matsuitterさんの映画レビュー・感想・評価

matsuitter

matsuitter

満点つけない人よりたまにつける人がいい。
フェティッシュな感想が好き。
 
逆に、作品評価と関係ない文章はイライラする。特に前置きなんてどうでもいい。あらすじは1行で充分。「深い」「考えさせられる」は何も言ってないのと同じで思考停止を露呈しただけ。ネタバレを読んでから観て面白くなかったとか、期待してたのと違うとか言ってるワガママな奴らには反吐が出る。

映画(256)
ドラマ(0)

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.8

警察対ヤクザというやり尽くされた設定にも関わらず非常に練られた脚本、そこに昭和ヤクザ映画の画作りとBGMがこの上なくハマっており、東宝がシンゴジラで達成した遺産オマージュを東映がその十八番でやり切った>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.2

厳しい内容になりがちな現代史の史実モノだが、前半はBGMやセリフがコメディ風でほっこり。そこで油断させておいて徐々にシリアスへシフトする構成のメリハリが非常にうまい。終盤、惨劇の現場へタクシーで乗り込>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

5.0

今村昌平監督83年パルムドール。

古来の日本の農村を舞台にした日常劇だが、描かれる事象が全てスーパーシビア。重ねて映されるフクロウやヘビなどの野生動物たちの営みは人間とさほど変わらないように感じられ
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

アリソン・ジャニーがアカデミー助演女優賞受賞。マーゴット・ロビーがアカデミー主演女優賞ノミネート。

ケリガン襲撃の加害者でありアメリカの報道の被害者であるスケーターの半生の映画なのに、音楽やら表情カ
>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.7

2004年キネ旬1位。柳楽優弥カンヌ映画祭男優賞受賞。

実際の育児放棄事件という重いテーマを扱いつつも、子供たちが家族を営む様子が楽しげに描かれる。暗い話に寄せすぎず、和やかな家族ドラマに仕上げたの
>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.7

79年キネ旬1位。今村昌平監督が実在した凶悪犯の数奇な生き様を描いた娯楽作。

見処は主演の緒形拳。これが最高のハマり役で、我儘に殺人なり詐欺なりをこなす姿が様になりすぎ。やってることは凶悪なのに不思
>>続きを読む

彷徨える河(2015年製作の映画)

4.0

2015年のアカデミー外国語映画賞ノミネートのコロンビア映画。

実際に残された研究記録を基にしており、アマゾン河で秘薬を求めて河下りをする展開が時間を忘れさせ瞑想的な精神状態に至る。時代を経ても全く
>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.3

最大のポイントは大人の傲慢な態度。それが引き起こす悲劇を客観的に描いた脚本が圧倒的で、素晴らしすぎて唸るしかなかった。

以下、ネタバレ。

主題は一番大切なものを失っても気がつくことすらない人間の我
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

5.0

演説マニアヨダレモノの演説尽くし映画。傑作。

#Filmarks2018

以下ネタバレ。

迫り来る敵にいかに立ち向かうかを演説に継ぐ演説で鼓舞しつづける展開はまさに歴史の追体験。堅い政治ネタをわ
>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

5.0

20世紀末、
過激な社会運動、
HIV、
同性愛、
クラブミュージック、
ドキュメンタリー風映像。。

#Filmarks2018

以下ネタバレ。

いわゆる社会運動に関わる若者達の群像劇で、ドキュ
>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.3

ロシアスパイサスペンス。

以下ネタバレ。

見所は第一に脚本。ガチなスパイの世界観でシリアス度は終始マックスにも関わらずほとんどアクションをやらない会話劇というのが本作のオリジナリティ。相手の欲の本
>>続きを読む

サニー/32(2018年製作の映画)

3.6

すいません、まあまあでした。

以下ネタバレ。

全体的に。

前半のハードな雰囲気から予想した流れにならす中盤からはっちゃけコメディ感が。ネットのガチャガチャした世界観を映画的に表現しようとした編集
>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

怖いというより美しい映画。そこそこ好きです。

以下ネタバレ。

主題は肉欲と理性のせめぎ合い。副題のとおり、性と肉を象徴的に掛けて、気持ちの迷いを鮮烈に描写した。

良かったところ。

映像と音楽の
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

田舎町での殺人事件に関わる人たちの群像劇。脚本と演技が圧倒的。

群像劇として構成要素が多く整理が難しい。主要3人の行動は思慮にかけるかのように見えるが、そんな不器用な行動が招いた思いがけない結果を描
>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

5.0

韓国お得意のアドレナリンMAX系サスペンス映画。これは私の映画でした。傑作。

以下ネタバレ。

全シーンがスリリングで圧倒的に面白かった。 まさに緊張の無間地獄。

この映画がすごいのは脚本の緊張感
>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.8

これはすごい。脚本編集演技撮影全てが素晴らしい。モノが違いました。傑作。

以下ネタバレ。

全体的に。

脚本編集演技撮影の全要素が非常に練りこまれた美しい構成に脱帽。蒼井優は完全にハマリ役でこれは
>>続きを読む

悪魔祓い、聖なる儀式(2016年製作の映画)

4.1

エクソシストのドキュメンタリー。これは面白い。気になってる人は観たほうがよい。

以下ネタバレ。

全体的な感想。

説明的なセリフやインタビューはほとんどなく、1人の神父の儀式を淡々と映すストイック
>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.3

話の流れが特殊でよくわからないので普通の人には全くオススメしないが、私はかなり面白かった。昔のカルト映画みたいに強烈。大好き。

以外ネタバレ。

総評。

荒唐無稽な脚本に置いてけぼりにされるが、決
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.8

アメリカ人による、日本を舞台にしたストップモーションアニメ。アカデミー賞ノミネート。

以外ネタバレ。

好きな点。

クレイアニメの技術が秀逸。姉妹の登場とバトルのカメラワーク、ラスボスとの戦いは非
>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.3

ザック信者、BvS大好き人間として鑑賞。

本作も最高だったわい。

以下、ネタバレで雑感だけ。

まず第1にDCへの私の思いから。

不安しかなかったけど、普通にみんな楽しめたよね?BvSを1人で絶
>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

すいません、まあまあでした。脚本が古臭い。。

以下ネタバレ。

好きな点。

エマワトソンのアップ連発。イメージビデオばりにいろんな表情が見られて良い。前半の長回し気味なカメラワークが絶妙で、エマを
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.8

白人男性社会アメリカのNASAで歴史上はじめてのポジションを実力で切り開いた黒人女性たちの映画。黒人女性しかも計算屋というのが激アツ。露骨な差別も描きながら、湿っぽくなく盛り上げる脚本が最高にエモーシ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

5.0

ロビイストをテーマにした政治ドラマ。

堅くて重苦しい内容かと思いきや、まさかのジェットコースター駆け引きエンタメ。ジェシカチャスティンがこれ以上ないほどのカッコよさで全編釘付け。 早すぎる会話に圧倒
>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

すいません、まあまあでした。恐怖感はかなりあったけど話には乗れず。私は選ばれませんでした。

以下ネタバレ。

総評。

少年少女の冒険成長譚なのにホラー演出はガチ。クリーチャーの造形や歯はインパクト
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.2

ボケ老人を主役にした追跡系サスペンス。非常に面白かった。

以下ネタバレ。

最大の魅力は脚本の着想。

90歳の老人が主人公という設定を随所に活かした脚本が非常に素晴らしい。ボケた爺さんが手紙を読ん
>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.8

撮影・演技・脚本の全てが完全に好みの映画。モヤモヤするシリアスドラマの傑作。

以下ネタバレ。

総評。

なかなかカットを割らない研ぎ澄まさたカメラワーク。その映像の中では演技のごまかしは一切利かな
>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.8

これはやばい、大傑作だった。。

前提としてこれに出てくる映画ほとんど観たことある必要があるんだけど、我こそは映画オタクという人は絶対に観たはうがよい。

映画音楽演出のドキュメンタリー、すなわち映画
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

すいません、まあまあでした。プロットおよび恐怖演出ともに普通すぎる。世にも奇妙な物語の1話で充分。

以下ネタバレ。

良かった点。

個人的にホラーやスリラーは「新しさ」が一番の評価ポイントなのだけ
>>続きを読む

死にたいほどの夜(1997年製作の映画)

3.6

キアヌが出てるグダグダな青春映画っていう謳い文句まんま。キアヌの役がダサくてウザイのが魅力的で笑えるのが最高のポイント。

多用されるノーカット撮影や鏡がガラスに映る姿を捉えたショットなど綺麗な画作り
>>続きを読む

父を探して(2013年製作の映画)

4.3

世界中で受賞したブラジルのアニメ映画。セリフなしだが、絵だけでも充分に饒舌な表現力。夢と現実の境目を行き来するかのような世界観で、比喩的な意図を想像しながら観るのが楽しい。

以下ネタバレ。

いろん
>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.3

軽いブラックコメディながら秀作。不振なDC映画の復活を予感させる。バットマンファンは絶対に観たほうがよい。

以下ネタバレ。

1番好きなところはバットマンがひねくれてるところ。1人で冷凍食品を食べて
>>続きを読む

あさがくるまえに(2016年製作の映画)

4.3

脳死と臓器移植という重いテーマを扱いつつ、世界の美しさ、現代医療制度の強さ、命の尊さを非常に綺麗に表現した良作。

以下ネタバレ。

サーフィンと自転車が好きな青年が事故で脳死になり、両親は悩んで臓器
>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

小学生高学年女子の人間関係ドラマ。
新鋭監督の挑戦的な映画。

以下ネタバレ。

脚本はわかりやすく陰湿なリアル展開。非常に自然で状況が容易に想像でき、そしてあらゆる感想が自分の過去に跳ね返ってくる。
>>続きを読む

悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46(2015年製作の映画)

4.3

乃木坂の結成から3年を描いたドキュメンタリー。
ガチオタのオススメで鑑賞。
良作だった。
「コレ系に興味がない人にこそオススメ。」と言われた意味がわかった。
皆さん観てください。

以下ネタバレ。短評
>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

4.3

素人とヤクザの復讐劇がめちゃくちゃ面白い。

以下ネタバレ。短評。

最大の特徴は殺し合いのリアリズム。

前半からいきなり復讐に成功する(?)ものの、グダグダな勝ち方というのが非常に好み。銃が手に入
>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

5.0

私にとってエイリアンはアイドルなので出てきた瞬間に100点。
もうホント最高で文句のつけようがない。

冷静に感想を書けないのでポエムを書きます。

映画の解説については町山さんが1番いいので皆さんに
>>続きを読む

>|