ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 49ページ目

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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

2.4

周防監督の一般映画デビュー作と言うことで、この後撮られる作品に比べ冴えはない。

原作では山を降りた後の主人公の価値観が変わり・・・と言うところからが盛り上がりなのだろうが、今作は原作途中で映画化のた
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アルファ 帰還(かえ)りし者たち(2018年製作の映画)

3.4

人と犬はこうして共存するようになったのではと想像させてくれる良質のファンタジー。

偶然と強運のストーリーはドラマ作りの上でしょうがないが、それ以外の映像やオリジナルの言語などリアリティにこだわってい
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潮風のいたずら(1987年製作の映画)

3.3

ゴールディが記憶喪失になるオープニングでオチまで全て読める定番のストーリーなのだが、ゴールディの可愛さとカートの精神年齢低そうな男キャラでぐいぐい引張って最後まで飽きさせないロマコメ。

執事役で制作
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クイール(2003年製作の映画)

2.5

盲導犬がどのような一生を送るのかを丁寧に紹介していて好感は持てる作品。
出てくるお犬様も可愛い。

ただもっと掘り下げて欲しかった。
訓練のシーンが出るがサラッとしすぎている。繰り返し繰り返し教え込む
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

よく練られた脚本、冴えた演出、迫真の演技でスマッシュヒットを記録したのも納得できる良作。

先の読めない展開と一見ご都合主義にも見えるストーリーだが、ラストできちんと決着を付け、その上バットエンドのく
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チャタレイ夫人の娘(1994年製作の映画)

1.4

B級感をごまかすため?それとも著作権料を払いたくなかった?
とにかく使っている曲がクラシックの名曲。なのだが、これがもうセンスが無いというレベルではなく、ギャグとしか思えない使い方。特に「白鳥の湖」は
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ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.4

身勝手な人間により殺処分される犬、猫たちと言う重い題材をファミリー向けにハッピーエンドのオブラートに包み問題提起した作品。
これを良しとするかにより評価は分かれそうだ。

個人的にはファミリー向けとし
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.1

全力で泣かせに来るだろうなとは思っていたが、その強引な手口にまんまとはまってしまった。

ノルウェーのブリーダーが元といわれている「犬の十戒」を聞いただけでもウルウルしてしまうのに、そこに可愛いお犬様
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チャタレイ夫人の恋人(1990年製作の映画)

1.2

先日観た「レディ・チャタレイ」と同じ女優、たぶん制作会社も同じだろう。

どうも調べて見るとこのランバ・マルと言うポルノ女優が1990年頃からヨーロッパあたりで人気が出て、彼女を使った低予算ポルノが十
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.2

一番驚いたのは48分に一回銀行強盗が発生するってこと。
いくらなんでも盛った話だろと思い調べたら本当だった。
一日に24件以上の銀行強盗って凄い。っていうかロサンゼルスに何件の銀行があるんだ?
年に何
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.4

冷たくのしかかってくるような作品。

最初に暴行を働いた人間が全ての根源で罪があるのは当たり前だが、今作での焦点はそこではなく、それにより変化して行く人間関係なので、余計に冷たさや憤りを強く感じてしま
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.3

シリーズは何作か観た記憶があるが、どれもグダグダのB級だった。

しかし今作はさすがにブームを作り出した一作目。ストーリー、キャラクターともに筋が通っていて魅力を感じる内容。
この後続々と亜流作が出て
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.3

たぶん10代後半に観たのだろうが、怖さと生理的な嫌悪感でトラウマになっていた作品。

勿論その後再見したことは無かったが、今回勇気を振り絞って観てみた。

え?こんな作品だったっけ?と唖然。
気持ち悪
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.8

特に盛り上がるストーリーではないのだが実に味わい深い良作で、愛すべきキャラクターにまた会いたくなってしまう作品。

主人公のイングマルはもちろん、彼を取り巻く人々の一癖あるキャラが実に魅力的で、日常を
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トリコ・トリ: ハッピー・ハロウィン(2018年製作の映画)

3.4

超低予算、ハロウィン限定の作品だが思わぬ拾い物。

設定やキャラが良くてかなり楽しめる良作。低予算のため幽霊らしいCG処理などほとんど無いのだが、これが逆にギャグとして成り立っているのは幸運。

また
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スキャンダル・愛の罠(1985年製作の映画)

3.1

基本エロが目的の作品ではあるのだが、精神が病んでいる女性の理不尽な振る舞いや、監禁物としてはユルイ設定ではあるが、一歩外に出られれば助かるのにそこに手が届かないもどかしさが上手く表現できていて、サスペ>>続きを読む

シェア 私に何が起こったか(2019年製作の映画)

2.1

なぜサンダンス映画祭で高い評価をされたのか理解できない。
平坦なストーリーに冗長な演出。ラストのメール削除で何が言いたいのか分からない。

流行のSNSと女性監督が女性の性的暴行事件を扱ったというだけ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

ライヴ・エイドのシーンが素晴らしく、この20分を観るだけでも価値がある作品。

実際の史実と違ったり、脚色されたエピソードも多いのだろうが、ラストのライヴに向けた盛り上げ方が上手く、ラミの渾身の熱演に
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アーリーマン〜ダグと仲間のキックオフ!〜(2018年製作の映画)

3.9

あの独特な姿のキャラたちが、味のあるぎこちない動きで暴れまわるだけでも嬉しくなってしまう作品。

ニック・パーク監督でしか表現できない世界があり、ファンとしては新作が観られただけでも感謝だ。

ただ名
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.6

脚本家として実力のあるドリュー監督だけあり、今作の一瞬たりとも目が離せないスピード感に満ちたストーリーはさすがだ。
全てのキャラが立っているのも魅力。

そして本業が歌手のヒロイン、シンシアの歌が素晴
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牯嶺街少年殺人事件(1991年製作の映画)

2.1

長い。もうこの一言に尽きる作品。
ショートバージョンが3時間。今回は4時間のバージョンを観た。

ラスト30分ぐらいの少年が殺人を犯すまでの描写は冴えていて、とても14歳の不良が口にするとは思えないリ
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スナイパー(2002年製作の映画)

1.2

脚本、演出ともにグダグダで社会派サスペンスを装ってはいるが、内容はチープなワンシチュエーション物。

脚本も書いているカリ監督の力不足がストレートに出ている。
映画監督はこれ一本だけで後はTVと言うの
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.5

ドイツ製作のコメディはほとんど観た事が無かったが、今作はさすがにヴェネチア映画祭で受賞しただけのことはありレベルの高い作品。

笑いのセンスも良いが、それを題名どおりソウルフルに纏めているのがまた上手
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

3.6

ティーンの少女を主人公とすることで、重いテーマを上手く観やすい様に料理しているところが監督の手腕だろう。

原作は未読だが、一方的な意見ではなく警官の立場もきちんと説明しているところは好感が持てる。た
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日曜日は別れの時(1971年製作の映画)

2.3

この監督とはどうも趣味が合わないようで、今まで3作品観ているがどれも赤点。
今作は今まで観た中では一番面白かったが、それでも世間が絶賛するような作品とは思えなかった。

静かに三人の生活を描き出してい
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友よ、風に抱かれて(1987年製作の映画)

3.2

コッポラの戦争物にしては物足りない気分になるのだが、それも狙ってのことだろう。
戦闘場面をほとんど見せずにその本質に迫ろうとする手法は理解できる。

ただ駆け足でストーリーが進んでしまい人物の掘り下げ
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BAT★21/バット21(1988年製作の映画)

2.5

映画を商品として売る為に派手な爆発や感動的なエピソードを入れエンターテイメントとして作られているので、実話と言うところをスルーできれば見応えのある作品だ。

ハックマンの渋い演技やダニーの軍法会議覚悟
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クレイジー・グッド(2018年製作の映画)

2.5

定番のストレートなロマコメで安心して観る事が出来る作品。
ただこれと言って見所があるわけではないので、サラッと観てすぐ忘れてしまう部類だろう。

ギャグは笑えるところもあるのだが、全体的には冴えがない
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.5

84歳のジジイが撮ったとは思えない緊張感と深みのある作品で、ポランスキー監督の実力が発揮されている。

煙に巻くようなラストだが良く観るとちゃんと道標があり、監督の意図どおりに誘導されて行くのが心地よ
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アジョシ(2010年製作の映画)

1.2

アクションシーンなど頑張ってはいるのだが、基本的なドラマ部分がもうチープで、ラストなど強引に泣かせようとする演出に辟易してしまう。

子供を絡めてお涙頂戴に持って行くなどという設定は、制作年代を考えて
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トム・クルーズ/栄光の彼方に(1983年製作の映画)

1.0

「どうせ底の浅いアイドル映画なんだろうな」と思って観たら・・・・そのとおりでした。

もう定番どおりのストーリー。キャラも全て定番。っていうか昭和TVの青春ドラマに絶対出てくるキャラが勢ぞろいって感じ
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デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.4

監督が狙って出しているB級感が心地よく、ヴィンスの無敵の暴れっぷりが痛快なクライム物。
救いのないラストまで含め楽しませてくれる作品だ。

クレイグ監督の前作「トマホーク ガンマンvs食人族」は観てい
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.4

ほんのちょっとでも脳ミソ使って考えると矛盾だらけで頭爆発するので、無我の境地でコメディー色をメインに派手な映像を楽しむ作品。

なのだが、どうしても突っこみたくなってしまう。
小さくなったら重さは?小
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.1

スウェーデンで製作されたミレニアム3作は素晴らしい出来だったが、その後ハリウッドで製作された「ドラゴンタトゥーの女」はガッカリした。

今作はスウェーデンのリメイクではかなわないと思ったのか、映画化さ
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アヴェ・マリアのガンマン(1969年製作の映画)

1.2

神話をモチーフに西部劇と言う思い切った挑戦は評価するのだが、まったく噛み砕く事をせずにただストーリーを持ってきてしまったので悲惨な結果となっている。

元々神話などと言う物は支離滅裂でファンタジーなの
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マルティナは海(2001年製作の映画)

2.2

ヒロインのレオノールは学生から大人の女まで魅力的に演じていて見所。それに躊躇ない脱ぎっぷりは実に見事だ。

ただストーリーがあまりにメロドラマ。これと言って訴える事もないし、感動できるわけでもない。キ
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