ぽちさんの映画レビュー・感想・評価

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ヘル・ベイビー(2013年製作の映画)

3.3

マニア向けの一本。
投げやりでグダグダなギャグを楽しむスキルのあるB級ファンは絶対楽しめる作品。

あの「ナイトミュージアム」シリーズの脚本を手掛けたロバートとトーマス監督、脚本なので、脱力系のギャグ
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悲しみの皮(2010年製作の映画)

3.0

原作が1831年ということもあり、「願い事」系の設定としてはかなり甘いのだが、普通にファンタジーとして教訓も含んでいて楽しめる作品。

TVMなので映像などはチープな感じだし、演出も荒いのだが、背景の
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疑惑の果てに(2011年製作の映画)

2.5

映画としてはかなり物足りないのだが、低予算TVMとすれば頑張ったほうだろう。

中盤からは、どうやってオチをつけるかに興味が集中して、期待が高まるのだが、なんとも平凡な盛り上がらないオチで、ガッカリっ
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シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)

2.0

アサイラム系のお馬鹿モックバスターかと思ったら、ジョーズ系の全く普通のサメ映画でガッカリって言う作品。

日本の配給会社にまんまと騙されたってところが一番笑えるかな。笑

まぁ、気持ちは分かる。担当が
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ねじの回転(2009年製作の映画)

2.7

なんともぬるいホラーで、怖さがまったく無く拍子抜けの作品。
と思ったのだが、調べてみるといろいろ分かってきて面白い。

映像などはTVMとしては頑張っているが、ストーリー展開がチープ。

結論を言って
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.4

ホラーとファンタジーとアクションを絶妙なバランスでミックスして、独特のカラーを醸し出している作品。

映像や展開はどこかアメコミを思わせるのだが、原案、脚本共にパノス監督ということで、作品全体が監督の
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

モチーフとなった「コロニア・ディグニダ」の事を全く知らずに観たのだが、映像とイマジネーションに圧倒され、押しつぶされるような見事な作品で、何も知らなくても、まず見て感じることができる。

そして、後で
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ベスト・バディ(2017年製作の映画)

2.7

モーガン、トミー、レネという名優三人を使ってこの出来では、もったいないと思える作品。

普通のコメディーならこの程度でもそれなりに楽しめるのだが、名演の前では監督の力量不足が如実に表れてしまい、評価が
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ユー・アー・ノット・マイ・マザー(2021年製作の映画)

3.2

湿度の高いネットリしたホラーで、派手さはないもののホラー好きには好まれそうな作品。

悪霊の正体などを極力ぼかしたのが、全体の雰囲気をよくしている。説明しないほうが恐怖感は煽れるので良い手法だろう。
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ノットジラ(2020年製作の映画)

1.0

ここまでおバカに振り切っていると、それ系のファンや、見方を知っている映画通は楽しめる作品。

B級とか言うレベルではなく、映画として成立するギリギリのラインというのが今作の最大の楽しめるポイント。
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リーサル・バレット(2022年製作の映画)

2.5

「歴史的事実の裏で暗躍した」って言う設定で、スパイ要素もちょっとある考えられた脚本ではあるのだが、まとまりがなくあまりにリアリティが無いので、頑張ったわりにB級テイスト満載の作品となっている。

有名
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ファイナル・デッド・ツアー(2020年製作の映画)

3.4

ちょっとハジケ方が足りない気もするのだが、個人的にはかなりツボで笑えた作品。

主要の4人のキャラが立っているのも良い。

脚本も務めたマシュー監督のセンスの良さが現れている。監督含め出演者の事を調べ
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マルチバース・アルマゲドン(2022年製作の映画)

1.2

自虐ギャグで超面白くできたはずの設定なのだが、いつものアサイラム作品と同じに、脱力感の塊となってしまった作品。

まぁ、アサイラムらしいといえばそうなのだが、実にもったいない。

調べると「創立25周
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ヴァンキッシュ(2021年製作の映画)

3.0

坊主頭のルビーも、貫禄のモーガンも魅力的なのだが、映像や演出がチープで、まるでTVMのような味わいが残念な作品。

しつこく出てくるフラッシュバックシーン、それにわざとらしいセピア色のカラーなど、ジョ
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ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.4

ただ野良犬を追いかけているだけで、一切説明やナレーションが入らないのだが、下手な社会派映画より何倍も考えさせられる作品。

悪く言えばテーマも主張も落ちも無い、日常の羅列ではあるのだが、それにより視聴
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.4

スピンオフの「コンビニ・ウォーズ」を昨日見たので、すかさず今日は元ネタ。笑

ケヴィン監督と分かっていたのでスピンオフよりももっとノルことが出来た作品。

もちろん今度はジョニー・デップも最初から分か
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

1.4

何も知らずに観たのだが、この突き抜けたバカらしさは好感が持てる。

で、調べてみたら、監督はあの「サイレント・ボブ」ではないか!
普通にバカらしさを楽しめるのだが、ケヴィン監督と分かればそのチープなバ
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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

3.0

造りこまれたドキュメンタリーではあるのだが、正直思っていたものと違いちょっとガッカリ、って言う作品。

映画史とか、その作品を深掘りするわけではなく、マーク監督の主張を映画を使い説明しているのが個人的
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スマイル(2022年製作の映画)

3.2

日本では劇場未公開だが、下手なB級作よりも作りこまれたホラーで、B級よりワンランク上の作品。

パーカー監督の短編映画「ローラは眠れない」を長編映画にしたものということだが、短編は見たことはない。この
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M3GAN/ミーガン 2.0(2025年製作の映画)

3.4

アメリカでは興行成績が伸びずにコケてしまったようだが、個人的には前作より出来が良くシリーズ化をしてほしくなった作品。

前作はSFとしては甘い設定で、ストーリー含めホラーよりの描き方だったのでフラスト
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.2

普通に楽しめるし、往年の名女優が勢ぞろいしている所が見どころの作品。

ただ、使い古されたストーリー展開と、かなりベタな演出はマイナス。

これだけの俳優を揃えて、監督の力量不足というのはもったいない
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.3

「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」ということだが、元ネタを知らなくても全く問題なく楽しめるアドベンチャー。

スパイダーマンと同じファンタジーに近い設定だが、それを承知で見ればツッコミ所もさほど
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幾多の北(2021年製作の映画)

1.0

最初に言っておくが、この手の私小説的、印象派絵画的なアニメを否定するきはない。

ただ、個人的に今作はまったく心に響くものが無い作品で、眠気を押さえるのに一苦労した。

好意的にとれば実験的な内容で、
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ミュータント・タートルズ(1990年製作の映画)

3.2

混沌無形なストーリー展開と設定は、低年齢層向けのファミリー・アドベンチャーなのだが、クリーチャーの出来が素晴らしくて驚いた作品。

後で調べて納得。
あの「ダーククリスタル」のジム・ヘンソンがクリーチ
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ウィッチサマー(2019年製作の映画)

3.0

煽り文句で、サム・ライミが「最高に面白い!近年で最もユニークで怖いホラー!」と絶賛した。とあるが、それほどでもないにしろ普通に楽しめるホラー。

記憶を消せる魔女という所がちょっと新しいのかな。
でも
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

今作は伝記映画としてみると、脚色のし過ぎ、掘り下げの浅さ、音楽シーンのリアリティの無さ、などかなりマイナスなのだが、フィクションのドラマとしてみると素晴らしい出来の作品と言える特殊なケース。

エルヴ
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リーサル・ストーム(2020年製作の映画)

2.4

邦題から感じられるB級臭がそのまま出ている作品で、メルのファンが観ても納得のいかないチープな作品。

カメオ程度の出演なのに、前面に持って生きて「リーサル~」なんて邦題をつける配給会社に呆れてしまう。
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.7

80年の時が経っても全く色あせない、時代を超えることが出来ている数少ない作品の一つ。

もちろん時代による倫理観の変化などにより、今見ると引っかかる設定や台詞はあるものの、ストーリー展開やそれを魅せる
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ミート・ショップ・オブ・キラーズ(2017年製作の映画)

2.3

B級魂は感じるものの、スピードとパワーが無くかなり失速気味のB級作品。

特に編集が下手で、せっかく面白くなりそうなのにダラダラと時間稼ぎをしてしまいじつに残念。

ストーリーはストレートで、この題材
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.1

スティーヴン・キングの原作とはかなり違い、オリジナルと言えるぐらいのアレンジを加えているので、キング独特の恐怖というものは無いのだが、演出などは良い感じで、それなりに楽しめるホラー作品。

設定やスト
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リアリティ(2023年製作の映画)

3.4

徹底的に「実際に起きたこと」を突き詰めた作り方で、好感が持てる「実話ベース映画」だ。

録音された音声を元に、ほぼリアルタイムで進行する展開は、スリリングでアリ説得力がある。

ただ、それでも映像には
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.4

元がミュージカルなので音楽中心に展開するのはしょうがないのだろうが、161分はさすがに長い。
正直曲をカットして普通に作れば2部作を90分ぐらいで作れたのではないだろうか。

それに、今一つ名曲と思え
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ブラザーズ・ブラッド(2015年製作の映画)

3.0

ストレートなクライム物で、よくあるストーリー展開ではあるが、安定していて楽しめる作品。

アルゼンチン制作というのも日本では珍しく、風景なども含め見所の一つだろう。

ただ、主演のダニエルをはじめ、俳
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ザ・コンフィデンシャル(2023年製作の映画)

1.9

脚本の悪さもさることながら、演出や映像がチープでTVMだと思ってしまったが、なんとこのレベルで劇場公開されているという、変な驚きのある作品。

メルのカメオ程度の出演は、客寄せパンダとしてよくある手法
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ポイズン・ローズ(2019年製作の映画)

3.4

一昔前のようなハードボイルド描写が気持ちイイ作品。
もちろんこれは監督が狙ってやった演出なのだが、要所に入るジョンのナレーションや、キャラの無骨さが、オールドタイプのハードボイルドが好きな人にはたまら
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.5

不思議なテイストなのだが、後半の急降下感が何とも残念な作品。

それに、これだけ豪華な俳優を使ってこの内容では、もったいないとしか言いようがない。
見所は美しいマーゴットだが、これも活かし切れていない
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