松タケ子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

小早川家の秋(1961年製作の映画)

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面白かったなー。司葉子と宝田明が電車を待ってるシーン、愉快だったって何回言うねん。泣けるぐらい素敵だなー。小津映画の台詞の不自然な繰り返しがちょっとうざくて好き。帰り際のさいならも何回言うねん。原節子>>続きを読む

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)

3.7

ホラー秘宝まつりで鑑賞。面白かったなー!偏執狂的で、ツッコミどころと常軌を逸した画が満載で。楽しい鑑賞会でした。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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ケイコは誰にも何も説明しないので、ケイコの葛藤や苦しみ、モチベーションは見ている人が想像するしかなくて正直わかりづらいが、別にそれでいいと思った。音楽のないエンドロールの街の音、荒川の風景がめっちゃい>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

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この映画、良かったな...。
再起不能なクソ人生を少しずつ立て直す尊さよ。一攫千金を願って常に宝くじを買っているわたしも、当たったらレスリーと同じ道を歩むのかもしれないな...。

愛なのに(2021年製作の映画)

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今泉作品の中でも面白い方だったな〜なんて思ってたら脚本だけで、監督ちがってた。10回ぐらいわっはっはって声に出して笑った気がする。今泉作品恒例の、恋愛において迷惑系暴走系な人を映画内で許容できるかどう>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

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精神的に参った時は、小津とかのモノクロの世界に潜る。自分にとってはこの時代の映画こそが現実逃避のための心休まるファンタジー。この映画は宝物のように大事すぎてここぞという局面でしか見ないもののひとつ。だ>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

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偏屈なジジイだって心の中にやわらかい部分とかやさしい気持ちとか愛し愛された記憶とかを持っているんだお。いいよね。

儀式(1971年製作の映画)

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大島渚がブチ壊したかった血や家の呪縛。個人では太刀打ちできない根深い男根支配。ブチ壊れてひとり生き残った童貞の満洲男、幸せになってくれ。50数年後のいま、自分は血と家の責任感やら義務感をあらかた放棄で>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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不安で不快な2時間。この監督作品のどこかドライな気持ち悪さは嫌いではないが、クライマックスでは疲れて眠くなってしまいました。ミッドサマーの方がエンタメ感もあって面白かったかなぁ。

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

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2023年の現在。便利だけどクソつまらんコンテンツとマテリアルの飽和に疲れると60年代後半に行きたくなる。大島渚も横尾忠則も唐十郎もギンギンに若者だった時代に、、、

バービー(2023年製作の映画)

3.5

バービーランドは女子が作った理想郷。キラキラ輝く女子たちが世界を動かし、男子たちはそれを引き立たせるための添え物に過ぎない。何の決定権もないケンの悲しみと叛乱。ファンタスティックプラネットみたいに、現>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

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クレヨンしんちゃん映画の満足度よ。いろいろ制約があるんだろうけどこういう名過去作をテレビでもっとやればいいのに。プリントの時代のアニメはいいな〜。優しい色合いで心が落ち着く。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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どんなに好きでもうまくいかないこと、勝てないこと、勝てても続けられないこと。ボクシングとはなんて孤独で報われないスポーツなんだろう。そのことを、深い愛憎を込めて静かに描いている。その静けさが映画で表現>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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キャリーマリガンの出演作品を思い返すと、作品選びにメッセージ性を感じる。こういうパワハラ的な性犯罪やセクハラも当然許せないが、自分も性差別的な言動に気をつけなくてはならないなと思う。男だからとか女だか>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

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きのこが好きだから見た。料理にも必要以上に入れてしまう。それにしても菌ってすげー。進化の歴史のなかで菌の果たした役割たるや。マジックマッシュの驚異のキノコパワー。生まれ変わったらきのこになりたい。てか>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭⑥
ユアンマクレガーがこいぬのようでそこらへんの女子より1000倍可愛い。嘘だらけの間違いだらけの愛しかた、でもだれよりもまっすぐな愛。こんな風に愛されてもこまるけど、男冥利(?)
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭⑤
恋愛の成就やハッピーエンドの作品よりも、その後の倦怠や崩壊や破局、さらにその先を描いた作品が好き。だってハッピーエンドのあとも人生は続く。盛り上がりMAXの後の残りカスみたいな
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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さらにいくつものバージョンをはじめてちゃんと見た。当時長尺版を見る気になれず、今朝ふとその気になった。結果わたしはさらにいくつものエピソードは、あってもなくてもべつにどっちでもよかったかな...。もち>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんにも知らない状態でジブリを見られるというのはある意味贅沢なシチュエーションだな。だから情報が入ってきてしまう前に久しぶりに古巣で鑑賞。意味不明とか難解とかいうけど、そもそも人生を創作に捧げてきたハ>>続きを読む

マジェスティック(2001年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭④
偶然からはじまる新しい人生。アメリカの寓話。ルークのお父さんの笑顔が胸が痛くなるほど素敵で泣ける。映画館が開くのを大勢が並んでワクワクして待ってるシーン、いいよね。映写以外何で
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭③
心が疲れた時、ケツ出しドゥカティ爆走シーンを思い出すだけで人生にSAY YESする勇気が湧いてくる気がする。

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭②
ジムキャリーが主役かと思いきや気色悪いかませ犬。スティーブカレルの情けなくてダサい魅力を楽しむ映画。細かいことを気にせず見れる人なら楽しめるかなりどうでもいい内容。

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

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真夏のジムキャリー祭①
外は異常に暑いし、クーラーの効いた涼しい部屋で本当にどうでもいい内容の映画を見るという贅沢を味わいたくて。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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無表情の顔芸冴えわたる。クズ二人に死んじゃダメだよ、人生は美しいって説得されるシーンいいな。黒澤の生きるみたいで。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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今秋のシーズン2に向けて鑑賞したんだけどね。相手が自分のことを愛してくれているんだなと実感する瞬間の尊さったらねぇよな。抑制的な態度を取りがちな日本人ならなおさら。愛し合っている二人を見ていると必ず泣>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

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この映画でもうすっぺらい田中圭の演技(褒めてる)。まったくお花屋さんにもみえないし(褒めてる)。ところどころ明らかに酒が残ったパンパンな顔、でも嫌いじゃない。だって嘘っぽさが田中圭の魅力。ともさかりえ>>続きを読む

チャイナ・ガール(1987年製作の映画)

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このころの映画ってやたら大仰なBGMで始まりがち。主人公以外の女子がもれなくブスなのも80年代ぽくていい。ストーリー自体には何ら興味をそそるものはないんだけど、80年代感に浸るのは好き。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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ちょっとだけ面白かったな。この映画に出てくる人はみんな普通でまともだった。成田凌ってモテるんだろうな〜鼻の鋭角が美しいので鼻フェチの心が安らぐ。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

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当時いろんな映画で白ブリーフで煙草をふかす香港スターの姿を見るたび恥ずいと思ってたけど、あたい何も分かっちゃいなかったな...。白ブリーフがこんなにサマになるスターが他の国にいますか?!この二人のブリ>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

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映画館の元同僚(おじさん)がこの映画みてパフェ食べたくなったって言ってたので、今度いっしょに食べに行こうと思う。とくに胸に刺さることはなかったが、この淡々としたストーリーはきらいではない。ゴロゴロの低>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

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なんとなく風貌や喋り方がタケちゃんみたいなダニエルブレイク。この役者さんも本業はコメディアンだそう。タケちゃんもこの人も、何となく地獄の深淵覗いたような空洞な目をしている。
先進国で実直に生きていても
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

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坂口健太郎が光って名前の引きこもりの息子で、お父さんがFFを通じて救いに来るっていうストーリーだと思ってたけど、全然違ってた…
けど、おもしろかったな。歳をとってから夢中になれるものに出会えるのって尊
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

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ごめんなさい、面白いシーンいっぱいあったのに途中寝てしまいました、、、

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

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人が人の優しさに触れて、愛されて、僻みや諦めで閉じてすさんだ心が治っていく。そんな人と出会えてよかったね!!人はきっと人との出会いによってもっとマシな人間になれるんだね。優しさと強さを持った、ゲオルゲ>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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ドラマ見たあと映画版久しぶりに鑑賞。
この話めちゃくちゃ面白くない?なんでこんな話を思いついたんだろう、岩井俊二の数ある素敵な作品の中でも最高傑作じゃねえかな。
まず安室。綾野剛の役者人生で間違いなく
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