暴力的な理不尽さを思い知らされ>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.6

エリセ監督はある意味天才だと思う。

御歳80なので新作は望めない。結果生涯で3本しか撮らず、それでいて名匠と言われ世界中にファンを持つ。
他の2作品は未見なので今作が偶然の賜物なのか才能なのかは分か
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秘密兵器リンペット(1963年製作の映画)

3.4

アメリカではTVで繰り返し放送されたのでメジャーな作品のようで、人気もあるそうだ。

原作が戦意高揚プロパガンダ小説だと言う事で、今作も原則同じなのだが、このファンタジーを観て「祖国のために戦うぞ!」
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.4

ドキュメンタリーを撮ってきたマシュー監督の感性が良い方に表れ、誠実さが伝わる伝記映画となっている。

戦争の悲惨さはもちろん入っているが、メインはそこではなく一人の女性の生き様と、それを語る上で欠かせ
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大脱出3(2019年製作の映画)

2.4

よくぞここまで盛り返した、と賛美したくなる作品。
でも、だからと言って面白いと言うわけではないので勘違いしないように。

1作目の夢の共演から観るに耐えない2作目に墜落。
その2作目クランクアップから
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大脱出2(2018年製作の映画)

1.0

スタローン主演作の中で最低の部類に入る悲惨な作品。
どんな偶然が重なればここまでつまらない物が出来るのか知りたくなる。

まず脚本が凄い。脚本家の頭の中沸騰してるんじゃないかと思える支離滅裂さ。これの
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ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊(2019年製作の映画)

2.8

基本B級ではあるが、終盤までは普通に刑事ドラマとして観る事が出来る。
アルバニアで全員英語ってのは違和感だがしょうがないだろう。

ラストの見せ場である敵がいる「村」との戦闘。いくら映画でも警察が一つ
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ラスト・バレット(2019年製作の映画)

2.7

監督が狙った「レオン風味」はジャンの名演で味わうことが出来るのだが、それ以外はかなりイタイ作品。

個人的想像だが、監督が力みすぎと言うか、変なテンションで自己満足で悦に入り、視聴者を無視して暴走した
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殺人魚フライングキラー(1981年製作の映画)

1.3

絵に描いたようなB級作品で、40年経った今観てみるとそのチープなテイストを楽しめる作品。

「キャメロンもこんな一面があったのか」と思ったら、彼は5日で辞めていて実際撮ったのはプロデューサーのアソニテ
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不実な女と官能詩人(2019年製作の映画)

3.3

思ったよりしっかり作られている作品で、売りであるエロ目的だけで観てはもったいない。

原案、脚本もこなしたルー監督のセンスの良さが見所。文芸作品風の色使いの映像にクラブ系ビートの音楽をかぶせてきたのに
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

3.2

定番の物語で、原作の対象年齢である小学生ぐらいの子供にお勧めできる作品。

ディズニー系の賢すぎる動物描写をしていないところにリアリティがあり、また感動の押付けと言う演出も控えているので、一緒に大人が
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.5

日本コミックの実写化というと嫌な予感しかしない。
ましてや海外での製作となればあの悪夢(あれですよ。ドで始まりルで終わる)が再びと思ってしまい期待感ゼロで観たのだが、これが幸いしたのか凄い楽しめた作品
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さらばバルデス(1973年製作の映画)

3.2

スタージェス監督にしては珍しい叙情的な作風だが、それが50代のブロンソンの落ち着いた魅力とマッチして、派手さは無いが魅せてくれる作品。

死別するまで20年以上連れ添った妻ジル・アイアランドとの息の合
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ボディヒート・サーガ 魔性伝説(2017年製作の映画)

3.0

低予算のB級ホラー・サスペンスだが、ミューズ(リャナンシー)伝説とホラーをミックスして新しさを出そうとしている努力が伺える。
それに落とし方もこの手の作品にしては上出来だろう。

メインの女優二人がな
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キラーソファ(2019年製作の映画)

3.0

NHKキャラの「どーもくん」大暴れ!って作品。

つぶらな目と形態がどうみても「どーもくん」で、おまけに変形能力まであるサービスぶり。

超低予算でバーニー監督がほとんど一人で作ったインディーズ作品。
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わがままなヴァカンス(2019年製作の映画)

1.1

ソフィアを演じるザビアの過去やキャラクターを知らないとまったく見所の無い作品。

作品の企画自体ザビアありきで作られたのではと邪推してしまうぐらい彼女の為の作品であり、それがすべてと開き直っているよう
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.3

発射シーンなどは迫力がありなかなか魅せてくれるが・・・・・・

身動きすらほとんど出来ない狭い宇宙船内部で108分じっとしているだけなので、他の話で水増しした感が強く、それを発射から帰還までの間に挿入
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ロボット2.0(2018年製作の映画)

3.0

安定のボリウッド映画。
と思ったら、ボリウッドでは無くコリウッド映画なのだそうだ。

前作はインドの文化と言っても過言ではない意味の無いミュージカルシーンに慣れていなくて低得点をつけてしまったが、今作
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ラスト・ガン 地獄への銃弾(2014年製作の映画)

3.0

マフィアに憧れるチンピラを描いていて、日本で言えばヤクザ映画と言う内容。

主演のベンがちょっとカッコよすぎで、もっとヘタレなキャスティングの方が味があったかな。

逆に友人ジョージのキャラがトラブル
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霧の子午線(1996年製作の映画)

3.3

「光夫、いったれー!!!」って作品。

多くの人は気付いていないが光夫が影の主役。
超美人の母親、その友人の超超カワイイ年上の女性に抱きついて撫でてもらえて、おまけに憎ったらしい高尾を「実生活そのまま
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コード211(2018年製作の映画)

1.8

なんともしまりの無い、盛り上がらない作品。
オープニング数分の雰囲気がTVM特有のチープな映像、演出だったので低予算のテレビドラマかと思ったら、その後ニコラス・ケイジが出てきたときには驚いた。

実際
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.3

特技監督の樋口真嗣の見事な仕事を堪能できる作品。
封切り当時観た時に「このシーンが観たかった!!」と感動したことをよく憶えている。

久しぶりに再見したが、渋谷のシーンは今でも通用する素晴らしさ。クラ
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

2.4

マスコミ批判や、帰らない父親を待つお涙頂戴の家族愛で〆て感動作にしようとしているが、どう見ても「自己責任」の一言で片付けられる内容。

調べてみるとこの人は職業も転々としていて何をやっても失敗してしま
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リービング・アフガニスタン(2018年製作の映画)

3.0

ロシア製作でアフガニスタン紛争を題材としていたので、一時期アメリカ製作でよく見かけた「ベトナム戦争は正しかったんだ」って言いわけ映画かと思って観たら、思いのほかガッツリ戦争批判や体制批判が描かれていて>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

デビュー作「ヘレディタリー/継承」が素晴らしかったアリ監督なので、期待度が高すぎたのかちょっと拍子抜けしてしまった作品。

じわじわと暴かれていくコミューンの実態や不条理に追い詰められる不安感など良い
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

3.3

さすがにブラックリストにランクインしていた脚本だけあり、登場人物2人で姿の見えない敵との会話を中心に上手くまとめてあり、アイディアの勝利と言う作品。

また狙撃や銃器関係の描写がリアルなのはアドバイザ
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