ポップなようで我々の実存性というものに深い示唆を与える快作。然も、めちゃくちゃロマンティックで思わぬ拾い物をした感。
正直、車で出来ること大喜利に限界が見えてきたのでは？
途中からは呆れて虚空を眺めていた。
ラティーノへの差別やジェントリフィケーションが描かれながら、それをポップにシングすることで相対化しようとするアプローチに落涙。曲が良い、役者がいい、大スクリーンで観るミュージカルってやはり最高だ。
ロバート・エガース、これだけ好き放題できるの、ほんとうに羨ましい。
マチズモの禍々しさをこれでもかと捉え、炙り出してくる作品なので、その深淵に呑まれぬよう、抗いながら観るので精一杯だった。
マーベル映画がスクリーンに帰ってきた喜びたるや！
出来としては、フェーズ4の始まりとしてソフトランディングさせてきたな、という具合。
ナターシャが一方的に嬲られるシーンは、世の女性たちの受難を彼女が一>>続きを読む
今日日、陰謀論で映画組み立てたって良いことは無かろうと大きく呆れつつも、大怪獣バトルには満足させられちまってマジで悔しい。
コングの脱臼肩入れが個人的ハイライトシーンかな。
真田裕之が良かったことと、ローリング鉄帽グログロ処刑シーンで爆笑したことくらいしか覚えていない。
ラスト・オブ・アスのような雰囲気が最高。キリアン・マーフィーは相変わらず荒野を1人歩く姿が似合う。良い俳優だ。
あまりの出来に観ながら手が震え出した。
人は何故嘘をついてまで誰かと繋がっていようと思うのか？
これは個人の資質による問題か、それとも社会構造の欠陥によるものなのか？
恋というテーマの背後にさまざまな>>続きを読む
ショーとしての完成度はさることながら、鎖で出来た帳を上げ下げするという演出の妙や、ただのショーの映画化に止まらず、スパイク・リー持ち前の手腕で、手前ら目を背けたんじゃねぇぞというイシューをまざまざと提>>続きを読む
エマ・ストーンが良かったが、あとは割とどうでもよい、ノット・フォー・ミーという感じ。
チャドウィック・ボーズマンの最後の主演作。彼の輝きを見逃すまいと食い入るようにスクリーンを見つめた。
ジャンル映画として出色の出来であるのはさることながら、黒人の警官という、ブラックライブズマター以降>>続きを読む
二人で悩むタイムループものという捻りを取り込んだ時点で、勝ちが決まったような最高の作品。
終盤はこの手の作品よろしく、人生にどう向き合うかというテーマに突っ込んでいくが、その問いへの優しい回答と、あ>>続きを読む
この作品を一人で制作したというのは凄まじいことだが、正直ストーリーテリングには改善の余地が多分にあったのでは？ いろいろと間伸びしていたような。
午後から仕事サボって観に行った。
人生におけるつっかえがやっと一つ、取れたような思い。さようなら、全てのエヴァゲリオン。
現代の価値観で過去を評価できまいという視座に原則的には立っているけれども、20年前でこういう価値観がまかり通っていたのかぁと思うと、正直いろいろとキツかった。彼らは女性を消費の対象としか思っていないよ>>続きを読む
相変わらず面白いけど、最終盤の愁嘆場の長さにはうんざり。前作のラストと反転した展開である意義は大きいけど、それを提示するまでのシークエンスがくどく、バランスが悪い。
