時計じかけの俺ん家さんの映画レビュー・感想・評価

時計じかけの俺ん家

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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.0

タイトルに惹かれて鑑賞。
本意がわかるとタイトルが秀逸。

ホモソーシャル特有のバカバカしさ

エンドロールのニッケルバックがいい

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.7

ドラッグ・シャブ・LSDなんでもあり
怠惰な生活を送る主人公が自分を少しでも変えようとするお話。シャブが抜け切らないときの床から沈んでいったり、幻覚に悩ませられるシーンは多彩なセットでわかり易く描かれ
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

ロバート・デ・ニーロのキャラクターあってのこの映画。デニーロが演じるマックスの執念深さはどこから来るのか、なぜ弁護士のサムにだけ矛が向かうのか。多くは語られない。それがサイコキラーたる所以なのだと思う>>続きを読む

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クラヴィスがルツィアにそれほどまで執着する理由が分からなかった。ピザ食べながらスポーツ観戦していた同僚より出会ったばかりの女性を強く思ってしまうのか...と少し残念。

ただ映画では言葉数が多すぎて話
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.7

未来で音楽で大成してるはずが、完全にヒモ男のビルとテッド。

歌を作り、世界を守ることを命じられたビルとテッドは未来の自分たちを訪ねる時間旅行をする。一方、二人の娘たちは最強の楽器隊を作るべく時間旅行
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

4.2

レポートを完成するべく時空を超えて偉人たちを集めるビルとテッドの旅行記。

タイムパラドックスのうんたらかんたらなんて難しいことを考える必要もなく、わちゃわちゃしているのを楽しめる。

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.7

2人が街中で激突する!その後バディ物になる、なんて思わないほうがいい。
僕はこんな映画あったけ?と求めていないのに、かれこれ数回見直してしまっている。

舞台のおおよそは閑静な農園や農場で起こる。
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劇場版 空の境界/終章 空の境界(2010年製作の映画)

3.8

エピローグとして終の章の本作。

本編は雪景色の中、街を見渡せる場所にて両儀式と黒桐の会話だけで構成されている。両儀式の人格の成り立ちや、3番目(肉体)の人格?からすべて明かされる。

正直に言うと全
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劇場版 空の境界/第七章 殺人考察(後)(2009年製作の映画)

4.0

事実上の最終章。
2章で明らかにならなかった点や構成上明かされてなかった出来事などが開示されていく。

回想シーンのロリ両儀式が可愛い。
ラストシーンの2人が並ぶ姿はどこか大人びていて、無機質な式が頬
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劇場版 空の境界/第六章 忘却録音(2008年製作の映画)

4.0

今までとは一風変わったテイストの6章目に当たる本作。黒桐幹也の妹の通う学園に両儀式が潜入する回。
今までのどこかノーアルな雰囲気も残しつつ、学園ならではの共同生活だったりの要素が新しくて見ていて飽きが
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劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋(2008年製作の映画)

4.3

作品の中で1.2を争うくらいのお気に入り。
1章と3章との地続きの本作。
ラストはほんのり切なかった。

戦闘シーンは橙子さんの魅力たっぷりの回。荒耶宗蓮のバケモノじみた強さは後々わかってくる。

劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞(2008年製作の映画)

3.8

両儀式が病院に運び込まれる所から始まる本作。時系列では2章の続きとあるが、やや説明不足な点も多い。この点は7章で解説される。

劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留(2007年製作の映画)

4.3

全章通しても物語がストレートで1番分かりやすい作品だった。

敵の抱える痛みと黒桐の善の心の重なり方が好き。

劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に両儀式は人殺しなのか
疑問の沸く中幕引くのはいい意味でズルい

劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

4.0

作品の自己紹介のような1章

細かい内容はわからない。
描写の書き込み、色のコントラストも相まって世界観にグッと引き込まれる。

全章見た上で振り返るととてもこの章が作り込まれているとわかるのかもしれ
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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

4.2

歯車を使った戦いが好き。
ヘルボーイの不器用な心が描かれることが減った反面、重厚感のあるアクションシーンや造形のデルトロ節が濃くなった印象。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

2回目観ることで冒頭がより映える本作。

生々しい造形がCGで表すのとは違い、エイリアンのおどろおどろしさが表れている。血に電熱線を当てて人間に化けているエイリアンを炙り出すシーンがお気に入り。

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.2

「阿良良木君、自殺は罪だよ」
羽川ちゃんのこの一言しか覚えていない。

3作品を圧縮されているので、阿良良木君と初対面する時キスショットが何故やられてしまっていたのかなど、整合性の取れない疑問点は尽き
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カラフル(2010年製作の映画)

4.4

森絵都さんの原作もだいぶ昔に読んだはず。希死念慮を抱える若者は見る・読むべき1本。

アニメーションの割に母親が不倫、同級生が援交と冒頭からヘビーだが、これが自殺した彼を取り巻く現実。

ラストから学
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アトミック・チキン(2023年製作の映画)

4.0

ポップなアニメの割に毒舌な切り口。
余韻を残す終わり方もいい。

短編なのにヘビー??

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

映像の細かい芸に圧倒されて世界観やストーリーを咀嚼出来てない。
もちろん再度視聴します。

サイバーな近未来はブレードランナー然り雨が滴る夜こそ映えてしまう。

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.2

古典的なのに衰えない、これぞハートフルなアニメーションムービーの代名詞。

少年と異形とのSF作品の線路を敷いた作品の1つなのかな?

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.7

学校での存在も見られ方もバラバラの訳あり5人が土曜日に呼び出され「自分とは何か」と作文を書かされることに。

食事のシーンなど皆それ相応な細かい描写がお気に入り。5人で心情や呼び出しの原因を吐露し合う
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.8

1人で旅を続けることで訪れる出会いと別れ、そして再会。孤独と向き合うことで人と幸せを分かち合うことの喜びを感じ取る。ただ本作は冒険記やロードムービーという言葉に落とし込めてはいけないほど哲学的だ。>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

キャラクターを深掘りした続編。
舞台も前作は日本、今作はアメリカと少しテイストが変わっている。更にカンフー節のある素手を使った戦いが増え、アクションのレパートリーが増えている。
と言えども本作は会話劇
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

イカリスがスーパーマン、いやホームランダー過ぎたのでアクションシーンについては割愛。
歴史の史実にエターナルズが関与してた痕跡が残ってるラストシーンが好きだった。

エンドロール後は風呂敷をまだ広げる
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

アベンジャーズの中でも能力を持たず他のメンバーに見劣るブラックウィドウの映画は地味なものであろうと思ったが杞憂であった。

スケールがデカく、予告からはわかる以上に迫力のあるシーンの連続だった。

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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.5

ブロンドに肌は白く服装もタイトな女性が振り回す日本刀。有り得ないほどの血の量や身体の切断なども目立つ残虐な描写。それ以上に黄色いスーツの主人公と黒服の手下のコントラストに溢れるアクションシーンは視覚的>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

嘘が時には人を救う。
フィクションの偉大さを感じる。映画という媒体にすら当てはまる事ではなかろうか。

事実か虚実か判断しかねるシーンが沢山あって自身の疑いがノイズになってしまい没入感に欠けてしまった
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.5

夢を捨てきれない人間の泥臭い半生。人の人生ってこんなにも笑えるし泣ける。
大阪に戻り、菅田くんと再開する居酒屋のシーンで信じられないくらい泣いてしまった。

岡山天音くんの劇画タッチというか、大人しさ
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.7

2人の物語をまだまだ見ていたいと思った。上映が終わってから座席から動けなかった、動きたくなかった。

我々の世界でも流行った曲を劇中のキャラクターが歌っていたりするので、創作物と現実の垣根が薄まり、キ
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

4.0

風景や音楽がものすごくよかった。
結末は予想のつく人も居るだろうが、デニーロの貫禄だけでも見る価値はあるのでは?

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.5

アクションする理由に正当性を持たせようとして正当性がない。
トラボルタにはやること成すこと無茶苦茶なキャラクターとして描いて欲しかった。

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