「死は誰も経験したことがない」、想像した方向に行きすぎる感じもあるが映ってることに間違いが無くて素晴らしい。タイトルがかっこいい。
「場を乱す者」、初期設定からはちょっと思いもよらない方向に行く。そし>>続きを読む
「イタズラ電話」、設定勝ちだなー。良い。「デリヘルの客」、不気味で不愉快でナイス。ここまで来ると変なガイコツ霊が見えるのとかは全然蛇足な気もするけど。「奇妙なキャンプ場」、女性の怪談語りが上手すぎるだ>>続きを読む
単に低俗であるというだけであって、ノンストレスで最後まで楽しく観れて凄い。緑のオシッコの太さたるや。
凄い脚本。カップルの話をここに絡めるかね、普通。パッキリした白黒の画も良い。黒猫のシーンとかかなりセンスだなぁ。
「同棲の相手」「栄光の手」、心霊ドキュメンタリーの枠を押し広げるような表現を模索していく中で、結果として白石晃士的な作風に接近してしまった感じ。なので面白さとか格好良さがありつつ、かといってあそこまで>>続きを読む
竜巻の全て?これ以外の竜巻描写あるかしら?と思いました。
何気にPOV物だけどカメラがガンガン切り替わるので、誰が撮ってる?的な整合性は早々に置き去りにされ気にならなくなり、POVの旨味だけ残してくれ>>続きを読む
ニュース画面での遠隔殺人描写がキマってるし、最初っから出来上がってるマッドな科学者、有能過ぎる刑事やその周りの人々により話がめちゃくちゃ早くて素晴らしい。
どコメディだけど弛緩はしてないので終盤は思った以上にハラハラさせられる。相変わらず短くて小気味良くて最高だが、必要最低限の場面だけを描いている、というわけでもなくて、主人公にひょっとして思いを馳せてた>>続きを読む
菊池演出。「シリーズ監視カメラ 商店街」自身の体を振り返るのカッコイイ。「リベンジ」警告映像なだけあって怖いけど、ちょっとやりすぎてる感じも。
なぜか続編から観てしまってその時にすごく元気をもらえたので、夏休み最終日に元気をもらいたくて鑑賞。元気をもらうというよりは主人公とかライティングとか劇伴が渋カッコイイなぁという感じだったがこれはこれで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
中盤の大ネタに興奮するもののそれに対する登場人物たちの動向がちょっと雑だな〜となってたら、なるほど、これを見せたかったのねという良い着地の仕方をしたので安心した。
(直接的な表現では)女を全く襲わないスラッシャー。殺人鬼としても監督としてもニューヨークという街をターゲットにしてる感じ。ホームレスの映像がかなり真に迫ってるが隠し撮り?にしては全員イケすぎてるんだよ>>続きを読む
前半の人間関係のもろもろのセットアップが長いが、それに見合うだけのものがしっかり後半で拝める。海女アクションはこんなの観たことないの連続だし、涙腺が緩むシーンも。
あと鼻クソ飛ばすシーンとか見せつけら>>続きを読む
こんな粗いカットの繋ぎ方で成立するんだなぁと思いながら観てた。特に路上→アパートのエントランス→アパートの部屋→カフェの、主人公が空間移動してるみたいなアクション繋ぎがマジカルすぎて何回も繰り返して確>>続きを読む
見た目が良いのもあってか思ったほど退屈さは感じなかったけど、この設定ならもうちょっと脚本的に何かあるんじゃないの(川の灰のシーンみたいなのが)とは思った。ラストの展開みたいな取ってつけたようなやつでは>>続きを読む
地平線の奥まで焦点合ってるような画もかっこいいし演出(マジックミラーのシーンとか)も素晴らしい。ただ、急に父親が2人になるという混沌を未整理のまま子供にぶつける大人の稚拙さや、育ての親が完全に蔑ろにさ>>続きを読む
序盤の列車vs車のガチャガチャした長回し(かっこいい)がかなり恋しくなってくる中盤〜後半の陰気さ。ハゲたおじさん3人組のダラダラ陰気旅。だいたい衣服のどこかしらが濡れたり汚れたりしててさぞかし不快だろ>>続きを読む
エイリアンでもそうだったけど実際には無いはずの世界の作り込みが異常だなと思った。「昔の映画だし」と大目に見る努力を、観る側に全くさせてこなくて凄い。お話としてはあまり入り込めませんでした。
今まで観た中で一番恐ろしい映画だった、と思う。幽霊も怖いしヒトも怖いが、麻薬戦争が一番怖い(が、ドゥニヴィルヌーヴの「ボーダーライン」とかは別にだったので、題材だけでどう、という話でも無いのでしょう)>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不穏なシーンの連発で嬉しい。特に包丁で最初から最期までワンカットで行くシーン、たまらない。黒沢作品で刃物の怖いシーンは意外と記憶に無い(銃か鈍器のイメージ強い)。あと大量の空き缶はアイディアだなー。素>>続きを読む
ニンフォマニアック観て以来トリアーを「ギャグセンの人」と捉えてしまってるので冒頭のウィレム・デフォーのスッキリした表情だけで笑えて結合部どアップに爆笑、「そんな星座は無いよ」も笑えた。キリスト教モチー>>続きを読む
この牧歌的な雰囲気でいて凄まじい展開になるので度肝抜かされる。シルヴィア・シドニーの顔、暴徒の顔、顔、顔!のとこヤバすぎ。法廷シーンは色んな意味で緩さを感じるが、何でもあり、では無いからこそ(当時のハ>>続きを読む
序盤少し眠くて中盤の忍び寄る国家権力の恐ろしさに完全に目を覚まされて(ファイヤーフォックスに乗り込むイーストウッドを博士が見届けるシーン胸熱!)後半また眠くなるという稀有な鑑賞体験だった
2時間を超えなきゃいけないノルマでもあったのかな?ってのと、人間側優勢時のインディジョーンズみたいな劇伴がうるさく感じたけど、サメさえ出てきたら毎回ヤバくて満足。(ほぼ)オープニングの、朝焼けバックに>>続きを読む
恐怖と笑いが入り交じるので黒沢清のホラーを観てるな〜と思える。怪異自体にあまり驚きは無かったが演出としてはやはり研ぎ澄まされていると感じた。
夫婦の幸せがひょんなこと(ひょんなことすぎる!)から崩れ去>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アハマッドの純真を邪魔する大人たちの無関心と身勝手さに「ふざけんなよ…」「何だコイツ!」「ハァ?!」とかめちゃくちゃ声出しながら観てしまった。応援上映があったら絶対に観に行きたい。走るアハマッドにかぶ>>続きを読む
固定カメラの映像がやたら続くねと思ったら盗撮テープの映像、また同じアングルの盗撮映像かと思ったら劇映画のカメラ、今度はテレビ番組の映像かと思ったらそのまま番組終了後の主人公の姿をカメラが追っていく。何>>続きを読む
ソナチネとか3-4X10月では死に対しての感傷が異常なほど省かれてると感じたけど、今回はそうではないんだな、と。部下撃たれたときのたけしの顔、そんな顔もできるんだもんなぁたけしは、と思った。渡辺哲のシ>>続きを読む
性悪妻に「キャサリン・マーチを?」と詰められるシーン、凄すぎるアンジャッシュか?と思った。ヤバい脚本。終盤もかなり怖い。すばらしい。
ほん呪の頃に戻ったような表現が多かったかなぁ。1、2が良すぎたというのもあるけど。そんな中でも「グラビア動画」は独自色があってナイス。
2つの異なる時代を舞台にしてそれぞれで地獄絵図を見せられてメチャ贅沢ねとか言ってたら、ラストにはガチの地獄絵図を見せられるとは。むちゃくちゃ面白かった。グロ以外の部分も思いのほかちゃんとしてるのが驚き>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オカルトホラーとサスペンスの間を行く変な雰囲気の映画。めちゃくちゃ面白い!とはならなかったが、主人公が幽霊を見てしまう場面を見せられても「この人(主人公)の妄想かもしれない」で終わるが、主人公には幽霊>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
福徳が井筒監督にスベらされてるようにしか見えない序盤がキツいが、鬼丸兄弟登場からは最高。日本人にとってはマフィアよりもチンピラ・ヤンキーのほうが怖いし、銃よりも鈍器の暴力のほうが怖い(黒沢清のカリスマ>>続きを読む
「格好いいショットが矢継ぎ早だなぁ」だけで、何が起きてるか分からない時間が序盤20分ぐらい続いて唖然とさせられる。あのカット替わりの速度は勇気だと思う。下町の路上とか屋内のイメージが強い監督だけど、「>>続きを読む