ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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アイアンサーガ 暴走機械兵団(2019年製作の映画)

2.5

B急にしては映像はかなり頑張っているので、それなりに見ることが出来る作品。

でも、さすがに全編セリフ無しで通すのは無理があり、まったく設定が理解できない。
見る前に大まかな世界観だけでも知っていない
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.4

商業的なスタイルをとりながら、訴えたいことをうまくそれに包んだ、監督の努力が伺える作品。

ラストのテロップでも分かるとおり、テーマや訴えたいことは歴史的事実を明るみに出すことであり、それをスペイン内
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劇場版 にゃん旅鉄道(2022年製作の映画)

2.5

猫がかわいい!以上!!
って作品。

これ以上を望まなければ、猫好きは楽しめる。
映画としては元が地上波のミニコーナーから企画された物なので、水増し感とまとまりの無さはしょうがないのだろう。

また低
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リタ・モレノ 私は進み続ける(2021年製作の映画)

3.2

真面目に作られた伝記物で、逆に言うと特色はそれほどないのだが、伝記としての使命は全うしている作品。

元々彼女の人生を全部紹介することなど92分では無理があるので、人物像にフォーカスし、インタビューな
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.4

邦画ということと制作年代を考えれば、よくできたパニック物で観応えのある作品。

オールスターというだけはあり、役者は豪華でこれも見どころだろう。

練ったストーリー、設定なのはよく分かるが、後半の図面
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

さすがヴァーホーヴェン監督。まとめ方も魅せかたも上手く、また監督特有の嬉しくなる下品さや、シニカルな見方もでき楽しめる作品。

簡単に言ってしまうと重度のメンヘラ女がやらかしてしまうという内容なのだが
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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

2.5

前作を観た時に「これは5作目はないな」と思ったが、気合で作ったようだ。
でも想像通りの出来というか、「まぁこんなもんでしょって」言う範囲を超えることはできなかった作品。

思い切って一番大切な「時間制
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結婚演出家(2006年製作の映画)

2.5

幻想的な雰囲気や、各エピソードは面白いのだが、いかんせん凝りすぎていて現実と想像の境目が分からず、ラストなど「で、どうなったの?」という欲求不満になりそうなエンディング。

結局理解することを放棄して
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座頭市喧嘩旅(1963年製作の映画)

3.2

4作目までは試行錯誤している感じが強く、座頭市のキャラも安定していないし、作品内容もシリアスにキャラの掘り下げなどに使っていたが、今作でおおよそ固まった感があり、エンタメに振った娯楽作となっていて安心>>続きを読む

⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

2.8

トム・べレンジャーが活躍してくれたのは嬉しいのだが、脚本や設定があまりに酷くて、B級となってしまった作品。

でも、シリーズ8作目でこの出来なら、まぁ許容範囲か・・・・。

グダグダ感を無視してトーマ
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D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

3.4

ホントに申し訳ないのだが、実相寺監督と言えば個人的に「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の名作がまず頭に浮かんでしまい、今作でも多くのシーンで「ウルトラマン的なアングルだなぁ」「セブンの雰囲気にそっくり>>続きを読む

これで三度目(1952年製作の映画)

1.4

現代と映画的な文法が違うとでも言うのか、当時はこれで笑えたのかもしれないのだが、正直賞味期限切れとなっている作品。

単発ギャグは理解できるし、基本的にギャグの積み重ねで作られているので、ストーリーや
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ベスト・セラーズ/小説家との旅路(2021年製作の映画)

3.4

マイケル・ケインの素晴らしい演技を堪能できる作品。
相手役のオーブリーも良い演技をしている。

ただ、映画としては定番過ぎて今一つなのは、監督の技量の無さだろうか。
書き溜めた小説がある所まで読めてし
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

数々のSFやファンタジーを作り、ほとんどハズレの無い高打率のギレルモ監督が、初めて撮ったドラマ。
さすがに技量のある監督と納得できる素晴らしい内容で満足できる作品だ。

見世物小屋などの不気味さはお手
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ドラゴンスレイヤー(1981年製作の映画)

3.0

ILMが気合を入れて作ったゴー・モーションのドラゴンが見どころの作品。

ストップモーションとCGの谷間で思ったほど発展はしなかったが、ストップモーションとは一線を画しているのは確かだ。

ストーリー
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裸の幼年時代(1968年製作の映画)

3.0

現代と倫理観が大きく違い、理解しずらい所は多々あるのだが、映像の美しさとリアリティのある少年の行動が良く描けている作品。

1968年という時代もあるのだろうが、ハリウッド的な「子供=天使」ではない所
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放蕩娘(1981年製作の映画)

1.0

登場人物全員が、何がしたいのか、何が言いたいのか全く理解できずに、眠気との戦いになった作品。

精神的に不安定という設定なので、言っていることが支離滅裂なのはまだ理解できるのだが、その娘との会話が成立
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4×4 殺人四駆(2018年製作の映画)

3.0

ワン・シチュエーションのサスペンスとしては中途半端。

どこまでそのシチュエーションで引っ張ってくれるかが見どころなのだが、医者が出てきたあたりからグダグダで、ネゴシエーターの登場で普通のクライム物に
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.4

シニカルな笑いがツボだった作品。

キャスティングが洒落ていて、まさかペネロペが監督役とは思わなかった。
でも、この意外な配役のおかげで、ブラックな笑いが一層引き立っているのは確か。

わがままな有名
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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.6

オリヴァー監督の執念を感じる作品。
1991年の「JFK」も良い作品だったが、今作の方が見応えがあり良くできたドキュメンタリーだ。

ジェームズ・ディエウジェニオのノンフィクション本を元にしているとい
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.3

全編にわたる緊張感はすごく、そこを楽しむ作品。

収容所の悲惨さなどリアリティはあるが、実話ではない。
「ドイツの作家ヴォルフガング・コールハーゼの短編小説『 Erfindung einer Spra
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グレース 呪われた純潔(2014年製作の映画)

2.5

ヒロインと同化したPOV映像はアイディアだが、ストーリーや恐怖感はB級で、そのB級感を楽しむ作品。

最後までPOVで通したのは気合を感じるが、正直かなり見にくく、ブレの多い映像に酔ってしまう。

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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.0

どうしても気になる事が2点。
落としどころを含め、難聴に対してネガティブな描き方と、「ドラマー」としての立ち位置が全く描けていないこと。

これが気になって個人的には乗れなかった作品。

ラストシーン
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明日はない(1939年製作の映画)

3.4

余韻を残す良い終わり方と、ヒロイン演じるエドウィジュの魅力で時代を超えて楽しめる作品。

今のハリウッドなら絶対、彼が戻ってきてハッピーエンドに持って行くところだろうが、あえて暗い終わりにしたのが時代
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ある女の愛(1953年製作の映画)

2.9

モノクロ映像が綺麗でそこを楽しむ作品だろう。

ストーリーや演技はさすがに年代を感じてしまい今一つだが、ミシュリーヌは撮影当時31歳とは思えない美しさを魅せてくれる。

当時としては珍しいバッドエンド
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Naked Singularity(原題)(2020年製作の映画)

3.0

原作は未読だが、解説などを読んだ限りでは、今作で扱われた宇宙崩壊とかのSF的要素はなく、司法制度を問題とした「法的スリラー」に分類されている。

で、今作なのだが、正直SF的な要素が邪魔。
というか、
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

映像とゆったりしたテンポは楽しめるのだが、あまりにストーリーが破綻していて、何が言いたいのか全く分からない作品。

元となった「サー・ガウェインと緑の騎士」が1300年頃に書かれていることや、伝説や言
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

SF的なビジュアルを一切使わずに語られるSF作で、その努力とアイディアは面白く、ゆったりと楽しめる作品。

ただ、有機アンドロイドとクローンが出てくるのだが、これの設定が甘すぎて、そのせいで哲学的なテ
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キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019年製作の映画)

1.0

伝記、または実話としては全く機能していないフィクションだが、天才的な女性の裏側を想像で描いたドラマだと思えば楽しめる作品。

この手の伝記物の時には必ず書いてしまうのだが、これを「事実」として受け取っ
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アタメ(1989年製作の映画)

3.3

「当たり」作品の多いペドロ監督だけあり、今作もサラッと軽く流しているわりに、見所が多い楽しめる作品となっている。

1989年頃だとまだ「ストーカー」という観念自体あまりない時代に、このストーリーを思
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28DAYS(デイズ)(2000年製作の映画)

3.4

脚本と出演者が良く、芯のあるストーリーに上手く笑いを絡めてあり、楽しめるドラマ。

癖のある脇役達も見どころ。
サンドラはどうしようもないビッチから徐々に真剣に生きることを考える女性に変化していく過程
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.4

変な際物バンドで、とっくの昔に解散していると思っていたのだが、今回初めてその全貌を知ることが出来て楽しめた。

それにドキュメンタリーとして時系列に沿った親切なまとめ方と、脱線するところや笑わせどころ
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.0

超ストレートなロマコメ。
オープニングから10分ほどでラストまでわかってしまうほどの平凡な内容ではあるが、それを目的として割り切って観ると楽しめるロマコメ。

オーウェンはきめ細かい良い演技をしていた
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.4

さすがにマシュー監督。そつなく楽しませてくれる作品。
でも、さすがに今作は前2作に比べるとパワーダウンしている。

ま、時代設定や、誕生秘話のために、前作のようなハイテンションでありえないメカとかで盛
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.2

元ネタは未見だが、ハリウッド的に観やすいクライム物になるよう手を加えてあり、派手なカーチェイスや爆発を楽しめる作品。

題名にもなっている救急車で逃げないと、話が成立しないので、かなり無理をして四人を
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鍵 THE KEY(1997年製作の映画)

3.4

もちろん川島目当てで観たのだが、これほど原作が深いとどう撮っても良い作品になってしまうというよい例だろう。

ただ、脚本が良いのも確か。
原作と微妙に変えてあるところが、見事にプラスに働いて、良い効果
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