マサルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マサル

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リッちゃん、健ちゃんの夏。(2019年製作の映画)

3.6

教師と生徒のいわば秘められた恋と、隠れた信仰を守り続けたキリシタンの島の風景が重なる。島の光景が美しいし、はっきりしない教師がもやもやする。笑

レイディオ(2020年製作の映画)

3.6

女性に奥手の大学生が、やっと同じゼミの女の子と親しくなる。
二人が聞いているラジオ番組のスタジオ場面が挿入される。そこで読まれている投稿は、ドラマ部分の主人公たちらしい。そこでは彼らの内面があかされて
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stay(2019年製作の映画)

4.0

空き家に住み着いてる人たちと追い出しに来た役所の男。
住人たちは出ていき、追い出しに来た男は逆に居ついてしまうドラマ。

なぜ彼らはそこに、という説明はないけれど、役所の男と同じだったのかも。役者のア
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カムバック(2020年製作の映画)

3.5

元バトミントン選手のオバちゃんがリベンジマッチに挑戦する。
ヒロインより息子がダメダメで、まわりが大人に見える。別れた妻の新しい夫の家の玄関先でウンコを入れた紙袋を燃やしたり、母親のリベンジマッチの相
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ペリカン・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭、僕はグランプリ候補だと思う。
かわいい5歳児の女の子を外国から養子に迎えたシングルマザー。しかし女の子はトラウマを抱えた凶暴な性質だった。
ヒロインがあくまで愛
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

評判通りの佳作でした。見れてよかった。。
球場のはしで試合をみながらの高校生たちのたあいない会話、そこにいつのまにか人間の葛藤から成長までが見えてくる。。

狂武蔵(2020年製作の映画)

2.5

坂口拓がずっと休みなく殺陣を続ける。だからどうしても、単調になってしまう。チャレンジ精神は大いに買うけれど、僕的にはもっとメリハリがほしい。

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5

ひとを好きになることが、その人を成長させる!青春だ!素敵でした。日本映画は半径2mの話ばっかというけど、その2mが人を強くもし弱くもさせるんだな。
北村匠海、色っぽい俳優になってきた。将来楽しみだよ。
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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.0

狙撃手トム・べレンジャーのアクションシリーズ、今は息子の代になっていて、その息子が暗殺事件の容疑者にされてしまうお話。でもちゃんと親父のほうも見せ場があります。。
たしかずっとビデオスルーだったのに、
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劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ!~映画になってちょーだいします~(2020年製作の映画)

3.0

三池崇史監督最新作は、まさかの美少女ヒーローアクション。
東映京都撮影所を舞台にしているので、出てくる映画監督も”黒沢ピヨシ”。黒沢じゃなくて三池にすればよかったのに。監督との打ち合わせ場所がなぜかお
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.0

欅坂のことは何にも知らないけど、この映画の印象では、センター平手が辞めてグループ解体って感じです。失われゆく渋谷の街の映像と印象がだぶる。。
アイドルだから当然かもだけど、みんなかわいいね(おじさん的
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.0

この話って、「痛くて痛くて、イタイ!」。
吉沢亮も杉咲花も、ぼっちのカリスマを好演してる。
それにしても、誰にも共感できない話だよな。。

コレラの城(1964年製作の映画)

3.5

丹波哲郎、製作主演殺陣振付。男性中心主義のアクション時代劇。昔の男性向け週刊誌に載ってたマンガみたいな話。でもロマンがあった(笑)。

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

3.5

僕は彼らの音楽に詳しくないけど、映画として面白かった。音楽と友情がつむいだ人生だな。登場人物たちが豪華だった!

ソニア ナチスの女スパイ(2019年製作の映画)

3.0

ナチスとスウェーデンの二重スパイだった女優の実話。死の危険と彼女を裏切り者だと見ている人たちの間で諜報活動。アクションというより彼女の愛と孤独を描くドラマだった。

星の子(2020年製作の映画)

4.0

○○ってエドワードファーロングに似てるんだね!(情報解禁前なので自粛)
変な新興宗教を信じてる家族だけど、幸せではある。それが他人との距離を作ってしまうけど。女子中学生から見た社会ドラマになってる。豪
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Challenged チャレンジド(2020年製作の映画)

3.5

知的障害者はチャレンジドって、いいなあ。障害者ならではの集中力がいろんなところで役立っている。
コバケンさんが出演と音楽指揮。栗原類のナレーションもよかった。

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.5

映画館再開の東京で見たのは、難病系ラブストーリー。
彼氏は白血病でそれを彼女に話せない。ほかに良い男を見つけるよう彼女に促すが。。二人とも音楽業界で働いている設定で、華やかさと切なさが音楽に乗っていき
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ブラッドショット(2020年製作の映画)

3.0

不死身の体で甦った米軍兵士が早速殺された妻の復讐に向かうが、それには裏があって。。アメコミ原作のSFアクションでお話自体はツッコミたくなるけど、VFXはとても綺麗だった。記憶サスペンスの傑作「メメント>>続きを読む

囚われた国家(2019年製作の映画)

4.5

東京の映画館再開が待ち切れず、浦和美園まで遠征した。世の中にはイオンシネマズでしか上映していない映画群がある!

SFスリラーって、これ傑作じゃないか!フランスのレジスタンス映画を見てるよう。エイリア
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今宵、212号室で(2019年製作の映画)

4.0

浮気がバレて結婚の危機!そんなヒロインに昔の彼やら彼が好きだった年上の女性やらいろいろ出てきて大激論。愛を語るフランス映画だけど、時間やら空間を越えたキャラとつながってみたりして、すごくユニークだった>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

2.5

コンゲーム系は苦手なんだな。でも映画になれば僕は見ます!(笑)
関水渚が可憐でかわいい!デヴィさんのお色気演技にびっくり。
だけどパーティーでの長澤まさみと三浦春馬のダンス。せっかくの美男美女なのに子
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E.T.(1982年製作の映画)

4.0

これくらい大ヒットしたエポックメイキングな作品だと公開当時の思い出をあれこれ思い出してしまう。サントラ何度も聴いたよな。
スピルバーグの夢の世界に入り込んだつもりで楽しめる。いま作ると全く違うものにな
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新選組鬼隊長(1954年製作の映画)

3.5

池田屋事件から戊辰戦争まで。千恵蔵の近藤勇は無駄な犠牲を避けようとする立派なリーダー。ラスト、自分を慕う部下たちを助けようと単身投降する(フィクションだろうけど)。そういうわけで理想化された近藤勇像だ>>続きを読む

おしどり囃子(1956年製作の映画)

3.5

ひばりが歌う橋蔵が舞う!橋蔵のみせる江戸一の獅子舞が一番の見どころ。旅中の橋蔵が博打を覚えたりヤクザな女に惚れられたりする描写は丁寧だけど、クライマックスの立回りはお話の上ではいらないと思う。

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

4.0

落書き=子どもの心が世界の破滅を救う。しんちゃんの創造した落書きキャラが命を得て、一緒に闘うシーンがいい! ほぼ四人の勇者=ブリブリざえもん、ブリーフ、ニセななこお姉さん、みないい仲間だった。ゲスト声>>続きを読む

雁の寺(1962年製作の映画)

4.0

禅寺の堕落を告発する作品。少年僧をしえたげるエロ和尚がある日突然いなくなる…。昔見た時は若尾文子の色気に参ったけど、今見ると暴力を容認する禅思想の偽善を訴えかけるようにみえる。逃げ場のない少年の顔がす>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

ハッピーエンドが好きな男の子がハッピーエンドを迎えられない。悲しいのは、この映画の悪役たちは自分が正しいことをしていると信じていることだ。アランカミングのキュートさと歌声に救われる。

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

グッドモーニング、ボルチモア! 60年代を再現したダンスが最高!
太っちょだけど歌とダンスが大好きで、何より正しいことを知ってるヒロインは全くぶれない。でもシリアスな人種問題をテーマにしているのにミシ
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いざなぎ暮れた。(2019年製作の映画)

3.5

おばあちゃん、ありがとう。里帰りしたホストとキャバ嬢の金策ドラマ。両親の遺した預金通帳をめぐって、うまくいかない人生を語らせる。主演の毎熊克哉が良いです。

CURED キュアード(2017年製作の映画)

4.0

ゾンビはゾンビを襲わない。元ゾンビも襲わない。しかし人間と元ゾンビは?
現代の断絶した社会問題が投影されたホラーSF。若い母親役エレンペイジが好演。

記録映画 東海道新幹線(1963年製作の映画)

3.5

新幹線開業前の記録映画。煙を吐く機関車が新幹線車両を運んでる。計画自体は戦前からスタートしてたんだな。

凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.0

あら削りながら映画愛を感じた。バイクをずっとついて行く長回しはホウシャオシェンを思わせる。でも主人公、歌が下手だな。

沖縄列島(1969年製作の映画)

3.0

米軍統治下の沖縄ドキュメンタリー。50年前、動乱時代のアナザーワールド。意外と変わっていないんじゃないかな。

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

4.0

少年は自分が最後の恐竜だったらと思って、独りに慣れることを考えてる。思春期の頃の気持ちを思い起こさせる佳編。主人公がかわいいぞ!

アイムクレイジー(2019年製作の映画)

3.5

古舘祐太郎の頑固でまっすぐな男前ぶりにびっくり!「いちごの唄」の時とは別人になってた。…きっと監督のそんな思いを表現しているんだな。