ぽちさんの映画レビュー・感想・評価

ぽち

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セクシータイム・リバース(2021年製作の映画)

1.0

ぅわっはっはっはっははははははははは!!!大笑い。
下手なコメディよりも100倍笑える作品。

まず、監督のベタというよりも全く素人のような演出と、「AV・ヤクザ物・SF」を無理やりごった煮にしたスト
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可愛い悪魔 いいものあげる(1970年製作の映画)

3.0

平凡な水商売サクセスストーリーだが、ギリギリ残っていた東京の花街の風情など、貴重な映像や風習などを見ることが出来る作品。

ヒロインの渥美マリは今一つ着物が似合わないのだが、さすがに立ち振る舞いはでき
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.4

元ネタのカラッとした中に泣かせる演出を入れる高度な手法ではなく、日本人好みに湿度の高いストーリーとしているのは、戦略としてアリだろう。

しかし、さすがにトップ女優の吉永小百合でも、ジャック・ニコルソ
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裸でだっこ(1970年製作の映画)

2.8

脚本が湯浅監督ではないので、子供っぽさはないものの、今一つ盛り上がらないストーリーの作品。

元々「軟体動物シリーズ」で人気が出た渥美のために、明るさのあるキャラを見せることを目的として作られたのもな
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クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

3.4

本人もインタビューで言っている通り、脚本は書いていないし、お金のために撮ったという事で、同年の「ザ・ブルード」から炸裂するクローネンバーグ節は全く影を潜めている作品。

もちろんファンとしては物足りな
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.1

アクションがメインなので、ストーリーや設定がいい加減でトータルとしてみると凡作。

基本設定がそのまま「ニキータ」ってのもいかにも韓国らしい。

ロマンスパートを前面に出していて、それにより「ニキータ
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太陽は見た(1970年製作の映画)

1.6

好意的に観れば「和製・太陽がいっぱい」だが、実際は超劣化版パクリ映画だろう。

あの名作の真似をしようとした勇気だけは買う事が出来る作品。

ストーリーもオープニングから20分ほどでラストまで読めてし
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

のっけからスティーヴィー・ワンダーの鳥肌物の演奏で度肝を抜かれ、最後まで素晴らしい音楽を堪能できる作品。

音楽を聴くだけでも観る価値は十分あるのだが、一音楽ファンからすると、余計な時代背景の説明や、
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あなた好みの(1969年製作の映画)

2.9

ヒロインが渥美マリなのでそれなりにお色気を前面に出してはいるが、基本的に子供向けのようなストーリーで、昭和風味を楽しみながら童心に帰ってみるとテンションが上がる作品。

ギャグを含めストーリーが子供向
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探偵マーロウ(2022年製作の映画)

3.5

ハードボイルドの代名詞ともいえる「マーロウ」の雰囲気を見事に描いていて、そのカッコよさを楽しむ作品。

演技は申し分ないリーアム。そこも見どころではあるのだが、原作小説の設定だとマーロウは42歳。さす
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

1.4

B級の王道を行く作品で、お決まりの「エロ・グロ・笑い」をきちんと取り入れてそつなくまとめてある。

ロジャー・コーマン制作なので、そのB級感を楽しむ作品。
ただ、今一つ煮え切らない感じが残念。

潔い
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ゾンビプーラ(2018年製作の映画)

2.8

B級ゾンビ物でよくある、ギャグ設定の上で真面目にホラーするタイプの作品で、お決まりパターンを安心感を持って観ることが出来る作品。

良く言えば安心感なのだが、平凡であることは事実。原因はギャグ設定が弱
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ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども(1969年製作の映画)

3.0

昭和の雰囲気を楽しめる作品。

というか、見所はそこのみではあるのだが、高度経済成長で好景気真っただ中の日本を、映画の端々から実感できるのが嬉しい。

ストーリーは練りが足りないので、せっかく盛り上が
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悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

2.5

基本的にお化け屋敷タイプの驚かせ方が中心で、恐怖というよりビックリはする作品。

ストーリー自体は中盤から後半にかけてグダグダ。
重要なポイントである、悪魔が何をしたいのかがころころ変わっているし、エ
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フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.1

ペン父娘の2人の演技も良いし、数奇な人生を送ったヴォーゲル父娘のドラマも興味深いのだが、どうしても引っかかることがあり素直に感動できなかった作品。

父娘の親子愛を中心に、主に娘の人生を掘り下げている
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ストレンジ・シスターズ(2019年製作の映画)

3.0

勢いがありB級魂を感じることが出来る作品。

オープニングからいきなり語りで壮大な物語が始まり、その語りだけで普通なら一本の映画を作れるほどの情報量。
ハリウッドならビギニングで語り部分を作品にしそう
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.4

リーアムのアクション無しのいぶし銀演技を堪能できる作品。
一つ一つの動作表情など細かいところまで作りこまれた素晴らしい演技で、名優と言っていいだろう。

ただ、伝記としてはかなり疑問の残る物で、鵜呑み
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祟り蛇ナーク(2019年製作の映画)

3.1

カレーと寿司を同時に食べて、おまけにドリンクが牛乳だったってぐらい統一感のない演出だが、そこが独特のカラーを偶然にも出していて楽しめる作品。

笑い、恐怖、涙の境目が無いのはたぶん単なる監督のセンスの
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

美女2人を眺めるだけでも楽しめる作品。

整った顔立ちのトーマシンとまるでインスタの加工された画像のような目の大きさのアニャ。
2人の美しさがバランスがとれているのが素晴らしい。

おしいのは、アニャ
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心霊写真(2004年製作の映画)

3.0

リメイクの「シャッター」は監督はじめ日本人が多く参加していたので、日本的な「怖さ」がありそれなりに楽しめたが、元ネタとなる今作はどちらかというと、音とびっくり箱的な演出で強引に恐怖感を煽っていて、今一>>続きを読む

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

3.4

盛り上げ方が上手く、音楽と相まって感動できる作品。

ただ「実話」と堂々と言い切ってしまうには、あまりに脚色が多くちょっと反則と言えるだろう。
解説などにもあるようにあくまで「モチーフ」として使ったと
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史上最強スパイMr.タチマワリ! 爆笑世界珍道中(2008年製作の映画)

1.1

狙いどころは「裸のガンを持つ男」「オースティン・パワーズ」「ピンク・パンサー」あたりだというのは分かるのだが、決定的にセンスが無く、正直どこで笑っていいのか分からない作品。

変にストーリーを作ろうと
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ザ・フライ2/二世誕生(1988年製作の映画)

3.5

当時最高の技術を持っていたクリス監督が、渾身の力で作り上げた特殊メイクはさすがにすごいが、一本の映画作品としてみると一作目の出涸らしという作品。

元ネタ「ハエ男の恐怖」の続編「恐怖のハエ人間」の息子
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.5

ゾンビのパンデミック後を描いた作品は「28日後・・・」シリーズとか他にもあるのだが、今作は75%が治せることと、治った後ゾンビだった時の記憶があるというのが斬新なアイディアで、量産されたゾンビ物とは一>>続きを読む

あ・く・あ ふたりだけの部屋(2021年製作の映画)

3.5

驚いた。下手な監督がお金をかけて作った物より全然面白い。

もちろんB級ではあるのだが、いろいろな物がごちゃ混ぜになった煩雑ともとれる脚本は見事で、笑い、エロ、SFなどをバランスよく、またセンス良く詰
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.0

今一つ特徴が無い事と笑い所が少ないのがネックではあるが、普通に観ることが出来る軽い女性版バディ物。

脚本が定番すぎて意外性が無い事や、ラストへ向けての盛り上げ方が足りなく、爽快感が少ない。

また、
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ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021年製作の映画)

2.9

前作に続き完全に子供、それも低年齢層向けの混沌無形な内容。
でも派手な映像を中心としてみると、どうにか大人でも楽しめる内容となっている。

前作もサッと観てすぐに忘れる部類の物だったので、全く記憶にな
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グロリアス 世界を動かした女たち(2019年製作の映画)

3.2

いじりすぎてしまい伝記としてはその使命を果たしていない所が多々あるのだが、普通にエンタメとして一人の女性の生涯を大まかに追ってみると楽しめる作品。

ジュリー監督は「アクロス・ザ・ユニバース」のような
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ナイト・ハウス(2020年製作の映画)

3.1

強引に雰囲気だけで恐怖感を出していて、ストーリーを見た後頭の中で整理してみると、まったく稚拙なストーリーと設定。

ただ、この強引な演出は一見の価値があり、前半の謎が解明されていない所までは、恐怖を感
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.6

さすがに古さはあるものの、CGが無かったことや低予算だったこと、それにクローネンバーグ監督特有の詰めの甘い脚本などが、偶然にもすべてプラスに働き、時代を超える名作となった作品。

今観ても体に力が入る
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ジャンゴ対サルタナ(1970年製作の映画)

1.1

おおっと、レビュー一番乗りだな。まぁ、それほどレアな作品って事だろう。笑

さて、本作だが、支離滅裂なストーリー展開だが、そのがマカロニ・ウェスタンの醍醐味でもあるので、それを楽しめるファンにはお勧め
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彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

3.4

実際に起きた女性解放運動の発端ともいえる事件を、多方面から描いたバランスの良い作品。

活動家、出演者、主催者などを丁寧に追っており、当時の雰囲気も良く伝わってきて見応えがある。

ただ、どうしてもフ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.4

カンヌで女優賞を取っただけのことはあり、主演のレナーテの演技は見所。
「等身大」という言葉がぴったりのリアリティーある人物描写でそこを楽しむ作品と言えよう。

ただ、ストーリーが後半でいきなりメロドラ
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屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)

2.9

死者と無理やり結婚させられるというシチュエーションは面白いのだが、全体としては平凡な作品となっている。

いらないキャラとかもっと活躍させるべきキャラなどが目につき、ストーリーを進めるためにキャラクタ
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猛獣大脱走(1983年製作の映画)

1.4

イイ感じにB級感を楽しめる作品。

系統的にはジョーズから連なる動物パニック物だが、薬物が絡んでいたり落としどころなどに工夫が見られる。

ただ、作品の雰囲気が思いっきりB級で、これは制作年代を考えて
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

2.9

曲も良く出演者の歌唱力もあるのだが、ストーリーがほとんど想像できてしまうことと、キャスティングに難があり残念という作品。

嘘をついてことで回りが盛り上がっていくのだが、このウソをついたという展開では
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