DWさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

バウンド(1996年製作の映画)

4.0

■この密室での緊迫感!一体誰が(本当は)何を考えてるの?本当に信じてるの?裏切るの?っていう。観ていて叫び出したいくらいヤキモキさせられました。きっと結構な低予算で作られてると思うけど、プロット次第で>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.0

■後半になるまでタリーが一体誰なのか、この映画の構造に気づくことができませんでした。自分の鑑賞力の無さを痛感した次第です。
…内容は、子どもを産み、育てることがどれだけ女性にとって辛く厳しく、時に悲劇
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.0

■途中までこの映画の何が良いのかまるで分からず、というか深津絵里さんの周りにいる男たちに苛ついてさえいたのですが、新幹線のシーンのあたりから印象が変わり始め、ラストは気がついたらボロ泣きしてました。ハ>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

■よく94分間シュールに押し切れたなと思いました。まともなシーンが一度もない(笑)

ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

4.5

■『青い密』っていう副題はどうにかならなかったのでしょうか…。全然そんなロマンポルノみたいな作品じゃないのに。
最後には春が来て、ウンギョには先生の家の窓を拭いていてほしかった。自分は映画の筋書きとか
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

■45日以内にパートナーを見つけなければ動物に変えられてしまうというサイコなお話。
前半はひたすらシュールな世界に笑い、後半はレア・セドゥが出てくるのでそれで満足です。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

■テンポもカメラワークも良くて凄く楽しめました。殺人をゲーム化することに抵抗がある人はいるでしょうが、その手の作品はこれまでもいくつも作られてきましたから…。
ニックス様の皆殺しをもっと観たかった。あ
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

3.5

■とにかく全部凄い。サメが昔のファミコン、ゲームボーイのレベル。カメラワークとジャンプカットが天才的。俳優たちにギャラが支払われたのか、そこだけが心配。

クロエ(2009年製作の映画)

3.5

■互いに憧れ、嫉妬し、自分に無いものを求め合うクロエとキャサリンの関係が切ない。アマンダ・セイフライドがエロいだけの映画かと思っていたけど、良い意味で裏切られた。二人の関係は共依存のレベルで、若い女性>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

■マイルス・デイヴィスが自叙伝の中で「あいつは俺よりヤクをやってる」と語ったチェット・ベイカーの伝記映画。
イーサン・ホークの皮肉めいた表情、ラッパの吹き方、すきっ歯、横顔が本当にチェット・ベイカーで
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少女邂逅(2017年製作の映画)

4.0

■コダックのポートラのような、粒子が荒く、ざらついて、淡い映像。モトーラ世理奈さんが 写ルンです持ってるのが印象的。十代の頃に観てたらきっと心にぶっ刺さって抜けない作品。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

■俳優たちの表情もエンドロールも良かったのですが…高校生ってクラスにLGBTの人がいたらこういう空気になってしまうものなのでしょうか?映画の出来不出来とは別にそこに衝撃を受けてしまいました。
怒りや諦
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

■後半、舞台での手話のシーンで号泣。石橋英子さん、エンディング曲良かったです❗

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

3.5

■「北九州サーガ」最終章。ロケも全部北九州だったと思います。間宮運送が置かれているのは戸畑の路地裏で、最後の殺害シーンは門司の(本当に)殺風景な港湾地帯です。先日焼けてしまった旦過市場も出てきます。>>続きを読む