やまごろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

やまごろう

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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

これは正直なところ、丁寧に描かれたドキュメンタリーのようで、観ていて凄く辛かった。少しのジョークも気晴らしにならない。ひとつひとつがリアル過ぎて、至近距離からの銃撃戦や感情の表し方に演劇感がなく、ただ>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

4.0

#それから
モノクロ映画
未来永劫続くだろう男女の話に、韓国ならではの宗教観も混じって、途中怒涛のコメディ感に皆んな笑うという。
韓国映画の独特の色使いが綺麗で生々しくて好きなのでちょっとその雰囲気
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.2

全くのノーマーク不覚!不覚!不覚ーー!
エリートにのみ許される本当のおバカを嫌味ゼロでカッコよく魅せられる。
2時間を無駄なく見事に使い切るこの構成にはただ拍手!ヤメ!
永野芽郁♡可愛さしかない!
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

#孤狼の血 2017年末から遂に国産ハードボイルド映画が出るということで指折り待ちに待ったのクリXリス てなことで、兎に角良かったです。全篇どこを切っても絵葉書になるようなヌルりとくる構図、色彩、匂い>>続きを読む

ワンダーランド北朝鮮(2016年製作の映画)

3.8

全篇にわたり、同志の讃歌で包まれるも、何かおかしい。余りに偏り過ぎているが故に逆に観てるこちらが疑わしくなる。監督インタビューがこれ程必要だった映画も珍しい。そもそもアメリカナイズされきった日本こそ洗>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.4

ポーカーを趣味にして早5年。ポーカー映画と聞いたら観るしかないと指折り待ってたぜ!!からの、なんというか、ワガママ義理人情映画〜??
んー、この違和感は悲しいことにチープなヤンキーモノに似ている。
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

パワフルでハートウォーミングなハードボイルド刑事 とも言えるが、まぁ兎に角バイオレンス満載で失笑気味。
中国VS韓国の感じと、ちょっと中国蔑視なところがすこーし気になったわ
マドンソク強すぎ!カッコい
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カリンカ(2016年製作の映画)

4.2

実話が元になった、フランス司法やドイツとの司法関係が入り組んだ、実に30年をかけた父の活動録。
とかく社会の仕組みの不条理さの強固で憎たらしい程の無力感たらない。

マザー!(2017年製作の映画)

3.8

嫌らしくエゴ丸出しの訪問者達
何故そこにあるのかもわからない大きく丸い古い家。地球と神のストーリー。凄い映画だわ!

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.3

非常に品の良いミステリードラマ
大量の伏線に厭味がなく、その解釈の必要もなく、自在にストーリーが楽しめる。名作!!こういうのがたまにあるから映画はやめられないw

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

愛の物語としても、嗜好の話としても、猟奇でもホラーでもない。唯、多様性の一部をドンと見せてくる。いやぁコレはオモロくない。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

乗り遅れること2年!遂に重い腰をあげて観てみたら、もう涙が溢れて止まらない。完全にこれはスクールウォーズ。
サクリファイス設定が俺大好物なんだけどもうその塊よね。
政治が後手後手となるなかで、自衛隊は
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.7

非常にテンポ良く進み、痒いところをすぐにかいてくれるお手本映画
アクションもセクシーもカタルシスも味わえる。面白い!

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.1

ホロコーストは明らかなる事実
この映画の肝は、明らかな現実に対してその事実をあえて疑うという、詐欺や欺瞞、挑発行為によって自らの快楽を得ようとする類の人間に対する徹底した交戦の姿だ。

この世の立証は
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

AIの思考に戦慄
世界中から集められた知能と意識は、どこまでも利己的だというこの作品からのメッセージ。
ただ兎に角にビジュアルが美し過ぎてちょっと肝心のテーマに集中できなかった笑

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

のっけから掴んで離さない。
美しさと、醜さ。
正義と身勝手。
現実主義と理想主義。リアリストとロマンチスト。答えはなく、正しさもなく、不条理さだけが残る。

グッドランド(2017年製作の映画)

3.6

映画が始まり、終わる頃までに夕焼けがいつのまにか赤から青にそして暗闇に変わるように、全く気がつかないままに、物語は完結する。
物語の舞台となるヨーロッパの民族背景の知識があればもっと楽しめたんだろうと
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

アウトレイジは自主制作でパロディムービーまで作ったファン。何がオモロイってまぁやったらやり返すの繰り返しのくだらなさよね。不義理を許さない大友の筋の通し方。
最近こう、指折って公開楽しみに出来る映画が
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

海外ドラマ スーツが好きなら絶対ハマる!
知的大逆転のカタルシスに鳥肌!

審問会ラストのスローンの表情は何を語っていたのだろうか。
常人の理解を超えた存在たるスローンにしか分からない寂しさだったのか
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

未来を見据えて計算するチカラ
前例なき新しさを実現するチカラ
友を信じるチカラ なんとパワーに溢れた映画だろう。詰まる所賢いことは正義だったね。長編ドラマ仕立てでも相当おもろしろそう。

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.9

サスペンス調でテンポよく進む、アダルトコメディなんかな。
映画館では、要所の悪い冗談に声を上げて笑う人もいたりして噴きださせるような演出も盛り沢山。
重過ぎる過去との関係を僅にも持たせないようで、この
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.8

愛犬トルーマンがほんとにいい味してる
兎にも角にも、オッさん2人の衣装がカッコよすぎ。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

コメディですね笑
キャラがどれも個性的でタランティーノ映画観てるみたいだった

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.6

ぬぁー!なんというつまらなさ!
めっちゃ残念。どこもかしこも薄くて…
コリャだめだ〜

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.5

人生はラブソング
兎にも角にもエグいシチュエーションばかりが出てくるのに全てがサラリと残らない。こんな素敵な映画はもしかすると初めてかもしれない。大人の映画。オススメです!

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.1

試写会にて

前評判では黒人のリアルを切り取った苦しい映画と思っていたけど、この映画は1人のこの忌々しい世界のどこかのたった1人の人間の話。
色が綺麗。どのシーンを切っても絵葉書でも壁紙でも出来ちゃう
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.7

落ちる落ちる落ちる!
北野武のブラザー、アウトレイジノリでイケると思ったら大間違い。
国の持つ背景を壮大にかつギャグな程に呆れるほどバイオレンスに魅せてくれる。
苦しい映画です。

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.7

欲望を唯々追い求めるが故の馬鹿らしさ。映画パフュームに追いつきかねない名作。エロ、グロ、バイオレンス、そして美女。かくも激しいアホ映画が撮れるのは、テーマがブレないからだと思う。
規制とか資金とか政治
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.3

試写会にて

十分に賢く、十分に健全で、より人間らしいこと、そしてなにより幸せであること。そんなとんでもない崇高な目標に向かって家族が世間を隔てて生きてる様は、あまりにリアリティが欠けてて、何か夢を見
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かっこいいオヤジ
過去を懺悔しない理由は、自分を許すことを認めないからなんだと思う。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.3

映像の美しさ、なんかとにかく発色が良くて感動しきり。音楽の良さ。
そしてセリフの少なさ。
ほんとに楽しめて、息つく暇がないとはこの映画のことよ

ライオット・クラブ(2014年製作の映画)

4.0

さぁ、知能と金の権力構造を屑と一喝するのは簡単だと気がつかさせられる。
これはいい映画。オモロかった。