まささんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

まさ

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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

ドラマ未視聴で鑑賞。
ただただ面白かった。完璧なまでの伏線回収は圧巻。こちらの裏の裏をかく展開は、気持ちいい。娯楽映画とはまさにこんな映画、と言っていい。いい意味でメッセージ性はゼロ、と言っても良かろ
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.7

死を間近にした恋愛ものという定番ストーリー。病気の設定のフィクションの半端なさには少し閉口だが、全体的には悪くなかった。北村匠海の素朴さ、そして何より永野芽郁の透明感のハマり具合が良かった。キャスティ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

すべての意味で正反対の二人が、運転手兼用心棒と演奏家の関係で巡ることになるツアーで、途上様々な経験を通して、溶け合って行く様を描いている。モチーフも内容も素晴らしかったが、もう少しインパクトがほしかっ>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

どうしょうもないクズな男とそんなクズに盲目的にのめり込むどうしょうもない女。そして彼らを取り巻く男と女。世間知らずのおっさんからすれば、「歪んだ異性観に恋愛観」と切り捨てそうになるが、これが現代実相な>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.3

コミカルさを織り混ぜながら民族、人種といった重いいテーマを描く。民族とは? 人種とは? 共生とは? いろんなことが頭に巡る。潜入操作のハラハラ感と、なにより主人公のキャラクターがテーマの重たさをそれな>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

原作未読で鑑賞。企業という組織の闇、サラリーマンの悲哀とプライド、そういったものを軸にしながら、小気味良く展開するストーリーに引き込まれた。濃い味の出演陣と演技の中で、朝倉あきのアクセントが絶妙。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

キムタク、長澤はさておき、脇を固める俳優陣の多彩さに惹かれて鑑賞。娯楽映画として十分楽しめた。ミステリーというよりは、ホテルで展開される様々な人情劇のオムニバス。一つの事件で、全体が貫かれてはいるが、>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.7

原作未読で鑑賞。前評判から、泣いちゃうかなとうっすら思いながらいるも、結果的に泣かず。
脳死、臓器移植、生命倫理などを題材とした、扱っているテーマとしては重い。家族の死と向き合うことの難しさを改めて感
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.9

一面的にとらえれば、「わがまま」としか映らない、自分に正直に生きることにこだわり、戦い続けた彼と、その生き方を理解し、共に戦い続けた彼らの記録。どんな境遇の人であれ、自分に正直に生きることは、その人に>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

古典的とも言えるストーリー展開ながらも、なんと言ってもレディー・ガガの歌唱力と演技力で、見ごたえのある映画になっていた。特に、最後の歌は泣けた。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

Queenの深い知識なく鑑賞。音楽をこよなく愛した男の葛藤、悩み、孤独、喜びに触れることができたような気がする。最後のライブシーンは圧巻。

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

全編PC画面上でストーリーが展開する。その映像手法、展開は実に新鮮。テキストを打ち込むカーソルの動きで感情を表現し、PC上で展開するチャットや動画配信、ビデオ電話が、ストーリーを引っ張っていく。そのス>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

 茶道を通して、四季の風景、心の情景を美しく描いていた。ストーリーが綴られていくにつれ、「日々是好日」の意味も深まりを帯びる。四季が移り行くように、身の回りには実に様々なことに取り巻かれる。決していい>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

3.8

教誨師と様々な死刑囚と向き合う対話が綴られていく中で、それぞれの陰が次第に浮き上がる。もちろん教誨師も例外でない。皆それぞれにこれまでの、そして目の前の死と向き合い、虚と実が浮き沈み、揺れ動く。淡々と>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

カンニングが題材ながら、人物背景や社会背景が実に効かされたストーリー展開。カメラを前に一人一人が語るシーンの仕掛けにもやられた。後半の手に汗握る展開には、かなり引き込まれた。実に楽しめる映画。

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.7

原作不知ながら、泣けるとの評価もあり、半信半疑で鑑賞。結論から言って、泣けた。健気で一生懸命な主人公にストレートに感情移入。もののけモノなくだりも、ストーリー全体として、あまり違和感を感じず、むしろ適>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.7

原作未読で鑑賞。モラトリアムな少し大人の青春を、生活感たっぷりに日常を切り取り、友達前後のアバウトな人のつながりを絶妙に映し出す。出てくる人々一人ひとりが皆、生活臭をしっかり纏っているところが素晴らし>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.6

あまり考えずに楽しめる映画が観たくなり、ちょうどいい時間にやっていて鑑賞。スーパーリッチピープルの王道ラブコメ。金持ちがうじゃうじゃ出てくるし、リッチなパーティーシーンも満載ながら、嫌味や下品さは全く>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

韓国の過去の実話に基づくストーリー。過去とは言え、高々30年前のことだから驚く。民主化闘争時の国家の闇を、それぞれの立場の視点から描いている。この類いの映画にしばしばある後味の悪さはなく、ストーリー展>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

4.0

プロを目指した棋士が、挫折を経てプロ棋士になるという実話に基づくストーリー。
原作というか、元になっている実話をあまり知らずに鑑賞。ただただ将棋が好きな主人公が、彼を取り巻く周囲の人々の温かい眼差しの
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.9

原作未読で鑑賞。こんな重厚な映画は久しぶり、というか初めてかもしれない。正義とは何か、という問が突き付けられる。木村拓哉と二宮の熱演も素晴らしいが、松重豊をはじめとする脇役陣もいい。特に、酒向芳、大倉>>続きを読む

チャットレディのキセキ(2018年製作の映画)

2.9

時間があってなんとなく鑑賞。チャットレディのバイト先をしながらピアノコンクールでの上位を目指す音大生がひょんなことから、かつて一世を風靡しながらも沈んでしまったピアノ演奏家とチャットで知り合うことから>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.9

原作未読で鑑賞。夏休みに走り回って遊んだこと、友達と探検ごっこしたこと、そして密かにほの字の年上のお姉さんがいたこと、そんな小さい頃を思い出した。なんと言っても、お姉さんの蒼井優の声も魅力的で、おっぱ>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

会場みんなでこんなにも笑える映画ってないんじゃないかな。やはり、生放送という設定がこの作品の大きな勝因。緊張感の中でのハプニングは最高。出演者のキャラの立ち具合も素晴らしい。そして、これでもかと言うま>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

素晴らしい感動作に出会った。母の愛の深さ、強さが半端ない。そして、その愛が周りをも変えていく。一つ一つのエピソードが、丁寧に織り連ねられていて、心が強く揺さぶられる。配役も、それぞれの演技も素晴らしい>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

本当の家族の絆とは何か、家族の正しい在り方とは何か。ついつい、表層的な部分で現実をとらえてしまう日常に疑問が突き付けられていた。
子役も含めて、全ての出演者の表現力が素晴らしい。特に、安藤サクラの熱演
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.7

原作は見ずに鑑賞。コメディタッチのラブストーリー。というか、ほぼコメディ(笑) 佐藤二朗と大賀のやり取りがいい。特に大賀の振り切った演技は脱帽。主軸のストーリーもホロッとさせる感じで悪くない。なんとな>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

原作を途中まで読んでいた状態で鑑賞。
配役が素晴らしく、原作のイメージを守りながら、全体としてうまく描けていた印象。青春の甘酸っぱさが、心地よく走り抜けていく疾走感がいい。
陸上一筋だった小松菜奈演じ
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

中央線、国立の風景、そしてなによりストーリーの要所に流れるラジオと、個人的に親しみのあるものが散りばめられていたこともあり、距離感の近い映画になった。
3年前から自分の気持ちを前に進められない主人公が
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

夫婦の愛が、穏やかなタッチで描かれている。純粋で、素直に絵や人と向き合う妻、そして、感情の表し方が不器用で、すぐ手が出てしまう乱暴者だが、気持ちは真っ直ぐな夫、そんな対照的な二人が、偶然の出会いから、>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.7

久し振りのインド映画。思いのほか、ノーマルなテイストに驚き。時折挟まれるリズミカルな音楽とコミカルタッチな描写にインドの香りがする。父のレスリングに対する愛、そして何より娘に対する愛の深さが、微笑まし>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.8

ココサケの脚本家の作品との前情報で、なんとなく、フラッと鑑賞。構えてなかったのもあって、いいおっさんが不覚にもヤられてしまった。臆病でひとりぼっちの主人公の少女マキアが、育てる覚悟をしたエリアルとの生>>続きを読む

坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.9

原作、アニメ未接触で鑑賞。ベースになっている音楽は、クオリティーの高さが感じられた。セッションのシーンはどれも素晴らしい。3人の関係性も、はまり役の脇役陣に引き立てられ、実に上手に描かれている。男2人>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.2

ちはやふる完結編。上の句、下の句と面白かったので、楽しみにしていた。ただ、あれから2年、あの面白さをどう繋げて、結ぶのか、半信半疑なところもあったが、見事に裏切られた。瑞沢高校かるた部、その部員の面々>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.6

ストーリーが素晴らしい。これが実話というのは、やはり驚き。しかし、実話を前面に出すよりも、最後に実話を明かすくらいがちょうど良いかもとも。
主役2人は好演。特に土屋太鳳は、これまでと違う役柄をきちんと
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.7

いろんな受け止めがあるだろうけど、自分としては面白かった。何が嘘で、何が真実なのか。嘘を身にまとった男の優しさと、嘘の奥にある悲しい真実。そして、それらを受け止める愛が、描かれていた。嘘を身にまとった>>続きを読む