きよみずさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

曇天に笑う(2018年製作の映画)

1.5

#2019-34
頑張って何とか見ようとしたけれど、途中何を見ているのかわからなくなり虚しくなってしまう。90分なのが唯一の救い。
冒頭のももクロカメオも内輪ネタすぎて寒いし、あの大刀はサンシャイン池
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杉原千畝(2015年製作の映画)

2.0

#2019-33
いい話であることと、映画として面白いかというのは本当に別問題で、義務教育用ビデオとしては合格点以上かもしれないが、お金を払ってみるにはひたすらに退屈。
この内容で2時間超えてくるのも
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.0

#2019-31
劇伴はじめ黒澤映画を意識してるのはビリバリ伝わってきたし、ウェスアンダーソン印が今作ももれなく刻まれてるんだけど、圧倒的情報量に、聞き取りにくい日本語のせいで見終わったあとどっと疲れ
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

4.0

#2019-32
雄大な土地の空撮、マックスリヒターの劇伴は言わずもがな、満を持しての2人の対面シーンは圧巻。

物語は、メアリーが未亡人となりスコットランドへ帰国し男たちによって時代の渦に巻き込まれ
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羊の木(2018年製作の映画)

3.0

#2019-28
更生プログラムの一員としてやってきた元殺人犯6名とその担当市職員の話。

緊張が張り詰めた映画なのかと思いきや、オチまでコメディで笑ってしまった。
サイコ溢れ出る6人の演技は言わずも
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

#2019-26
「とらわれて夏」とセットで見たくなる色合いだった。
日差し、水、土、埃、どこをとっても完璧だし、アーミーハマーの所作が彫刻像を彷彿させ神々しく見えた。

映るだけで画になるのに、爆発
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

#2019-30 IMAX3D
フェーズ4の二本に関しては、エンドロール入ってからの映像が本編っていうスタンスだったので、単作としても予想以上の出来栄えでたじろいだ。

そもそも開始早々泣いた、ずるい
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

#2019-29
ブレイクライブリーのツイッター垢が乗っ取られ?ていい番宣になっていた本作。
悪魔崇拝、ゴーンガール、ガールオンザトレインといった映画が沢山ありふれている今の時代だからこそ、先が読めな
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blank13(2017年製作の映画)

2.5

#2019-25
斎藤工の初長編作品。朝ドラでも映画監督の役をやっていたし、何かが彼を寄せ付けるのだろうか。
息子たちの記憶を追うのが前半、からのタイトルバックにはそうくるかと圧倒されたのもつかの間、
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

#2019-27
直近のパリ行きと比べるとオープニングクレジットとか、最近というより10年前の作風に戻ったなあという印象。
車に陽が差し込むイーストウッドとブラッドリークーパーの対話シーンだけでお釣り
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.5

#2019-24
もっと自然現象ゴリ押しのSFミステリーを期待していたのだが、哲学的な内容が強かったり、CG含めつぎはぎなシーンの連続で収まりが悪い。

本来であれば、役柄ぴったりの高嶋が身を呈してく
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

#2019-23
アプローチこそ違えど、チャゼルのエッセンスないし作家性は一貫されていたのかなと思う。

まとわりつく死の影が浮き彫りにさせる闇、当事者ですら思うように操縦できない夫婦関係、強く描かれ
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

#2019-22 IMAX3D
冒頭のFoxロゴには否応に興奮したし、ロバートロドリゲス印のアクションは人間相手にやってることと変わらず、サイボーグだからかレイティングがないぶん思う存分に暴れまくって
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

#2019-21 吹替
ドウェインゴリラと白ゴリラの友情にただただ嗚咽。

みんな脳筋なんでしょとか思ってたら、軍のちょび髭が一番の脳筋馬鹿野郎だったり、ガラス扉をドウェインパワーでぶち壊すじゃなくて
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BLEACH(2018年製作の映画)

2.0

#2019-20
殺陣は見応えがあったんだけど、CGはガンツと大して変わり映えしなかった印象。

杉咲花の大声だったりまくし立てるセリフだったりがやはり単調で残念だし、
原作は知らないが早乙女太一の顎
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.0

#2019-19
いちいちバンッ言ってしまうのにダサさを感じたし、そこ電波届かないだろとかツッコミも枚挙にいとまがないんだけど、
息してるだけで罪って感じの親父ぶりが泣けるし、適応能力の違いで年齢を感
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.5

#2019-18
宮廷での女王の寵愛を巡る争いやたっぷりなブラックユーモアは面白かったし、無機質なエマストーンの手コキもクソ生々しいんだけど、エマのストーンがポロリしたのがこの映画の全てな気がする。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.0

#2019-17
デンマーク発、緊急通報司令室でのワンシチュエーション映画。

主人公しか画面に映らず音のみで、キャスティングや電話先の映像がない分、物語の展開を予想できないのは新鮮だったが、90分く
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.0

#2019-16
子供向けファミリー映画かと思いきや、予想の斜め上をいかれた。
随所随所にいきなり物事の真理をついてきてハッとさせられる。

トイストーリーゴリ押しな感じやメリーポピンズやピーターパン
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

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#2019-15
2019年公開が待ち望しかった大本命もっこりの一つ。平成生まれなのでリアルタイムのファンではないけども、星なんてつけられないくらい大満足。

シネマズ新宿ゴジラ、ドローン、AR掲示板
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

#2019-14 IMAX3D
DC史上最高傑作の評判に違わぬ、ジェームズワンによる世界大海巡りツアー。シチリアに無性に行きたくなる。

大波で意識なくしても武器手放さないのかよとか、今時の海賊ってこ
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PとJK(2017年製作の映画)

1.5

#2019-13
土屋太鳳が生理的に無理な自分にとって、酔っ払うことでようやく見れた。
正直2時間は苦痛なんだけど、何をしていてもやはり大政絢が最高。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

2.0

#2019-12
名作50回目のファーストキスが福田雄一の手にかかると、まあこんな感じかって無難で安心感のある仕上がり。

トランプとかの時事ネタは勿論、スマートスピーカー登場で時の流れを感じた。
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

#2019-11
オリジナルとは正反対に位置する今作。
全くの別物ではあったが、ビジュアル的にもこっちの方が好み。あの優しさ溢れる解放には涙が出そうになった。

正直、一回じゃ消化しきれない点が沢山あ
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

#2019-10
リメイクが公開されるので予習を兼ねて。
強烈な赤、緑、音楽。
冒頭の空港から不穏さは増すばかりで、幼少期に見ていたら間違いなくトラウマになっていたであろう一本だった。虫嫌いすぎるので
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

2.5

#2019-9
今年の映画館初め。
スピンオフでもいいから、ただひたすらにドラゴが主人公で見たかった。

まさかの人物の登場には嬉しかったけども、3組の父子とか、細かいだけのカメラ割りとか、十字架とか
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.0

#2019-8
銀魂な前半のノリにはウッとなったが、
サリーホーキンスが見せるシェイプオブウォーター、親切が繋いだ優しさの連鎖に思わず泣きそうになる。

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

2.0

#2019-7
あの花でお馴染みの岡田麿里初監督作。
縦の糸に横の糸で、最初は中島みゆきの糸をいつ歌いだすのかとヒヤヒヤした。

見た目が変わらずして母になった不老長寿の娘と子の物語を描くも、やっぱり
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.0

#2019-6
マシューマコノヒーの父親としての安心感たるや。
厨二心くすぐるキャラデザに、はじまりの地への往復や日本人的な家族のあり方に帰着する物語、ストップモーションの幅広さに脱帽。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

#2019-5
スピルバーグに、メリルストリープとトムハンクス、この堅さがいけ好かなく劇場スルーしてしまったが、加速する手堅い面白さに安心感を覚えた。メリルストリープにぶつかる人や、止まることのできな
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.0

#2019-4
複雑なんだろうと容易に想像できる原作をコンパクトによくぞここまでまとめたなとは思うけど、このボリュームなら130分くらいあっても良かったのでは。
2時間に収めたことでお粗末に見えてしま
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

4.0

#2019-3
原作は未読だけど、映像作家行定監督を存分に味わえる一作だったと思う。adieuの主題歌もよりラストが際立つ。
鍵となる雨の音や波の音が心地よいし、光と対比される有村架純の陰影、トンネル
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

#2018-2
シャイニングを彷彿させる冒頭からラストの鼻血が出そうなくらい最高なファンファーレ。トニコレットの狂演も素晴らしかったが、ホラーの必然性を感じなかった。

ミニチュアハウスや、パイモンが
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

#2019-1
恐ろしいくらいに何も起きない、だがそれが良い。他の映画であれば前振りとも言えるシーンがあるけど、必ずしも日常はそうではない。

主人公パターソンが詩を綴るようにこの映画も詩を綴る。影や
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ヴェノム(2018年製作の映画)

2.0

#2018-93//
凶悪なヴェノムかと思いきや全くそんなことはなく、ヴェノムとの馴れ初めが大半を占め、トムハーディとヴェノムのラブストーリー。
特筆するほど素晴らしい点はなく、THE無難って感じ。